◆DNA◇

たくさんの言葉よりも あなたの一言で 元気になれるの フシギ


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一人でいるのが辛くて 
君を抱いた

一人が平気でいた頃が
懐かしい気さえする

今は誰かに
甘えたくて
誰かの
体温を感じたくて
君を抱いたんだ

そう
きっと
誰でもよかった
この気持ちが埋まりさえすれば


いつも会社で会ってる人…
目が合うと少し困ったように目を伏せた。
3歳も歳が離れているようには思えない、素顔のその人はいつも知っている彼女なのに、彼女じゃないみたいだ。

元彼女とも一緒にお風呂に入ったことはあったけど、向き合って入ることなんてなかった。
その距離が、僕とその人の気持ちの距離なのかもしれない。
長い髪が湯船に浸かる度、動くたび、白い水面が波紋を起こす。


短い時間が、永遠に思えるた。
絶えられずに声をかける。
いきなり名前を呼ばれて驚いた目が一層大きくなる。
そろそろ出ようかと告げた僕に、その人はこう言った。
「…ごめんなさい。」

何がごめんなのか
何がその人を萎縮させてるのか
ごめんと言うべきなのは、僕の方なのに


そして僕はまた彼女を抱いた
「いいさ」という一言を残して

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泡の匂い。
水の音が聞こえてくる。
大きなバスタブの中で揺れる2つの影。


目の前に横顔のあなた。
そして、かしこまったまま座っている私。
泡風呂にしたせいもあって、胸まで浸かっていると相手には見えない。
ついさっきまでお互い触れ合っていたのに、なんだか恥ずかしい。ギュッと座りなおす。
そんな私の気持ちを知ってか、知らずか、3歳年下の彼、成宮謙一はずっと横を向いて、こっちを見ようとしない。

後悔してる?
してない?
どっちの顔なの?

聞きたいけれど、聞けないでいる。
簡単な事なのかもしれないけど、やっぱり・・・。

バスタブの中の二人。
同じ場所にいて、同じ時を過ごしているのに、同じ気持ちなのかわからない。

やっぱり、成り行き?勢い?

メビウスの輪ような答えのない質問を、無言で彼に投げかける。
(遊びですか?)


打ち上げ後、気がついたら2人とも泥酔状態。
家が同じ方面だったこともあって、一緒にタクシーに乗り込んだ。
で、気がついたらホテル。
ううん、気がついたらなんて変だよね。泥酔だったけど記憶ははっきりしてる。
タクシーに乗り込んだあと、帰りたくないオーラーを出していたのは多分、私の方。
彼の手を自然と握っていたのは、私。

「・・・運転手さん、そこで止めてください。」

タクシーの中で沈黙を破ったのは彼。


魔が差したの?


「・・・山田さん、」
急に名前を呼ばれて、パッと顔を上げる。さっきまで耳元で囁いていた声と同じとは思えないほど、冷たい囁きで体が冷えてくる。

やっぱり、後悔してるのね。


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会社に向う朝。
眠たそうな人、急いでいる人、疲れている人…いろんな人の顔がある。
中でもあの人の背中は一番疲れているみたい。
「おはようございます。成宮部長」
「あ、おはようございます。」
疲れは顔にも出ていて、目の下に明らかにクマがある。
「どうしたんですか?部長?今日お疲れですね」
「あ…。なんでもないよ。ありがとう。」
エレベーターに乗り込むと自然と部長と離れた位置になってしまい、話は中断した。


成宮謙一、30歳。
若くにしてBORUBI社の広報部長を務める。
堅実で努力家。
年の割には落ち着いているところから、女子社員の間で「若旦那」というあだ名がついている。


ここ3週間、新しい企画をむかえ、広報部はそれこそ不眠不休で仕事をしてきた。
私もその一員として仕事をしていたが、成宮と初めて一緒に仕事をして、この人が上司で良か
ったと思ったことが何度かあった。
企画を考える時、個人同士のトラブルがある事は珍しい事ではない。
今回の企画でも、成宮とトラブルになりそうな雰囲気があったが、落ち着いて動じていなかっ
た。
周囲には受け身の態度で接し、自分を押し通すことはなく、言葉で人を巧みに説得することも
ない彼。
しかし、何かひきつける情熱があり、そこが魅了の一つになっている。
そういう上司だと、仕事はやりやすく、企画も最高のものにしあがったのは言うまでも無い。


