歯科難民を救え!

インプラント、かみあわせ、歯周病、セラミック、CT、顎関節症、虫歯、審美歯科、ホワイトニング、
治療費…あなたの問題は何でしょう?
氾濫するメディアの情報に振り回され翻弄されるあなたの羅針盤
あなたにとって生涯最後の歯科医院にめぐり会うために…


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2011年から2012年へのメッセージ


 今年は、私にとって、いやあなたにとっても記憶に残る1年だったのではなかったでしょうか?


 3月の震災のひと月ほど前、患者さんも増え手狭になり、30年という年月の経過に設備の老朽化と改修の限界を感じ、医院を移転しました。


 私にとって理想と思われる最新の設備を備えた新しい医院で来院されていたすべての患者さんと共に新たなスタートを切った直後のことです。

 震災が起こったのです。


 当院はお祝いに頂いた鉢植えが落下し割れた以外に大きな被害は幸いありませんでした。

 しかし、来院される患者さんの心の傷は、「家から出られない」「エレベーターに乗れない」「家を離れるのが心配」・・・とメインテナンスでの来院さえも躊躇させることになりました。


 あれから月日がたち、患者さんは以前と変わらぬ来院をしてくださっていますが、その影響ははかり知れません。


「命」について考えさせられ、「健康の大切さ」を感じ、今の幸せを感謝することの喜びを、被災しなかった私でさえ感じさせられた出来事でした。


 2011年8月から始めたこのブログも、そろそろ5カ月。

 そして新たな年を迎えようとしています。


 私の耳には未だに悲惨な歯科難民の声が伝わってくるのです。


 “歯科難民”という言葉は、この間、多くの皆様に認知され、ブログ初執筆の私の未熟な更新状況に反して、ブログランキングも上位に維持されるようになりました。


 これは、決して喜ぶべきことではないのです。

 それほど悩み、迷われている読者の方が多いことを示しているのです。


 被災地の復興には全世界からの関心と、温かな“絆”による強い力が必要であるように、“歯科難民”救済には、私や、このような取り組みに関心を持たれた歯科医師、デンタルスタッフはもとより、歯科関連業者の協力、そして何よりもこのような働きかけに関心を持って頂ける“あなた”の協力が必要です。


 2012年も、歯科難民救済に向けて、このブログをさらに進化させようと思っています。


 2011年は、歯科医療の背景に大きな影響を受ける歯科医療の現実から、歯科難民を生み出す要因について、書いてきました。


 そして迎える2012年は、そんな歯科界の現実を踏まえ“あなた”自身に問いかけます。


 そう、あなたの願いが、希望が、思いが、考えこそが、歯科難民から脱却する大きな力となるのです。


 あなたが歯科難民から脱却するために力になってくれる歯科医院と出会い、歯の健康について自信を持ち、全身的にも健康を取り戻すことを願ってやみません。


 2011年、私の未熟なブログに関心を持ち、お読み頂いたあなたに感謝です。


 ありがとうございました!


 そして、2012年、日本の歯科医療が大きく変わり、ひとりでも多くの歯科難民が救われることを願って2011年から2012年に続くメッセージを発信したいと思います。




 


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いよいよ12月、今年も残すところわずかですね。

10月・11月は学会シーズンで学会や講演会が目白押し。

母校の100周年のイベントもあり、旧友たちと楽しい時間を過ごしました。

そんなこんなでブログもちょっとおやすみしていましたが、読者の皆さまからの声を聴き、のんびりしてはいられないと、反省しています。


私は、最近ある歯科医師が管理する歯科医療に関する相談サイトの回答者を始めました。

最初のうちは、とても関心の高い、知識の豊富な患者さんがたくさんいるものだと、その素人レベルを超えた質問に驚かされました。

しかし、そこに寄せられる質問はとても偏っているのです。


それは「どうなおすか?」に集約されます。




「集患」が招いた情報の偏り


どうしてこれほど治療方法に関心があるのか?


