日本美容外科学会認定専門医Dr.石原の診療ブログ~いろんなオペやってます~タウン形成外科クリニック

国内でも数少ない日本美容外科学会認定専門医のタウン形成外科クリニックDr.石原のブログです。美容外科医として21年、学会専門医に認定されて15年の経験で、他院で受けられた手術の修正(やり直し)の治療を特に専門にしています。


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年齢とともにバストが垂れ下がってしまった方が豊胸を希望される場合、気をつけなければいけない重要なことがあります。それはバストの下垂の程度です。

下垂の程度が強い方に、単に通常の豊胸術を行うと、シリコンインプラントは正常の位置にあっても、乳輪や乳頭の位置する皮膚が下に残されたように垂れ下がったままで、とても不自然な結果になってしまいます。

下垂の程度の目安の一つは、乳輪、乳頭の位置がバストの一番下のライン(乳房下縁)より上か下かが重要になってきます。

乳房下縁より下にある乳輪、乳頭は、通常の豊胸術では上方には持ちあがってきません。その際は乳房吊り上げ術(マストペクシー)が必要になります。



【Before】

【After】


吊り上げ手術は乳輪周囲の半周もしくは全周にわたって、それより外側のたるんだ皮膚(表皮)を切除して、巾着縫合の要領で縫い合わせて引き上げる方法です。

どの方向にどれだけ持ち上げるか、たるんだ皮膚をどこまで切除するか、そしていかにきれいに丁寧に縫合するか、さらにシリコンとの位置バランスの調整具合で仕上がりが大きく違ってくるので、それなりに難易度が高い手術です。

ぜひ経験が豊富な専門医にお任せください。


それでは結果をお見せします。


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性同一性障害で悩まれていて、医学上は男性ですが、女性化を希望される方は多くいらっしゃいます。女性らしくなるために、多く望まれるのがバストを大きくしたいというご希望です。


今回ご紹介する患者さんは60代後半の男性で、女性になりたい願望をずっとお持ちで、何十年にもわたって女性ホルモンの注射を打ち続けていました。そのために男性にしてはふくよかなバストです。ご本人の長年の夢であるシリコンによる豊胸手術を行いました。


それでは術前・術後の写真をお見せいたします。


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30代の方で豊胸を希望しています。

やせている方で、胸郭(胸の骨格)の胸の部分がくぼんだようになっていて、きれいに仕上げるにはそれなりの大きさのシリコンが必要です。

ただし、ご本人は大きすぎて不自然になってしまうのでは、ということ不安があったので、いつものように硬膜外麻酔のもとに手術を行い、術中に一緒に鏡で何度も確認しながらサイズを決めていきました。ご自身の目で見て納得していただくのが一番です。

最終的には240mlのスーパーソフトコヒーシブシリコンを選んでいただきました。


それでは術前・術後の症例(画像)を3方向からお見せします。


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元々のバストに左右差がある方に豊胸手術を行うときに、シリコンの選択で迷う場合があります。

まず、明らかに左右差がある場合は、挿入するシリコンのサイズで左右差を調整するのですが、必ずしもぴったり合うことは難しいので、どの程度まで左右差を整えるか、手術中に患者さんに鏡で見ていただきながらシリコンサイズを決定します。ご自身に見ていただくので、左右差を微妙な加減まで調整できます。

次に、左右差がわずかでご本人もほとんど気にしていない場合ですが、実際にシリコンで大きくしてみると、左右差が明らかになってくることも多く、安易に左右同じ大きさのシリコンを入れてしまわずに、やはり手術中の確認が大切です。


それではバストに左右差のある方の症例(画像)をお見せします。


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第103回日本美容外科学会が東京ビッグサイトで開催されました。



私の今年の発表は「漏斗胸患者に対するシリコンインプラントを用いた豊胸術」です。

漏斗胸とは、胸郭(胸と背中を取り囲む肋骨全体)の前胸部の肋骨や胸骨に当たる部分が生まれつきへこんでいる状態で、全人口の1000人に1人くらいの割合でみられます。幼児期に軽い呼吸器系の症状(風邪をひくとゼーゼーしやすいなど)や、心電図上に不整脈が見られたりすることがありますが、重篤な合併症はほとんどありません。

問題は見た目です。洋服を着た状態でも胸がへこんで見えることもあり、コンプレックスになると、思春期前くらいに胸郭に金属のバーを入れて前に出るように矯正する手術(Nuss法)をする場合があります。ただし、大がかりなNuss手術を受けるほどの漏斗胸の程度でない方も多くいらっしゃいます。

さらに女性の場合は深刻な問題があります。漏斗胸の方はバストが実際よりも小さく見えてしまうことです。時に、へこみが強い胸郭側のバストの発育不全が見られることもあります。

そのような方たちのために、シリコンインプラントを用いた豊胸術を積極的に行ってきました。ご本人が理想とする大きさや形により近づけるために様々な工夫をしてきましたが、それらについての発表でした。今回は海外から出席されたドクターも多くいらしたので、英語で発表としました。

また、近いうちに医学論文としてまとめたいと考えています。



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