3歳下の彼が、今気になる存在だ。
といっても、恋ではない。


「山田さん、今夜L企画の打ち上げをするから、20時にいつもの所でね」

いつもの会社近くの居酒屋で打ち上げ。
成宮の隣に座った私は、そんな話はするつもりではなかったのに、つい魔が差したのか聞いて
しまった。
「部長、付き合っている彼女いるんですよね?」
笑顔で話していた彼の顔が一瞬曇る。
「もう、いないよ。」
「え?結婚の約束もしてたんでしょ?」
いつの間にかため口になっている事にも気づかないほど、驚いた。
「…。」
成宮は少し酔いが回ってきたのかいつもより饒舌になり、最後の彼女とのやり取りを吐き出す
ように話した。
彼女が完治しえいるものの、過去に病気(なんの病気だったのかは教えてくれなかったが)で、
母親に話したところ「別れなさい」と言われた。
彼女にそれを告げると、拒絶され、そのままもう2週間は連絡もないという事。

「なんでなのか、さっぱり理解できない」
「・・・ばかね。」
「馬鹿とはなんだよ!年下だけど、仮にも上司にむかって」
「だって、ばかなんですもの」
「…!ば…」
彼はまた何か言おうとしたが、思いとどまる。
ほんと、ばか。                 
「…ばか、だよな。ほんと」 
彼がつぶやく。
温厚そうに見える彼だけど、ほんとは短気なのを知っている私にとっては、新鮮な出来事だ。
年下だとか関係なく自然に「かわいい」と思う。
大人っぽくみえて、女心なんて全然わかってないみたい。
 

恋が芽生える瞬間
結婚する相手にであったら、頭の中で鐘がなったり、ビビビッてくるっていうけど、なんだろ。
今まで以上に自分が愛しく感じる。
失くしたものを見つけた瞬間のように、心が浮きだってる。
本心を明かすのが見苦手な私は、今まで経験してきた恋愛を思い起こしてみても、そのことが
原因で別れたといっても過言ではないだろう。
でも、成宮にはなんでも話せる気がしてくるのは、仕事面での彼を知っているし、信頼してるか
らなのかな。
うれしくて、つい、言ってしまった。

「好き」




今考えても赤面ものだけど。
女心なんてわからない彼は、その場もクールに乗り切ったけどね。
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「AFTER」の番外編です。
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「愛ちゃん、これ3番にお願い」
「はい~!」

駅近くにある居酒屋「てんち」
夕方5時開店の店は、仕事帰りのおじさんやOLで19時から少しずつ忙しくなる。
常連客が多く、一人で来てくれる人もいる。
これも店長の人柄なのかな。
したい事をするまでのステップのつもりで働き始めたバイトだけど、接客業は思いのほか楽しい。
いろんな人と接する事が好きなのかな。
「愛ちゃん、聞いてよ~、今日部長がさぁ~」
「斉藤さん、飲みすぎ注意ですよ?」
こうして平凡ではあるけど、充実した日々を過ごせる事に今、喜びを感じる。


あの後、私からも先輩からも連絡することなく、恋は消滅してしまった。
きっかけはちょっとした、ほんの些細な事だったかもしれない。
3年も付き合ってきて、結婚の約束もしていたのに、別れる時は信じられないほど会話もなくあっさりしたものだった。
3年間ちょっと背伸びして先輩と付き合っていた気がする。
「こうしなくてはいけない」とか「こうあるべき」とか自分にも、相手にも求めていた。
そんな事、どうでもいい事なのに。

人伝えに先輩が結婚した事を聞いたのは、それから半年後のこと。
結婚相手は彼の職場先のOL
なんでも彼より年上だとか。
ショックはショックだったけど、不思議に涙はでなかった。
私は私らしくていい。
そう気づいたときに、もう恋は終わっていたんだ。
私の生活は今でも変わってないつもりだけど、ちょっと世界が広がったように思う。


