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2009-11-09 19:20:00

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Theme: INDEX

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2009-11-09 19:13:15

DESTRUCTION’09

Theme: 新日本プロレス

プロレス&ボクシング観戦記

プロレス&ボクシング観戦記
 
9ヶ月ぶりの新日本プロレス観戦。短いようで長い間隔。メインのカードは2月に観戦したときとまったく同じ中邑真輔vs棚橋弘至のIWGPヘビー級選手権だが、シチュエーションが恐ろしいほどに変わってしまっている。

 あのときはエース決定戦といわれて棚橋が勝利。これで新日に棚橋絶対エース体制が構築されるのだろうと私は予想したのだが、そんな状況は3ヶ月くらいで激変。またもや混沌状態となった挙句に、今回は中邑が王者で棚橋が挑戦者という真逆の立場になっている。

 昔なら何年もかけて作られた流れが、今はほんの数ヶ月でリング上の光景がガラリと変わってしまう。試合を見るだけでなく、その後の流れを予想することもプロレスファンの楽しみの一つだが、古いファンの予想をあざ笑うかのようなスピードで、状況が刻々と変化していく。

 今回の中邑vs棚橋は、お互いが切磋琢磨してのライバル対決と言うより、お互いの存在をかけてのイデオロギー闘争。「負けた方が消える」(棚橋)という煽りに誘われ、いてもたってもいられず会場に足を運んでしまった。

 そして試合は、期待通りの好勝負が展開された。中邑の殺伐さと、それに食らい付いていく棚橋。古の新日本を見ているようで胸が締め付けられるような気持ちになった。やはり来て良かったと、満足できた。2月の試合もかなり高レベルだったのだが、今回はそれを上回るといっても過言ではなく、このふたりの対決は名勝負数え歌と言っても良いような域にまで昇華している。

 当然のことながら「消える」というのはそれだけの覚悟を持って試合に臨むという意味で、棚橋が負けたからといってこれで本当に新日から消えるわけがない。

 とりあえず棚橋には、vs TAJIRIというストーリーが用意されている。千両役者のTAJIRIなら相手に不足はないし、棚橋ならキャラクター的にも充分対抗できる。しばらくTAJIRIと抗争した後、それが一段落したところでまた中邑に挑んでほしい。

 試合後にバックステージでTAJIRIが棚橋を襲撃したらしい。実は試合後にTAJIRIがリングに乱入するのではないかという嫌な予想があったのだが、それは行われなかった。

 結果によってはそのような選択もあったのだろうが、あれだけの好勝負の後に乱入されたら、余韻がかき消されて暴動が起こったかもしれない。何もアクションがなかったら、あれだけ煽っていたTAJIRIはどうしたの? となってしまう。

 TAJIRI本人の選択なのか、新日フロントの指令なのかはわからないが、バックステージで行うというのはこの日の興行を壊すことなく、かつ次につなげることができる、ベストの選択だ。

 一方、中邑は次の挑戦者にリング上から永田を指名。新しい時代を築くために過去をひとつずつ破壊していこうということか。それならどこかの段階で武藤への復讐も必要となるが、今の状況では武藤が新日に来ることは難しいだろう。それならいっそ、中邑が全日の会場に行って武藤と戦うという手もある。中邑にはそのくらいの行動力も見せてほしい。


プロレス&ボクシング観戦記

プロレス&ボクシング観戦記

 メインの試合には満足したものの、残念なこともあった。

 最も気になったのは、空席の多さ。メインの時間になっても、升席も2階の椅子席も空席が目立った。ここ最近、プロレス会全体で両国クラスのビッグマッチは満員が続いていたようだが、ついに失速してしまったようだ。

 カードに問題があったということだろうか。

 私などは、メインの一試合のみで行く気になったが、それは今回のこのカードの背後に横たわる深い意味を感じてのことで、かなりの新日ファンでないとそこまでは感じ取れないかもしれない。普通のファンなら、「また?」という感覚になっても仕方がないだろう。

 このへん広報には一工夫ほしいし、マニア以外の集客も見込めるカード編成にも、営業にも、努力してほしい。せっかくの良い試合も観客が少なくてはもったいないし、実際に会場に来た観客としても、空席が見えるとそれだけで萎えてしまう部分もある。

 もうひとつ気になったのは、IWGPタッグベルトの扱い。試合前に、IWGPタッグベルトがアメリカでおもちゃ扱いされているとさんざん煽っておきながら、試合の結末が両軍リングアウトとは・・・さすがに観客の間に「え?」という白けた空気が流れた。これでは、おもちゃ扱いしているのは新日フロントだと言われても仕方がないではないか。

 メインの試合が大満足だっただけに、途中の試合も楽しめるものがあっただけに、逆に残念な部分も目立ったのだった。


プロレス&ボクシング観戦記

2009-11-07 16:15:30

ドラゴンゲート 2009.11.06後楽園大会

Theme: Dragon Gate

 この日のオープニング劇場は、World-1で始まった。第1試合に出るわけでもないのに土井を初めとするメンバーが出てきたので「なんで?」と思ったら、ちゃんと理由があった。彼らが出場するメインの8人タッグ戦でメンバー変更があり、それを告知するという目的があったのだ。

 なんと、メインに登場予定のリアル・ハザード側のKzyが、インフルエンザで欠場となったのである。さすがは流行の最先端をいくプロレス団体、Dragon Gateである。インフルエンザが流行っている折、患者のひとりくらいは出さないと団体の面子に関わるだろう。

 などと冗談をいっている場合ではなく、2000人も人が集まっている会場にインフルエンザウイルス保菌者に来てもらっては、観客としても困る。Kzy本人の体調以前の問題として、欠場は正解である。

 ということで土井がリアル・ハザードを呼び出し、Kzyの代わりをどうするのかと詰め寄った。すると、堀口だったか斎了だったかがマイクを取り、インフルエンザ→病気→医者と、連想ゲームのようなことを言って引き上げて行った。

