DJ MAR SKI BLOG

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もう様々に議論されている2018年アルゼンチンは「ブエノスアイレスユースオリンピック」での「ブレイクダンス」のスポーツプログラムについてです。

 

これまで僕はブレイクダンスのシーンに沢山携わってきた1人としてよく意見を求められるます。
 

 

なので久々に長文ですがこのテーマについて述べたいと思います。

 


まず一言先に言うならば僕としては「ブレイクダンス」という表現すらも言いたくないのが正直な気持ちでもあります。
では、あなたはこれを何って言ってるの!!??と言われれば
BBOYING(ビーボイング)あるいは
BREAKING(ブレイキング)と答え
そして、HIP HOPです!と言うでしょう。

 


さて、今回このHIP HOPのカルチャーでダンスの部分を司るBBOYINGがオリンピックのプログラムの一つとして
「スポーツ」と認識しされ競技が行われるという事に正直、違和感を感じます。

なぜ違和感を覚えるの??
ブレイクダンスが有名になるしいいじゃん!!!おめでとう!!!ダンスがオリンピックなんて素晴らしいじゃん!!
またDJやんのかい??チュクチュクなんってぇ!!

と言われる事もあります。

 


少し脱線しますが、話をよく理解できない方も多いかと思いますので、まずはHIP HOPと言われているこのカルチャーについての骨組みを僕なりに端的に説明してみます。

 


HIP HOPは1970年初頭、アメリカはニューヨーク、主にブロンクス地区を中心に始まったブロックパーティー、パークジャムから広まったカルチャーです。
それは今では5つの要素と柱で構成されております。
約45年程の歴史になります。

 

 

まずは1つ目の要素(順位不同)


☆DJ(ディージェイ)
当時はレコードで音楽を提供していましたが、今ではパソコンやスマートフォン等でもDJができる時代になりましたね。
もちろん伝統的なレコードだけでプレイするDJも沢山おられます。


そして2つ目
☆MC(エムシー)
ライム、喋りを韻などを使いリズムのせて奏でるラップ。
今ではラップで対決するMC BATTLEも大変人気ですね。

 


3つ目
☆BBOYING(ビーボイング)
HIP HOPカルチャーでダンスといえば「BREAKING」
一般的によく表現される「ブレイクダンス」の事を言いますが、今ではブレイクではなく、スタンディング、ステップを中心にしてHIP HOPの曲に合わせて踊るスタイルを
「HIP HOP」とも言います。
しかしながらHIP HOPカルチャーでダンスといえばBBOYING、BREAKINGが最初になりオリジナルになります。

 


4つ目
☆WRITER(ライター) GRAFFITI(グラフィティー)
HIP HOPのアートを司ります。
スプレーやペンを多彩に使いこなし様々なアートを生み出します。
街の落書きとも言われがちですが、このカルチャーから素晴らしい作品やアーティストが生まれています。

 


基本ヒップホップのこの4大要素で構成されおりますが、
今では5つの要素として、

5つ目
☆KNOWLEDGE(知識)
という要素も加わりました。
これは昨今のHIP HOPカルチャーの人気において、本来のHIP HOPのあるべき姿やこれまでのプロセスやコンセプト、
時代背景これを理解し学びながらそれぞれのHIP HOPをやって欲しいという意味でのKNOWLEDGEです。

 

なので今ではヒップホップの5大要素で構成されています。
もっともっと詳しく書きたい所ですが、、、、

 

 

 

 

さて、話は戻りますが今私が書いた最後の5つの要素がなぜ後から加えられたのか???


という事を考えますとヒップホップカルチャーの大事な要素であるBBOYINGがオリンピックの競技とてスポーツ化されたとしたら非常に違和感を感じてしまいます。。。


これは今まで長くカルチャーに携わり更にはこのカルチャーを作ってきた先人、レジェンドの皆さんはもっと違和感を覚えるのではないでしょうか??

 


ヒップホップをスポーツ化した場合その他の要素であるDJやMC、GRAFFITIはどうするの??これもオリンピックのプログラムになりますか!!??
どう絡めるの??

まさかの無視!!!???

 

という意見も出てくるでしょう。
ヒップホップはスポーツじゃねぇ!!!

となるでしょう。

 

 


例えば、寿司でたとえるなら、、、、

 

「今さぁ~世界で寿司人気じゃん!寿司使って何かオリンピックでやっべ!」

「でもなぁ、、、生物食わない国や人もいっからなぁ、、、」

「だったら、シャリだけでいいんじゃね!!??」

 

「米だけなら大体食うべ!!」

 

「寿司の中からシャリだけをプログラム入れてやりゃいいんだよ。寿司人気にあやかっていい感じのやつできるべ!」

 

みたいな。

 

うぅ~~ん、違うかぁ、、、いいメタファーが思いつかない。。。


でもここまで書いたので消さずに進めます。。。笑


万が一でもこんな浅はかな知識や考えでブレイクが世界的に人気だからプログラムに入れよう!

