ロマンス、イラネ | Commentarii de AKB Ameba版

Commentarii de AKB Ameba版

AKBとかその周辺とか

 words

 コルセット?
 結局はずしたさ。ビーって鳴ったらやだから。
 ちょっと腰がぐらぐらして不安だけど、ビーって鳴ったらやだもん。
 でも鳴るか鳴らないかなんて、素材を見りゃ一発でわかるじゃんねえ。後で気づいた。箱見りゃ書いてあるじゃん。「合成ゴム」。じゃあ鳴らないじゃん。はずすことなかった。
 
 17時シアター着。
 今日は彩希さんの生誕祭。委員の人がペンライトとタオルとマスコット人形を用意してくれた。
 お賽銭を入れて壁に貼られた「選挙」ポスターを眺める。モニターでは「政見放送」。茂木が泣いておる。去年ランクインしたことを思い出して感極まっている。今はTeam 4にはいないけど、研究生の頃から見ていた茂木。今年も嬉し涙を流して欲しいぞ茂木。
 
 抽選は真ん中くらい。 
 やっと呼ばれて満を持してゲートをくぐったら、ビーだって。
 やだ、ポケットに車のキーを入れてた。何のためにコルセットはずしたのさ。
 お兄ちゃんにボディーチェックされてる間に2人に抜かされて入場。ざっと見回して上手4列目に座席を確保。前回より一列後ろだけど、その分センターステージの視野が広い。そしてここなら「森」の西野と「青春」の小嶋(真)が真正面に来るはず。

 周りを見回すと栄の法被を着たオジサンを遠方席に発見。稜巴さんのPTAだね、きっと。

 影アナはその小嶋(真)。
 今日も「熊本地震」ではなく「熊本地方を中心とした地震」と呼んだ。うん。それがいいよね。死者こそ出なかったけど、傷ついた人は熊本以外にもいるのだから。大分出身の指原先輩の立場もあるし。

 そして始まったオバチャ。凍っていた背骨の奥から熱い物が登って来て、いて、いててて。これは腰痛だちくしょう。

 暗闇に響く裏打ちスネア三連発から駆け上るストリングスとピロピロシンセ。おなじみユーロビートにださださ衣装の「ロマンス、イラネ」。
 80年代にディスコで踊ってたおっさんの黒いところを揺さぶるんだこれが。

 「そんな恋愛なんか必要ない」と小気味のいい啖呵。
 「ホントの愛に出会いたい」という心の底からの熱望。
 でもねえ、「イラネ」という言葉と裏腹に心は惹かれて行くんだ。それもダメ男に。

   Ah 親友さえ裏切れるくらい/Sad もう何も見えなくなってる

 タチの悪い恋愛も時には必要なんだけど、彼女たちはそれすらも許されていない。なあにが恋愛禁止令だっ。ナイショで恋しちゃえお前ら。その方がずっとずっと艶が出るって。間違いないって。
 下らない恋愛のその奥にあるかもしれない「ホントの愛」にたどり着けるのは、下らない恋愛で傷ついたことのある者だけだぞ。

 村山。
 昔っから好きですよ彩希さん。
 でも「シアターの女神」をモットーに掲げていたとは知らなかった。その言や善し。
 今日の主役だけあって輝いていた。公演出演連続記録が続く、文字通りのシアターの女神。
 でもそれって外仕事が少ないって意味でもあるんだ。くさるなよ、ゆいりんご。
 公演頑張ってて、みんなに「ゆいりーと言えばおバカ」と言われていて、誰かを思い出した。
 同期はみんな売れっ子って、実はそうでもないんだよね、13期。
 相笠雨宮岩立梅田大島岡田北北澤篠崎髙島長谷川光宗村山茂木森山渡邊。僕がすらすらと暗唱できるのは1期2期3期と13期だけ。
 オール13期の「RESET」、オンデマで見て痺れたんだよなあ、昔。頑張れ13期。
 でもちょっとみんな彩希のおバカのいじり方に愛が足りない感じ。ダメだよそれじゃ。

