2009-01-31 14:59:24

政府方針は本当に「公」のためか-定額給付金から総選挙まで-

テーマ:ブログ

さらに厳しさ明らかになった景況感

世界同時不況はますます混迷の度合いを深め、アメリカのオバマ新大統領就任の
ご祝儀相場は無いも同然の事態に陥っている。日本の雇用統計や企業の
決算発表では、数字の上でも非常に厳しい結果であることが明らかになってきた。

また、そうした大変厳しい情勢にあるにもかかわらず、日本の国会は
「ねじれ国会」でなかなか法案が通らず、事実上政治空白となっている。
しかも、審議中の第二次補正予算関連法案は、「ヘリコプターマネー」の
定額給付金を含めた第二次補正予算執行のための法案だ。
定額給付金以外の部分はともかく、本当に意味があるものかどうか疑わしい。


定額給付金の経済効果は怪しい

話題の定額給付金について、もう一度考えたい。
私は、これは典型的なバラマキ政策で、経済効果は極めて限定的なものにとどまると
考えている。

国会での政府答弁で、定額給付金実施によるGDP(国内総生産)押し上げ効果は
0.15%と試算しているという。ちなみに、当初、政府は0.2%の押し上げ効果があると
アピールしていたが、それは0.15%を四捨五入すると0.2%になるというもので、
どうも説明が信用できない。
http://www.asahi.com/politics/update/0113/TKY200901130359.html

また、定額給付金を発案したとされる公明党のウェブサイトでも、
衆議院予算委員会での質疑応答の中で、「個人消費の押し上げ効果は0.7%」
であるという与謝野馨経済財政政策担当相の発言を掲載している。
http://www.komei.or.jp/news/2009/0109/13438.html

同じく公明党ウェブサイトでは、定額給付金批判に対する反論も含めて、
ポイントを掲載している。
http://www.komei.or.jp/news/2009/0118/13504.html


以上のような話は、あくまでも「試算」なので、どういう条件で計算したかに
よって、話はいくらでも変わる。単なるシミュレーションなのだ。
それなのに、数字を大きく見せたいであろう政府側の発表でも
前述のように、ほんのわずかしか効果がないと認めているようなものだ。


やればやるほどお金がかかる

次に、定額給付金は、一度納めたお金が戻ってくるという
いわゆる「キャッシュバックキャンペーン」と見ることもできる。
これは、結局実施するにあたって、手間がかかるだけなのではないか。
それならば、「はじめから値引きしておいてくれたら良かったのに」と
思った経験は皆さんにもないだろうか。

確かに、減税は手間がかかり、低所得者ほど、もともと納めている税金が
少ないため、得する分が減り、メリットが少なくなってしまう。
それならば、低所得者にも確実に定額が行き渡る定額給付金方式が
良いだろうという話で導入が決まった。

しかし、もともと指摘されていたように、政府(国)は財源だけ確保して、
実際に配るのは各地方自治体に丸投げなのだから、末端の公務員は
たまったものではない。


定額給付金を実施するにあたり、どうすればいいのか分からず混乱しているのは、
一般の国民だけではなく、各地方自治体も同じ状況のようだ。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2009012702000067.html

その混乱を少しでも何とかしようと、1月28日には、総務省が給付金の支給要綱を
決定し、各市区町村に通知したようだが、まだ大まかなことしか
通知されていないようだ。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090129ddm002010109000c.html

効果があいまいで、手間がかかり、余計な必要経費まで発生する
「面倒くさい」ことをやっている場合ではないのではないか。


公の仕事とは一体なんだろう

また、定額給付金2兆円をもっと別の事に使えないかと野党から
かなり批判を受けている。

税金は本来、社会には絶対必要だけれど、民間企業や一般の国民では
やれないこと、やらないことに使うのが本来の目的のはずだ。

例えば、道路整備や水道管、学校の整備や障害者支援などである。
きれいな水を生活に使いたいと一人だけお金を払ったりしなくても
みんなのためになることなら、みんなから集めたお金で、
その道のプロフェッショナルが、みんなのために役に立つよう頑張る
というのが本来のあるべき姿ではないか。