ってなったとしてたら許せない。

 

お寿司はネタとシャリや様々な要素があって成立しますよね!!??
ヒップホップも同じなんです。
どれが欠けてもダメだし、その中の要素が一人歩きしてもダメだと思うんです。

 

シャリは寿司ありき、ブレイクもヒップホップありき。

おっ!!

違うかぁ、、、


オリンピックの中でBBOYINGのバトルを正式にやるとするならば様々な問題点を考えなければならないと思います。

ストリートカルチャーを根本から変えスポーツ化、アスリート化にシフトチェンジする事が果たしてできるのか??

 


その前にも、これまでのこのシーンを作ってきたレジェンドの皆さんの同意や意見のヒヤリング。
また、どんな人達が携わりどの様な内容で構成されていくのか??
ルールや音楽の使い方、DJやMCのポジション、ジャッジ陣やそのシステム。

 

他のエレメントへの配慮ヒップホップシーン全体の事は??
等々書ききれない程問題は山積みだと思います。

 

そして更に大きな問題はヒップホップ、ブレイクの生みの親、本国アメリカではこれに対する反対運動や廃止の署名活動まで起こっています。
これは本当に大きな問題だと感じています。


しかも最初がアルゼンチン、、、

てか、アルゼンチンにBBOYいるのかよ??って感じの人も多いと思います。


これがニューヨークで第一回目の開催でレジェンド達が街を揚げてやってます!!となれば話は別。


なので今の段階で100%の同意なんて厳しいと思います。

 


「皆に愛されるオリンピック」というテーマがあるとするならば、少なからず本国アメリカはもちろん、先人達の同意は必要ではないでしょうか??
言い換えれば、オリンピックに相撲がプログラムに入って日本が反対している様な状況と同じ。

 


歴史あるオリンピックがカルチャーを巻き込み新しい事を生み出すのであれば一層の事、スポーツに拘らずカルチャー等の別枠を作ってみてはどうなのか??

 

 

オリンピックの大きなテーマである「世界中の人々が手をとりあいスポーツで平和を!」

というのであればスポーツ以外でも沢山の平和を作り出せているしテーマや目的は同じ。


その中でもヒップホップは本当に大きな役割を果たしているのではないでしょうか??
音楽、ダンス、ストリートカルチャーで世界平和を!

何もおかしくない。
結果も実績もある。


IOCの皆さんもBBOYINGをオリンピックのプログラムとして進めるのならば誠意をもってカルチャーに向き合って欲しい。
そして、そこはヒップホップ、ストリートカルチャーの畑なのだと言うことも理解して頂きたい。

 


2018年10月なので今後の流れで様々な対応が求められる時代がすぐそこまできていると思います。

 

 


僕は昨年、2016年にRED BULLさんが主催するイベント「RED BULL BC ONE」というブレイクダンスの世界大会でダンスバトルの音楽担当としてDJをさせて頂きました。


このイベントを例えるならスポーツ化されていないブレイクダンスのオリンピックと言ってもいいのではないでしょうか?

そこには世界配信をする上でのWEBやTVのライブストリーミングで音楽の著作権問題も含め大きな壁がありました。
著作権をクリアする為オリジナルの楽曲製作なども沢山しました。

親友のDJ TEEさんや海外の友達DJ LEAN ROCKやFLEG、そして、僕が大好きな日本のファンクバンド、モカキリことMountain Mocha KilimanjaroやQ.A.S.B.
といった多くの人達に加えRED BULL JAPAN本社のRED BULL STUDIO TOKYOにもかなり協力してもらいました。

 

そういった皆さんの協力があり全ての曲で著作権をクリアさせて1年かけて準備してイベントに参加することができました。


だとしたら2018年の準備は既に始まってますか??

 

これは本当に大変な事でブレイクのバトルに出る人だけでなく、それに携わるDJや使用する楽曲の問題等も沢山出てくるでしょう。。。

 

「だったら音楽無しでやるべ!」
「時間決めて動きだけでやればいいっしょ!」
なんてありえない!!

 

 

これを解決していくには主催者側のシーンに対する愛情や情熱、リスペクトが必要不可欠です。
どれかが欠ければ残念な結果になるでしょう。。。

 

RED BULLさんにはその気持ちがあるからこそイベントの成功はもちろんシーンからの信頼があるのではないかと考えます。


僕はオリンピックのプログラムでブレイクダンスをやるという事に対して、

オリンピックというビックタイトルに認められた!
と言うことなのでこれは大変素晴らしい事だと思っています。
嬉しい反面、一方で違和感もありその後の発展の期待や不安、、等々。。。

 


やると決めて止められないのであればポジティブに考えるしかない。
IOC、運営サイドがこれまで私が述べた様に先人達や現役のプレイヤー、そしてそれに携わる必然性のあるカルチャーに対して、情熱と愛情、敬意、持って1人でも多くの人々に感動とその気持ちが伝えられる素敵なイベントにして頂きたい。

 


それができない内容ならいくらでも反対票に投じたいと思います。

 


この流れを受けヒップホップシーン、ダンスシーンが良き方向に向かう事を心より願いそれを信じていきたいと思います。


そしてまたその現状を受けとめてシーンを支えていかなければいけないと考えます。

 

 

 

 

 

Mar Ski

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