美脚のために絶対必要！自宅でカンタンにできるリンパマッサージ「駆け込みドクター」１月４日

2０１５年１月４日「駆け込みドクター」　カラダチェンジスペシャル

リンパを解消して健康チェンジ

●リンパとは？

・内臓や皮膚などのすぐ近くに編みの目のように広がっているリンパ管。

・リンパ管と動脈、毛細血管の周りには水分が広がっていて、その水分を流しているのがリンパ管。
　体内の余分な水分や老廃物を回収するので体内の排水路とも呼ばれる。

・身体の異物からの攻撃を守るために存在していると考えていい。
　白血球の一種のリンパ球は体内をパトロールしウイルスや細菌などの異物があれば排除する。

・リンパ管の周囲の筋肉が動く事によってリンパ管が収縮しリンパ液を押し流しているので
　長時間動かないと筋肉のポンプ作用が落ちてリンパの流れが滞る。

・リンパの流れが滞ると水分や疲労物質がリンパ管に溜まり「むくみ」になる。

・特に足がむくむやすいのは重力によってリンパが足に溜まりやすいから。

●リンパが滞ると起きる症状

①風邪をひきやすくなる

・リンパ球の活動低下は免疫力を下げると言われている。

②シミやシワが増える

・しわの大きな原因は水分不足。
　顔や首周りのリンパが滞ると水分や栄養素が行き渡らなくなりシミやシワになりやすくなる。

●リンパについて新たに分かったこと

・最近の研究でリンパ球は腸の壁に体のリンパ球の８割くらいいることがわかってきた。

・腸の中のリンパを流すのにいいのは腹式呼吸。
　おへそから下に力を入れてゆっくり吸ったり吐いたりするとリンパ液の流れが勢いを増しむくみが解消される。

・大声で笑う時は自然と腹式呼吸になっているので笑う事はリンパの流れをよくするのに良い。

●日常生活で自然とリンパを流すには？

①朝食は発酵食品を摂る

・納豆や漬物などの発酵食品が腸内環境を整えリンパの働きを高める。
　納豆にオリーブオイルをかければ腸の中のリンパ球が増えさらに効果が期待できる。

②太ももを高く上げて歩く

・太ももを高く上げると足に溜まったリンパを押し上げてくれる。
　階段を１段飛ばしでも太ももが自然と上がるのでいい。

③昼食はできるだけ座敷に座る

・靴を脱ぐと足の血管は開放される。
　
・ふくらはぎをもんで足を伸ばして座れば疲れやむくみの解消にもなる。

④家事

・一番よく使う食器をあえて一番上の棚にしまう。
　食器を出し入れする度に踏み台に乗れば自然と足の筋肉を動かす。

⑤入浴

・ぬるめのお湯（４０℃程度）に３０分以上つかると血行がアップ。
　するとポンポンと軽く叩くだけでリンパの流れが良くなる。

⑥就寝

・布団に入ったら足元にたたんだタオルなどを置き足を上げて横になる。
　これで足のリンパは自然に流れる。

・７時間以上の睡眠がリンパの流れは解消する。

●自宅でできる簡単リンパマッサージ

ポイント①

・リンパ管は皮膚のすぐ下を走っているので、手のひらを優しくフィットさせる。

・手を置いた時の重みで十分なので強く握ったり押したりせず、ゆっくり回す感じで行う。

ポイント②

・顔や頭のリンパ液のゴールは鎖骨のくぼみ

・リンパの集まるところへ優しく押し流す。

●顔のむくみをとるリンパマッサージ

・手で耳を挟み込むように優しくあて、ゆっくりと回す。

・鎖骨のくぼみへと押し流す。

●足のむくみをとるリンパマッサージ

①ひざ上部分

・足の付け根にリンパ節がたくさんあるので、そこに手を置いてゆっくりとマッサージする。

・足の付け根から膝に向かって３段階でマッサージしていき
　ひざまできたらまた３段階でマッサージしながら上へと戻っていく。

②ひざ下部分

・ふくらはぎを手のひらで上と下から包み込むようにしてひざから足首に向かってマッサージし、
　足首まで行ったら足の付根まで戻す。

●お風呂でできるリンパマッサージ

①足の関節をゆっくりと回す
②足の甲を手でほぐす