 この時点で観客の誰もがある名前を思い浮かべるが、それを土井がはっきりと口にする。「医者だったら、ドクター・マッスルに決まってるやん!」

 でも、ドクター・マッスルって、中身は誰?
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1試合

CIMA、○アブドーラ・ザ・ブッチャー、超神龍 vs 神田裕之、新井健一郎、×NOSAWA論外(東京愚連隊)

 試合はブッチャー・オン・ステージで幕開け。生ける伝説であるアブドーラ・ザ・ブッチャーのドラゲー後楽園大会初登場。さすがに存在感はもの凄く、リングに上がるだけでも「よっこらしょ」という感じで辛そうなのだが、そこにいるだけで観客は大歓声だ。

 他団体では最近はリングに一度も上がることなく、場外乱闘だけで終わってしまうこともあるようだが、この日は逆に、ブッチャーの見せ場はリング上だけで作られた。試合開始早々に乱戦となり、CIMAと超神龍が場外に排除される。リングにひとり残ったブッチャーに対し、NOSAWAがフォークを持ち出して額に突き刺し、流血に追い込む。

 もちろん、ブッチャーもやられっぱなしではいられない。逆にフォークを奪い取って、神田やNOSAWAを流血に追い込む。やはりブッチャーといえばフォークであり、古のプロレスファンのノスタルジー心を存分に刺激してくれる光景だ。

 最後はもちろん、ブッチャーのエルボードロップ。エルボー自体にどれだけ効果があるのかは疑問だが、あの体重を落とすだけで説得力は充分だ。さらに試合後、CIMAらのお膳立てで仲間であったはずの超神龍にまで食らわしてくれた。神田にしてもNOSAWAにしても超神龍にしても、彼らがかつてどれだけプロレスファンだったかは知らないが、ファンだったらブッチャーの伝説のパフォーマンスに付き合えることはうれしい限りだろう。もっとも、超神龍は年齢的にブッチャーのことを知らない可能性があるから、やられ損だったかもしれない。空回りいじられキャラの悲哀か。

 ちなみにフォーク攻撃に関しては、Gammaが今後引き継ぐことのお墨付きをもらったのだった。
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2試合

鷹木信悟、×ドラゴン・キッド vs ○横須賀享、アンソニー・W・森 

 第2試合は一転して、実にドラゲーらしい試合。信悟と横須賀のパワー合戦、そこにキッドやアンソニーのスピードと空中技が絡む、なかなかの好試合となった。

 今後注目されるのは、横須賀の動向である。CIMAGammaとちょっとした不協和音が生まれているらしいし、この日のパートナーもウォリアーズ5のメンバーではないアンソニーだ。たまたま今日のカードからはみ出しただけとも言えるが、私のこの疑問、あるいは疑惑は、メインへと繋がっていく。
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3試合

YAMATO、○戸澤陽 vs 谷嵜なおき、×シーサーBOY

 第3試合はタッグマッチであるが、実質的には谷嵜と戸澤の絡みが中心。ブレイブゲート王座を争うふたりが徹底的に意地を張り合う。戸澤の絶叫キャラは、かつてはうっとうしいとしか思えなかったが、やり続けていればそれなりに認知もされるもの。私も慣れてしまって、試合中に何度も笑ってしまった。試合も、その戸澤がナイスなジャーマンでBOYからピン。

 試合後はCIMAが乱入して、YAMATOを襲撃。このふたりの抗争は、ストーリーというよりかなりマジっぽい。このときのCIMAの迫力は凄まじく、YAMATOを襲いながら戸澤を睨み付けると、戸澤はコーナーから一歩も動けず。CIMA退場後にYAMATOから「なんで助けないんだよ、あんた、ビビッてただろ」と突っ込まれる始末。

 見方を変えれば、これはこれで戸澤が最後までおいしいところを持っていったといえなくもない。
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4試合

望月成晃、ドン・フジイ、×スペル・シーサー vs ○マグニチュード岸和田、GammaKAGETORA

 オリジナル絶倫ズは、望月、フジイ、岸和田の3人だった。ところが最近岸和田がドラゲーに登場しなくなり、その間に望月、フジイは曙を入れて超絶倫ズとしてトライアングルゲート王座を奪取。仲間はずれにされた岸和田が怒っているはずだとGammaが連れてきて、6人タッグが組まれた。

 久々の岸和田兄さんは体調がいいようで、あの巨体から繰り出すその場飛びムーンサルトやトップロープからのボディプレスは見ごたえ充分。もちろん空中技だけでなくパワー殺法も健在で、最後はラストライドを決めてシーサーを葬った。ちなみにこの日のシーサーはピンクのタイツだったが、実に色鮮やかで目に眩しかった。

 試合後はGammaが「どうだまいったか、岸和田兄さんの怒りはすごいんだぞ」と言うが、当の岸和田が「俺はぜんぜん怒ってないよ。モッチーもドンちゃんもいい人だし」と言ったために、Gammaがひとり浮き上がってしまう。そして望月の「土井がベテランをいらんとか言ってるから、ここは全部チャラにして手を組みましょうよ」という言葉で大団円。怨念から始まったはずの試合が、CIMAも入れて全員で手を挙げるというハッピーな結末となったのだった。

 ちなみに彼らは、今後「チャラ」を流行らせたいようである。両手を水平に交差させて「セーフ」のポーズをしながら、「チャラ」と言うのである。これが浸透すれば、世界も平和になるだろう。


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5試合

○土井成樹、吉野正人、B×Bハルク、琴香 vs ×堀口元気、斎藤了、ドクター・マッスル、MAZADA(東京愚連隊)

 オープニングで予告されたとおり、Kzyの代わりはやはりドクター・マッスルだった。しかし、問題はその中身である。ジャンボの勝ちそっくりなラリアットやエクスプロイダーを繰り出す。この戦い方はどう見ても横須賀享ではないか。

