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2005年09月30日 11時54分12秒

国勢調査

テーマ:トホホ日記

 近所のおじさんが国勢調査の用紙を持って我が家にみえた。預かって後ほど記入しようとすると絶対に忘れるから、ちょっと待って頂いてその場で記載した。


 私が書いている横でおじさんが独り言のように仰った。


 最近はこの付近もアパートが増えた。いつ行っても不在。在宅していても物乞いをみるような目で見たり、あるいは『訪問販売』と勘違いするのかドアも開けてくれない。いやな世の中になったなあ。その点鈴木さんみたいにその場で書いてくれれば本当に助かる・・・。


 適当に相槌を打ってはみたものの、なるほど立場が変われば苦労も変わるんだと納得。このブログをお読みの「いつ行っても不在」の皆さん、ちゃんと調査には協力しようね!!


 さて調査用紙には職場の情報を書く欄がある。私はいろいろな職業をやっている(名刺入れの中には常時5種類の名刺が詰まっていて場合によって使い分けている)。そんな時、どの職業を書けば良いか、とおじさんに伺ってみた。


 (一つしか書けないので)一番たくさん給料を貰っているところにしてください。

 いやまあ、どこも大して給料貰っていないよ。


 じゃあ、一番やりがいを感じているところにしてください。

 だったら大学だよな。


 勤務先:○○大学工学部
 業 種:大学(国立大学法人)
 内 容:教育研究


 おじさん、私が大学教員をやっていることを知らず、口をぽかんと開けたままだ。なにしろ前回の国勢調査のときは「専門学校のアルバイト教員」はしていたが、本当の『臨時職員』で、本業は別の会社の社長ということで提出していたから。


 へぇ、大学の先生ですか。うちの孫は高3なんだけど何とかなりませんかねえ。


 なるわけが無い。絶対にならない。なるのだったらまずうちの子供を入れる(苦笑)。それでも今は大学も営業が大事だ、そんなことでお客さん(受験者)を減らしても良くない。


 はい、協力いたしましょう。願書を提出するときにちょうど私が大学に出勤する日でしたら持参しても良いですよ。郵便代が浮きます。でも、書留で郵送しないと受け付けてもらえないかもしれないのでその場合のリスクは当方関知しません。この情報はトップシークレットでお願いしますよ、最悪私のクビに影響しますから。


 おじさん、苦笑いして帰っていった。国勢調査で知りえた住民の個人情報、あちこちで言いふらさないで欲しい(爆)。願書の運び屋やってもらえる話、秘密なんだから(ってブログで書いたら意味無いか・・・)
 ではそういうことで。


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2005年09月29日 11時14分53秒

四拍子

テーマ:自然科学教育

 割り算の筆算ができない!って近所の子供が泣きそうな顔をしていた。学校でどんな風に習ったの?と聞いても、判らない、というだけ。そりゃそうだ、どんな風に習ったかの印象すらないのだから、自分の実に付いているわけが無い。


 算数(数学もそうだが、小学生のジャンルの算数は特に)は、機械的な作業でやっつけようとだけ思ってもなかなかうまくいかない。割り算の筆算って3年生でしたっけ?うちのちびもずいぶん困っていたことを思い出した。で、編み出したのが、


 「算数は音楽だぁ!」作戦。


 いや、算数全部が音楽じゃない。とりあえず割り算の筆算だけは音楽なのだ(誇大表示ですまん)。

 

以下、等倍フォント以外でご覧になると、フォーマットのずれが生じます、ご了承を。


   ____
 3 )162

 この筆算をするとき、162の百の位即ち1の上には商は立てられない。十の位16の上には商5が立つ。


   __5_  5を立てる
 3 )162
    15   3と5を掛ける
   ----
     1   16から積15を引く
     

   __5_  
 3 )162
    15↓ 
   ----
     12  下位の2を下ろす


以下再び、


4を立てる
3と4を掛ける
12から積12を引く
下位は無いからおろせない
で計算終了。


 こう書くと、「なんだ、ただ機械的にやらせているだけジャン」とお思いだろう。どこが音楽だ、と突っ込まれる。


 ここでキーワードは、

 立てる・掛ける・引く・下ろす

 である。


 立てる(手を上から下げる=物を立てる)
 掛ける(手を斜めに振る)
 引く (手を左右に引っ張る)
 下ろす(なぜか逆に下から上に振り上げる)


