ヘリコプター・ベンをご存知だろうか?

アメリカの話で恐縮ですが、

    金融政策の1つとして真顔で考えられた政策です。

    その名の通り、札束をヘリからばら撒くという例えです。

    この場合は、不特定多数が拾ったお金で消費するので

    景気が向上するというものです。

    さらに、消費期限付きなら【6ヶ月以内】の有効期間付き

    札なら効果的でしょう!

    競うように消費しまくるはずです。

対して、アベノミクスは似た手法ですが

    国債を発行して、銀行に買い取らせる。それでも足りないので

    日銀が背負い込む。市中には、お金があり余るが優良な

    貸し先がない。

    余った資金は行き先を失い、たいていは株式購入に走るので、

    株価は値上がる。

    これが、今の現状です。

    しかし、これが実は、外国の資金が相当量入り込んでいるのです。

    その上に日本の株マネーは乗っかっているのです。

    中国、アメリカ、中近東からのファンド系のお金はそのもとを

    あかす必要がないのです。

    日本の優良企業が外国資本に乗っ取られるかは
 
    時間の問題です。同時に技術も流出して日本の優位性が

    損なわれます。

    さらに、もし、このお金が現金化され日本から引き出されれば

    株価は暴落するのは、もちろん、ドルが買い戻されて円が売られる

    ドル高円安状態が起きます。

    いくら円安が望ましいといっても、一気に120円、130円となった時の

    貿易収支は悪化して日本の信用はガタ落ちして、国債の信用は同様に

    地に落ちることとなるのです。


そして、銀行が買い取った国債の代金は実は、国民の資産なのです。

あなたの銀行預金が使われているのです。

これが回収できなくなった時は最後の手段がデノミです。



    世界がこの手法で株価を上げて見かけの景気を良くしているのです。

    つまり、この状態の均衡が崩れた時、何が起きるか恐ろしいものを

    感じます。

    公共投資は10月で底をつくといっているし、ところがその10月に消費税の

    結論を出すと言っている安倍総理。矛盾していませんか?

    年末に向かって景気は低下していくのは当然の結末です。

    緊急に、国債を又発行でもしようならさらに状況は悪化します。

まずは、自民党政権時に作った1000兆円の借金に対して責任を取らなければ

なりません。政府をあげて出費を抑えることを優先スべきです。

自民党は誰ひとりとして責任を感じているとは思えない行動をとっています。

国民はその事実をもっと知るべきです。