つまり、所得の再分配を行って、社会のために役に立つことや、
国民一人ひとりにかわって、困っている人、弱っている人、苦しんでいる人を
何とかするのが重要で、その方法を考えるのが議会や議員の仕事ではないか。

http://100.yahoo.co.jp/detail/租税/


今、実際に行われようとしているのは、そうした本来の目的から
ずれてしまい、何のためにやるのかよく分からなくなった政治の行き詰まりを
示してもいる。

さらに、表向きは「みんなのため」にやることのようにアピールするものの、
実際は少しでも特定勢力の役に立つような効果があるように仕立てているに過ぎない。


【予測】春に衆議院解散、総選挙がある

定額給付金を含む第二次補正予算は、すでに国会で可決、成立している。
あとは、その第二次補正予算を実際に実行に移すための関連法案を
成立させれば良い。

現時点では、「ねじれ国会」により参議院で審議が止まっている状態にあるが、
参議院での議決などに関係なく、3月中旬には衆議院で3分の2以上の賛成で
可決、成立することができる。

麻生太郎首相は、遅くとも3月中旬に衆議院で3分の2議決で可決、成立させて、
平成21年度予算案も成立させて(予算案は衆議院議決優先のため成立させることが可能)
定額給付金が行き渡り、雇用対策も動き出した頃に衆議院解散をするのでは
ないかと私は勝手に予測、推測している。それは春ごろではないだろうか。

それには理由がある。

まず、現在の麻生内閣の低支持率が少しでも上がるタイミングが、国民が
定額給付金をもらって、雇用対策が動き出したタイミングぐらいしか上がらない
だろうと考えるからだ。

さらに、第二次補正予算関連法案と平成21年度予算案が通るまでは、
自民党内や公明党内を何とか押さえ込むことが可能だからだ。
総選挙が今年の9月までのどこかのタイミングにあり、そこまでは
麻生総理や自民党本部の言うことを国会議員は嫌でも聞かざるを得ない。

逆に言うと、予算案成立までは、国会議員もおとなしくしているが、
その後はどうなるか分からない。選挙になったとき、政党の組織力が
使えないと、自民党や公明党議員は、ただでさえ厳しい選挙を乗り切れない。


私はそうした「さもしい」事情でしか政策立案ができず、国のため、
国の将来のためを本当に真剣に考えることのできない政権や政党は
遠からず崩壊するような気がしてならない。

コメント

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1 ■お久しぶりです

実はブログ上で定額給付金賛成派の人(もしくは自民党筋の方?)とちょっとしたディベートになってしまいました。一度ご覧になってください。

2 ■コメントありがとうございました。

marukuosamuさん、コメントありがとうございました。

先ほど、ブログの内容を拝見させていただきました。
話がかなり込み入った内容になってしまいましたね。

私は、ブログを管理する上で次の6点を心がけていますよ。
1.ブログの自分が書いた記事にすべての主張を載せる。
2.コメントは大歓迎。何でも率直に、謙虚に受け止める。
3.コメントへの返事は、論点がずれないよう気をつける。
4.「反対意見にも、きっと何か理由がある」と考える。
5.あらかじめ、どんな反対意見が出そうか記事執筆の際に想定しておく。
6.感情的な意見をできるだけ書かない。根拠を示す。

以上の点に気をつけていると、なぜか分かりませんが、
ブログが荒れません。
おかげさまでたくさんの意見と反響を頂き、ありがたいと思っています。
marukuosamuさんも、あまり細かいことは気にせず、
明るく前向きにブログ運営されますことをお祈りしています。
またぜひいらしてくださいね。お待ちしています。

3 ■アドバイス有り難うございました

ブログはまだ初心者ですが、論争になると年甲斐もなく熱くなってしまいます。後から考えると冷や汗もんです。
お若いのに人格がしっかりしていらっしゃって、いつも頭が下がる思いです。
これからも、よろしくお願いします。