 ここで私の、第2試合に感じた疑問が確信に近いものになっていく。横須賀のリアル・ハザード入りか? ただし、この日は最後まで正式に正体を明かさなかったから、まだはっきりしたことはいえない。たまたま病気で欠場者が出たので、この日限りの代役という可能性も残されている。選手の誰もがドクターに突っ込まなかったことからも、緊急事態のような気もする。それならあんな見え見えの試合はしないのではないかという思いと、急だったから戦い方を変えられなかったという思いが交錯する。

 ただいずれにしろ、横須賀の動向が今後何らかの形でストーリーに組み込まれていくことは間違いないだろう。

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 通常の後楽園大会は全6試合なのだが、この日は全5試合しかなかったので、終了時間が8時半くらいとかなり早かった。

 と思いきや、この後のマイクが長かった。30分くらいがマイク合戦に費やされ、これはいくらなんでも長すぎだろうと辟易した。

 まずは試合に勝った土井が、締めの挨拶。博多で言っていたように、これからは若い世代でやっていくと宣言。するとそこに絶倫ズが現れ、言い合いとなる。さらにCIMAGammaもやってきて望月に加担。今度はKAMIKAZEが現れて、新世代に加担。すったもんだの挙句、次回12/3後楽園で、ベテラン組(望月、フジイ、岸和田、CIMAGamma)と新世代組(土井、吉野、ハルク、鷹木、YAMATO)の5vs5対抗戦が決定・・・したかと思われたが、戸澤がどうしても自分も入れろと主張。こうなるとベテラン組みはひとり足りないが、助っ人として望月が呼び込んだのは、なんと元ドラゲーの菅原拓也。この菅原に対して、菅原退団後にドラゲーに入団した鷹木、YAMATO、戸澤らが激しく反発。しっちゃかめっちゃかの末、6vs6のナニワ式イリミネーションマッチが決定したのだった。

 さらにさらに、今度はアンソニーが王冠を持って現れ、菅原に「ヘンリー」と呼び掛ける。もっともこれは余興の類であり、アンソニーの想いは武勇伝に引き継がれることになり、本筋には組み入れられないことになった。
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 こうして、これまでのユニット闘争という縦軸に、世代闘争という横軸が加わって、新たなストーリーが紡がれていくことが示唆されたのだった。

2009-10-15 20:03:17

ドラゴンゲート 2009.10.14後楽園大会

Theme: Dragon Gate

1試合

土井成樹、谷嵜なおき、×シーサーBOY vs ドラゴン・キッド、○戸澤陽、エル・ジェネリコ

 第1試合開始前のドラゲー劇場は、この日はWorld-1が努めた。土井が新メンバーを発表すると言い、「し、し、し、し、」ともったい付けるとシーサーBOYが自分のことだと客席にアピール。ところが土井の口からようやく出てきた名前は、「し、し、し、椎葉琴香!」。シーサーBOYがズッコケルというお約束の展開。椎葉はこの日から名前だけの「琴香」にリングネームを変えることも併せて発表された。

 対するKAMIKAZE側の新メンバーは、エル・ジェネリコ。かつて戸澤塾の一員、メキシコからの留学生として学ランを着ていたのを見て以来の登場だ。ずいぶん久しぶりの気がするが、タッパがあるだけにいるだけで見栄えがする。

 もっとも試合ではジェネリコの見せ場はあまりなく、谷嵜と戸澤の絡みが中心。ブレイブゲート王座を巡っての確執という流れだが、かつて吉野、キッド、クネスたちが争っていた頃に比べるとこの2人ではやや弱い気がする。ついこないだまではCIMAが持っていたベルトということを考えても、ブレイブの権威が落ちたように感じざるをえない。


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2試合

×スペル・シーサー、アンソニー・W・森 vs 神田裕之、○新井健一郎

 アンソニーはシリアス路線に戻ったのかと思っていたら、なんとピンクのターボマンで登場。このままお笑い路線で行くつもりなのだろうか。キャラチェンジに苦悩している様子がうかがえる。



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3試合

×琴香 vs ○サイバー・コング

 第一試合前にWorld-1入りが発表され、「今日のサイバー戦は絶対勝ちます」と宣言した琴香。しかし誰がどう見ても勝てるとは思えず、実際の試合もサイバーの制裁マッチ的様相を呈するものとなった。やはりあれだけ体が小さいと、サイバーはもちろん、誰とやっても厳しいだろう。今ひとつ特徴が見えないのだ。ガムシャラなのは新人なのだから当たり前で、「当たって砕けろ」で本当に砕けてしまっては仕方がない。たとえ砕けても、その前に何か光るものを見せてほしかった。


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4試合

Gamma、○横須賀享 vs ×堀口元気、斎藤了

 Gammaと横須賀は何気に良いタッグチームであって、むしろGammaCIMA組よりコンビネーションは良いように思える。横須賀がうまいからだろう。

 ただこの試合はいただけなかった。Gammaの唾攻撃に対して、リアル・ハザード側までがセコンドも動員して唾・汚水攻撃を多用したから、汚いのなんの。どんなに痛い技より、くらいたくない攻撃だ。


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5試合

鷹木信悟、○YAMATO vs CIMA、×KAGETORA

 なかなかの好カード。タイトルはかかっていないが、ツインゲート選手権にしてもおかしくないような顔ぶれだ。

 ここのところのYAMATOの殺気はすごいことになっていて、この日も試合前から「寄らば切るぞ」という気配を漲らせていた。ついこないだまで「気持ちいい~」などと言っていた人間とは思えない。この殺気に押されたか、試合は一進一退と言いたい所だが、残念ながらKAGETORAが一枚落ちる感じ。ドラゲー参戦以来突っ走ってきたKAGETORAだが、ここにきてその勢いに陰りが見える。ウォリアーズ-5自体も勢いが失せているが、KAGETORAにはもうひと踏ん張りしてほしいところだ。ここで鷹木、YAMATOより先輩だという意地を見せなくて、どこで見せるというのか。


