2005年07月14日 13時12分46秒

グラスゴー便り #3

テーマ:欧州遠征2005夏

7月13日。学会会場の「ツアーデスク」で昨夕申し込んでおいたミニツアー、結局参加者が少なくて催行できないことになり、振り替えで第二希望していた城壁都市「スターリング」に足を運ぶことにした。集合場所であるSECCの駐車場に行ってみると、学会の参加者章を胸につけた人がうろうろ集まっていて、バス2台に分乗して出発となった。


私の乗ったバスにはなぜか日本人が集中しており、S大U教授夫妻・TK大Y教授夫妻等7名がグループを構成することになった。日本人に限らず奥様方の参加が目立つ。この学会が手配するオプショナルツアーは、旦那が学会に出席している間に奥様ご家族を飽きさせない、ための工夫でもある。私のようにもう仕事が終わった場合も参加できるため、今日は昨日よりも「ご本人様」の参加が多いそうだ(私もその内の一人だし)。U教授婦人とY教授夫人は元教員だそうで、ご主人と一緒に海外経験もおありで、当たり前のように英語がぺらぺら。全くもってうらやましい。もっとも私の奥さんも学生時代にフランスに2年ばかり留学した経験があってフランス語は達者らしいので、フランスで学会があるときは通訳にでも仕立てて、連れて行こう(まだ子もが小さいのでやはり厳しい。でもあと10年ぐらいしたら手が離れると思うのでその時はぜひ)と思う。


さて、市内から車を走らせること小一時間。スターリングに到着。


お城入り口


写真は、英国3大古城のひとつ「スターリング城」の入り口で、ツアーバス1号車の皆様の後姿を撮影したもの。ご主人様方も、「クールビズ」を通り越して非常にラフな姿だ。具体的な名は秘すが、「次のノーベル化学賞候補」といわれている外国の高名な先生も奥さんとこの写真の中に写っている。ノーベル賞になったら高く売れるかな、これ。


ビール片手に町並みを散策したら酔いが回ってきたので、スコットランド教会の大聖堂の中で休ませてもらった。ステンドグラスがきれいで、今度結婚式を挙げるならこういうところで、と密かに思ったりもしたが・・・。


machinami


15世紀に築かれたスコットランドの古都市を隅々見て周り、やがてバスは英国第2の大都市、出発地点のグラスゴー・SECC前に戻った。


ちなみに、ツアーバスが到着したとき、SECCは物々しい雰囲気だった。何事かと思えば、英国王室のアン王女がお出ましになっているという。慌ててカメラ持って人ごみに飛び込んだが、肉眼でほんの一瞬拝見できただけで撮影は間に合わなかった。残念といえば残念(一応ミーハーなんだ、私)。


その後、グラスゴーの市内を散策してみた。いわゆる市内観光らしいことをしていなかったのだが、来た記念に市役所だけは表敬訪問しようと思ったわけだ。市内は軒並み石造り。地震が来たら少し怖い。市役所前の広場にはグラスゴーに貢献したかたがたの像が林立していたが、蒸気機関を発明した「WATT」の像には思わず手を合わせてしまった。今回の私の発表論文には電力の単位の「ワット」がいっぱい出てきていたのだ。少しは感謝しなければ、というわけだ。


夜は学会の閉会式。「式典の後に懇親会もあるから正装で来い」と案内状にあった。クールビズじゃ駄目なので、トランクの中にしまってある一張羅(卒業式と入学式でぐらいしか着ないぞ)を出した。開始時間30分前に指定された場所に行くと既に多くの参加者がフォーマルな格好で集まっていた。どこの国の研究者も普段は「おたっきー」な格好をしているが、やはりそれなりに着替えるとそれなりに似合う人は多い。その中で、そういうのが全然似合わないのが、日本民族か。それらしい格好をしているが少し浮いている人がいると名札の一番最後に「JAPAN」と書いてあったりする。日本から参加している学生さんの中にはあからさまに「リクルートスーツ」とわかる格好のがいたりするが、それはそれで愛嬌か。学術的な研究ばかりでなく、こういうことも少しは調査研究したほうが良いな。あと、日本人は日本人同士どうしてもグループになる傾向がある。特に学生さんにはこういう時がチャンスだから、「ガイジン」さんの輪の中に突撃していくべきだ。で、ないと、いつまでたっても英語能力がつかず国際学会のたびにいろいろ泣きを入れる、某ブログの某博士みたいになっちまうぞ。そう力説したい。


閉会式のあとは懇親会。10人が座れる大きな円卓が200余用意されていたが全て埋まり、2000人を超える人の集うパーティとなった。日本のようにお偉いさんの乾杯の音頭とかは無く、テーブルごとに「チンチン(乾杯)」だ。ワインとスコッチウイスキーと、おいしい料理に酔いしれた。途中ステージではいろいろなイベントが行われた。バグパイプ楽団・タータンチェックのお姉さんたちの踊り、40年前にはきっと「グラスゴーのキャンデ-ズ」と呼ばれたに違いない女性3人組の歌、等等。英国系の先生方がやたら写真を取り捲っていたので、きっとその筋では有名な人たちなんだろうけれど、私には良くわからなかった(苦笑)。懇親会で撮影した写真はほとんどが手振れ。酔っていたのと暗かったのがあると思う。一番まともな奴をアップするので、雰囲気を想像してほしい。