 立てる・掛ける・引く・下ろす


 この動作は、音楽の四拍子の指揮者の手の振りと同じなのだ(最後の下ろすは無理がある、しかしここが変だよね、というのもかえって印象に残る)。


 立てる・掛ける・引く・下ろす
 立てる・掛ける・引く・下ろす


 苦手な割り算の筆算を四拍子でリズミカルに退治して欲しいと思う。泣きそうな顔をしていた近所の子供にこのことを話してあげたら目を輝かせて「割り算の勉強が好きになりそうだ」と笑っていた。


 割り算ができないとマジ困るもんね。三角関数の微分積分より、割り算のほうがず~っと大事っす(苦笑)。
 ではそういうことで。   



 

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2005年09月28日 15時47分33秒

レポートの採点

テーマ:キャンパス便り

 私は、講義中に学生にレポートを課すことはあまり無い。もちろんレポートを見てみないと習熟状態がつかめない「実験系」のコマではその限りではない。あくまで、いわゆる『座学』の講義では「試験」をすれば良いのであって、途中でのレポートはよほどの理由があるときでないと課さないようにしている。


 というのは、私はレポートの採点が苦手なのである。


「用紙・書式の不統一」や「(自分のことをさておいて)文字の汚さ」もさることながら、レポートの内容がどいつもこいつもとても似通っているのだ。だから、点差をつけることが非常に難しい。どうせ全員に「A」を点けるのだったらレポートは意味が無い。どこかで差をつけて、「A~D」に分けなければならない。だから、学生のレポートを読んでこの4段階カテゴライズに毎回苦心してしまう。


 私の勤務先はJABEE(日本技術者教育認定機構) の認定を受けている。したがって、学生を評価した際にはその根拠と記録が必須なのだ。つまりは「レポートを課した場合採点の根拠を残しておかなければならない」という縛りもあるのだ。


 だから、例えば「このキーワードが入っていなかったら5点減点」「誤字脱字は1箇所1点減点」といったような減点方法の採点しかできない。私は、レポートの良いところを評価して「積み上げ方式」で採点したいと考えているのだが、この方式だと「根拠」の統一性画一性が曖昧になってしまうのだ。もちろん不可能ではないが。もとより「統一性画一性」の教育は私は好きじゃないけれど(仕事だから仕方が無い)。


 私が学部(教養課程)生だった25年以上前、マジとても苦しんだレポートがあった。「期末試験をしない代わりに課す」という「哲学」の単位がかかっているレポート。


 お題は『哲学とは何か』


 確かに1年間その先生の講義をまじめに聞いた。出席を取らない先生であったが毎回出てそして最前列に座った。でも話の内容はとてもピーマンで、にっちもさっちも行かない状態だった。


 しかし白紙で出すのも悔しいので、私はとにかく何か書いてレポートを出そうとした。おもむろにレポート用紙に向かってこう書き出した。


 「東京・新橋・品川・川崎・横浜・・・・」


 ちょうどレポート用紙の終わりに差し掛かったとき、神戸の三宮に到着した。そしてレポートをこう結んだ。

 「・・・三宮。であるからにして哲学とは各駅停車である。」


 次の週、レポートが戻ってきた。96点だった。なぜだ!と思ってレポート用紙を見直してみると、新駅2つを含む4駅を間違っているらしく赤が入っていた。哲学の先生、まじめに私の答案に付き合ってくれたようだった。驚きを超越して怖さを感じた。


