ドラマに学ぶ医療現場の真実

医療ドラマに出てくる場面を取り上げて、ちょっとした解説を加えたり、実際の現場ではどうなのか、なんてことを書いています。
「Doctor-X 外科医・大門未知子」で始めて、
次が「医龍4~Team Medical Dragon~」。
そして今は「アリスの棘」です。


テーマ:

今回も色んな専門用語がありました。


・「二尖弁」(にせんべん)


けっこうこの単語は話題の中心になってましたね。

後日あらためて取り上げます。


大動脈が心臓から出るところに弁がついていて逆流しないようになっているのですが、普通はこの弁、三尖弁なんです。3つに分かれた弁なのですが、たまにそれが2つの弁でできてる人がいます。

京都大学心臓血管外科のサイト をご紹介しておきます。

「大動脈弁疾患」のところに二尖弁のことが書いてあります。



・ステントグラフト


カンファランスでちょろっと出てきてました。以前僕のブログで書いたことがあります



・「麻酔科医?拘束時間が長いし、地味だし、感謝されないし」


こら!早川!生意気言うのもいい加減にしろよ!


えーと・・・。

パス!



・経食エコー(経食道エコー)


通常、心臓をエコーで見るとき胸に器械を当てますが、手術中は口からエコーのプローブを入れて(胃カメラのようなイメージです)食道側から心臓を見るのです。

その時に麻酔科医が操作して、心臓を色々チェックします。



・プラーク


血管の内側に脂肪の塊のようなものがぼっこりとついていることがあります。それを指しています。

アステラスのサイト に説明がありました。



・左室流出路狭窄


これは・・、大動脈弁の病気ということで手術になったはずの少年が、違う病気(肥大型心筋症)を合併していたことが発覚して分かった病態でした。

これがあると、弁の手前のところが狭くなっているので、弁を治してもそっちが問題になってきます。

実際は弁の手術でも心臓全体を検査するので、事前に分かると思います。

慶応大学のサイト に図がありました。



・「アオルタデクランプ!」


アオルタとはAorta=大動脈のことです。

デクランプはクランプ(器具で挟むこと)を解除することです。


人工心肺を回しているとき、大動脈の根元を器械ではさんでおいて、血液が大動脈に行かず、人工心肺側に流れるようにしています。

でも、心臓の手術が終わったら、心臓をまた動かし始めて、大動脈経由で血液を流すという元の状態に戻さなければなりません。


そのはさんでいた器械を大動脈から外して、元の状態に戻すときが「アオルタデクランプ」です。



・アブレーション


手術中に不整脈が出てきて大変なことになっていましたが、そのときの治療法でした。


心臓は電気刺激がぶわっと全体に伝わって収縮するのですが、その伝わり方は決まっています。

「上から順番にこういう経路を通ってくださいね」と道筋があるのです。

それで効率的にポンプの役割が果たせるようにぎゅっっと収縮するのです。

でも、勝手に電気刺激が発生したり、変な道を通ったりすることがあります。これが不整脈になります。


そのおかしな部分を焼いてしまうのがこの「アブレーション」です。

カテーテルでやることが多いですが、手術中にやることもあります。



こんなところかなぁ・・。

他に分からないところってありあました??




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