懇親会


この学会のコンベンションは4年に一度の開催だ。次(第8回大会)は2009年にモントリオール(カナダ)で開催予定。その間に成果を挙げてまた発表させていただけるようにしよう、と決意を新たにした(その頃には英語能力が上達していること祈りつつ)。


一応これがグラスゴー便りの最終便、このあとすぐにグラスゴー空港に向かいヒースローに飛ぶ。ロンドンの情勢によっては、ロンドンからは更新できない可能性があるので、英国からの更新も最後かもしれない。

ではそういうことで。


読者の皆様に業務連絡。24時間後、15日金曜日に成田空港前ANAホテルで「昼食オフ会」開催予定(っていうか、そこで休憩を兼ねて昼飯を摂るので)。当方、17時の成田発でまた次の目的地に飛ぶので、それまでの短い時間だが・・・。直接現地に集合!予定では13時開催、飛行機の具合によっては遅れることもあるし早くなることもある。食堂で一人で飯食ってるので、見かけたらお気軽に声をかけて頂戴。

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2005年07月13日 05時25分17秒

グラスゴー便り #2

テーマ:欧州遠征2005夏

7月12日火曜日。学術講演無事(?)終了、の巻。


SECC


写真は、私が今滞在しているグラスゴーの風景。SECC(スコットランド・エキジビション・コンファレンス・センター)の全景だ。中央の貝のような建物が、エキジビションセンター。右の低層三角屋根がコンファレンスセンターで、左側が宿泊棟の「モートハウス」だ。ここはグラスゴーでモーターショーを開催するときに使う、あるいは今回のような学術講演会が頻繁に行われている、グラスゴーでの「みなとみらい」「晴海」「幕張メッセ」「東京ビックサイト」なのである。今日は昨日ほど暑くはないが、それでも地元の人が異常というほどの陽気だ。天気はよく、青空である。日差しが十分で、アングルにさえ気をつければ絵葉書にすることもできるような写真だ。


さて今日はコンファレンスセンター内の講堂で、私のプレゼンテーションが行われる。昨夜は「最後の駄目出し」と練習で一睡もしていなかった。今日の発表はオファーのあった昨年5月の時点で判っていたことでありそれなりの準備もしてきたのだが、チェックすればするほどいろんな襤褸が見えてきて、不安感と焦燥感が増幅されてくる。私は外見はデカくてずぼら風だが案外ナイーブなのである。やはり心配事があったりすると、他の方と同様寝付けなくなることだってある。


英語で講演をやった事のある方ならば、(限りなく英語に堪能の方を除いて)心配事の一つに、「質問にどのように対処するか」ということがあるだろう。プレゼンそのものはしっかり準備してしっかり練習さえすればそう恥をかくほどの仕上がりにはならない。発表の後に5分間程度設定される「Q&A」が悩みの種なのだ。語学力はどうしても必要だ。


学術講演会(学会)はこのQ&Aがあるから面白いのだ。一方通行の話ならば文献を読むだけで同様の知識の吸収が可能。質問したい先生の講演を探し出し、指定された時間に聞きに行ってそこで質問する、こんなチャンスはこういった学術講演会のときしかない。発表をしない場合でも話が聞きたくて何十万円もの金をかけて学会に出かける研究者が多いのはそのためだ。それなりの収穫があるからだ。だから質疑応答は、講演者の義務であり聴衆の楽しみである。


私の場合、ドクターコースの学生だったころから、この質疑応答には相当頭を悩まされてきた。質問の意味がわからないから答えることはできない(名誉のために言うが、日本語で質問していただければ、全部答えられるぞ!)。学生の身分だったら『判りません』でもひょっとしたら許されるかもしれない。実際、指導教授と一緒に出かけた某国での国際学会で質問に答えられず、とっさの判断で「共同研究者のプロフェッサーが帯同していますから、先生に補足をしていただきます」等と答えたことがあって、このときは質問者が「あんたに聞いているんだ」と怒り出すし先生は「恥かかされた」とご機嫌斜めになるし。後始末が大変だった、まあ許されない、ということだろう。


今となってはそんな小細工も効かない。あたって砕けろ、と思う間もなく、私の講演時間になった。


司会者が「日本からわざわざお越しくださった、ドクター鈴木のご講演・・・」と私を紹介してくれたので、颯爽と演壇に上がった。観客数ざっと数えて100人ぐらい(全くプレッシャーを感じない領域)。最前列に気難しそうな外国人若手研究者数人が陣取っている。こういう最前列の奴らが、下調べに下調べを重ねて質問しまくる、奇特な方々だ。


ちなみに、私の講演は英国の「貝殻のマーク」の石油会社がスポンサーになっていたようだ。日本でその看板を見かけたら、私はそこで給油しても良いかもしれない、と思う。そのスポンサー様が、私どものような「1時間数ポンドのインターネット接続料金をももったいないと思う人種」に対して惜しげもなく昼食の弁当や飲み物を供給してくださっている。今日の昼食はその石油会社の提供でマジ食べきれないぐらいの分量、が出た(問題は味だが、英国ではそれは無理な注文か)。読者の方には給油を強制はしないが一応紹介だけね。