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6試合 オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合

吉野正人、B×Bハルク、×PAC(王者組) vs ○曙、望月成晃、ドン・フジイ(挑戦者組)

 とにかく曙のデカさには圧倒される。初めてドラゲーに参戦したときはミスマッチだと思ったが、定着してくるとこの異次元空間がなんとも楽しいものに思えてきた。体が凶器という表現が良く使われるが、曙のためにある言葉としか思えない。相手の3人はドラゲーの中でも体が細い方だから、技を受けるだけでも命懸けだろう。

 ベルトは、曙のためにしつらえられた特別仕様のものが腰に巻かれた。後ろの止め具の部分を思い切り伸ばしたものだ。試合後はGammaが出てきて挑戦を表明。しかし曙に睨まれただけでタジタジ。

 ということで、次回の挑戦者はウォリアーズ-5で決まりなのかな? 横須賀のドリームゲート挑戦も決まっているし、あの勢いを取り戻せるか!


プロレス&ボクシング観戦記

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2009-09-18 15:37:21

ドラゴンゲート 2009.09.17後楽園大会

Theme: Dragon Gate


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 会場に入ると、既に試合が始まっていたので驚いた。まだ
6:30前なのに、望月成晃が体の小さな選手と戦っていたのだ。

 その選手は椎葉琴香のようで、どうやら第0試合のダークマッチというよりテストマッチ、公開スパーリングのようなものだったらしい。望月のアンクルホールドで椎葉がギブアップしても試合は続行され、6:30前になると試合中にもかかわらずそこで中止になるくらいだから。

 椎葉はNEXでは試合を行っているが、本体でのデビューはまだのようだ。そこでとりあえずこの日、本体に出していいかどうかのテストが行われたのだろう。RYOMAが謹慎処分、近野剣心が怪我で欠場中ということで、会社としても早急に別の若い力を引き上げたいところなのだろう。

 ただ、いかんせん椎葉は体が小さすぎる。前途は厳しいと思わざるをえないが、もっとも本人もそんなことはわかっていて入門したのだろうから、早く独自のキャラと得意技を身に付けるようがんばってほしいものである。


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 正式な開演後は、
KAMIKAZE劇場からスタート。

 この日のメインはオープン・ザ・ツインゲート統一タッグ選手権試合であるが、その試合に王者組から、挑戦を受ける代わりにひとつの条件が付けられていた。王者組がレフェリーを指名すること。これに対して八木本部長は、メインレフェリーはだめだがサブならOKとした。ここまでが先月の後楽園での出来事。

 そこでこの日の第1試合前にKAMIKAZEが登場し、YAMATOがマイクでリアル・ハザードを呼び出し、「もったいつけずに早くそのサブレフェリーが誰なのかを明かせ」と迫ったのだ。これで、先月の最終場面から流れがつながった。

 ここからの流れは、堀口・斎了が出てきてレフェリーを呼び込む→レフェリー姿の神田がニヤニヤしながら登場→八木「神田なら認めない」→堀口・斎了「じゃあ、試合を拒否する」→八木「こんな条件だったら、お前たちだって飲めないだろう」→堀口・斎了「俺たちは王者だから、何だって飲んでやる」→鷹木「じゃあ、俺たちの側もサブ・レフェリーをつける。神田と同じくレスラーにしてレフェリー経験者のドラゴン・キッドだ」

 ということで、両軍にレスラーにしてレフェリー経験者がサブ・レフェリーとして付くことになったのだが・・・

 正直、このシナリオはいかがなものか。リアル・ハザードが神田を指名するというのは意外性がまるでないし、元FMWのレフェリーだったキッドにレフェリーをやらせるというのは確かに意外だったが、メインレフェリーが八木でサブが神田とキッドでは、試合の展開が簡単に読めてしまう。

 練りに練ったシナリオであることは間違いないが、そもそも八木を交えた両軍のやり取りがあまりに不自然すぎる。神田を出してくることがわかっていたのに、なんで八木は今更認めないなどと言うのか。リアル・ハザードは理不尽を売り物にしているのに、なんで相手の条件を飲むのか。

 これは、観客を置き去りにしたシナリオライターの自己満足ではないのか? だいたいサブ・レフェリーとは何なのか? どこまでの権限を持つのか? それすら説明がないのだ。

 またこの日のマッチメークは、必然性のないものがほとんどだった。メインの試合以外は、因縁らしきものがほとんど見当たらず。それもあって、メインをなんとか盛り上げようと複雑な仕掛けを考えたのかもしれないが、どうにも首を傾げざるを得ない。

 そんなこんなで、最初から興行を楽しむという姿勢で観る事ができなかった。

1試合

ドン・フジイ、×アンソニー・W・森 vs サイバー・コング、○Kzy


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2試合

KAGETORA vs ×スペル・シーサー


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3試合

×ドラゴン・キッド、岩佐拓 vs NOSAWA論外、○MAZADA(東京愚連隊)


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4試合

吉野正人、×谷嵜なおき VS 神田裕之、○新井健一郎


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5試合

土井成樹、B×Bハルク、×PAC vs CIMAGamma、○横須賀享


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6試合 オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ選手権試合

堀口元気、×斎藤了(王者組)vs 鷹木信悟、○YAMATO(挑戦者組)
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 メインの流れやはり予想通り、メインレフェリーの八木が負傷して、神田がちゃっかり取って代わるというもの。しかしその神田もKAMIKAZEに排除され、今度はキッドがメインになる。そうこうしている間に八木が復活。発表された時点で、誰もが読めるシナリオだ。

 ここで一番難しい役回りだったのは、神田だろう。一度は正式にメインレフェリーとアナウンスされたのだから、相手が肩を上げていようがなんだろうが、さっさと高速カウントで試合を終わらせても良かったはずなのだ。