 その強烈な印象を今も引きずっていて、「学生のレポートは誠心誠意しっかり読まなきゃ」と思うのだけれど、やはり、ポイントとかをネットやメールでやり取りするのかみんな同じようなことしか書いてこない。数人のレポートを読むと「最大公約数」がミエミエになってしまい、そこから先読む気も起きなくなってしまうのだ。


 私の講義でもしレポートが課されたとして、「ハバロフスクからもモスクワまでの、シベリア鉄道の全駅名をロシア語で」書いて提出してきたら、私は、JABEEがどう、シラバスがどうであっても、間違いなく単位を出すんだろうな。


 マジ、レポートの採点は難しい。
 ではそういうことで。

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2005年09月27日 16時25分33秒

居眠り防止器?

テーマ:キャンパス便り

 今の私にはそんな悩みは一切無いのだが、友人の「文科系」大学講師からこんなメールが来た。


 100人単位の大教室で講義をやっているが半分以上の学生が寝ている。学生一人ひとりに何かセンサーのようなものを取り付けて、寝たことを察知するとビリビリさせてたたき起こすような物作ってよ。


 寝てる学生は自己責任だから寝かしておけばよい、というのが私の持論。ただし、寝言を言ったり歯軋りをしたりして他の迷惑になるのは困る。涎で教室の机が腐るのも勘弁願いたいが、講義の妨害にならない限り私は無理に起こそうという気持ちは無い。


 それでも確かに「気が付くと起きているのは最前列の3人だけ」なんてことが前の大学ではあった。教え方がまずいんだなあ、と反省し、以降気をつけた。もちろん起きていた学生には「他のやつには内緒」と前置きして、『ここに激しくアンダーラインしておくと定期試験のときににっこりできるポイント』などを小声で教えたりしていたが(悪い奴だねえ、私)。


 友人の先生からのご依頼の「学生たたき起こしグッズ」。脳波を測定しておいてある基準の状態になると寝たと判断して何か電気的にやってやることはいくらでも可能だ。もっとも、「ビリビリ」はまずいだろう、何か別の方法で起こすようにする工夫が必要だ。寝ている学生を起こす手っ取り早い方法は、「さてと出席を取るぞ」「ここテストに出します」なんていうような一言だ(実際このせりふを言うと起きる学生が多い。気にしてるんだね、みんな)。だから、耳元で合成音声でこのせりふをささやくというのはどうか。あるいは、背中をとんとんと指でたたくような、そういう「ロボットフィンガー」にご登場願うか。いや、その学生のケータイを鳴らしちゃおう。センサーにその学生のケータイ番号をセットしておいて、睡魔が来ると「1コール」、爆睡轟沈状態で「3コール」。もちろん着メロがなってはまずいので学生にはバイブレーターにセットしておいてもらうしかないが。


#それでも結構チャラチャラ鳴るんだよね、着メロ。教室には携帯ジャマーをつけておいてもらわないといかん、とご当局には要望しているのだけど。新米教員の言うことにはなかなか耳を貸してくれなくて・・・。


 前に読んだ何かの論文に、「学生全員に脳波計(ヘッドギアのようなもの)を取り付け、習熟度とかを自動計測し、教官の評価に役立てている」なんてのを読んだ気がするので、実際そういうものも流通しているかもしれない。確かにこういった装置で脳波を測定して逐次処理でデータを取れるとすれば、たとえば映画試写の観客にはこのギアを着装してもらって「どこでどの程度盛り上がるのか」ということを数値で把握することができるし、大学以外でも活用範囲があるかもしれない。少なくとも「教官の評価」に使うのはやめてほしい(だって、私の優位さがつまびらかになってしまいほかの先生が職を失うかもしれないもん=すみません嘘です)。


 装置に頼らず、学生を寝かさない努力。難しいけどいろいろやってみている。やっぱ「私って竹山に似てますかねえ?」という路線しかないか?少し悲しいぞ。
 ではそういうことで。