演壇で


写真は、プレゼン開始直後の私(目線処理済み、スクリーン上のタイトル部分等も処理)。事前に知り合いのプエルトリコ人研究者(日本語が堪能)にカメラを預けておいたのだ、ちゃんと撮ってよ、と目で合図をした瞬間にストロボが光り、「以心伝心」が国境を越えることを認識(大げさ)。私の後ろの「人物」はポスターに描かれたタータンチェックを着た衛兵の絵で、背後霊とかではない。スクリーンに、私のパワーポイント原稿を無理やり編集してスポンサー企業のロゴを写しこんでいる、主催者の苦労が確認できると思う。


「Thank you, Mr. Chairman. Good morning, Ladies and Gentlemen. I would like to present you our study on the △△ と始めた。右手にレーザーポインターとマウス、左手に「カンニングペーパー(結局全部暗記できなかった)」を持ち、練習通り粛々と発表は続いた。注意することはアクセントとイントネーション。強弱と抑揚、だ。発音そのものは「極端にカタカナ」になっていなければわかっていただけると踏んで、この2点を重点的に注意した。途中、カンニングペーパーのページを誤って2枚めくってしまい一瞬動転したが、何とかうまくフォローして(ごまかし)、時計を見ながら終了時間を逆算しながら少しのセンテンスを端折りながら、時間ぴったりに終わった。私としては最高の出来で、なんと誤差2秒。2秒だけはみ出してしまったのだ。最後の「Thanks for your attention(ご清聴ありがとうございました)」だけがはみ出した勘定で、この部分は講演原稿(=カンニングペーパー)に書いていなかったアドリブの部分だから、これを入れなければ正真正銘の「時間ぴったり」だ。でも、ぴったり終了させても誰も褒めてくれないのが少し寂しい。そして質疑応答の時間だ。


司会者が「大変興味深い(=業界用語で”訳判らん”という意味?)ご発表でした。会場からのご質問を受け付けます」と話を振ると、なんと30人ぐらいが手を上げた。


日テレのスター誕生(古いネタですまん)の優勝大会では客席前列に芸能関係者が陣取り、有望株を見つけると会社の名前を書いたプラカードを掲げ、その時点で合格となる。私の発表は、山口百恵の優勝大会のように、ものすごい勢いで手が挙がった。うーーん、私もこれで芸能界入りか?あ、違う違う、これからが地獄の質疑応答だ。手を上げた人が多い場合、司会者か講演者が指名することになっている。私は、なるべく「日本人以外で、英語を母国語にしない(=判らんもの同士で案外片言が通じる)」人を指そうと思っていたが、司会者がいきなり、「ではあなた」と最前列の集団の中からバリバリの英国紳士風研究者を指してしまった。


ところが、だ。なんと、前にも一度聞かれたことのある質問とほぼ同じようなことを聞いている(ような感じがした)。ラッキーじゃん。予想Q&A集を作るとしたらいの一番に収録するような定番の質問が出た。もう、発表原稿以上に完璧に暗記している事柄なので、流れるように一人目を料理。二人目は日本人研究者だ。はっきり言って何を聞いているのか質問の英語がでたらめでよくわからん(私も全然人の事言えた義理は無い)。そこで「あなた日本の方?でしたら日本でもお目にかかることができるから質問はそのときにゆっくりと」と返り討ち、ご苦労さん。3人目の質問もプリンシパルな事項で、簡単に迎撃。そこで5分間の質疑応答が終了。


完璧!


いやぁ、こんなにうまくいったことはない。スコットランドまで恥をかきに来た、と後で後悔しないかずっと心配だったが杞憂だった。


ところがその後がまた大変だった。講演を終えて講堂を後にすると、次から次へと私を追っかけて観客が出てくるのである。つまり「ロビー質問大会」の開幕である。仕方が無いので会場内のパブ(日本で言う喫茶店)に場所を移して切っては投げ・切っては捨て(というわけにはいかず、ずいぶん立ち往生したが、マイクの前で大勢の前で恥をかくことは無かった)。ざくっと2時間、奴らの質問に答えてやった。大学の時給で換算すると、1万7千400円の売り上げ(あ゛、金取っちゃまずい・・・取ってないよ!)。傑作だったのは5年ぐらい前(私が学位を取ったころ)から私の研究をトレース(論文に載っていることを確認するために実験などを行う)している、というほとんどストーカーみたいなおにいちゃん(@ドイツの某工科大学、何度かメール交換したことがある)が「やっと鈴木センセに会えました、握手してください」と手を伸ばしてきた点。なんか凄く有名人になった気分。調子に乗って、彼が持っていた「鈴木ファイル(私の論文をまとめて綴じてある。本人も発表したことを忘れているようなのが混ざっていた)」にサインまでしてやった。彼の目が潤んでいた。愛を感じた(そこまでいうと言いすぎだな)。


冗談抜きで、英国生活3日目ともなると、耳が英語に慣れてくるのだ。どんどん「相手の言っていること」が判ってくるし、どんどん「自分の言いたいことが(頭の中で英作文をしなくても)自然に出てくる」ようになっているのだ。この勢いで英国に30年いれば、きっと私はネイティブになれるだろう(え、駄目??)。


