川越まつり | 伝統技法 祥雲(山梨仏具) ~おしごとブログ~

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-おかげさまで代々職人-お祭り山車の彫刻・修理改修工事・うるし塗り・刺繍幕・寺院仏具・お仏壇を作っています。静岡で大正後期から三代続く職人集団です。

こんにちは、祥雲です。

10月15、16日の2日間

埼玉県川越市で川越祭りが行われました。

 

彫刻・台輪(轅:ながえ)・上四方幕を製作させて頂いた

旭町三丁目「信綱の山車」です。

 

この四方幕は「二十八宿」という東洋の星座を

デザインしたもので、赤羅紗に金糸で星座を入れ

雲と朝日(旭町に因んで)が入っています。

 

ちなみに先日の内覧会の写真ですが

並べてみるとこういう絵図となります。

 

台輪(轅)部分です。

木地呂漆で、塗ったばかりの頃(一年前)はもっと黒かったのですが

透き色になってきて、色合いに深みが増し木目が浮き出てきました。

朱も、安っぽい色にはならず、落ち着いた色になりました。

 

最初の塗りです。かなり違うでしょ。

5年かけて味わいが出るのが漆の良いところです。

耐久性も普通のウレタン塗装とは比較にならないくらい強靭です。

今に残るお寺や文化財を見れば一目瞭然ですね。

 

彫らせて頂いた彫刻も先日取り付けました。

町内の方からも「あるとないとじゃえらい違いだね!」的な

おほめの言葉をたくさんもらいました。ありがとうございました。

 

川越の山車の特徴といえばこの廻り台ですね。

他町の山車と会った時にはこの回転台まわして正対させて

お互いのお囃子を披露しあう「ひっかわせ」が行われます。

まつりの見所です。

 

夜は異常に混みました。

100万人くらいいるかと思ったら、どうやら115万人だそうで

想像を超える怒涛の人波に都会のおそろしさを感じました。

 

将棋倒しになるんじゃないかとビビった時もありました。

目の前に小さな子どもがいたので、倒れないようにガードしながら人波を

やっと抜ける・・・そんな感じです。

 

規模もさることながら色とりどりの山車がいたる箇所にいて飽きません。

お囃子の音もそこら中から響いてきます。

 

また川越で何かお仕事をさせていただければいいなぁと

思いながら、静岡への帰路につきました。

 

祥雲

 

 

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