4 ■ぜひまたいらして下さい

marukuosamuさん、ありがとうございます。

私も、何かのきっかけで自分のブログ記事を見直すと、
削除してしまいたい衝動に駆られます。

時間の経過というのは、いろんな意味ですごいですね。
多分、定額給付金も完全に記憶から消えるときが
来るのだと思います。

でも、その時その時頑張るのも大切ですよね。
今後も引き続き宜しくお願いします。

5 ■トラックバックありがとうございました

ご意見拝見させていただきました。
公務員の手間については、公務員の分際で文句を言うなというだけですね。それが仕事の人達です。むしろ文句を言う事を糾弾すべきでは無いでしょうか。

まず基本知識ですが、景気対策には金融対策とばら撒きしか、政府に出来る方法がありません。効果が一番見込めるのは金融対策で、これは年末年明けにかけて、野党の妨害にあいながらもなんとか法案成立。しかし、効果が現れるのは早くても数ヶ月先、おそらく半年近くかかると思われます。
いっぽうばら撒きは効果は低いですが、一応の効果はあり、やらないよりはマシ。金融対策だけでは間に合わない場合は、併用するしかありません。
ばら撒きの仕方には色々ありますが、即効性という意味では 給付金>減税>公共事業等
つまり、給付金には栄養ドリンク的な効果が見込めるということです。長期の効果は見込めません。一時的にしか効きません。しかし、とりあえずの元気を得るには十分でしょう。
また世間の言う「効果役に立たない」は「役に立てるつもりが無い」だと思っています。
貰った資金を活用できるかどうかは、私達一人一人の問題で、私達国民が責任を持って自分の頭で考えるべきです。
失礼ながら、ともあきさんは政府に過剰な期待をしているのではないでしょうか。
自分の国の問題です。政府に丸投げしないで、自分達でどう活用すべきか、考えなくてはいけません。

6 ■つづき

地方自治体に丸投げと批判されていますが、これは同時に地方に裁量権が与えられたと言う事です。それに気が付いた賢い自治体は地域活性化に役立てようと動き出しています。
http://www.excite.co.jp/News/politics/20090130/20090131M10.046.html

そもそも裏を話せば、給付金反対の大合唱は仕事が増える事を嫌った官僚が放ったネガティブキャンペーンでした。それにマスコミや野党が乗っかった形です。給付金発表当時はここまで景気が悪化すると考えていなかったのでしょう。
あの時ごちゃごちゃ言わずにさっさとばら撒いていれば、昨今の派遣切り騒ぎもここまで大きくはならなかったはずです。

野党民主が対案として出している民主版ばら撒き案も耳障りだけ良いだけの酷い物です。
学校の耐震化は既に政府によって実行済みで、緊急性も無く、ゼネコンを喜ばすだけ。また耐震化は教室内に巨大な鉄筋の梁を通すと言う教育上いかがなものかと言った方法で、とてもお勧めできず、やるならいっそ建て直せと思っています。
障害者や農業支援にばら撒きをと考えているようですが、金をばら撒く古臭い方法では救えない事は証明されています。
なんにしろ特定の利益団体が喜ぶだけの国民不在の政策です。
そんな事をするぐらいなら、皆に平等にばら撒く給付金の方が遥かにいい。
役人任せでは無く、それぞれが給付金を役立てる方法を考えるのです。
政府が何をしてくれるのか、ではなく、いい加減日本人も「自分に何が出来るのか」を考える事が出来るように成長するべきでしょう。

7 ■同感です

「効果があいまいで、手間がかかり、余計な必要経費まで発生する「面倒くさい」ことをやっている場合ではないのではないか。」に同感です。そんな余裕が国民にはないことを政治家が分からないことが問題と思います。

8 ■コメントありがとうございました。

◆ラッキーさん、コメントありがとうございました。

私もラッキーさんのコメントに同意します。
どうしたら民意が麻生総理に届くのか私には分かりません。
逆境に強く、反対されるほど燃える性格なのかもしれませんね。

◆散歩道さん、コメントありがとうございました。

定額給付金は、ブログ記事にも書いたように、一定の効果はあるはずです。
ただし、これもブログ記事に書いたように、GDP押し上げ効果は政府答弁で0.15%しかありません。
0.15%というと、GDP統計の誤差の範囲内です。

今年度や来年度以降は税収の大幅な減少が予測されると思います。
特に法人税は、企業が赤字の場合は納めなくて良いからです。
2兆円の話に私もこだわってしまいましたが、
2兆円を使うことにこだわらず、「何にも使わない」という選択肢もあるかもしれないですね。

9 ■何もしない、でもいいですが‥景気対策は必要ですよね?

