同志社大学フットサルクラブTREBOL

同志社大学の公認団体「同志社大学フットサルクラブTREBOL」のニュースをお知らせします。


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写真提供:関西フットサル連盟大学部会

 

 

グループリーグ2戦は1勝同士で並ぶびわこ成蹊スポーツ大学との直接対決となった。びわこ成蹊は高い身体能力を武器としたピボ当てと素早いプレスが特徴の難敵だ。近年滋賀県代表の常連となっていた立命館大学を破り、関西大会へ進出してきた。

 


全国大会をかけたプレッシャーのかかる試合で大きな要素を握るのが「経験」。破竹の勢いで関西大会へ勝ち上がってきたチームが緊張から本来の実力を発揮できずあっけなく敗れ去ることも少なくない。しかし、4年ぶりの出場で関西大会経験者がいない「びわこ成蹊」はそんな硬さを微塵も感じさせない勢いを見せ、GL第1戦で昨年大会の覇者・神戸大学をも飲み込んだ。同志社はちょうど1ヶ月前に関西学生選手権で敗れているだけに、難しい試合になることは十分予想できた。今大会最大の山場。得失点差で劣る同志社は勝利以外に決定戦進出の可能性はない。

 


早く点を奪って楽になりたい同志社だったが、その狙いは裏目に出る。前半開始から次々とファールを重ね、3分も経たないうちに3カウントまでためてしまったのだ。選手たちはこの時点で第2PKを意識せざるを得なかっただろう。「5ファール」という足かせを付けながらのプレーを余儀なくされる中、プレスの強度に影響が出ることが懸念された。だが、苦しい立ち上がりとなる中でも同志社はチャンスを作り出す。フィニッシュの精度を欠くものの、裏のスペースを狙うことで相手ゴールに次々と迫った。

 

 

 

同志社は昨シーズン、自陣に相手を引きつけで一気に裏を狙う「密集」と呼ばれる戦術で結果を残した。しかし、この戦術は精度の高いキックを蹴れる指田(2016年度卒)と、ポストプレーに長けた渋谷(2016年度卒)という「個」に頼った攻め方であることは否めず、2人なき後のチームが同じ戦い方を継続することを疑問視する声もあった。しかし、チームは昨年度からもう一つの戦術に取り組んできた。「クワトロ・ゼロ」。4人がフラットに並ぶ形から攻撃を組み立てる方法だ。

 

「密集」と「クワトロ・ゼロ」。どちらも裏を狙う戦術であることに変わりはないが、今季の同志社は昨シーズンに比べて後者を用いる頻度が高い。全員が流動的に動き、また様々な役割を負うクワトロ・ゼロの比重を高くすることで、「個」に頼らない戦い方へと活路を見出したのだ。「先輩の真似はできないが、戦術は変えることなく受け継ぎ自分たちのスタイルにアレンジする」。監督の東(4回)が昨シーズンの終わりに話したビジョンがいま形になりつつある。

 


同志社の1点目はそのクワトロから生まれた。前半7分、ハーフライン付近で4人を並べた同志社は中2人の東→扇成(4回)のリターンパスから中央を破り、ゴール左隅へ突き刺した。マンツーマンディフェンスでプレスをかけるびわこ成蹊ディフェンスは最後尾のフィクソを含めて横一列に並んでいたため、東は相手のカバーリングに邪魔されることなくGKとの1対1に持ち込むことができた。

 

東#16の先制点に湧く同志社。しかし、この後、関西大会の厳しさを思い知らされる。

 

 

先制点を奪い決定戦行きのフラッグをたぐり寄せた同志社だったが、この直後に「事故」が起きる。びわこ成蹊GKのロングキックがそのままゴールに入ってしまったのだ。GK木下(4回)のまさかの憶測ミス。数々の大舞台を経験してきた守護神でさえも過ちを犯してしまう関西大会はやはり一筋縄ではいかないようだ。びわこ成蹊にとっては逆転勝利を収めた神戸大戦と同じ流れ。同志社は同点となった今、先に失点すれば2点が必要となる苦しい状況下で、俄然勢いに乗る相手を食い止めなければならない。

 

しかし、この極限の状況の中でも木下はミスを引きずることはなかった。この大会でどうしても勝たなくてはならない理由があったからだ。昨シーズン、控えに甘んじていた木下はインカレ関西大会決勝でゴールマウスを託されたが、3失点を喫しチームは敗れた。悔し涙を力に変え、全日本選手権本大会出場の立役者となるほどの成長を見せたが、「インカレでの悔しさはインカレでしか晴らせない」と、雪辱に燃えていた。

 

1−1のまま迎えた後半、先に失点すれば2点が必要となるリスクを背負いながらも、同志社は攻撃の手を緩めることなく果敢に攻める。だが、「大学日本一をかけるこの大会へかける想いはどのチームも強い」と木下。全国出場へ高いモチベーションを維持するびわこ成蹊の「最後まで体を張ってくる粘り強い守備」(村田)に阻まれ、今大会で最も苦しい時間帯を迎える。木下は「自分のミスで同点にしてしまったので、"先に点はやらない"という気持ちと"早く点をとってくれ"と祈るような気持ち」と迫り来るびわこの攻めを防ぎ続けた。

 

残り5分を切り、なかなか割れないゴールに焦りがつのる中、同志社に待望のゴールが生まれる。相手のピボ当てをカットした池岡#8(3回)はドリブルで持ち上がると、相手のプレスが一瞬遅れたところを見逃さなかった。迷いなく振り切ったミドルシュートがゴール左下に突き刺さる。喉から手が出るほど欲しかった1点に湧き返る同志社。まさに「こじ開けた」1点だった。

 

勝ち越しゴールの池岡#8(3回)。ここ一番で大仕事をやってのけた。

 

 

ここから試合は一気に動き出す。同志社は1分後、木下のスローをびわこ成蹊の裏で受けた東がダイレクトでゴール前に折り返すと、これを古屋#14(4回)が難なく押し込み3−1。さらにPKを東が決め一気に4−1と突き放す。びわこ成蹊に1点を返され、さらに残り15秒にも追加点を奪われ、あわやの展開となるも最後は4−3で逃げ切った。

 

 

「死のグループ」とも言われた組み合わせを苦しみながらも勝ち上がった同志社。2年ぶりの全国へあと一つだ。

 

 

<次回へ続く>

 

 

 

 

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