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2005年09月26日 17時08分18秒

石綿パイプ

テーマ:環境科学

 アスベストの問題が世の中を騒がしているが、あまりまだ大っぴらになっていないものの中に「石綿管」、つまり石綿が混ざっているパイプがある。


 現在の水道の本管は「ダクタイル鋳鉄管」を使用することが常である。枝管の一部には「塩化ビニル管」「鋼管」「ポリエチレン管」等が使用されている。石綿管は、ダクタイル鋳鉄管が主流になる前に、「軽量で安価」等の理由で好んで用いられてきた。しかし、強度的に脆弱さがあり、地震ばかりでなく衝撃にも弱く、すぐに管が割れて漏水を引き起こした。そこでそのような問題がおきない現在の「ダクタイル鋳鉄管」の登場となったわけだ。


 しかし、まだまだ日本には、石綿管が使用されている場所がある。厚生労働省の「水道統計」によると、2003年度で全国で2万km、全国の水道本管の延長の実に3%近くがこの「石綿パイプ」なのだ。さらにその「水道統計」によれば、日本に残る2万kmの石綿管のうちの半数以上が「給水人口5万人未満」の地区に存在する。そういう給水人口の小さな都市では石綿管を積極的にダクタイル管に取りかえるのも財政的にも困難だろうから、当分残るのではないか、と鈴木は考える。


 WHO(世界保健機構)2004年の「飲料水水質ガイドライン」によると「石綿管を通った水道水を飲むことによる健康影響は認められていません」ということだ。おそらく日本の役所に質問してもこの項目を引用して「安全だ」というに違いない。真偽は良く分からない。


 いずれにしても問題なのは、今後耐震化政策などもあって今後石綿管がどんどんダクタイル鋳鉄管に置き換える工事が進むことだ。建物の「アスベスト除去工事」と同様、石綿管の解体作業はアスベストの飛散を伴い危険なのだ。既に行政は道路工事業者などに石綿管を撤去する際は労働安全衛生法に基づく「石綿障害予防規則(H17.7.1施行)」に規定される段取りで対策を実施するように呼びかけているそうだ。つまり、石綿管を撤去する工事をする人がアスベスト被害を受けないよう防護策をしろ、ということだ。


 しかし…。建物のアスベスト除去作業は屋内である。一般的に閉鎖された空間である。養生シートなどで覆えば、ほぼ完全に除去現場からの漏洩はないだろう。一方石綿管は屋外にある。一般的に地中にある。下水道工事などで突如環境に現れる。予期しない構造物として工事用重機が破壊してしまうこともあろう。その際、石綿管が乾燥していていると間違いなく大気中に石綿の繊維が放出される。


 それは恐怖だ。


 しかも、上記引用の「石綿管の延長」は現在使用中の石綿管の長さであって、埋め殺し(使わなくなって地中に放置されたままになっているやつ)の部分は統計に入っていない。実際どの程度の「埋め殺し石綿管」が地中に残っているのかを把握している水道局はきわめてまれであろう。いわゆる『旧市街』みたいなところで道路工事が始まったら、「石綿管が埋め殺されていない」ことを神に祈る、しかないのかなあ・・・。


 やはり恐怖だ。
 ではそういうことで。

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2005年09月25日 09時09分58秒

産業廃棄物

テーマ:環境科学

 最近街行くダンプカーにこんなステッカーが貼ってあるのを見ることがあるだろう。


 「産業廃棄物運搬車
  ドクター鈴木産業
  許可番号 へ931 」


 調べてみると、今年度から不法投棄を防ぐために、「産業廃棄物を運搬する車輌には全てこのシールの貼付を義務付けている」とのことだ。不法投棄を防ぐため、というか、「その摘発をやりやすくするため」といったほうが良いかもしれない。