 そして、実際にそれらしい場面を作って観客をヒートさせようとしていたのだが、私の目にはむしろ、神田がいかにスリーカウントを入れないかに苦心しているように見えた。これは神田が演技不足と言うより、そもそも無理なシナリオだったということだ。

 さらにこの日の不満点として、メインだけでなく試合全般を通じて、技の細かな失敗が目立った。足を滑らすといったはっきり目に見える失敗なら、ときにはそういうこともあるだろうと私は許せるのだが、そうでない細かなところ。

 たとえばある選手がムーンサルをやるのだが目測を誤っており、かけられるほうの選手がわざわざ当たるために自分から位置をずらすといった場面が、随所に見られたのだ。

 こうなると、あまりにわざとらしすぎて白けてしまう。選手全員が、どうもお疲れのようである。あるいは、動物虐待事件の心労の影響なのだろうか。

 そんな中、次に続くストーリーとしては、第5試合で横須賀がPACをマスキュラーボムで仕留め、試合後は土井のドリームゲート挑戦を正式に表明。

 またラストのマイクは、オープニングと同じくYAMATO。オープニングと締めを任されるのだから、YAMATOのマイクに対する会社の信頼は厚いのだろうが、正直、しゃべりの技術ももう少し磨いてほしいものである。

2009-08-27 16:55:00

ドラゴンゲート 2009.08.26後楽園大会

Theme: Dragon Gate

 今年は後楽園大会皆勤賞を目指したにもかかわらず、7月と8月前半の2大会を欠場してしまった。したがって6月以来、2ヶ月ぶりのドラゲー観戦である。この間に神戸ワールドもあったりして、状況にいくつかの変化が生じている。

1試合

土井成樹、谷嵜なおき、×PAC vs ○ドラゴン・キッド、岩佐拓、戸澤陽

 土井がドリームゲートチャンピオンであることは6月から変わっていないが、その間にCIMAを倒してブレイブとの2冠に輝いたことで、絶対王者的な様相を呈してきているようだ。そこで、土井にどのくらい貫禄がついたかをこの目で見てやろうじゃないかと試合前は注目していたのだが、いざ試合を見て、残念ながらあまり変化は感じられなかった。しいて言えば入場時に、ひとりだけゴージャスなガウンを着てきたことくらいで、試合からは特別なオーラのようなものは感じられず。まさか、今シリーズはタッグリーグだし、チームは予選敗退したのだから、シングルチャンピオンだからといって目立ってはいけないと遠慮したわけでもないだろうが。

 この試合の見所、そして実際に会場が一番沸いたのは、キッドとPACの空中戦。これはまあ、当然か。


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2試合 SummerAdventureTag League Ⅲ 準決勝

○鷹木信悟、YAMATO vs新井健一郎、×神田裕之

 リアル・ハザードは何をしたいのかがさっぱりわからない。試合は、神田がレフェリーをブルーボックスで叩いて反則負け。負けそうになって、もうどうしようもなくなって、やむにやまれず反則に逃げたという展開にしてくれなければ、見ているものは納得できるものではない。決してそこまで追い詰められていたようにも見えなかったのだが。

 優勝する気がないのなら、決勝トーナメントに出てこなければいい。リーグ戦、全試合反則負けとか徹底してくれればいいのだが、この中途半端さは何なのだ?


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3試合 SummerAdventureTag League Ⅲ 準決勝

吉野正人、×B×Bハルク vs ○望月成晃、中嶋勝彦

 準決勝のもう一試合は、一転してさわやかともいえる試合。スピードと華麗さの吉野とハルク。対するはごつごつした蹴りを得意とする望月と中島。試合前は「どうかな?」という気がしたのだが、意外と噛み合った試合となった。吉野とハルクが相手に合わせるような試合をしたことも一因だろう。

 ハルクも蹴りを使うが、やはり望月、中島と比べると見劣りがして、威力が感じられない。


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4試合

×ドン・フジイ vs ○アンソニー・W・森

 お笑いゲート選手権ではないのだが、フジイが出てくるとなんとなくそんな雰囲気になってしまう。森もシリアスモードに戻ったとはいえ、かつてのお笑いゲートチャンピオンだし。さらにはフジイのセコンドの超神龍が空回りキャラを演じるし。

 パッケージプロレスと考えたら、こういう試合が一試合挟まることは悪くないだろう。


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5試合

CIMAGamma、○横須賀享、KAGETORA vs 堀口元気、斎藤了、サイバー・コング、×Kzy

 2ヶ月前まであれだけ強烈な存在感を放っていたウォリアーズ5も、ここへきてやや失速気味なのが残念。あのテンションの高さを維持し続けるのは、さすがに難しいだろう。時の流れの無情さを痛感する。それでもさすがに役者揃い、試合では見せ場を作って、観客を大いに沸かせていた。

 ただし、この試合でもっとも注目を集めたのは、セコンドについていた健介オフィスの起田高志だった。起田はこの日、第一試合からずっとセコンド業務を行っていたのだが、あのゴツイ体はリングの下にいても存在感十分。そこに、ドラゲー一の肉体派であるサイバーが目を付けないわけがない。試合中からやたらとちょっかいを出し、試合後はリングにあげてRHが集団リンチ。そして起田のTシャツを破くと、起田の体に筋肉模様が…仕込んでんじゃん(笑)


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6試合 SummerAdventureTag League Ⅲ 優勝戦

鷹木信悟、○YAMATO vs ×望月成晃、中嶋勝彦

 メインはタッグリーグの優勝戦。これは文句なしの好勝負となった。華麗さはないのである意味ドラゲーらしくない試合なのだが、ゴツゴツした肉体と肉体のぶつかり合い、そして力技の攻防。もっともプロレスらしいプロレスの試合が展開された。

 最後も納得できるもので、YAMATOのスリーパーで望月が一瞬落ちてレフェリーストップ。この内容には、観客だけでなく、選手4人とも満足できたのではないだろうか。

 試合後、鷹木が優勝賞金200万円は会社に返すからツインゲートに挑戦させろとアピール。金の件にはYAMATOが慌てて「あとで話し合おう」と言ったが、挑戦には異存なし。チャンピオンの堀口、斉了が現れて挑戦を受託。次回後楽園大会での試合が決まった。

 そういえばここまで、今回は次回大会への引っ張りがないなと思っていたのだが、最後の最後にようやく出た!


