伝統技法研究社 祥雲(山梨仏具店) ~職人さんのブログ~

山車の木彫・幕・うるし塗り・山車人形・寺院仏具を作っています。大正後期から三代続く職人集団です。


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こんにちは、祥雲です。
ただいま、お寺の欄間彫刻の修復作業中です。



十六羅漢図です。
側面2枚と正面1枚の3枚の欄間から構成されています。



十六羅漢はお釈迦様の特に優れた十六人の弟子で
「悟りを開いた高僧」ということになります。

こちらの欄間は、彫刻部分が大きく欠けたり失われたりして
いましたので、まずは枠の部分を外し、彫刻をある程度きれいに
してから欠損部を直していきます。



なかなか根気のいる作業です。
また直りましたらきれいな姿をお見せします。


祥雲



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こんにちは祥雲です。

お寺の庫裏(くり:ご住職のお住まい)
天女の彫刻を取り付け納めさせて頂きました。



壁のきわに、天井から吊るすような
形で取付予定スタート!



天井に穴を穿ち、取り付け用の金具を天井裏に入り
設置します。金具がそのままだとみっともないので
飾りになるよう加工します。



取付完了!



なんだかあっさり付いたようですが
六葉を切ったりボルトをグラインダで切ったりと
細かい加工や作業が多く時間がかかりました。

天井裏も狭く、入り口から距離があるので
這いつくばって設置場所の上まで行かなければ行けませんし、
すぐ手前にエアコン配管がありこれも要注意です。

今回の取り付け方は珍しく、あまり例がありませんでした。
場所と環境に合わせて取り付け方を考えて設置しています。


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こんにちは祥雲です。

昨年、テレビ東京系番組「和風総本家」で紹介していただいた
須弥壇(しゅみだん)の取付をおこないました。



まずは、新築のお堂を汚さないよう
ぐるぐる養生をしっかりと行ないます。

ちなみに、手前に積んであるのが
須弥壇の材料です(今はバラバラ)



作業しながらだったので途中の写真をとり損ねてしまいました。
一段一段水平を合わせながら積んでいきます。





これが中央の束(つか)の部分です。
ただのギザギザが刻んであるのではなく
複雑な形状になっています。



建物側の丸柱に合わせてぴしっと合うように須弥壇側を削り
合わせます。これが腕の見せ所で、妥協はありません。



天板を嵌めて、釘で留めます。
こちらも隙なく合わせていきます。





ひな壇・高欄を設置して取り付け終了です。


-----


今回、テレビ東京系「和風総本家」のスタッフの方に
どうして私たちの須弥壇を取材しようと選んだのか伺ってみたのですが
テレビ局の方々も非常によくお調べになっているようで、
須弥壇の車知(シャチ)を全ての段で
しっかりと施しているところが他に無かったから
だそうです。
(一番上と一番下だけシャチ絞めしているところはあるようです。)



この車知を施すと、それぞれの材料がお互いに締め付け合う
ような力が働くので、長い時間が経っても材料が外れることが
なくなります。(長い時間というのは10年20年ではなくて
100年200年のことです。)

今回、我々の仕事を認めていただいて取材をしていただけた
ということは本当にありがたいことでした。



祥雲



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こんにちは祥雲です。

先日ご紹介させていただいた
「お寺の仏具の取り付け」パート2です。

今回は仏像についてご紹介させて頂きたいと思います。



仏像の取付はご覧のように一体一体
丁寧に設置していきます。
金箔はこすらないように・・・
塗り物は当てないように・・・
彩色は傷つけないように・・・

神経を使います。



おなじみ四天王ですね。
全て彩色の直しをしたもので、
元々は古い仏像になります。

ちなみに最初の写真に写っている女性Mさんは
仏像とゲームが大好きで目の付け所も一般人とは
違います。



四天王に踏まれているこの邪鬼
四天王に退治されているのではなく
「喜んで踏まれに行っている」のですが・・・。

Mさん曰く
「この踏まれ慣れてる余裕すら感じられる表情がいい」
という事です・・・・・

そうなんですか・・・、勉強になります。



愛染明王さまです。



不動明王さまですね。



全て並ぶとこの通り。
日蓮上人と三宝尊を中心に文殊・普賢菩薩
四菩薩、明王、四天王と並びます。

仏像はすべて直しで新調したものはありません。
人の手でこれだけ綺麗によみがえります。


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こんにちは祥雲です。


静岡の春といえば「静岡まつり」ですね!

今年は4月1日~3日に行なわれます。

何とか天気も持ちこたえてくれそうです。


さて、その静岡まつりは

「ここ駿府で徳川家康公が家臣を連れて花見をした」

という故事に倣い、昭和32年(1957年)から始まった

市民のお祭り(公式HPより)です。


なんといっても見所のひとつが「大御所花見行列」です。

オーディションで選ばれた県内出身の3人の女性が行列に花を添えます。


「静岡まつり」公式HP http://www.shizuokamatsuri.com/

この山車をお祭りに合わせて修復しました。



柱・框・束などは黒漆の面金(面の部分に金箔)

仕上げとなっております。



板は木地呂漆仕上

年月が経つと徐々に薄くなって木目の美しさが

増していきます。これも漆の魅力ですね。



トラックから山車を降ろし、車軸の上に着地させます。

この車輪も昨年度新調させていただいたものです。



格天井は総金箔で仕上がっています。

朱色の高欄も昨年度新調しました。


今までの山車はペンキでペタペタ

塗ってあるだけのものでした。

やはり文化財にはそれにふさわしいやり方で

修復したいですね。




飾りつけはこれからですが、看板を立てて

組み上げはほぼ完了です。


静岡まつり、行かれる方がいらっしゃいましたら

新しくなった山車もぜひご覧ください。



★★★新聞にも掲載されました!★★★





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