「愛、今日も潤くん来てるよ」

潤はあれ以来、バイト先にちょくちょく現れるようになった。
たまに女の子も一緒に来る事もあるけど、前みたいに非常識な感じの子はいないみたいだ。

「ねぇ彼女、今日暇?」
「今日も彼女とデートじゃないんですかぁ」
ちょっと意地悪を言ってみても潤には通じない。ニヤリと笑って、そんな事ないよ、あいちゃん一筋!なんて。
私もだんだんそれに慣れてきて、そんなやり取りが心地よくもなってきている。
先輩との恋が消滅した夜、潤がそばにいたから私は、私を取り戻したのかもしれない。
変態とばかり思っていた潤に、救われるなんて思ってもなかったけどね。

この先、いろんな人と出会って、恋をするかもしれない。
今はまだ考えられないけど。
でも私が私らしくいられる人に出会いたいと願う。
そして、相手にもそう感じて欲しい。
いつかきっと…。

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高級マンションとは程遠い、駅近の文化住宅。
派手そうなのにこんな所に住んでるんだ。ちょっと意外。
潤が部屋の鍵を取り出した時、まんまと罠にはまってしまった事に気づく。
私、いったい何やってるんだろう。
病気が完治して喜んでいたのが、遠い昔のように感じる。
まさかこんなところに泊まるなんて、夢にも思っても見なかった事だ。
部屋は思ったよりもきちっとしていて、簡易ベットにパソコン机・・・唯一、変わったところといえば、壁にかかったはがきサイズの絵。
大きな木に小さな女の子が登っている。
男の子の部屋に飾っておくには、違和感がある。でもなぜこの絵を飾っているのかわかる気がするくらいそこに立つだけで癒された気持ちにさせてくれる。
不思議・・・・。
「あ、その絵?気に入ってくれた?」
潤の前だとなぜか強気になる私も静かにうなずく。
「それ、あいちゃんだよ」
「え?」
「あの日、初めて会った日からずっと忘れられなくて、それ描いたから」
コップに水を注ぎながら、サラリとそういった潤はたぶん、照れていたんだろう、毎度見つめる目線をはずしていた。

この絵を描いたのは潤。
そして、ここに描かれているのが、私??
何をするのかわからなくて、何かしそうで、怖い。
怖って感じながらもなぜか拒む事が出来ないでいる。
この人は怖いのか、優しいのか・・・。
ただ、要領が悪いだけなのか、計算なのか、わからなくなってきた。
それくらい、絵には迫力があり優しさがにじみ出ていた。

「ねぇ、お腹すいてない?何か作るよ」
意外にも潤の作ってくれたものはおいしくて、十分にお腹を満たしてくれた。
「そういえば、一緒にいた女の人、どうしたの?」
「あ~っ。置いてきちゃった。」
やっぱり、こういうやつだ…。
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トンネルを潜ろうとしてようやく、後の人影に気づいた。

「やっぱり、好きだったんだ」

やっぱりって何よ、あんたが私の事、どれだけ知ってるって言うのよ。
悔し涙なのか、後悔の涙なのか自分でもわからないうちに、溢れてくるソレをぬぐう事もせず、振り返り潤を睨んだ。
潤は何か言いかけようとしたが、その後は何も言わず一緒にそのまま駅に向って歩いた。

駅はもちろんこんな時間に電車が走っているわけもなく、酔っ払って終電を乗り過ごした人が端で寝ていたり、携帯電話をかける若い人、タクシーを待つ人。
あんなに昼間は人でごった返しているこの駅も、今では眠りについているようだ。
始発の電車を待つ人の中に入ろうとすると、呼び止められた。
「ねぇ、俺の家、ここから近いんだけど、来る?・・・って来るわけないか。」

当たり前じゃない!あんたには前科があるんですからね。しかも、何で私が知らない男の家なんかに行かなきゃならないのよ。
無視して壁を見つけ、体育座りをして顔をうずめる。
今日一日、厄日なんだわ。きっと。

