伝統技法研究社 祥雲(山梨仏具店) ~職人さんのブログ~

山車の木彫・幕・うるし塗り・山車人形・寺院仏具を作っています。大正後期から三代続く職人集団です。


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こんにちは、祥雲です。

磐田市の高栄社さまの新しい山車幕「キバタン図」が完成しました。
さっそくですが、それではどうぞ!


じゃん!



すっごく写実的で繊細だと思いませんか!?(自画自賛)

キバタンとはオウムの仲間で日本にはいません。
主にオーストラリアに棲息している大型のオウムです。

ぜひ着目して頂きたいのは羽やくちばしの糸色の「ぼかし」です。





いくつかの色糸を使い、撚り方や色の比率を変えながら
グラデーションを出すことが「ぼかし」です。

これが1色の糸だったとしたら・・・のっぺりして
幼稚園児の絵か、パソコンのペイントソフトのようになってしまうことでしょう!



全体図です。
オウムが豪華な止まり木に乗っています。この構図は
見覚えのある方もいるかもしれませんね。

止まり木の両端にある緑色のものが「えさ箱」と「水箱」です




ちょっと近づいて見てみてください

・・・・・

・・・・

・・・

・・




このグラデーションは他の縫い方と違います。
これは相良(さがら)刺繍という技法で
絨毯のようにループを作りながら縫いつぶしていきます。

だから非常に手間がかかりますが、仕上がりはご覧の通り
とても美しくなります。







この金色の部分は、実物だと金具にあたります。
なので繊維の上から金泥を塗り、より金属感を出す工夫をしています。





磐田市の高栄社さまの山車は、昨年までは白山神社のお祭りとして
単独で曳き回しされていましたが、今年からは磐田市で最も大きな府八幡宮例大祭
に参加することになりました。
この幕も、ぜひたくさんの方に近くでみてもらいたいです。


幕の新調や修理など、デザインから取り付けまで行います。
予算に合わせていろいろな提案ができますので、お気軽にご相談ください。



祥雲




お気軽にお電話ください ☎
電話  0548-22-0818
FAX  0548-22-5164
yamanasi@viola.ocn.ne.jp
※お電話は「山梨仏具店」でご対応させていただいております。

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こんにちは、祥雲(山梨仏具店)です。

御前崎市のお寺「釣月院」様の須弥壇です。
今回は保存修理し、取付工事を行いました。



取り付け作業開始前です。
最初に取り外した時には、トメ(角の部分)も外れていて
傷んでいる部分も多かったですが、補修して
木地も直しました。

これから写真億の壁(来迎壁)につけていきますので
一番下の框を上にして積んであります。



一段目です。
ただ置いているのではなく、左右にある丸柱(来迎柱)と須弥壇の曲線が
嵌まるように設置(突き付け)します。



こんな感じで柱は欠いてあります。
300年以上前の人の仕事です。そう思うと、スゴイですね。



水平を出しながら二段目、三段目と積み重ねていきます。



このトメがそろわないと、須弥壇の美しさはでませんね。



下段が終わると、束を立て、幕板(彫刻)を入れます。





束の断面です。
加工も見事ですね。



束の上から上段が始まります。



一番上の框です。ここに天板を入れますが、
それで終わりではありません。



中には格段に内側から構造材として
非常にたくさん束を立てて強度を出します。
長期間、重量がかかっても沈んだり、傾いたりしないためです。
ある意味、これが一番重要です。

傾いてしまえば、トメの部分などの固定している部分に
ずっと力がかかってしまうので、やがて全体が壊れていって
しまうからです。



ということで、完成です。



正面です。
須弥壇上のケヤキのひな壇も弊社の製作です。



側面です。
彫刻はかなり欠損して無くなっていましたが
後補し、彩色してあります。



厨子や灯篭を乗せて元の姿になります。

なお、この須弥壇は漆塗りです。
今回は少し補彩しましたが、元々の下地がしっかりしていたので
ほとんど直していません。

天和年間の(1681~83)須弥壇ですので、
300年以上の時が経っているわけですが
途中で塗りなおしているとしても、この高温多湿の日本で
平成の今まで残っているということは本当にすごいことですね。

