ニプロは1月27日、点滴する機会の多い患者などに使用する同社の「フーバー針」を自主回収すると発表した。回収の対象となるのは、「コアレスニードル」「コアレスニードルセット」「セーフタッチコアレスニードルセット」の3製品で、2007年2月から09年12月までに販売された約443万本だが、同社によると、ほとんど消費されている可能性が高く、実質的には約26万本とみている。

 米医薬食品局(FDA)が26日、米国内で同社が自主回収を実施すると発表したことを受けたもの。フーバー針は、体内に埋め込まれたポートに刺し、薬液を注入する。この際、注射針によってポートが削られることを「コアリング」といい、FDAが実施した試験の結果、同社製品が他社製品に比べ、コアリングの発生率が高かったという。想定される具体的な健康被害としては、削られた破片によって血管が詰まることや、削られた部分からの微量の血液漏れがある。

 ニプロによると、FDAの試験は医療機関で実際使用する場合と比較して、厳しい基準で行われており、「実使用上、問題のない製品」としているが、患者の安心を最優先するため、自主回収に至ったという。また、これまでに米国や日本でコアリングや健康被害の発生の報告はないとしている。


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