その一連の終了を待ち構えていたかのように、講演直後に訳わからん英語で質問してきた日本の方に捕まった。名刺交換すれば、先方、国立大学法人○○大学理学部助教授、とどこかで聞いたことのある肩書きの方、即ち他の国立大学の先生だった。いやまあ、こりゃ失礼。日本語で3点質問を投げてくれたので、企業秘密にならない程度の答えを日本語標準語でお答えしてあげた。もちろん、Q&Aのときの当方の対応のまずさをお詫びしてからの話だが。


昼食後、別会場で行われているポスターセッションを見に行った。各国の研究者の研究成果が、概ねA1ほどのポスターにまとめられているのが貼ってある。一般的なルールとしては、ポスターの横に製作者が張り付いていて、その場で説明と質疑応答できるようなシステムだ。このセッションは昨夜から行われている。だからもう今日はそんなに客が来ないのではないか、とたかをくくっていたのだろうか、ほとんどのポスターが無人だ。気の効いたところなら「後日メールで返事をするから、メッセージをここに入れておいてくれ」と封筒がポスターの横に貼ってある程度。


無人でも店頭と同じように審査をしてくれるのは消費者金融だ。研究発表が無人じゃまずいじゃん。グラスゴーに来ているはずの彼ら、今日は朝からどこに遊びに行っちまったのか。日本の人のポスターもあるぞ・・・なになに、例の私に質問した先生の研究室の奴じゃん。先生、私のくだらない講演に質問していないで、ポスターの横にいてくださいよ、全く。ため息。


昨日は気づかなかったのだが、会場の一角に「ツアーデスク」を発見。恐る恐るあーうー言いながら声をかけると、パッケージ旅行のオプショナルツアーのように、その場ですぐにツアーに申し込めるシステムができているとのことだ。今日のはもう無理だから明日、同じスコットランドでも東側北海に面しているエジンバラあたりにバスで出かけるミニツアー(49ポンド也)を申し込んでしまった。ポスターの前の皆さんと同じように、明日は少しばかり「歴史と地理、地域文化」の研究者に変身してみようと思う。


この写真は、本日のお勤めが終わり晴れ晴れとした気分でコンファレンスセンターを出る鈴木(目線処理済み)。


会場入り口で


では明日の、「スコットランドからの最後の更新」をお楽しみに。
ではそういうことで。






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2005年07月12日 07時16分41秒

グラスゴー便り #1

テーマ:欧州遠征2005夏

今回は長文しかも複数画像つきなので、ケータイで見ている方は特にパケ死しないように気をつけて頂戴。


早起きをして荷物をヒースロー空港第1ターミナル(唯一の国内線ターミナル)に預け、地下鉄ピカデリー線でダウンタウンを目指す。テロの影響でピカデリーサーカス駅から先が未だに不通になっているが、途中で交差する環状線(地下鉄サークルライン)やボロ鉄(地下鉄ドメスティックライン)等をうまく乗り継げば相当の場所まで行ける事になっている。早速目的地の某大学へ。もっとも降りる駅を間違えて地上に出たらぜんぜん変な雰囲気だったのは私の得意技(乗降を間違えるのは私の習慣、いつ飛行機でこれをやらかすかいつも心配している)。


駅

その後用件が済んで空港に引き返した。カンタス航空(QF)のロンドン-グラスゴー線にチェックインするためだ。でも、受付カウンターが英国航空(BA)が代行しているし妙だと思ったら、QFはBAとコードシェアしており、実際の運行は機材も乗務員もBAなのだ。したがって、BAの機体に乗りBAの客室乗務員から「今日もQFをご利用くださいまして」とお礼を言われることになる。だったら無理にQFで予約取らなくても良かったかもしれない(BAの便名も持っているので、そちらで予約することも可能だった)。


ぱと

到着した時のヒースローは「到着ロビー」しか知らなかったので昨日は「雰囲気は普段と変わらない」と書いたが、今日「出発ロビー」を見てやはり相当警備が厳重なことを知った。極端な話ではなく、警察官が3メートル間隔で立っているような感じ、しかも防弾チョッキを着て自動小銃を小脇に抱えている。私がその問題のQFの便にチェックインしているときは、すぐ後ろで無人のトロリー(日本語ではカートというのでしたっけ、トランクとか大量の荷物を載せて運ぶ台車)にウエストポーチが忘れ物のようにひっかかっていたのを警官が発見したときには、全員伏せろ!と大きな声が飛びロビーは騒然となった。もちろん私も頭を抱え込んでしゃがんだが、私の後ろでチェックインを待っていたおにいちゃんは、私を踏み台にしてチェックインカウンターの向こう側に飛び込んで身を隠していた(苦笑)。マジで忘れ物だったようで、落とし主がすぐに手を上げて事なきを得たが、誰が見ても彼は「別室」に引っ張られていった、ポーチと一緒に。

手荷物検査場を通る前に、行っておこうとトイレに入った。小用をしはじめるかはじめないかのうちに「武装警官」がトイレに入ってきた。凄いなあ、トイレの中まで警戒かぁ!と思っていると、その警官、私のほうに歩いてきて私のすぐ横に立つではないか。自動小銃の銃口が私のほうを睨んだまま。出るものも出なくなるではないか、と思った瞬間、彼もそこで用を足し始めた。なんだ、いわゆる連れションじゃ無いか・・・と何気なく彼の股間を見れば、そこでも自動小銃が鎮座し銃口を便器に向けていた。