これは、発信する情報の偏りに原因があるからです。


インターネット上の情報、特に医院のHPには「集患」のために他院との違いを記載することが求められます。

そうなると、患者さんにわかりやすく、ビジュアル的にも表現しやすい治療方法の提示や、治療器具、機材の違いを明示するのが効果的です。


インプラントなら実績年数、歴史の長い○○インプラントとか、骨との結合が早い□□インプラントとか…。

レジン充填ならばナノフィラーがどうのとか、ハイブリッドがどうとか、3Dなんとかとか…。


本当にあなたの歯の治療は、治療方法や材料、機材、器機の違いでよい結果が得られるのでしょうか?


ずいぶん前のことになりますが「料理の鉄人」というテレビ番組がありました。

そこには「鉄人」と呼ばれる調理人がいて、選りすぐりの高級食材を番組中に調理し、美味しく目にも鮮やかな料理を作るのです。


それでは、その高級食材をごく一般的な家庭の主婦が調理したらどんな料理ができるでしょう?


鉄人の料理と比べて美味しく、美しくできるでしょうか?


きっと舌の肥えた方ならやはり鉄人の料理を選ぶことでしょう。


さて、ここで考えたいのは何が勝敗を分けたか?です。




材料、機材の扱い慣れが結果の違いを生む


同じ食材ですが、高級食材です。

普段一般の主婦は使うことがない、フォアグラやオマール・・・。


食材の“扱い慣れ”という点で鉄人と主婦には大きな違いがあったのです。


 それでは、ここに近所のスーパーで買ってきた食材があるとします。

 これを鉄人と家庭の主婦が調理したらどうでしょう?

 きっと鉄人は家庭の味を超越した料理を作ることでしょう。

 でも、家庭の味は主婦の方がその好みを熟知し、家族の評価は高いかもしれません。

 両者の違いは高級食材ほどでないようです。


 歯科治療の場合はどうでしょう?


 例えばあなたが、審美性や耐久性などからセラミックの治療を希望したとします。


 A先生は自費専門で毎日セラミックの治療をしています。

 B先生は治療のほとんどが健康保険の治療で、セラミックは月に数本です。


 その違いは、経験、扱い慣れ、段取りの良さ、時間などたくさんあります。

 もちろん、結果も左右することでしょう。



健康保険の治療と自費の治療


 前例の経験や扱いなれなどの違いはその医院の診療が何を中心にされているかで決まっています。


 健康保険の治療と自費の治療はその内容に大きな違いがあるのです。


 例えば歯を削るドリルも、削り方も、型をとる材料も、模型材も、模型の作り方も、作る詰め物やかぶせ物の材料、作る人の経験、技術、そしてその治療や補綴物製作にかける時間が全く違うのです。


 しかし、これはあくまで同じ人間が治療した場合のことです。


 例え自費治療でも経験や技術の伴わない自費治療もあるのです。


 例えばセラミックの治療は健康保険では出来ませんね。


 それでは、セラミックならば健康保険の治療よりもいい治療が出来るのでしょうか?


 確かに、セラミックという材料は歯科材料の中でも優れた材料だと思います。


 特に審美性、耐摩耗性、生体親和性、清掃性など優れた点はたくさんある材料です。


 しかし、扱う技工士や歯科医師の知識や技術によってその結果は天と地ほど違うのです。


審美はセンス、感性で決まる


審美性は歯科医師や技工士の経験、知識、センス、感性に依存します。


決して学術的なものでは解決できないその人固有の感性が大きく影響するのです。


ただし、患者さんの求めるレベルによって希望をかなえることができるかどうかは異なるのです。


場合によっては患者さんから常識外れの要求がある場合もあります。


例えば、芸能人のSさんは治療する歯の色を「TOTOの便器の白色」と指定したと言う話は業界的には有名な話です。


まあ、芸能人ですから、白い歯をアピールしたかったのでしょう。


常識外れでもこれは“あり”かな・・・?



例えば、銀歯を白くしたいだけならどこでも出来ると思います。


しかし、隣にある自分の歯と他人から見てまったくわからないようにとなると非常に難しく、何処でも出来るとは言えません。


まして、芸能人や楽器演奏者など、特殊な要求のある場合、テレビ映りがいいとか、ブラックライトで白く光らないとか、フルートを吹くのに以前の自分の歯と同じ音が出るようにとか・・・そこには経験と時間が必要なのです。


このセンス、どうすればわかるか?