 このシールを貼らずして産業廃棄物を運搬する車があったとしたら、問答無用で停車を命じることができる。つまり、「もぐり運搬」の抑止力になる、という考え方だ。


 だったら「嘘の番号でも良いからシールを貼っておけば良いの?」ということにも繋がる。もちろん、嘘の許可番号をつけた車で正規の産廃処理場に品物を運搬すればすぐにバレる。嘘のシールを貼った車の目的はずばり「不法投棄」なんだから、処理帳票は関係ないわけだ。


 取締りのための法律ルール、というのはなにか釈然としないところもある。


 例えば私の知り合いの食材屋さん。お客さんに配達に行くときはもちろん野菜果物その他食品材料を運ぶ。戻り便で産業廃棄物となるパッケージの空き箱とかをしかるべきところに運んでいる。つまり、片道が「産業廃棄物運搬車」で、そのときは、ステッカーを貼っておかなければばならない。ステッカーだから取ったり剥がしたりはできないから、産業廃棄物を運搬していない即ち食材を運搬している状態でもそのシールを貼付しなければならない。でも流石に「廃棄物運搬車」と書いてある車から食材を買うようなお客は限られているわけで、困ったその食材屋さん、「ステッカーではなく(剥がしたりすることができる)マグネットでは駄目か」と管轄の保健所に相談に行ったそうだ。


 「前例が無い」「通達には”安易に剥れないよう、ステッカーとする”と書いてあるから、ステッカー以外は駄目」「良いというもの以外は全て違反である」


 食材屋さん、現在マグネットで頑張っているらしい。万一摘発されたら法廷闘争で白黒つける、最高裁まで戦う、と鼻息が荒い。


 法律も悪いし役人も悪いぞ。もっと柔軟にならないと…。でも「裁判になったら傍聴に行こう!」って楽しみにしている私も同罪か。やれやれ。
 ではそういうことで。


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2005年09月24日 09時55分43秒

大学改革「冠講座と相互乗り入れ」

テーマ:キャンパス便り

 先日本学では某大企業がスポンサーとなった「冠講座」が開催された。非常に興味深い内容だったしスケジュール的に若干余裕があったので、私も聴講した。「井の中の蛙」になりがちな大学の関係者にとっては大海を知るチャンスだったと思う。


 今回の「冠講座」は単発1回こっきりの開講だったが、次年度以降は通年化定期化してちゃんとカリキュラムシラバスに掲載できるようにする、単位も出すぞ、と学長以下事務方は張り切っていた。


 国立大学が法人化して以降、TLO(大学の所有する知的財産を管理する機構)の活用や産学官連携による外部資金の導入が盛んになってきたが、「冠講座」も「外部の資金で大学を活性化できる」という営業的側面からあちこちで取り入れられるようになってきた。


 従来の大学は「研究」と「教育」に力点が置かれていたわけだが、さらに「成果の活用」を経て「収益性」までもを考えなければならなくなった、ということだろう。


 「冠講座」そのものは、アカデミックインタレストを刺激し、あるいはその欲求を満足できるものであれば聴講者側からは異論は無い。ただ、あまりに収益性というのか「大学に落ちる金」のことばかりを考えて内容がついていかなくなるのも問題だと思う。両者のバランスは重要だと思う。


 本学で最初の「冠講座」、私の横に着席されて聴講されていた教授が「法人化前までは国立大学の講座が民間の資金で開講される、あるいは民間企業の名前がエンタイトルされているような講座なんて考えられなかった。時代は変わったなあ。NHKで民間企業の広告が流れるのと同じインパクトなんだろう。」としみじみともらしていらっしゃったのが印象的だった。


 いやNHKだってこのごろは「関連子会社(出版関係とか企画会社とか)」の広告を堂々と流しているから、NHKニュースの途中でアナウンサーが『お知らせの後、まだまだ続く』等と口走っても驚きは無いかもしれない。