もしも、民主党案が「何もしない」であったなら、それはそれで評価に値したでしょう。
ただ、現実を見据えると、ばら撒かざる得ないのがいつわらざる現状です。政治的には。
「庶民感覚」では、ここは節約生活をしたいところですが、節約生活=景気低迷ですから。
節約生活をしたのが、小泉政権です。事実数値上では景気回復しましたが、実感的には上がっていませんね。政府の財布の紐が閉じられたので、金回りが悪くなったわけです。
金回りを良くするためには、強引にでも金を使うしかありません。ムダとかメンドクサイとかそういうレベルの問題ではないのです。
極端に言えば、2兆円分裏金として官僚がパーっと使ってしまうでも、無駄な道路をじゃんじゃん造るのでも、金さえ使われれば構わないのです。エコ事業とか防災事業と称して、ゼネコンや官僚の天下り先を肥え太らせるでも、若干の効果が見込めるには変わりなく、今はその若干の効果が必要な時期なのです
民主党もその程度の事は分かりますから、別のばら撒き案を提示しました。
再度書きますが、政府に出来る景気対策は「金融対策」と「ばら撒き」しかありません。この2つしか術が無いので、やらざる得ない。
問題はそのばら撒きが国民の為になる役に立つばら撒きであるかどうか、だけです。
2兆円の財源は国債返済資金です。要は借金返済を先送りにするだけの話ですから、2兆円もそんな無駄な事に使うなんて!と殊更騒ぐ必要はありません。第一、いま借金返済しても景気回復には何ら効果は無いわけですから、使ってしまった方が税収減少幅を狭める事が出来るわけです。

10 ■国の2兆円を使わず景気を上げる方法

ただ、2兆円を使わずに済む方法がありますよ。
国民皆が節約生活を止めて、自分の金を使う事です。
この時期、無駄遣いするわけにはいきませんから、自分に投資するとかするわけです。
スキルアップに投資するでも、防災グッズを買い揃えるでも、何でも構いません。将来的に自分に役立つであろう、金の使い方を「みんな」ですればいいのです。

けれど、残念ながら世間は節約生活。
マスコミも節約の方法ばかりを垂れ流します。ネガティブな情報しか流さない。
これでは金回りが止まってしまう。景気も上がりませんし、税収も落ち込むばかり。
これで一体誰が得するのでしょう。

win-winになるには、国民全員が日本や自分に役立つ金の使い方を考える事なのです。

11 ■散歩道さん、コメントありがとうございました。

今回のような大不況の際には、財政出動をという話はよく分かります。

しかし、現実から逃れることはできないと思うのです。
まず、日本は財政赤字が先進7ヶ国中、最悪の財政状態です。
国債等の債務(借金)が500兆円を超えています。償還費もかなりの重荷です。
税収は、少子高齢化の影響で中・長期的に見ても減少傾向にあります。
また、企業からの税収も、生産拠点を海外に移すなど、外需依存体質は変わらず、国内は空洞化してきています。
さらに、現在の社会保障を維持するために、年々社会保障費は増加の一途です。
そうした背景があるため、今回のような景況感であっても消費税増税の話が出ています。

こうした状況で、緊縮財政にせざるを得なかったのは、必然だと思います。
また、そうした深刻な財政状態になった原因は、バブル崩壊後の公共事業や地域振興券政策によるものでした。

もう「景気対策」を事あるごとに政府に依存するのは不可能な状態にあると私は思っています。
特に日本では、不況時の対策を政府に求めすぎ、政府・与党もすぐに話に乗ってしまう傾向があります。
今回も、その典型的なパターンに陥りつつあるため、私は反対しているのです。

なお、散歩道さんにご指摘を頂きました「2兆円の財源は国債返済資金」というのは、正確さを欠いていると思います。
今回の2兆円の財源は、特別会計のうちの積立金を利用しようとしています。いわゆる「埋蔵金」です。
特別会計の積立金を一般財源化するわけですから、こんな横暴が始まると、
そもそも特別会計の意味がなくなりますし、使いたい放題になりかねません。