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2009-06-12 19:13:09

ドラゴンゲート 2009.06.11後楽園大会(後編)

Theme: Dragon Gate

(前編より続く)



4試合 B×Bハルク、×谷嵜なおき、PAC vs 鷹木信悟、ドラゴン・キッド、○戸澤陽 

 最近私は、PACの空中技に完全に魅せられている。かつては空中技が連発されると、「体操競技を見に来ているんじゃないんだから、大概にせいよ」と思うこともあったのだが、PACの場合はそんな批判を超越しており、「もっとどんどん飛んでくれぇ」と思ってしまう。だからPACがコーナーポストに上がったときに信悟が阻止しようとすると、「信悟、邪魔すんじゃねえ」と言いたくなった。信悟とハルクの意地の張り合いなどは久しぶりな感じがして新鮮でもあったが、やはり私の目はPACだけに注がれていた。

 試合後、セコンドのKZが敗れた谷嵜をなじった。すると谷嵜も言い返して、仲間割れかと思わせたところで、突然KZが軟化。ふたりでツインゲートに挑戦しましょうと言い出し、戸惑いながらも谷嵜も了承。

 最近、試合が組まれることすら少なくなったKZだが、不思議なキャラに転進しようとしているようだ。週プロによると、他の会場でも土井に食って掛かったと思ったら急に軟化したらしい。World-1の火種となってくすぶっている現状を打破し、いつか裏切ろうという伏線なのだろうか?


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5試合 CIMA、○Gamma vs 堀口元気、×斎藤了

 青コーナー争奪マッチという、これまで聞いたことのない試合となった。両チームが入場するや、どちらも青コーナーを使うことを主張して譲らず、だったらお互いこの日は白コーナーを使おうということになったのだ。

 アイデアは面白いが、CIMA組が使った白コーナーの真下には本部席が設けられており、選手がいつ落ちてくるかわからないから菊地リングアナは気が気じゃなかったことだろう。実際CIMAは机の上に落とされたとき、本当に痛そうにしていた。これはたぶん、想定外のアクシデントだ。

 試合後、なぜかドクター・マッスルが登場。正体も目的もまったく不明。普通に考えたらハザード側であり、一瞬そんな素振りを見せたが、すぐにCIMA組に加勢。そしてすぐにマスクを脱いで、現れたのは横須賀享。斎藤了を倒すためだけに出てきたのだった。

 ここからのマイクのやり合いは面白かった。

斎藤「お前、しつこいな。だったらシングルやってまた恥かかせてやるよ」

横須賀「30過ぎてこんな格好して出てきたことで、もう十分恥ずかしいんだよ。お前だってもうすぐ30なのに、そんな髪して恥ずかしくないのか」

斎藤「髪のことは言うな!」

 このふたりの因縁も、to be continuedだ。


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6試合 オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合

(王者)○土井成樹 vs (挑戦者)×吉野正人

 ドラゲーらしくない試合だった。序盤はグラウンド中心の、ジックリした攻防。そして土井は吉野の左膝を一点集中。私の場合は元々のプロレスファンだから、ジックリした攻防も好きなのだが、一部には不満を持った客もいたようで、「ダラダラしてんじゃねえ」とか「休んでないでもっと攻めろ」とかいう野次も聞こえた。

 どの団体のどこの会場でもこういう客はいるもので、自分の意に沿わない試合だと文句を言いたくなるのはわかるのだが、でかい声で野次を飛ばすのは勘弁して欲しい。せっかくの良い試合だったのに、これが興醒めだった。

 吉野は絶対にマスキュラーボムは決めさせず、土井もソルナシエンテ改を決めさせず。これも得意技連発の最近の流れからすると異色の展開だが、それだけお互いの執念が伝わってきて良かった。

 試合後のふたりの間に遺恨はまったくなく、抱き合って健闘を称えあって、World-1は磐石の態勢であることを見せ付けた。

 あっ、これからここにKZが亀裂を入れるのかな?


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2009-06-12 19:05:53

ドラゴンゲート 2009.06.11後楽園大会(前編)

Theme: Dragon Gate

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1試合 横須賀享、KAGETORA、×超神龍 vs サイバー・コング、○神田裕之、新井健一郎 

 第1試合の前は、恒例のウォリアーズ5劇場。もっともこの日は、ウォリアーズ5が第1試合に登場するため、そのまま試合につながっていく。

 CIMAGammaKAGETORA3人は、わざわざ作ったという一丁目Tシャツで登場。自主興行の名前にも一丁目を付けるなど、これからも徹底して一丁目路線で行くようだ。そもそも一丁目とはなんなのかが相変わらず不明なのだが。

 CIMAがさんざんマイクで会場を温めた後、Gammaにマイクを手渡し、最後の決めポーズに行こうとしたところで、思わぬ横槍が入った。対戦相手のリアルハザードが乱入するのなら当たり前なのだが、この日は味方のはずの超神龍が暴れだしたのだ。

 超神龍はウォリアーズ5のメンバーではないので、自分抜きで好き放題やられることが我慢ならなかったらしい。

 試合は一転して、超神龍劇場となった。空回りキャラを全開にして、ひたすらリアルハザードにやられまくることで存在感を見せ付けた。

 試合後はNOSAWA論外と藤田ミノルが現れ、CIMAに東京愚連隊興行での対戦を迫った。どうやら彼らは、自分たちの興行の宣伝のためだけに後楽園ホールに来たようだ。

 ここで超神龍が、「誰に断ってこのリングに上がっている、俺の許可を取ってからにしろ」とNOSAWAらに詰め寄るが、当然のようにまったく相手にされず。すると超神龍の矛先はCIMAに向かい、自分もウォリアーズ5興行に出てやると、あくまで上から目線で要求。