あ、そういう話じゃないのね、国内線。このグラスゴー行き国内線が超大爆笑だったので、段落(と気分)を変えて以下続ける。


冒頭にも書いたが、ヒースロー空港で唯一国内線の乗客を扱うのは「第1ターミナル」だ。全ての国内線の旅客はここに集められる。国際線で別のターミナルに着いたとしても、国内線取り扱いの第1ターミナルに運ばれてくるわけだ。それだから、私も第1ターミナル国内線5a搭乗口をくぐって飛行機に向かったわけだ。が、そこに待っていたのはバス。もちろん、日本でもバスでトランスファされてタラップ登って搭乗とかはありえるのだけれど、今回凄かった第一がこの部分だ。バスが向かった先は第3ターミナル。バスは、BA仕様のエアバス319のお尻の部分にくっつけられたタラップ前に止まった。なんだ、ケツから乗るのか・・・と前方を見るとなんと、ボーディングブリッジが第3ターミナルにくっついているではないか。ケツから乗るが初めてなら、ボーディングブリッジがくっついている飛行機にタラップで乗り込むのも初めてだ(あとやっていないのは、機体の右側から乗り降りすることぐらいか・・・)。その理由は後ほどわかる。


ケツから乗る


さて、一部暴露されているとおり、今回の欧州遠征で利用する英国国内線はビジネスクラスである。今回の便もそれに該当するのだ。確かに座席には革が使ってあって高級感はある。とはいっても全席がビジネスクラスで、料金はエコノミーと一緒。シートピッチも同じで、シートに厚みがある分だけ却って狭く感じるほどだ。だからよくよく考えなくても、あまり素敵ではない。機内で驚いたのはそのことではなく・・・実は、「BAの客室乗務員」が私の隣の席に座っていたことだ。制服で。なんだろな、と思っているうちはまだ良かったが、客がどんどん乗ってきても席を立とうともしない。驚きが驚愕に変わったのはなんと「BAのパイロット」まで制服で乗り込んできて客席に座ったことだ。126人が定員と思われる中に、私が確認しただけでも6人の「制服の乗客」がいるのだ。私の隣の席になったメリッサ嬢に、「仕事良いの?」って聞いてみると、「今非番。この後折り返し便から勤務なの」と。なるほどぉ、と妙に感心するが、だったら制服でなくても良いと思うのだが・・・。さらに「なぜボーディングブリッジがくっついている飛行機にお尻から乗るの?」と聞いてみた。


「この便に使う機体はアムステルダム発ヒースロー行きだったの。だから(BAのアムステルダム線が発着する)第3ターミナルに着くわけよ。ここで客を降ろして掃除をした直後に第1ターミナルに待機させたグラスゴー行きの客を乗せるのさ。時間との勝負だから、機体を回送する暇無いし。」


なるほど。でも、アムステルダムからヒースローに着いてそのままグラスゴーまで乗り継ぐお客はどこに待機するの?と、質問してみると答えは単純明快。


「そんな客いないもん。アムステルダムとグラスゴーの間は直行便が飛んでいるのよ。わざわざヒースローを経由させる必要が無いし、そういう修行僧みたいな客は直接乗り継がさずにこの一便後を使わせるわよ、だってヒースローで国際線から国内線に乗り継ぐときは入国審査が絶対に必要なんだもん。それ用のイミグレーションブースだって第1ターミナルにあるでしょ。」


なるほど。数十秒考えて納得して、ありがとうと言おうとしてもう一度メリッサのほうを見ると彼女は既に爆睡状態。そして間もなく、エアバスは離陸のためのタキシングを始めたので私もおとなしく寝た。彼女の勤務便は折り返しでもうヒースローに着いた頃だろう。


グラスゴーの空港から市内のアクセス。私は一人旅なのでバスを使うことにした。3.5ポンドで市内のバスターミナルに運んでくれる。そこからバスを乗り換えて、これからお世話になる宿舎に向かった。詳細報告は明日になると思うが、グラスゴーではモーターショーの会場として有名な国際展示場の近くが宿舎である。


さてそのグラスゴーのホテル。これは凄いぞ。部屋にこんなものが装備されていた。


アダプター


高速インターネット接続キット。


パソコンのUSB端子とLAN端子にくっつけるアダプターで、これを装てんすると「スイスコム」の
ユーロスポットに自動的に接続できる、と説明書に書いてある。そこで利用課金の契約をすると以降ネットが使えるのだ。このアダプターの正体が何であるか良くわからないが、無線LANの関係か、と思ってみた。そうなると昨夜ヒースローの宿のロビーで悪戦苦闘したのも「スイスコム」であることを思い出し、無線LANカード内臓の持参PCを展開してみた。客室内でWiFiの電波ががんがんに受信できる。なんと、アンテナがベッドサイドの机の裏に仕込んであった。ためしに昨夜不本意ながら契約だけして使いこなせなかったそのスイスコム「eurospot」のIDとパスワードを「小規模無線LANの接続プロパティ」入れたらあら不思議…客室でさくさくネットができる。これは凄い。グラスゴーに3泊するが、これから更新が楽で楽で凄く良いぞ!ただし、スイスコムのアカウントの契約は「街角インターネットの10分2ポンド」「ホテルのビジネスセンターでインターネットの15分3ポンド」に比べて若干しか安くない、「30分3ポンド」なのである。もちろん、何百ポンドも払って「1年間使い放題アカウント」にアップグレードしても使いこなせるわけでもなく、とりあえず若干の割安感が感じられる「1時間5ポンド」契約に変更した。だから、日本にいるときみたいに「常時接続」というわけではない。ただ、速度はきっちり出ているし、客室の電源を使えるからロビーでバッテリーの残りを気にしながら、ということも無い。遊べそうだ。


あ?遊びに来たのではないのだぁ!