特別会計の中の将来のための積立金を取り崩してでも定額給付金として利用するのは、間違っています。
すでに巨額の赤字の一般会計に加えて、特別会計も悪化させ始めると、将来がありません。

一時のカンフル剤よりも、私たち若年者層やその子どもの負担を今より重くしないようにして欲しいのです。
どうも、そのあたりの理解が今の政治家の年代層には無いと思うのですが、いかがでしょうか。

12 ■埋蔵金について

特別会計の積立金、所謂「埋蔵金」は、どうせ持っていても官僚が天下り先に使ってしまうだけだから、先に国民が使ってしまえという意見もあります。
第一、埋蔵金にも色々種類がありまして、道路を作るための積立金、為替を安定させるための埋蔵金、などなど‥‥。このうち給付金に使われるのは借金返済用資金である、と言う事です。
何を財源にしているのか、というのは大きなポイントですね。

なんにしろ明日の食事の心配をしている時に、数年後に使用予定の積立金を崩すのは嫌だというのは、ちょっと理解に苦しむと言うか。
それに今、特別会計は一般財源化される流れになっていて、極端に言えば社会保障関連の特別会計さえ守られれば、他はわりと一般財源化しても問題は生じないのではないでしょうか。
現在の日本の財政は特別会計の比率が多すぎます。
日本の財政はバランスシート上、年金を除けば概ね黒字。だから積立なんてしている余裕があるわけです。
消費税増税論は年金破綻を防ぐため。埋蔵金を全部年金に突っ込めば、増税しなくても良いはずたという意見もありますが、塩漬けになって使うに使えない埋蔵金もあるため、ちょっと難しいのが現状です。

それはそれとして、特別会計は余剰が生まれれば一般会計に回すのが、すでに常識になっています(小泉改革により)ので、こんな横暴といわれても今更のお話です。

13 ■財政赤字について

日本政府の債務は対内債務です。(アメリカは対外債務)
日本の借金は家族や親戚から借りたお金で、アメリカは銀行やサラ金から借りたお金といった質の違いがあり、借金が多いからといって必ずしも危ないといった状況ではありません。
また、日本は世界最大の対外純債権国で、米ドルを100兆ほど塩漬けしています。(うち1~2割ほどが真水で他は米国債)これが日本財政最大の埋蔵金です。
ちなみにこの塩漬けドルの一部を麻生総理はIMF融資資金として活用しました。
これはすばらしいアイデアだったと思います。

ともあれ、日本は借金大国と言うが、身内に借金しているのだし、外国に大金を貸しても要るのでそこまで悲観する必要は無いでしょう。

問題なのは年金だけで、それを解決するための案が消費税増税です。
これは恒久的な財源で対処するしかないためで、2兆円ばかしの埋蔵金では数ヶ月しかもちません。

14 ■本当のツケとはなんでしょうか

給付金の是非と、将来へのツケの話は、少し整理して考えた方が良いかと思います。
確かに2兆円分の借金返済を先送りにするのですから、ツケといえばツケですが、社会保障のツケの問題とは規模が違い、また75兆円規模の景気対策のうちの2兆円のことで、ヒステリックに騒いでいる世間にも違和感を感じます。

この大不況と言うツケを将来に持ち越すのか、財政出動して将来にツケを回し、景気回復させてからツケを支払うのか、という話です。

15 ■散歩道さん、コメントありがとうございます

散歩道さんも、粘り強いですねえ。
私も、粘り強いと思いますが。

ここは、私と散歩道さんのブログ双方をよく読み比べて頂くと、立場や主張の違いが分かると思います。
もちろん、何でも結構ですから、他の方も遠慮なさらず、コメントをお寄せ下さい。

さて、話題は本筋から離れ、財政赤字や特別会計の話にまで及んできました。

そこで一点だけ付け加えるとすれば、日本の債務は対内債務と言われてきましたが、
「グローバル・ソブリン・オープン」(グロソブ)のような国債中心の投資信託などが世界各国にあり、
日本国債が組み込まれ、それを買っている人々がいることも確かです。
ですが、散歩道さんご指摘のように、保有比率は国内が多いですねえ。