 これなら驚くが↓

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 本学の近隣(結構離れているが…田舎なので)に私立大学が数校あるが、大学間をネットワークして「単位の相互乗り入れ」をやるらしい。うちは理科系、他校は文科(経済・経営系)と芸術系である。どんな単位を「相互乗り入れ」でやるのか、聴講のための費用はどうするのか、レベルの違う講義群とそれぞれの単位の整合性をどうするのか、問題は山積していると聞いている。面白そうな企画なのでまずは1回試してみれば良い。私が現在本学の学生だったとしたら毎日毎日理科系の話なのでたまには文化芸術の話を聞きたくなると思う。単位云々もあるだろうがそんなことより「知識欲」だけで受講に行くと思う。今は他大学の講義を聴きに行くことはルール上できないのだからそれだけでも認めてくれるとありがたい。


 大学もどんどん変わらなきゃいかん、と思う今日この頃。
 ではそういうことで。 

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2005年09月23日 12時44分50秒

三浦で講演

テーマ:ローターアクト

 


 神奈川の干川君からの依頼で講演を行うことになった。10月下旬、三浦海岸の某ホテルで、だ。テーマはずばり「ローターアクトって何?」。だから答えを先に言ってはいけないので、このブログで、その質問は無しね(苦笑)。


 約90分講演をして、その後懇親会だそうだ。私は、話しそのものよりも懇親を深めるほうが好きなのだ。だから、講演に間に合わない場合と参加を躊躇している関係者の方も懇親会だけでもどうだろうか。主催の干川君の思惑とは異なるかもしれないが、私は歓迎。今の予定では、講演が17時半からで、懇親会が19時からだそうだ。


 さて、真夏の三浦海岸はサーファーのメッカと化すが、10月ともなるとどうだろうか・・・。ネットサーファーは多いだろうが・・・。


 そんな心配をしていたら、友人が冒頭の画像を創って送ってきた。やっぱり地元では鈴木の来訪を快く思っていないのかもしれない(マジで?)。
 

 拡大はここ をクリック。

 滝川クリステルジェネレーターというソフト でやったものらしい。しかし、著作権とか肖像権はどうなっているのだろうか(苦笑)。 知的財産を扱っている私には何か臭うものがあるのだが気のせいだろうか。


 画像のことはこっちにおいといて、関係者の方には、この講演会(あるいはその後の懇親会)でお目にかかれることを楽しみにしている。

 ではそういうことで。

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2005年09月22日 12時48分43秒

教授への道

テーマ:キャンパス便り

 大学での私の現在の職名は『客員助教授』である。別名「助教授の称号を冠した非常勤講師」ということもできる。あくまでも大学の正規職員ではなくて、平たく言えば「アルバイト講師」に「助教授」という冠がのっているのである。普通は別の大学や企業を定年で退官したような先生が老後の楽しみ的に薄給で講師をやるときに、こういう冠がつくことが多い。私のように『現役企業人』がその副業的に講師をやる際に冠がつくケースはまれだという。


 どうせかぶるのならば「助」が無いほうが良いわけで、あるいはできれば「常勤」を狙いたいので、今の大学には申し訳ないが、「(別の大学の)教授」への道を模索している。


 私は今までは私立大学に(非常勤として)籍を置いていたが、今回国立大学に移ったわけだ。その際、多くの「大学関係者以外の」方から、「(国立大学法人を含め)大学の先生になるにはどうすればよいの」と聞かれた。いろんな方法がある、と答えた。過去勤めた某大学では「社会的にスキャンダラスな事件を起こした先生を懲戒解雇した。ついては授業に穴が空くのも困るからとるものもとりあえず後釜やってくれ」とゲロマジで大学理事長に(飲み屋で)口説かれたこともある。それより以前工業高校で教鞭をとることになったのは、海外協力隊(国際協力事業団)がらみのコネで、「海外に赴任する先生と入れ替わり」で着任したこともある。いわゆる「産休先生」みたいなものだ。採用試験はなしね。でも思い切り「縁故採用」であり、なんとなくさえない。