発表は明日の朝。日本時間では12日の夕方になるであろう。少しは「学会講演」の事に触れておかないと、このブログが「教育」カテゴリーではなくて「旅行カテゴリー」になってしまうかもしれないし(って、今までも散々脱線しているから良いか・・・)。


発表が終わったら遊びに行こうっと。どこ行こうかな・・・。3泊もするんだし・・・。←ぉぃぉぃ


自覚してきたのでが、やっと思考回路がネイティブの英国人に近づいて来た。だんだん奴等の言っていることも判るようになったし、私の言わんとしている事がわかってもらえるようになった。「ぱーどん?」と5回も聞き返すことは無くなったのは何よりの証拠である(でもまだ4回は聞き返していたりして・・・筆談かもしれない?)。でも何より確かなことは、レストランで食事をして「ビル・プリーズ(お勘定!)」って言ってビールが出てくることが無くなった(本質的に、LとRの違いであって、初歩中の初歩)。進歩である。

ではそういうことで、明日の更新もお楽しみに。



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2005年07月11日 08時08分20秒

ヒースローにて

テーマ:欧州遠征2005夏

日本時間7月11日朝。


10日昼の成田発の飛行機に乗った。12時間の長旅。こちら時間の10日夕方、本日の最終目的地のロンドン・ヒースローに無事到着。機内で急病人は発生せず(苦笑)。


ただ、「搭乗券がドクター鈴木」で「入国書類に会社員」等と書いてある「一人旅」なので、イミグレ(入国審査)で疑われることこの上ない。おまけに英語は「あーうー」言うだけで『旅程を証明する書類を持っていますか』という中学生英語もわからない(今冷静に思い返すと簡単にわかるのだが)。こっちのやつら全員、英語がなまっているからなあ。ちゃんとカタカナ式英語の発音を教えなきゃ!と自爆モード。


お金を一銭も持ってこなかったのでハンバーガー一つ買えない。ポーターにチップもやれない。そこで到着ロビーのATMでキャッシング。クレジットカードを入れて暗証番号を打ち込んで200ポンド(約4万5千円)引き出しをプッシュしたところで大惨事。そのATMがハングアップ。ポンド紙幣は出てこないわ、これ課金されたらどうするの(涙)。カードが回収できただけでも良しとする?さらに、空港から宿に向かうバス、H4系統に乗るはずがH1系統に乗ってしまい、なかなか着かないなあと思っているうちに出発地点のターミナルに逆戻り(循環バスだったのが不幸中の幸い)。あぁぁぁ、先が思いやられる。


宿泊先のホテルロビーにはswissコムのWiFi(無線LAN)が来てはいて、私はロビーで電池がなくなるまでトライしたがどうしても上手くいかず。またホテル内にはビジネスセンターがあり備え付けの「15分3ポンド端末(クレジットカード課金の街角PC)」でネット環境にアクセス可能だ(今それを使っている)。パソコンのシステム自体は非漢字環境(漢字は表示されるがキーボードが対応していない)だったが、持参のラップトップで文章を書きその「英語専用PC」上に切り張りしてみることにする(今そのようにやっている、どうかなあちゃんと更新されているかな?)。


とにかく、漢字が打てない端末、しかも時間で課金されるシステムのため(けち臭くてすまん)、コメントの返事には漢字が使えそうになく速攻でローマ字打ちか。英語で書いていると、ビジネスセンターの人が横目で読んでいるような気もする(恥ずかしいなあ)ので、客室で自前のパソ使ってメモリースティックにこうやって日本語テキストをセーブしておいて、それをビジネスセンターに持っていくしかない。


さてホリデーイン・LHRでのオフ会は大変な事態となった。上記のバス乗り間違えが理由で、私が宿に着く時間が大幅に遅れ「センセのご訪英、歓迎いたします。が、私も帰らなければいけないので失礼します。次は東京でオフ会やりましょう」とのメッセージだけが悲しく残っていた。ケータイに英国ヴォーダのチップも入れ忘れ、連絡が取れなくなっていたのだ。「英国の読者」さん、本当に申し訳ない(そろそろご自宅に到着する時間帯と読んでいるが・・・)。


話は変わる。このホリデーインもそうだが、多くの建物入り口に半旗が掲揚されていた。テロの犠牲者を追悼してのことだろう。空港周辺の雰囲気はいつものヒースローではあるが、半旗を見るといやおう無しに緊張感が高まるのだ。明日はスコットランドに足を伸ばす予定。スコットランドでもネットができるかな??


holidayinnLHR

ではそういうことで。

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2005年07月08日 16時00分16秒

テロに屈せず

テーマ:欧州遠征2005夏

私の英国の渡航回数は米国に次いで多い。尤も米国は西海岸から東海岸、太平洋や大西洋の島嶼までとその領域は広いので数が増えて当然、「訪問都市」という括りで考えるとロンドンは圧倒的に多い。