それから、散歩道さんのコメントで私も賛成なのは、
「(特別会計を)一般財源化しても問題は生じない」「現在の日本の財政は特別会計の比率が多すぎます」という点です。

各省庁が管理し、不透明な特別会計は一般財源化するべきです。
そのためには、特別会計で特定財源と化しているものを法改正し、一つの会計にまとめることが必要です。
すると、「こっちは金がない」「こっちは余っている」といった話もなくなります。
今回のような景気対策についても、財源も含め透明性が高まります。

私は、厚生労働省管理の特別会計も一般財源化すべきと考えます。
なぜならば、厚労行政があまりにずさんだからです。
皆さんもご存知の年金問題は当然のことながら、医療や福祉も、
年金同様、一般の国民に知られたら大変なことがありすぎるからです。
厚労行政の問題点ついては、いつかこのブログで取り上げます。

そして、私が疑問に感じているのは、ここでのやり取りのように、
国会で十分議論が行われているかという問題です。

個別事案をきちんと検証し、審議しているか大変疑問を感じます。
近頃の例で言えば、労働者派遣法改正や裁判員制度がそれにあたります。
一部野党も一旦は賛成し、今は反対と大騒ぎしています。

以上の点は、私が散歩道さんのブログを拝見させて頂き、
互いに問題意識が共通するのではと感じ、コメントさせて頂きましたが、いかがでしょうか。

16 ■他の視点を持つ方と討論するのは楽しいと感じます

しつこくてすみません。

ほぼ全面的に同意ですが、少しだけ訂正させていただくと、確かにかつて特別会計は不透明でしたが、小泉改革で公開を義務付けられ、誰でも検証可能な状態になっています。検証可能になったからこそ、埋蔵金があちこちから見つかったわけです。
それともう一つ、国や地方自治体の財政はこれまでまっとうな会計処理がされてきませんでした。所有する資産が現在どの程度の価値があるかすら、きちんと把握されていなかったという。
去年から公会計が義務付けられましたから、「こっちは金がない」「こっちは余っている」といった状態も、徐々に改善されていく事でしょう。

>厚生労働省管理の特別会計も一般財源化すべき
これは凄く悩ましい問題です。
というのは、管理する厚生労働省が悪いのであって、特別会計である事に問題があるわけではなく、特別会計の利点自体は否定出来ないからです。
厚生労働省は本当に酷い省庁です。数ある省庁の中で、もっとも悪辣な省庁でしょう。
政治家(総理大臣)にも平気で嘘つきますからね。奴らは。
政治家が官僚を監視しきれていないのも問題です。

国会審議がされているのか?という点は全く同感です。野党が野党の役割を果たしていない。
ごくまれに、奇跡的に利害が一致して与野党が協力して法案を作る事もありますが(公務員改革)大抵は国民受けを意識したパフォーマンスばかり。
政治家が庶民感覚で国会を振り回してもらっては困るのです。

17 ■これは私も楽しいです。

私もしつこくてすみません。

特別会計の透明性が増し、その結果、「埋蔵金」が見つかるようになったということについては、
私は知りませんでした。よくご存知ですねえ。

私もこの後、この件に関して、よく調べてみようと思います。

私は29歳ですが、散歩道さんはかなり細かいことまでご存知で、
私よりかなり年齢が上だとお見受けしておりますが、もし差し支えなければ大まかで結構ですのでお教え願えますと幸いです。

それから、厚生労働省が管理している特別会計についてですが、
先ほどの私のコメントで「厚労行政があまりにずさんだから(一般財源化すべき)」と
感情的なことを書いてしまいましたが、散歩道さんがコメントされたように、
「管理する厚生労働省が悪いのであって、特別会計である事に問題があるわけではなく、特別会計の利点自体は否定出来ない」という
点は私もほぼ賛同できます。問題を切り分けて考えなければなりませんでした。

