※過去アクセスの多かった記事を加筆修正して再掲載しています。
この頃、身元紹介がたまにあって、また会話中でも「こんな人に相談したんだけど大丈夫でしょうか」と訊かれることもあり、それが聞いたこともないような名前であったり企業名であったり、うーん、よくわからん…でも話の内容から考えて胡散臭さがプンプンしている。
今回胡散臭いと思ったことは
●その相談相手というのが『エネルギー関係の投資コンサルティングなのに会社設立が去年』~
この業界は大手商社や専門の老舗企業が数社あり、新手のコンサルティング会社が食い込むのは無理。食い込めたとしても、その業界で何十年と経験を積んだベテランが独立して新たにコンサルティング会社を運営していくのは可能かもしれないが、老舗のエネルギー関係者の方に訊いたところ―
「知らないなあ、そんな人は。でもそんな胡散臭い連中、よくいるんですよ」
●相談者に必要以上に親切
特に関係のない事業の相談に関して「どうしてそんなに親切にしてくれるんですか」と尋ねたところ
「お金を儲けようとは思っていない」
「頑張っている日本人を応援したい」
「社会奉仕かボランティア」
しかしそんな余裕のある人がジャカルタにいるとは思えないし、平気でそんな台詞を口にする人は怪しい。
●非常に肯定的
「その事業は絶対に成功します。ぜひやるべきです。頑張ってください」~普通初めて相談を持ちかけられたとき、相談を受けた側は、そんなに簡単に成功するなんて口にしない。むしろ親身になって考えれば考えるほど懐疑的な意見を述べるものだ。マイナス面をできるだけ排除してクリアにしていくことが相談者のためでもある。
●バックに法曹会の大物
プロでしか知り得ないような情報を提供。その情報はインドネシアの法曹会トップが会社顧問をしているため得ることができる。法曹会のトップが顧問の会社だから安心ということ自体がおかしい。普通はそんなことを言わない。第一それを武器にコンサルティングができるぐらいなら、既にジャカルタでは著名な大人物となっているはず。
さてその名前をネットで調べていくうちに、どうやらバリに関係企業があるようなので、バリの友人に尋ねたところ
「ああ、あの会社もう潰れてありません。○○さん? ああ、知ってますよ。深い付き合いはありませんが、昔××さん(巷の噂では相当胡散臭い人)と一緒に仕事していた人ですよ」
という訳でやはり胡散臭い人であった。
JP読者の皆さん、胡散臭い人には気を付けて!
※本稿と関係ありませんが(↓)
--------------------------------------------------
インドネシアに興味のある人はこちら(↓)
ジェイピープル
私(JPハル)が編集しています。インドネシアニュースやインドネシア在留邦人のブログを紹介しています。
-------------------------------------------------