第4回 「パペットピンで作るアニメーション」 | ダイノサトウ MotionImage

第4回 「パペットピンで作るアニメーション」

パペットピンを使ったアニメーションの作り方です。
このツールは、授業を受けた生徒のモチベーションが非常に上がるという効能があります。
その反面、近年では非常に多くの方がこれを使ってアニメーションを
制作しているので、似通った映像が多く見受けられるという難点もあります。


パペットピンとは、Photoshop CS5の新機能パペットワープと同じ物です。
ビットマップで描いたのものを、メッシュ化して、自由に動かすという機能です。
AfterEffectsでは、これを使い簡単なキャラクターのアニメーションを作ることが出来ます。


まず、人と認識できる程度で構いません。Photoshopなどで人を描きます。
ただ、幾つか注意点があります。
●背景とは切り離し、レイヤーに人を描きます。(レイヤーは複数でなく、1つにしてください)
●顔や体に色を塗る事をオススメします。
●手と足は下図のように、離して描きます。

ダイノサトウ MotionImageAfterEffectsに読み込みます。
「フッテージ」、「コンポジション」どちらで読み込んでも構いません。
必ずレイヤーを保持し、背景と統合させないでください。

パペットピンを使用するソースにパペットピンを設定していきます。


ダイノサトウ MotionImage左図の黄色い点がパペットピンです。今回は15点打っています。
イラストの形にかなり影響されますので、

各自、適切な数、場所を探してみてください。
ポイントは動かしたい関節に入れることです。


ダイノサトウ MotionImage後は、ひたすらパペットピンを動かして、
ポーズを作っていきます。
キーフレームはかなりの数になります。
忍耐と計画性で乗り越えましょう。

今回はGIFアニメにしました。
10fps(1秒間に10枚)の2秒のアニメーションです。
パペットピンを使い、30fpsで制作すると、
個人的にヌルヌルした動きが気に入りません。
そのためこのように、コマ落ちさせた表現にしています。





ダイノサトウ MotionImage-jumping

来週は、映像におけるカメラの動き、ショット、
映像のトランジション、コンテの書き方など盛りだくさんでお送りします。(わーい、わーい)