以前もお話ししましたが、まずHPのデザイン、そして歯科医院に行って医院のデザインやセンスをみるといいと思います。


そこには隠せない歯科医師のセンスがみえてきます。




 このように、治療方法や材料は決して治療結果を保証するものではありません。



 あなたにとってあなた自身も気づいていない、本当に必要な歯科医療を探してみませんか?


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詰め物、かぶせ物があなたのお口につけられるとき Ⅱ


今、あなたは先生に虫歯の治療をしてもらい、詰め物かかぶせ物がこれから歯につけられようとしています。


歯にはセメントと言われる材料(種類はともかく)でつけられます。


つける前に、出来上がってきた修復物を削った穴や土台に仮につけて合い具合いを確認します。合い具合いや咬み合わせが良くなければ誰かが調整しなければいけません。


さて、あなたなら誰にこの「調整」をしてもらいたいですか?


歯科医院の中で修復物の調整が法律で許されているのは歯科医師と歯科衛生士だけです。


歯科医師か? それとも 歯科衛生士か?


究極の選択?の前に、この合い具合いや咬み合わせの調整の良し悪しでどのようなことが起きるのか?考えられることについてお話しましょう。



まず、合い具合 については風景③でもその確認方法について触れています。


エクスプローラー(探針)で約50ミクロンの段差を探知し、それ以下になるように削って調整します。


まさに数ミクロン、ヤスリで擦った程の調整で合わせるのですからその技術は術者の腕次第です。


合い具合が悪ければ、段差にデンタルプラークと言う虫歯や歯周病の原因が溜まりやすくなります。そして、歯ブラシやデンタルフロスでの取りにくい状態になってしまうのです。


ピッタリ合った修復物は快適で長持ちして、掃除も楽。そして口臭の原因も残りにくく、つなぎ目への着色も起こりにくいのです。


段差の調整が不十分だったり、調整しないままだったりすると、その修復物は虫歯や歯周病の製造機と化すのです。


その修復物が入ったことで、なおさら歯や歯茎が悪くなるのです。

その歯に虫歯が再発するだけでなく、その修復物が接触するとなりの歯も虫歯や歯周病になる危険性が高くにあるのです。


ご自分のお口の中をのぞいて見て下さい。


もし、お口の中に銀歯が入っていたら、その銀歯は隣の歯の銀歯と接していませんか。


まるで銀歯がつながっているように…。


ひとつ入るとまた隣の歯が…そしてまた…。


こうして磨いても磨いても数年に一度は虫歯の治療になっていくのです。



さて、あなたは歯科医師と歯科衛生士、どちらにこの合い具合の調整をお願いしたいですか?



でも、歯科治療の技術ってトレーニングと経験によって変わるんじゃない?


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虫歯製造機がやってくる!






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デンタルフロスの功罪


前回、修復物や虫歯のセルフチェックの方法についてデンタルフロスの使い方をお話しました。

残念ながら、日本ではまだまだデンタルフロスはポピュラーではありません。


1990年映画「プリティーウーマン」の中でのワンシーン。主人公のフッカー役を演じるジュリアロバーツが、バスルームで何やらこそこそ…。不審に思ったビジネスエリート役のリチャードギアが後ろ手に隠した手の中を見ると…そこにはデンタルフロスが。

この、シンデレラストーリーの隠れた布石で、テレビなどではカットされ放映されました。(You Tubeでフルバージョンが見られます)


日本ではなじみのないこのデンタルフロス。


日本で浸透しないのにはわけがあります。


考えてみてください。


今まで、歯科医院でデンタルフロスをすすめられたことがありますか?


もし、すすめられたなら、治療技術に自信があって、なおした修復物を長持ちさせようと考える歯科医院ではないかと思います。


よく聞く話ですが、「治療をしてから糸ようじが入らなくなった。」「デンタルフロスをすると治療した歯に繊維が挟まってとれなくなる。」


このような治療技術のレベルを如実に知ることができるのがデンタルフロスなのです。


いいかえると、デンタルフロスを使う患者さんには、治療のでき不出来が簡単にわかるということです。


そう考えると、うかつに患者さんにデンタルフロスをすすめると患者さんから

「治療した歯の間にフロスが入らない」

「フロスがバサバサになる(切れる)」

というようなクレームが。


場合によっては、すすめられてフロスをしたら「詰まってとれなくなった」「詰め物がとれた」などまた違ったクレームがあがるのです。


特に、健康保険での治療の場合、時間や材質の制限もあり、上述のような場合、クレームになることが多々あると聞きます。


そんなわけで、日本では圧倒的多数の歯科医院が健康保険の治療をしています関係上、トラブルの元となることが予想される、デンタルフロスをすすめようとは考えないのでしょう。


だから日本では、デンタルフロスは普及しないのでしょう。


デンタルフロスが復旧すれば、日本の歯科医療も変わるかもしれません。


期待薄でしょうか?