ここまで丈夫な塗料というのは他に無いと思います。
漆は最強の天然塗料ですね。




祥雲




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こんにちは、祥雲です。



去る25日の日曜日に、長野県大町市へ


若一王子神社例祭奉祝祭へ行ってきました。


(★「わかいち」 ではなく 「にゃくいち」 です)




信濃大町駅です。


駅は100年の歴史があります。


戦前から続くダム工事などの電力開発事業で発展してきた町です。


写真に映っているのがお稚児さんの射手です。


お化粧をして、立派な馬に乗って町内を練り歩きます。





町内にこういう的が何ヵ所かあるので、


これを子ども用の弓と矢で射って回ります。


たまに外して、変なところに飛んでいくこともありますが


大人が大きなうちわを持っていて後ろに飛ばないように


ガードしているので安心です。





汚水のマンホールもさすが、ライチョウです。


大町は水がきれいで美味しいので、


汚水すら飲めそうな勢いですね。





こちらが大町で一番有名な大黒町舞台(=山車)


素晴らしい立川流の彫刻が入っています。





特に目を引くのが舞台前方の持ち送りです。


大きさ、勢い、技術すべて目を見張るものがあります。





龍を正面から見てみると、


少しゆがんだようになっています。


人が見る位置を考えて彫られているようです。






写真下の金具も立派です。


曲線に合わせて作られていて、金メッキかと


思いきや金箔をきちっと押してありました。





漆も被膜に厚みのある重厚感ある


マッスル仕上げになっています。





力神も後方の梶棒を支え、2つ入っています。


この筋肉と眼力が力強さを物語ります。





さて、こちらは別の舞台ですが


さすが大町、ライチョウの彫が入っています。



ライチョウはハイマツの木の中に巣をつくりますので


この木もハイマツっぽいですね。





夜になると、標高が高いからか、ぐっと暗くなります。


王子神社境内に舞台6台が入り、お囃子を奉納します。





王子神社にはとても立派な塔があり、


幻想的な雰囲気です。



歴史もあり、とても素晴らしいお祭りだと思います。


ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。




祥雲


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毎日あついですね!祥雲です

ただいま県内の二輪の山車の車軸を新調しています。



手前のが新しい車軸で
奥のまっくろが旧車軸です。
材質はシロカシです。



見ていただくとわかりますが
先端に向かって細くなっています

テーパーといいますね。
釣り道具でいうとテーパーラインとかいいますね。



まだ仕上げ前だけど差し込んでみます

ずぼ





ここからアタリ具合をみながら
カンナとノミと研磨で仕上げていきます。

6角形からスタートしてだんだん多角形に
しながら最終的に円になっていくんですね。

祥雲





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こんにちは、祥雲です。

浜松の曹洞宗のお寺にて
仏像の取り付けを行いました。

達磨大師



大権修利菩薩(だいげんしゅりぼさつ)

のふたつの仏像です。



今回の仏像は、内陣の左右の壁に厨子ごと吊るすように設置しました。



自社工場製、ケヤキの厨子です。
下から見上げるように設計してあります。
これを左右2か所に設置します。






寺紋である五七の桐と久我竜胆(りんどう)

厨子の上部に付くので見られるところではないですが、
きちっと手彫になってます。



こちらは達磨大師です。
曲碌(きょくろく:いす)と仏像を固定します。



このように納まります。



達磨大師の表情が非常に印象的で素晴らしいと思います。



こっちが大権修利菩薩(だいげんしゅりぼさつ)です。


寺紋がのっぺりして安っぽいものだと
やはりパッと見て分かってしまいますので
こうして納めたときに細かい仕事が活きてきますね。



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