ここからは私の想像に過ぎませんが、厚生労働省職員は、大臣や
他の政治家に事実関係を明らかにしていない点が多すぎるのだと思います。少なくとも、積極的に情報提供しているとは思えません。

もし大臣や政治家が知ったら、(おそらく)感情豊かで正義感が強い政治家は、
絶対に許さないと言いはじめ、資料請求をして、マスコミを通じて国民に知れ渡り、大騒ぎになると思います。

近いうちに記事として書こうと思っているので、今はまだ具体的には書きませんが、
介護保険だけをとっても、ほとんど詐欺に近いような実態です。(もったいぶって具体的に書かずにすみません)

そして、国会審議にしても、「定額給付金を受け取るつもりですか?」と
野党が質問したりして、意味の無い方向に議論が流れてしまったりしています。

選挙にしても、料理家やプロレスラー、元アナウンサー、芸能人を投入していて、
それに乗っかってしまう国民も相当勉強しなければならないと思います。

感情的なことも含めて書いてしまい、すみませんでした。
どうも特に政治関連でストレスがたまりすぎているのかもしれませんね。

18 ■日本の政治はストレスが溜まる事が多いですね。

多分、日本人事自体が馬鹿なので、馬鹿な政治家しか生まれないし、馬鹿なマスコミしか無いのだと思います。
要は自分(たち)の馬鹿さかげんにストレスがたまるんですね。

年齢とか個人情報に関連する事柄は公開しない事にしているので、勘弁願えますか?分からないからネットは面白いのだと思いますし。
ブログの常連さんは色々と気が付いていますが、口に出さないのがお約束という事で。

埋蔵金については、元財務省官僚、現東洋大教授の高橋 洋一氏の著書を読まれると、詳しく書かれていいます。小泉政権のブレーンだった人物です。
彼が訳わかめ状態の特別会計を計算して、資産負債差額が超過している事に気が付きました。赤字のはずなのにおかしい、と。
その話を与謝野さんが聞いて、「そんな埋蔵金のような話があるか!」といったのが埋蔵金と言われるようになったきっかけです。
しかし実際に計算したものを財務省に突きつけると余剰金が出るわ出るわ。
そこで公開が義務付けられたというわけです。
公開された情報を民主なんかが調べると、これまた積立金がまだこんなにあるじゃないか、と。
で、増税の前に無駄を無くせと騒いでいる。

高橋 洋一氏の著書は小泉改革よりですが、彼らが本当は何を意図して改革したのか、政治の裏で何が行われていたのか分かって一読の価値があります。
ちなみに麻生さんは小泉改革慎重派(反対ではない)で、高橋氏とは仲が悪かったはずです、が彼は現在でも自民党にも民主党にも知恵を貸していますので、彼の著書を理解すれば自民民主両党の政策の意図もかなり読めるようになるでしょう。

>厚生労働省職員は、大臣や他の政治家に事実関係を明らかにしていない点が多すぎる

これは、事実です。本当にそのとおり。
戦後の日本を支えたのは間違いなく官僚なので、その面は高く評価していますが‥‥。

国民が抱える将来への不安は、ほとんど厚生労働省の問題で、逆に言えばここさえ解決すれば状況はかなり改善出来るはずです。

19 ■コメントありがとうございました。

散歩道さん、コメントありがとうございました。

ブログ上で、散歩道さんといろいろと議論してきましたが、
立場や主張が違っていても、共通する話題もあり、
大変勉強になりました。

今後とも、どうぞ宜しくお願いします。

私は、たまにしか更新していないので、たまに見て下さるとありがたいです。
またネチネチと粘り強い議論がお互いに展開できることを楽しみにしています。

20 ■こちらこそありがとうございました

 これまで色々と給付金反対派の人たちの意見を聞いてきましたが、 ほとんどの人が、ワイドショーの内容をオウムのように繰り返すだけで、本当のところ何が気に入らなくて反対しているのかが分かりかねていました。

>若年者層やその子どもの負担を今より重くしないようにして欲しい
 こういう理由だとは思わなかった、というか‥。
将来の負担を軽くするための政策(消費税増税とか給付金を含めた景気対策)が、負担が増えるものだと思われているという。
 ちょっと驚きました。
 これは、政府の説明不足、広報不足が原因でなのでしょうねえ。

