個人的には、もうこんなことに驚きません。もうこの業界を信用するのは無理なのでしょうか?
横浜市営バスが、今月22日から再度減便に踏み切ったという問題。減便は、今月1日に続き、2度目だそうです。
保土ヶ谷営業所で、今年に入って、年明けから先月末までに、運転手9人が相次いで退職し、近くの営業所から応援をもらうなどの対応をしたものの、それも限界だったらしく、ダイヤの維持が出来なくなったそうです。
退職した9人の大半が20代~30代で、この中には、勤務時間が固定している職種に転職した人もいたそうです。また、時間外労働の規制で給料が減る影響もあったとみられるそうです。
結局、今月に入って2回目の減便を行うことになり、平日では、先月と比べて市営バス全体の4%減ったそうで、運転手が増えなければ、さらなる減便もありうるそうです。
「2024年問題」が影を落としているこの問題。自分の地元でも他人事ではなくなってしまいました。すでに自宅の最寄りのバス停では、「1日8便」まで減ってしまい、とてもバスを利用しようとは思いません。
こういった事態を招いた原因の一つとして、2012年に、当時大阪市長で弁護士の橋下徹氏が、これまた当時の大阪市営バス(現在の大阪シティバス)の運転手の給与を一気に4割カットしたという出来事を取り上げたサイトがありました。当時の市営バスの運転手の年収は739万円なので、そこから4割カットして、民間のバス会社と同じ水準にしたそうで、当時の大阪市民は、これに拍手喝采したそうです。
さらには、乗客からのいわゆる「カスハラ」(カスタマーハラスメント・悪質なクレーム客)もあるそうで、「急発進した。運転が荒い」などのクレームを受け続けて退職に追い込まれるケースもあるそうです。
そういう意味では、自分も含めて、いかにバスの運転手やバス業界を大事にしてこなかったのか、といったことにつながってしまうように思います。
実際、個人的には、バスに乗るのは平日の雨の日くらいで、普段はそれ以外の移動手段を使うことが大半だったことも、間違いなく影響しているように思います。
自分の生活の中では、バスに乗るメリットがあまりにもなさすぎて、バス業界全体に対する不信感を持っていることも影響しているのかもしれません。
こういったことの積み重ねで、横浜市営バスや、自分の地元のバス会社、さらには全国のバス会社の減便が止まらなくなってしまったようにも思えてなりません。
学生や高齢者など、運転免許を持っていない人もいるだけに、移動手段として欠かせないバスをどうやって守るのか、社会全体で考えないといけなくなったように思います。
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