四谷デッサン会

四谷ひろばで毎週土曜日18:00-21:00開催中。誰でも参加できます。四谷ひろば施設利用一般団体登録:No.B-25。


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6月のデッサン会の予定は「お知らせ」をご確認ください。

はじめてのかたも 「お知らせ」 をご確認ください。

東京都美術館の展示募集については 「出展募集」 をご確認ください。

 

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四谷デッサン会を利用する人々を紹介するコラム「people」。第1回目は、昨年度末に開催された「デッサン・アワード2015」で大賞を受賞した、山下雅文さんが登場します。

 

――まずは、昨年度の大賞おめでとうございます。

 

山下 ありがとうございます。

 

――山下さんの職業を教えてください。

 

山下  私は78歳ということもあって、今は年金暮らしです。ただ、現在、四谷デッサン会が開催されている四谷ひろば近隣の「セツ・モードセミナー」に通う、学生の身分でもあります。

 

 

――ということは現役の画学生なのですね。

 

山下  はい。セツ・モードセミナーは、長沢節(故人)という伝説のファッションイラストレーターが拓いた学校です。私はかつて、三重県で看板描きを生業にしていたのですが、当時から、いつか長沢節さんの画風を習ってみたいと思っていました。

 

――看板を描かれていたのは、いつ頃なのですか?

 

山下  はじめてこの仕事についたのは16歳のときですが、それから30年、さまざまな映画の看板を手掛けてきました。

 

――どのような看板をお描きになっていたのですか?

 

山下 私は日活の専属の看板描きだったため、石原裕次郎さんの「鷲と鷹」や、小林旭さんの「北帰行より」などの作品を手掛けてきました。

 

 

――著名な作品をつくり続けてきた山下さんが、なぜ今、デッサンなのですか?

 

山下  私にとって、絵を描くことは仕事でもあり、そして人生のすべてでもあります。私は看板描きという仕事では、写実的な絵を描き続けてきましたが、ある日、前談のように長沢節さんの自由な開放感のある画風に、とても強いあこがれを抱きました。子育ても終わり、セツに通うため上京してきて、現在、自由に絵を描くことができる日々です。この貴重な時間を使って、長沢節風の自由な絵を突き詰めてみたいと思い、学び続けています。

 

――四谷デッサン会のことを、どこで知りましたか?

 

山下  セツの校舎にあるチラシを見て知りました。セツの卒業生が始めた会であると知り、試しに利用したところ、環境がよかったので通い続けています。魅力溢れるモデルさんが多く登場することも気に入っています。

 

――四谷デッサン会は、どのくらい利用しているのですか?

 

山下  近所にあるセツで描いたあと立ち寄ることが多いのですが、すでに4年以上通っています(2016年現在)。現在ほぼ毎週、参加しています。

 

 

――すごいですね。学校で描いたあと、さらにデッサン会で絵を描いているということですね。

 

山下  そうですね。私にとって絵を描くことは生活の一部ですから。

 

――今後の目標を教えてください。

 

山下  セツではデッサンのほかに、水彩画を描いています。それとは別に、私はパステル画も習っているのですが、デッサンとともに、それらの技術向上を図りたいですね。

 

 

――最後にひと言おねがいします。

 

山下  私は絵画団体「社団法人新極美術協会」に所属していて、年に数回の展示に参加しています。その極美会では、本年度「青年部」というものを立ち上げ、私は相談役の立場でサポートしています。青年部は、四谷デッサン会に通うようなさまざまな絵を描く若い人たちに、画壇への門戸を開ければと、私が設立してもらったものです。

 

今秋9月には、東京都美術館での展示の参加者を、四谷デッサン会で募集します。絵の技術があるかは、それほど問いません。私のように絵に対する情熱があることが条件です。絵を愛して止まない若者たちといっしょに展示を盛り上げることができたら嬉しい限りですね。

 

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山下さん所属の新極美会による東京都立美術館展示は、9/26から10/2の日程で行われます。同展示の四谷デッサン会推薦枠は、7/9の15:30から行われる審査会で決定します(画材は自由。10号以上の未発表作に限る。出展料1万円)。デッサン会に一度でも参加している人であれば誰でも参加できるので、詳細は「出展募集」をご確認ください。

 

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