 で、最近の正攻法は「公募」だ。つまり「大学教員の公募」に応じてみるという方法。現在勤めている大学でも最近は教員を公募によって求めるケースがほとんどになっている。従来大学教員はある種徒弟制度で、教授・助教授・講師・助手、というピラミッド状の「階級制度」があって、上が抜けるとところてん式に下の位のが持ち上がる、なんてことがあったが、現在では、助手がいきなり(公募制度で)教授になるような「二階級特進」とか、教授が抜けるのを楽しみに順番を待っていた助教授を出し抜いていきなり他から教授が来たり、と人事もずいぶんスリリングになってきている。何を隠そう、私だって今の大学も公募に応じて採用されたのだが。


 ということで、別の大学の「教授」採用、に応募してみた。


 書類の締め切りは8月末であった。ちゃんと間に合うように体裁を整えて発送。大学では会議を開いて「書類審査」をして『一次合格者』を決める。そして一次通過者に連絡して面接(多くの場合は模擬講義とかのプレゼンをやる)の日程調整をする。そしてその後また会議を開いて合格採用者を決定する、という段取りだ。そろそろ書類審査が終わって面接の通知が来る頃だ、と思っていたら昨夜その大学から封書が来た。面接のお知らせなのか、書類審査で落ちた通知か・・・楽しみながら開封してみた。


「本学の教員公募にご応募ありがとうございました。間違いなく書類を受領しました事をお知らせいたします。
 お預かりしております書類は、採否に関係なく、11月中旬には返送いたします。」


と(だけ)書いてあった。


 そこで私は頭を抱えて考え込んだ。この通知の真意を。


 1) 書類審査不合格だった、ことをほのめかしている
 2) 書類審査に通過したが、面接の予定が大学側で未定なのでとりあえず繋ぎ止めのために通知を送った
 3) マジ、額面どおり、書類を受け取ったことだけを伝えている


 どれなのだろうか。駄目なら駄目で別の大学にも書類を出そうと思うが、一応順序っていうものがある。まだ正式に駄目といわれていない。


 今の大学も別に居心地が悪いわけではない。いやむしろ、毎日こんなブログ書いていても解雇されない校風が気に入っている。できれば生涯ここに勤めたい(だから常勤にしてください、理事長=学長様)。


 なかなか願いはかなわないものだけど。
 ではそういうことで。

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2005年09月21日 11時48分50秒

リトマス

テーマ:環境科学


 リトマス紙の性質は広く知られているが、「リトマス」の意味を理解している方はそんなに多くない。

 リトマスとは苔の一種である。南半球や地中海に広く分布する「地衣類(ちいるい)」で、海辺の岩石上に群生する。そのリトマス苔を石灰で煮出しアンモニアを添加して酸化発酵させたものをろ紙に浸して乾燥させたものだ。青色と赤色の2種類のリトマス紙は、アンモニア(青色)や塩化水素(赤色)等で染色した結果である。

 日本では「リトマス苔」はなじみが無い。そんなわけでリトマス試験紙を自作することはなかなか難しい。しかし、同じように「植物」を原料に『pH測定試薬』を作ることは可能だ。

 私が作ったことがあるのは「ムラサキキャベツ」を原料とする。ではレシピ(三分クッキングのBGMを流して頂戴)。

 材料としてムラサキキャベツを適量用意する。ムラサキキャベツはなるべく細かく切りエタノールに浸す。それを水浴で加熱し、ろ紙で濾せば出来上がり。出来上がりは「紫色の溶液」である。



 その「紫キャベツの色素」溶液に酸性のもの、アルカリ性のものを加えるとそれぞれ以下のように色が変わるはずだ。


pH
1
2
3
4
5
6
7
8
9 青緑
10
11
12
13 黄緑
14

 色の濃い野菜で、同じように「pH指示薬」ができるかどうか、是非試してみて欲しい。
 ではそういうことで。

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