そのロンドンで大変な事が起こった。もともと英国は民族的な問題からテロが多いところではあるが、今回はイラクの問題が絡んでいるような犯行声明も出ており、少し毛色が違うかもしれない。


テロ現場の一つは最初の訪問先ロンドン大学の近くだ。標的にされた地下鉄の復旧がどのようになるのかは見当もつかないので、近寄れないかもしれない。


今回の訪英は、ロンドンを足がかりに何箇所かの地方都市を往復することになる。従ってロンドン大学に顔を出す以外はロンドン市内に用は無い。もちろん、市内観光の必要はない。空港から一往復、市内までの足を確保すれば良い訳だから、地下鉄に次ぐアクセス手段としてヒースローエクスプレスを使うことになるだろう。メインの訪問先は北部スコットランド。ちょうどサミットが行われている場所だ。ここの某会場で学術講演会、があって、私は現地時間の12日午前(日本時間12日夜)、最近の研究成果について発表講演をすることになっている。講演会の主催者から『危ないから来るな』『講演会は中止にする』という案内が来ていない以上、出発するしかない。いや、もう払い戻しの効かない航空券を買ってしまった以上、来るなと言われても行くしかない(苦笑)。


サミット開催・オリンピック誘致成功に沸く英国を、日程の関係でただでさえ足早に駆け抜けなければならなかったが、今回のことでそれに拍車がかかるだろう。


ただ、周りの多くの方がおっしゃるには、「これでしばらくの間警戒が強まってかえって安全になるのでは」と。そういう意見が大勢を占める。そうあってほしい。どうなるかわからないが気をつけて行って来たいと思う。


国際情勢が緊迫しているときの海外渡航は3回目だ。91年湾岸戦争勃発・01年911NYテロ、そして今回。そういう時は必ず珍道中になる。パスポートを無くす・旅行カバンが目的に届かない、予約していたホテルが倒産していた…。今回もきっと何かあるに違いない。


ブログを始めて初めての海外渡航だ。今までもパソとかを持参して現地からネット接続したことはある。今回はせっかくの機会なので、現地からブログの更新に挑戦しようと思う。デジカメ・パソ・無線LAN/電話モデムその他多くのモバイルグッズが旅行カバンに詰め込まれている。時差の関係で日本から見て妙な時間帯の更新になると思うが乞うご容赦。


なお、万が一に来週一週間(15日には一旦帰国する)ブログの更新が無い場合、何かに巻き込まれているはずなので外務省に連絡してほしい。何日の時点まで「まとも」に生きていたか、ブログでチェックするのも趣き深いことだろう。

ではそういうことで。

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2005年07月06日 19時13分21秒

航空券

テーマ:欧州遠征2005夏

英国往復の航空券が航空会社から郵送されてきた。いよいよ準備も大詰め。


ところで、私の使用する航空券は、他の方のものとちょっとだけ違う。一部分をスキャンして「激しく個人情報となりうる場所」に関しては塗りつぶし、下記に掲載。携帯電話で私のブログをお読みの方には申し訳ないがPCからでないと見えないと思う。



こんなに激しく塗りつぶしては何がなんだかわからないかもしれないが、業界関係者が見たら一発で『違う!』ってわかるはずだ。名前のところを見て欲しい。


普通はこんな感じになっているはず。

SUZUKI/ICHIRO MR


あ、私は鈴木一朗ではないぞ、これは例えば、の話。で、私の券はこんな感じ。

SUZUKI/ICHIRO DR


そ、航空券に書かれている名前が「ドクター鈴木」なのだ。こういう券で飛行機に乗るととても面白い。関係者は私を「医者」と勝手に認識する。高給取りの医者が、薄給たる地方の国立大学の助教授が使うような『エコノミーシート(しかも、いわゆる格安航空券)』を使うだろうか、ちょっと考えればわかると思うが・・・。日本ではそうでもないが、海外だと特にこういうところを気にするのは接客業の基本になりうるから、航空会社のカウンターでの対応からして違う。前の客まで無愛想だったチェックインカウンターのお兄さんがいきなり笑顔で「イエッサー」「シュア、ドクター!」といちいち返事する。客室乗務員に配布される搭乗客の名簿にも当然その旨明記され、給仕のときなどかなりマークされる、気を使ってくれるわけだ。


ただ問題なのは飛行中に急病患者が出た場合だ。私は医者ではないが、過去3回、乗務員から「ちょっと来て欲しい」と患者の席に案内されたことがある。


この話を飲み会の席で言うと「ドクター鈴木のことだから、患者が若いお姉さんだったら治療しちゃうんじゃないの?」などと冷やかされることがあるがそれはまったくの誤解であり濡れ衣だ。


私は「自分はメディカルドクターではないので治療はできない」と丁重に断るのだ。ただ、その後客室乗務員の態度は明らかに「普通の客と同じ」にグレードダウンとなるが。


今度の搭乗では飛行中急病人が出ないことを祈る。最後までぼろを出さずに楽しく機内で過ごしたいものだ。
ではそういうことで。

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2005年07月03日 16時54分09秒

プレゼンテーション原稿

テーマ:欧州遠征2005夏

英国学会まで一週間を切った。パワーポイントを用いたプレゼン原稿の準備も佳境を迎えた。今回の発表はある化学反応の過程を数値解析(いわゆる速度論)したもので、ほとんどの登場人物が「数学」である。したがって、派手な絵も、複雑なグラフも、写真も動画も、用意しなくて済む。しかも数学という「世界共通語」を利用するから、英語で悩むことも少ない。