合法?違法?それって誰の仕事??


あなたなら誰にしてもらいたいですか?


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詰め物、かぶせ物があなたのお口につけられるとき


歯科治療では、あなたのお口の中に新しい詰め物やかぶせ物(修復物)がつけられる場面が多々あります。

きっとあなたも経験があることでしょう。


さて、このような修復物はどのような手順であなたのお口の中にセットたでしょうか?


そのプロセスを思い出してください。


特に、つけてもらった後、違和感をしばらくの間感じていた覚えがある方、是非思い出してみてください。


その修復物、セメントでお口の中にセットされる前に「試摘」といって試しにお口のななに入れて合い具合やかみ合わせを確認します。

そして、できる限りいい状態でセットするために必要に合わせて「調整」をします。


もちろん、ここでは専門的な知識や技術が要求されます。



修復物の合い具合いが“歯の将来”を左右する


例えば、詰め物や冠と歯とのつなぎ目の合い具合は、虫歯や歯周病の再発やなりやすさに影響します。

もちろん、合い具合がいい方が安全です。


確認はエクスプローラー(探針)という針のようなものでつなぎ目をこすって段差がないか確認します。


このチェックで100名の先生が確認して100名の先生が段差を感じないレベルが段差約50ミクロン以下の段差です。


臨床的に安全なレベルと言われています。


そして、歯と歯の間の修復物の場合は、デンタルフロスという糸を使ってチェックします。

この糸が入らない、詰まる、切れる、バラける状態は危険です。

そこから虫歯が再発し、歯茎が腫れるのです。


自分で確かめよう!:セルフチェック


ここはあなた自身でも確認することが可能です。


ドラッグストアやコンビニで「デンタルフロス」を入手できます。


いろいろな種類がありますが、お好きなもので結構です。


本当は歯科医院で歯科衛生士さんにお願いしてデンタルフロスの使い方を正しく教えてもらい、できるようになって頂いた方が良いのですが、ここでは参考までに使い方をお話ししておきます。


30センチくらいのデンタルフロスを両手指先で持ち、まん中を数センチあけて、糸をピンと張ります。そして、歯と歯の間にゆっくりと、のこぎりを引くように少しずつ入れてみましょう。歯と歯がくっついたところを超えると軽く引けるようになります。そうしましたら、前後の歯の間の面をこするようにデンタルフロスを歯の面にそって動かしましょう。

このとき、フロスが引っかかったり、切れたりしたらアウトです。


治療のしていない歯と歯の間と比べてみてください。


治療していない歯で引っかかる、切れる、入らない場合は虫歯ができているか、もしくは歯石がついているか?


こんなときは歯科医院に相談してみましょう!



さて、こんな面倒で難しそうな確認はもちろん先生がしていますね??


違いましたか?


次回につづく・・・


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あなたの関心はどこに?


 最近、私が回答者に加わったインターネット上の歯科相談掲示板への質問の内容を大まかに分析してみました。


 質問の90%以上は自分の歯や歯茎の現状をどのように治療すればいいのか?という診断やどちらの治療方法がいいか?この治療は技術的に大丈夫か?といったものでおおよそ歯科医療技術に関する質問に偏っています。


 ただ、診断や治療方法については、実際にお口の中を診ている先生が最も情報を多く持っていて、私たちは診断についてはあくまでも参考程度にしかお応えできません。まして、治療方法についてはその先生の得意な方法や考え方の違いによって治療方法は異なります。


 皆さんは歯科医療についての情報をどこから入手しているでしょう?


 多くの場合、インターネット上の歯科医院のHPや歯科関連サイトからではありませんか?


 そこにある情報のうち技術的な情報は一体何のために掲載されているのでしょう?