 この辺のやりとりは面白いことは面白いのだが、初っ端から一体いくつの興行の宣伝をしているのか。宣伝であることがあまりにも明白なだけに、あまり多くやられるとこちらも辟易してしまう。

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2試合 オープン・ザ・お笑いゲート選手権試合

(王者)○菊タロー vs (挑戦者)×ドン・フジイ 

 第2試合は、いきなりの衝撃の場面から始まった。コールを受けてガウンを脱いだフジイが、黒の全身網タイツ姿だったのだ。場内は騒然となったが、誰よりも驚いたのは対戦相手の菊タローで、「段取りと違う」とうろたえまくり。

 さらに試合では、菊タローが服を脱いでブヨブヨの体を晒し、攻撃を受けるとなまめかしく悶えまくる。網タイツの女王様と白ブタ奴隷という構図で、ドラゲーのリング上が完全なるSMワールドと化してしまった。

 菊タローは服を脱ぐだけでは飽き足らずに覆面まで自ら脱いで、さもフジイに脱がされた振りを装って、とりあえずの反則勝ち。

 ここまでやらなければ勝てなかったということで、この菊タローの熱意が観客に伝わったのだろう、拍手の数は思ったよりも大差がついて菊タローがタイトル防衛。「今日は強敵だった。最初の一発目で全部もって行かれたかと思った」というのは彼の本音に違いない。私もそう思ったくらいで、よく試合の中で挽回したものである。

 こうなると、次の挑戦者が誰になるのか実に楽しみになる。

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3試合 ○望月成晃 vs ×近野剣心

 事前にこの日の対戦カードを見たとき、この試合がどういう意図で組まれたのかが私にはわからなかった。しかし試合が始まった瞬間、カードの持つ意味がスーと私の頭の中に降りてきた。

 まず第一に、キック対決。キックを得意とする剣心であるが、それが果たしてドラゲー1のキック使いである望月にどれだけ通用するのかを見定めるという意味があったのだ。そして第二に関節技対決。グラウンドになれば剣心には腕ひしぎ逆十字があるが、望月にはアンクルホールドがある。考えてみれば似通ったファイトスタイルのふたりであり、しかしキャリアは大ベテランと新人と見事に対象的。望月が相手の良さを引き出したということもあるが、なかなかに見応えのある攻防が繰り広げられ、かなりの好試合となったのだった。

 試合後は望月が剣心の健闘を称え、「次の武勇伝興行、お前のような奴に出て欲しい」とオファー。おいおい、また宣伝かよ。今日の後楽園ホールに来た客は、ウォリアーズ5興行、東京愚連隊興行、さらに武勇伝にも行かなければいけないの?


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(後編に続く)

2009-05-16 18:40:36

ドラゴンゲート 2009.05.15後楽園大会(後編)

Theme: Dragon Gate

(前編より続く)

●第5試合 ○吉野正人 vs ×サイバー・コング

 いつの間にか抗争が始まっていたふたりだが、この日が決着戦と考えていいのだろう。試合は吉野がソル・ナシエンテでギブアップ勝ち。しかしその前の腕十字がかなり効いていたようで、メインのセコンドについていたサイバーが右腕に包帯を巻いていたことからもそれは明らかだ。

 見所は試合後に訪れた。吉野が土井のドリームゲート王座への挑戦を表明したのだ。これに対して土井も、「お前のその言葉を待っていた」と快諾。これで神戸ワールド大会のメインが決まったかと思われたが、そこに、先に挑戦を表明していたGammaが血相変えて登場。「勝手に土井吉対決のムード作ってんじゃねえ。後出しジャンケンのようなことするな」と吉野に詰め寄ると、吉野も「誰もお前とジャンケンなんぞしとらんわ」と相手にしない態度。この辺の吉野の言語感覚はなかなか素晴らしい。

 板挟みになって土井は頭を抱えながらも、ふたりの挑戦者決定戦を提案。さらに、この日会場に来ているファンサービスとして、「後楽園で起こったことは後楽園で決着付ける」と、来月の後楽園大会でのタイトルマッチを組むこと八木本部長に要求したのだった。必然的に、挑戦者決定戦はその前のどこかの会場で行われることになる。

 ドラゲーの後楽園大会は、いつも必ず次回大会に引っ張る工夫がされているが、とうとうドリームゲートタイトルマッチを持ってきたのだった。「どうせ神戸じゃ見に行けないや」と思っていた東京のファンを驚かせた。


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●第6試合 ○ドン・フジイvs ×YAMATO

 このふたりはかつて抗争しており、いったん終わったと思ったのだが、また復活したのだろうか。いやいや、YAMATOは新日のリーグ戦が控えているから今は新たな抗争ストーリーが作りにくく、ここは“手の合う”フジイさんを起用したということなのだろう。

 試合はあっけなく両者リングアウトとなり、YAMATOはしてやったりの表情。しかし、今の時代にこんな結末が許されるはずはなく、一番許さないのが超神龍だった(笑)。望月と一緒にフジイのセコンドに付いていた超神龍がリングに上がって再試合を要求するや、その勢いに押されたのかゴングが鳴らされ、再試合が始まってしまったのだった。

 その後も超神龍の勢いはとどまるところを知らず、リアルハザードが乱入するや自らも乱入し、しかも自分だけ技を受けてもらえないという空回りキャラ全開。とうとう自分からマスクを脱いで、素顔でパウダー攻撃まで受けてしまうなど縦横無尽の活躍。試合後はフジイも望月と一緒に超神龍ならぬ木俣の手を上げていたから、絶倫ズとしてサポートする体制が整ったということのようだ。木俣のおバカキャラはどこまで行けるか?