潤の気配も感じなくなり、少し落ち着いて来た頃、周りに数人の気配を感じて頭を上げてみる。
前に立って怖い系の人が2人、声をかけてきた。
「なぁ、姉ちゃん、これからどっかいかん?」
「こんなところで寝てたら、風邪ひくで~~」

やっぱり、今日は厄日だ。
断ろうと腕を伸ばすと、今度はその腕を掴んで無理やり立たそうとする。
「・・っ!やっ!!」
「ごめん、おっちゃん、こいつ俺の連れやから」
一番、どうでもいいヤツなのに、声を聞いてホッとした自分に腹が立つ。
助けて欲しいけど、こんなヤツボコボコにしてやってっ!
「おぉ!潤やないけ!そうけ、お前のコレか」
「堪忍なぁ~」
そう言って2人は消えていく。予想外の展開に唖然としてる私を見て、潤は「ほらな」と目で語っていた。
こいついったい何者なのよ。
類は友を呼ぶって事!?

「またここにいたら、あんな連中が寄ってくるよ?」
あんたも、あんな連中の中の一人なんですけど。
「何?俺が怖い?」
そうよ、怖いわよ。毛が逆立つほど、怖い。
「大丈夫、あんたみたいなオタフク、襲わないから」
「・・・・!!」
またボルテージが上がる。コイツといたらなんでこんなに熱くなるんだろう。
「あいちゃんのエッチ」
わかったわよ~!!行くわよ、行けばいいんでしょ!こんなやつ、怖くなんかないわよ!
後から目を吊り上げてついて行くわたしを見て、潤は初めて微笑んだ。
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「ねぇ、あいちゃんはどうしたい?」

それは私にしか聞こえないような、呪文のような言葉だった。

アイチャンハドウシタイ

私、私はどうしたいの?このまま黙ってここにいる?
先輩とホテルに帰って話し合う?
「ごめん」なんて思ってないけど、謝る???
それとも…。

潤が私のそばに来て異変に気づいたのか、先輩が冷ややかな目で潤を一瞥した。
「…知り合い?」
「え…」
首を振ろうとした時、今度は聞こえるようにこういった。
「俺達、夏からのお知り合いなんです~ぅ。ね、あいちゃん」
「本当なのか、愛?」
ううん、知り合いなんかじゃない。こいつは初対面にもかかわらず、ずうずうしくて、人のことなんてどうでもいいような。
ただの変質者。
でも…
心の中で何か叫んでる。

ドウシタイ??

気がついた時には走り出していた。
行きかう人が振り向くくらい、走っていた。
私はただ、逃げたかったんだ。


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3.再会

彼にプロポーズを受け、私が恥ずかしそうにうなずく。
今日は最高の日になるはずだった。
なのに、彼の無神経さで彼のお母さんに付き合うのを反対されたと聞き、ショックを隠せない私
そんな先輩が信じられなくなった私
そして、もう会うはずはないと思っていた嫌なヤツに会うはめになろうとは。
矢田潤は以前あったときと同じように、何事もないように右の八重歯を見せて笑っていた。

「ねぇ、さっきの彼氏?」
あの暑い日に会った時の恐怖を思い出して、私は無言で立ち去ろうとした。
「あぁ~前のことは、謝るからさ、ねぇ」
うるさいわねっ!もう構わないでよ、あっちに行って!!
「ね、あれ、追いかけてくるよ?」
後を振り向くと確かに彼が追いかけてくるのが見えた。あの状況でも追いかけて来てくれたことに少し見直した。
きっと私はあの時点で彼のプライドをズタズタにしただろうから。
私はそのまま彼が走ってくるのを、時が止まったように見ていた。そして私の前に・・。

あの時はこの人が信じられずに、店を出て行ってしまったけど、本当はこの人もちゃんと私のこと考えてくれてたのかも。
「愛、どういうつもりだよ!!」
3年間付き合ってきたけど、ここまで怒った姿を見た事がないくらい、怒っているのがわかった。
その形相にあっけにとられ、言葉を失う。
深く長い沈黙を破ったのは、潤だった。
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それ、笑いながら言うことですか??
今までの気持ちがサァーっと引いた気がした。
その後も話し続けていたが、まったく私の中には入ってこなかった。

