富山県はこのほど、在宅療養者の介護者が急病などの緊急時に、介護保険法の指定を受けた病院のショートステイ専用病床を確保して提供する事業を開始した。都道府県では初めての試み。

 県が昨年11月に実施した医療系ショートステイの実態調査によると、ショートステイが必要な利用希望は1日当たり2.5件発生しており、このうち34%が利用できていなかった。

 対応する病院は、光ヶ丘病院(高岡市)と桜井病院(黒部市)で、それぞれ2床ずつ。市町村で先行していた横浜市、川崎市、仙台市の事例などを参考にした。利用期間は7日以内、介護保険制度の通常の利用料と食費などの自己負担が必要となる。

 4月20日に県内の各市町村や関係機関に告知。21日に県のホームページに専用ページを開設して周知を図る。利用希望者はケアマネジャーか主治医を通じて申請する。

 高齢福祉課では、「緊急対応を目的としているが、申請から利用開始までに1日くらいはかかる。利用開始までの時間短縮を検討するとともに、病床提供する病院の拡大を図る」としている。


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