 川本。
 前回のお呼ばれでも出てたはずなのに記憶に残っていなかった。でも今日はやけに目を引いた。前回はあれだ、小嶋(真)があんまりよくてこの子とか見えてなかったんだ。
 すっきりときれいな顔立ちに似合わぬ無茶なダンスを時々している。よく見ると指づかいが丁寧で、ほんのりとしたエロティシズムを感じさせる。うーん、こういうのシアター来ないとわかんないよね。

 岡田(彩)。何かから解放されたかのような。クールでダイナミックでビューティー。
 あやかと言えばともだちが少なくて、「ぼっち食べ放題」の印象が強かったんだけど。っていつの話だそれ。今見直してみると、ああ、何て幼くて儚げだったんだろう、あやか。
 それがあのパフォーマンス。戸ヶ崎さんは最初っからダイナミックだって誉めてたんだよな、彼女。

 北川。
 初お目見えの稜巴さん。目鼻立ちはもちろん、立ち姿の美しいこと。こういうのを眼福って言うんだよね。あの目に見据えられてガチ恋歓迎なんて言われた日にゃ、防御力の弱い童貞諸君はメロメロだろう、そりゃ。
 稜巴さんと言えばカメラが嫌いでどうしてもフレームに入ろうとしなかった子の印象が強かったんだけど。っていつの話だそれ。
 AKBに憧れていて、この舞台に立てることが嬉しいって言ってた。栄の子なのは間違い無いのだけれど、シアターに馴染んでもいた。

 朝長。 
 博多の研究生公演以来お久しぶりの美桜さん。さすがにお姉さんになっていた。でもステージじゃ借りてきた猫みたいにおとなしい。心は博多に置いて来ちゃったのかも。西鉄ホールの新劇場の話をしてたし。
 
 西野。
 いつもの西野。見てるだけで気持ちが高揚してくる西野。でも昔ほど「放し飼い」感がなくなってきたかもだわ西野。
 目論み通り「森へ行こう」は真っ正面で見ることができた。前回より闇の深さが増したような。

 小嶋(真)。
 カッコカワイイ小嶋(真)。目論みがやや外れて、「青春の稲妻」では下手からスタート。途中上手にも来たんだけどね。フィニッシュは下手で見えなかった。でもやっぱりカッコカワイイ。
 
 高橋。
 ちょっとふっくらとしたかな?
 「スナックのママ」感が更に増してる。ボトルキープして毎日通っちゃうよ俺。
 端でターンをしてる時、誰かに微かなウインクしてたの見逃さなかったぞ。あれ直撃くらったらおっさんでもちとキツイかも。ああいう「女」の出し方のできる人は、子どもだらけのTeam では貴重。 

 岩立。
 相変わらずおきれいでした。
 今日は「バナナ」、ちょっとだけ見えた。
 言っちゃなんだが、二次元で見るとフツウなんだけど、現場で見ると時に息を呑むほどキレイに見えるんだなこれが。てかこれを見に通うわけだよ、シアターに。
 今日はおなじみの「はーやーい」を他のメンバーにパクられていた。

 いずりな。
 嘘だけどかわいかった。嘘だけどな。

 前回よかましだったけど、右の柱が邪魔っけで、ステージ中央のパフォーマンスが見えにくいのだけれど、そこはもうシアターの宿命。
 でもね、今日は壁に映ったシルエットを堪能しました。
 そういう見方もある。ライティングもちょっとは考えてくれているのかな。

 あっと言う間の2時間ちょっと。「生誕祭」があったのでちょっと伸びたけど、やっぱりあっと言う間だった。彩希さんのファンがとても頑張って、場を盛り上げていた。え、僕だってファンだよ、モチロン。
 腰の痛みは消えていた。というか、気がつかなかった。それくらい楽しかった。

 やっぱシアターだよな。