先輩のお母さんが、「ダメだ」「別れなさい」と言った気持ちも少しは理解できる。
完治しているとはいえ、いつ再発するかわからないということなのか。
でも、それに対して先輩が私の弁護をしてくれなかった事実に愕然とした。
うそでもいい、「愛の悪口は言うな」とか「何があっても別れない」とか
「愛がもし末期の癌だとしても、好きだ」と言って欲しかった。
それって、ドラマの見すぎ???
私のわがまま???
あんなにかっこよくて、好きだと思っていた人が、ただのマザコンにしか見えないのはなんでなんだろう・・。

「・・・ねぇ、愛??聞いてる??」
「・・・は、はいっ」
「今日、大丈夫だよね?今夜、部屋とってるから」

食べようと思っていた多分、ストロベリー味のアイスはいつの間にか溶けてて、上に乗っていたハーブが悲しげに揺れている。
「すいません、私、もう帰ります」
「え!?」
ビックリしている先輩を感じながら、出口へと向う。

「愛、どうしたんだよ」
どうしたって、どうしたって…!!
そんな事もわからないの???
会計を済ませようとしていた先輩が、手を掴む。

「!!!生理なんです~~~!!」
レストランにいる人、ホテルの人が一斉にこっちを向くくらい大声で告げる。
そして、ブンと手を払って、そのまま出て行った。
会計で財布を落としそうになっている彼を後にして。


なんなのよ、なんでよ!
「ねぇ、ほんとに生理なんだ??」
「!違います!!」
まだかっかしていた私は横から聞こえる声に向って吼えた。
ああ・・・しまった・・・。
「す、すいません。ちょっと気が高ぶっていたものですから」
「へぇ~~」
「いいわよねぇ~~じゅんちゃん~」
ん??じゅん???じゅん……。
聞き覚えのある名前・・・。恐る恐る顔を上げてみる。
一番会いたくない顔がそこにあった。
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夜9時―
いつものホテルのレストラン
こんなところを知っている、大人な彼が大好きだったりする。
今日は最高の日になりそうな予感。

ふと外を見ると年食った派手な女の人が、若い男の人と腕を組んで歩いてる。
顔は見えないけど、あれ、怪しそうだなぁ~なんて思っていると彼が来た。
「?どうした?」
「あぁ、なんでもないです」
げげ。。。怪しい女に思われたかしら??
「ごめんな、仕事が押して」
「いえ、気にしないでください」
3年間も付き合っているのに、今だに丁寧語になってしまう。
ぶってるわけじゃないんだけど、どうしても先輩と合わせようとして大人になりきれない私。
「で、どうだった?」
検査の結果を聞くと予想通りの反応で、やっぱりかっこいいとか、好きだなぁ~とか思ってしまう。
「じゃ、お祝いに、もう一回乾杯しようか」

「でね、お母さんたら~」
食事もおいしいし、ワインもおいしい、そして何より、ここに大好きな先輩がいる。
いつもより浮かれてた私。これで先輩が結婚話を持ち出してくれたら、二重丸なんだけどなぁ~。
デザートがきて、スプーンに手を伸ばそうとした時、先輩がなんでもないようにこう言った。
「愛、実は母さんに言ったんだ、愛の事」
いや~~ん!!先輩私の心見えてるの???
「…え?何をですか?」
見え見えのうそを言いながら、顔がにやけてくるのがわかる。で、で!?
「そろそろ身を固めろとか最近うるさく言ってくるんで、言ったんだ、昨日」
「昨日…ですか?」
じゃ、次はやっぱり、ご両親に会うとか、ご挨拶にくるとかそんな話になるわけよね!
きゃ~~!!何着ていこ~~~!!
いつでもOKですよ!!先輩!!
もうワクワクしながらその先に耳を傾ける。
「どんな子だってしつこいから、言ったんだよ。病気のことも」
え!?
「で、初めは喜んで聞いてたんだけど、急に「ダメだ」っていいだして」
…え??
「もう、病気は完治してるって、ちゃんといったんだよ?」
「……。」
「早く別れなさい、なんて言われちゃったよ。」
「…。」
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