学会の主催者からは「プレゼン室にパワーポイントが入ったパソコンを用意しておくから、メモリースティック等のデバイスだけ持ってきてくれれば良いよ」という」通知をもらっている。一応私もラップトップを持っていく予定ではいるが、OHPフィルムなどにプリントアウトしなくて良いし最悪直前まで原稿の駄目出しができるから楽だ。


で、先ほど気づいた。その「プレゼン室に用意してあるパソコンには漢字フォントが入っているのか」ということに。おそらく入っていないだろう。となるとパワーポイント原稿に含まれている「半角英数字」以外の文字は化ける。必ず化けるのだ。


もちろん、αとかβとかといったギリシャ文字は、aやbの文字を「シンボルフォント」指定してあげれば漢字フォントのない機種でも表示できる。問題は数式だ。インテグラル記号(思い出してください、積分で使いますよね)とか分数とか、二重根号式とか、いわゆる数式エディターで書いたものはもはや、「画像」として用意してパワーポイントに貼り付けなければならない。


そこで自分の書いたプレゼン原稿を見てみると、そのほとんどが「おそらく英国のパソコンでは表示できない」内容である。


やばい!


これから一週間ですべてを直せるのか・・・苦難の道は続く。
ではそういうことで。



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2005年07月02日 00時00分02秒

ちょっと危険な遠征グッズ

テーマ:欧州遠征2005夏

アメブロメンテのドサクサ紛れに、私の愛用する危険な遠征グッズを紹介しておく。


その名も「変装キット」である。あ、いやさ、私にはコスプレ癖とか女装癖とかは無い(苦笑)。


1998年、中国に返還された後の香港の某大学に超短期留学した際に、学食で初対面で意気投合した学友の友人の凄く怪しげな方から紹介されたのが、「変装グッズ」の元締め。こんなのを作らないか、と持ちかけられた。


「英領香港」政府発行、に模した、身分証明書。
#目線を入れました。また個人情報の一部を塗りつぶしました。


これがパスポート↓


こっちが運転免許↓


もちろん香港が中国に返還される前にこんなものを持ち歩いていたら犯罪なのだろうが、既に「英領香港」は存在していない。だから単なるイミテーションだ、と元締めは言う。日本でも昔「なめ猫免許」なんてのが流行ったがその延長か?法律的な解釈はともかくとして、私は「これは護身用に使える」と判断した。


使い方はこうだ・・・。


外国で「お前は日本人か?」とナイフを突きつけられたらどうするか。このパスポートを見せる。強盗は、嫌でも「英領香港」という文字を見るだろう。なんだ、日本人じゃないのか、だったら金持ってないよな・・・と命だけは助けてくれる。


実際このパスポートは、翌年エジプトに超短期留学した際に威力を発揮した。


道を歩いているだけで「ジャパネ?」と声をかけられる。始めは無視していたのだが、相手が私に対して物理的に手を出し始めたのでシカトも無理と、この身分証明書を見せて「ふろむ・ほんこん!のー・とーきょー」と言ってみた。確かに私はそのとき関空発の飛行機で香港経由南回りでエジプト入りをしていた。だから「東京からではなく香港から来た」はあながち嘘ではない。相手はなかなかの博識で、「香港といえば今は中国の一部だよな」等と物分りがよく、何も盗らずに姿を消した。


以来、海外に行くたびにこれを愛用している。もちろん護身用なんだから、いざという時しか見せない。活躍する場が無いほうがよろしい。当然のことだが、飛行場とか大使館とか、そういうところでは身体の近くにおいてあるだけでヤバイから、逆に気を使っちゃう。知り合いの銀行員に「こいつで口座作れるか?」と聞いてみたら、やはりこういうものの存在が業界で知られているようであっさり拒否された(当然だよな)。


この話を伝え聞いた日本の友人が、同じものがぜひ欲しい、と言い出した。私は香港に電話、今同じようなものが入手できるのか聞いてみた。出来ないのだそうだ。なんでも、NY911テロ以降、こういったものの製造販売が非常に厳しく制限されており、民間人の入手は無理、とのことだ。だとしたら、私のこの身分証明書はプレミアがつくかもしれない。


みせびらかし、で失礼。
ではそういうことで。



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2005年06月22日 08時51分02秒

オフ会#1告知

テーマ:欧州遠征2005夏

夏の学会出張の準備が進んできた。下記告知なので「ですます調」モードに変換して記述。




出張先で当ブログのオフ会第1回を開催することにしました。


日時:2005年7月10日 19時開始
場所:英国大倫敦市暇日飯店


The 1st offline meeting of this blog will be held in July 10 1900 GMT at HolidayInn London UK.


当日に限り英国ヴォーダフォンのチップを携帯に装填しております。英国内から 078 84 42 11 43 (このチップでは国際電話着信の部分拒否設定をしています。日本からはこの番号に着信出来ません、日本国外からおかけください)。


Please contact me (via Vodafone UK +44 78 84 82 11 43, it is not available call from Japan).


<すんません、英語デタラメだから突っ込まないように(泣)。>ではそういうことで。



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