これが分かっただけで収穫があったと思います。
ありがとうございました。

ちなみに、私は多分ともあきさんとほぼ同世代です。もしも、年齢が高くて若年層の負担に無関心だからこういう意見なのだと思われてたならば、それは違います。そういう視点で討論したくないので、自分のスペックは棚上げする事にしているのです。(私の勘違いなら申し訳ないです)
若年層の負担といえば、今日本で「子供」の貧困が増えています。おそらく数年後ぐらいにマスコミに取り上げられるようになるのでしょうが‥‥。
社会保障についてエントリーされる際は、その辺りのことも踏まえると、幅広い記事になるでしょう。

21 ■散歩道さんとともあきさんのやりとり興味深く拝見しました。

まだ若いお二人のやりとりを感心しながら拝見しておりました。散歩道さんの知識の深さにはただただ驚きでしたが、庶民の一人として、国民の自覚の無さを指摘しておられる点は少しどうかと思います。
たしかに官僚が仕掛けマスコミが煽った部分もあるでしょうが、定額給付金に批判的な国民の多くは日本の将来についても本気で憂えてる良質な意識を持った人達です。
むしろ賛成派の人達のほうが何も考えずに無条件に有り難がってるようなタイプが多いのではないですか。
定額給付金をめぐる議論は、その効果のうんぬんよりも、自公政権が信頼できるかどうかの議論だと思ってます。
政府が信頼できなければ、定額給付金は失政になり、信頼できれば景気対策として効果が発揮される。
同じ政策を北欧の福祉国家が行えば、全く違った結果になるのではないですか。
定額給付金の効果は全く国民全体の心理動向に大きく左右されると思います。

22 ■コメントありがとうございます。

marukuosamuさん、コメントありがとうございました。

そうですね。
日本の場合、その時々の世論が反映されにくい面が
あるかもしれません。
かといって、あまりにも「反映」しすぎると、世論ばかり気にして、
政治家が主体的に何もやらなくなる(やれなくなる)可能性もあります。

この「さじ加減」が難しいところですね。

しかし、政府に対する信頼感という点では、フィンランドやスウェーデンといった
北欧諸国の政府がそこまで信頼されているかどうかは、はっきりとは分かりません。

それから、日本では、北欧諸国の福祉施策が先進事例で
まるで「神」のように扱われている面があるのですが、
そういう面だけでもないと思っています。

事例や取り組みは大変参考にはなりますが、それを
日本でできるかどうかは、少し話が違ってくると私は考えています。
その点についても、今後、このブログで気が向いたら取り上げていこうと思っています。

何分、気まぐれで趣味程度にやっているブログですので、ご容赦下さい。
今後とも宜しくお願いします。

23 ■感想

私は経済の専門家ではないですが、経済者などがヘリコプターマネーには弊害が大きいと散々指摘しているのに、わからずやが多いようですね。

日本政府の借金ですが、国民の金だから気にすることはないという意見は間違いでしょうね。

国債の評価が下がると日本の企業が海外の企業と長期的な安定的な取引をしてもらえなくなる可能性が大きくなる。それでは日本経済への打撃はさらに大きくなりますね。

政府にはこれ以上借金は増やしてほしくないです。やはり何らかの形で増税は必要でしょうね。

24 ■コメントありがとうございました。

前山さん、コメントありがとうございました。

ついには政府紙幣についてまともに論じられようとしています。
私は、先日、読売テレビ制作の「たかじんのそこまで言って委員会」を
たまたま見ていたのですが、
パネラーの三宅久之さんが「定額給付金なんてケチくさいこと言ってるんじゃなくて、
一人40万ぐらい政府紙幣発行して、ヘリコプターマネーっていう説もある」と話しているのを聞いて、たまらず爆笑してしまいました。

世の中いろいろ「説」というのはあります。
NASAが宇宙人を捕まえたとか、地底人がいるとか、人は死んでも生き返るとか、
海底に秘密の軍事基地があるとか、宇宙人がもうすぐ地球にやってくるとか・・・・・

しかし、そういう「説」は、現実を前にしていかに無力かということです。

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