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●第7試合 WARRIORS-5 vs KAMIKAZE vs リアルハザード サバイバルイリミネーション3WAYマッチ:

WARRIORS-5CIMAGamma、横須賀享、KAGETORA

KAMIKAZE)○鷹木信悟、ドラゴン・キッド、戸澤陽、近野剣心

(リアルハザード)堀口元気、神田裕之、新井健一郎、斎藤了

 メインの試合は、あまり期待していなかったし、実際の試合もこんなもんだろうという感じ。人によって好き好きだろうが、私はあっちこっちでゴチャゴチャやられると、どこを見ていいかわからずにイライラしてしまうのだ。

 イリミネーションマッチなので、負けた人間から退場していく方式。退場順は、1.剣心、2. KAGETORA3. 神田、4. 堀口、5. 横須賀、6. キッド、7. 戸澤、8. 斎了、9. CIMA10. Gamma11. 新健であり、最後は鷹木の勝ち残り。

 純粋な団体対抗戦なら、4人だろうが5人だろうが、またあっちこっちで乱闘が繰り広げられようが緊張感を保てるが、この人数で3WAYときたらもはや完全なるゲーム感覚。感情の入れようがなく、終わった瞬間に誰も何も印象に残らなかった。

 結局、この日一番印象に残ったのは、超神龍という大会なのだった。


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2009-05-16 18:35:32

ドラゴンゲート 2009.05.15後楽園大会(前編)

Theme: Dragon Gate

●第1試合 ×RYOMA vs ○近野剣心

 因縁深まるWARRIORS-5KAMIKAZEの抗争。その若き戦士同士によるシングルマッチが第1試合だった。ちなみにこの日のメインは、両軍の残ったメンバーにリアルハザードを加えた444のイリミネーション3WAYマッチが予定されている。

 若いふたりだけに試合は打撃中心。予想通りRYOMAのチョップと剣心のキックの攻防となり、ふたりとも溌剌としていたのだが、意外と簡単に結末は訪れた。わずか3分ほどで剣心の腕ひしぎ逆十字でRYOMAがギブアップしたのだ。あまりにあっけない幕切れで、場内に「え~」という声が湧き起こったほどだった。

 試合後はKAGETORARYOMAの不甲斐なさを激しくなじったが、CIMAは「まあ、しゃあないやろ」と、これまた意外な反応。しかしこれは、メインへの伏線だった。

 両軍セコンド同士のマイクによるなじり合いの中で、メインに出る予定の岩佐が負傷欠場することが明かされ、444が成立せずに、443で試合が行われることが発表されたのだ。しかし、すんなりとはいかない。このやりとりがしばらく続いた後、試合を終えたばかりの剣心が立候補し、もう1試合戦うことを鷹木に直訴した。

 なるほど、それがあったから第1試合が早めに終ったのか、というオチなのだった。さすがに剣心も、負けて「もう1試合出る」とは言えないだろうし、長い試合を戦って体力を消耗するわけにも行かないから、早く勝つ必要があったのだ。

 しかしこれでは、RYOMAの扱いが可哀想過ぎないか。簡単に負けて、しかも勝ったライバルはメインにも出場。岩佐の負傷によるやむをえないストーリーの組み換えとはいえ、フロントはもう少し若い選手の気持ちも考えてあげて欲しいと、余計なことながら私は思ってしまった。CIMAと戸澤のやりとりも噛み合っておらず、わざとらしかったし。

 試合後、退場するCIMAを背後から超神龍が襲撃するという事件が起こった。超神龍はCIMAの持つブレイブゲート王座への挑戦を表明しているからだが、襲われたCIMAは超神龍をまったく相手にすることなく、何食わぬ顔で退場。超神龍の空回りキャラが確立されつつあり、それはこの後の試合でも続くことになる。


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●第2試合 オープン・ザ・お笑いゲート選手権試合:(王者)アンソニー・W・森 vs (挑戦者)菊タロー


 先月の後楽園大会で、森への挑戦をアピールした菊タローが、待望のタイトルマッチに登場。森のセコンドにはストーカー市川とジャクソン・フロリダが付いており、団体の至宝を流出させてなるものかというまるで団体対抗戦のような緊張感が漂う・・・わけがない。

 試合は森が3カウントを取ったが、その後の拍手では菊タローが圧勝。こんなに差がつくのか? というほど圧倒的だったのだが、これは単に菊タローのほうが面白かったというだけでなく、どうやら森にシリアス路線に戻って欲しいというドラゲーファンの願いも込められていたようだ。森の髪も伸びてきたから、これが順当な路線なのだろう。


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●第3試合 スペル・シーサー、×シーサーBOY vs 望月成晃、○超神龍


 週プロによれば望月は超神龍のことを随分買っており、「ああいうバカはいきなり伸びる」と、自らその成長をサポートするつもりがあるようだ。この試合でもその姿勢が存分に発揮され、試合中望月が攻勢になっても「代われ、代われ」と言われると代わってあげる優しさ。さらには望月が試合を決めようとすると、超神龍が望月を突き飛ばしてまで試合の権利を奪い、シューティングスタープレスでピン。試合後のマイクで望月が怒るのかと思いきや、「パートナーを突き飛ばしてまで自分で決めようとするとはたいしたもんだ」と、むしろ褒め称えるほど。可愛くて仕方がないという感じだった。

 ただこの超神龍のキャラは、一歩間違えるとお笑いゲートの方に行ってしまいそうだけに注意が必要だろう。


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●第4試合 土井成樹、×谷嵜なおき vs B×Bハルク、○PAC

 メインの3軍対抗戦から外れたWorld-1が、同門対決。当然ドロドロした遺恨などは何もないので、ドラゲーらしいスピード感溢れる、いわゆる良い試合だった。驚くべきはPACの空中技で、もともと驚異的だったが、それがさらに凄さが増しているように感じられた。WWEでエヴァン・ボーン(ドラゲーに来ていた元マット・サイダル)が空中技で大人気を博しているが、空中技ならPACの方が確実に上だろう。


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(後編に続く)

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