 「当院では○○インプラントを行っています。」

 「ジルコニアオールセラミッククラウンを扱っています。」

 「ノンクラスプデンチャーをお試しください。」

 「○○社製歯科用CT完備」

 「マイクロエンド・・・」


 別にそれぞれの器機や製品、技術に何か問題があるわけではありません。


 しかし、忘れてはならないのはそれらの器機や製品を扱うのは“人間”だと言うことです。


 器機や製品が同じでもあなたの口腔内にされる治療は同じにはなりません。

 それは歯科医師の技術が100人いれば100通り誰も同じ能力の先生などいないからです。


 もちろん、得手不得手もあるでしょうし、性格も治療環境も、そのうえ地域性も考えなければいけません。


同じ器材や製品でも「この先生で大丈夫?」を考えたい。


歯科医療は“試乗”出来ない


 以前、こんな患者さんがお出でになりました。


 「秋葉原で歯科医師会の偉い先生の開業している歯科医院でメタルボンドを入れてもらったのですが、入れてもらって間もなくポロっととれたので直してもらおうと電話をしたら、先生が電話口に出て、「治療費が惜しくて因縁つけてるんだろう。」とすごまれ「金を返すから取りに来い」と怒鳴られ、怖くて行けなかった。」というのです。高かった自費のメタルボンドを持ってこられたのでみると爪楊枝が刺さっているではありませんか?これはどうしたのかと聞くと、とれたときにこの状態だったと…。いくら見えないところ、事前に説明していないポスト(別途費用が請求されない)だからと言ってこれはないだろう…と呆れてしまいました。


 以前もお話ししましたが、歯科医療は試乗ができません。治療してからでは取り返しがつかないのです。


 まず必要なのは“この先生は信頼できるか?”ということなのではありませんか?


 あなたは治療して頂く先生のことをどのくらいご存知ですか?


 先生は、あなたのことをどのくらい知っていますか?


 「患者A」という数百、数千分の1の、名前と顔が一致しない、目の前を流れるベルトコンベアーに乗った、治療する歯や歯茎の“器”のように扱われてはいませんか?


 ただ、あなたの歯を上手に治す技術を持った先生というだけでなく、あなたのことをまるで大切な友人や家族のように真摯に考えてくれる、そんな歯科医師やスタッフ、歯科医院に出会いたいものです。


どうしたらそんな医院に出会えるのでしょう?


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接客技術ではない医療者としての対応


電話対応については以前何度かお話していますので具体的な内容につきましてはそちらを参考にしてください。


はじめての医院への電話への対応は、とても重要です。


それは、あなた自身が何を目的に歯科医院を受診するのか?その目的が明確になっていないからです。


エッ?そんなことないです。目的はきれいな差し歯を入れてもらうこと?インプラントで今の不自由な入れ歯から解放されること?痛みを止めてもらうこと?…???


本当にそれで大丈夫でしょうか?


ここであなたに質問です。


きれいになおしてもらった差し歯はいったいどのくらいそのきれいな状態を維持できるのでしょう?一生変わらないって言われたって??本当ですか???


インプラントで咬めるようになった快適な状況は生涯続くのでしょうか?あなたは天然の歯でさえ失ってしまった病気になる原因を持っています。その原因を解決することはできたのでしょうか?


痛みが止まって安心してはいませんか?安心して嫌な歯科医院への通院を止めてはしまいませんか?止めてしまって大丈夫なのですか?今までも、同じような経験はありませんか?


さて、あなたは何を目的に歯科医院に行き、歯科治療を受けたらよいのでしょう?


是非、もう一度考えてみてください。


以前お話しさせて頂いた「点と線」を思い出してください。

「点」の治療だけを考えてはいませんか?


歯科治療はあなたの「今」だけではなく、あなたの「将来」のためにあるのです。


あなたにとって本当に必要な歯科医療はなんですか?



私の医院ではいつもはじめての患者さんとこんなことについてお話をしています。


それは、患者さんの来院の目的と私の治療方針が一致していなければ、絶対に患者さんが満足する歯科医療など提供することはできないからです。


患者さんと、歯科医師の歯科治療の目的をすり合わせ、一致させることは、歯科医療を成功させる必須条件です。


十分に双方の考えを話しあい、一致した考えで取り組まれた歯科医療だけが、あなたを、そして歯科医療者双方を満足させる結果を得る第一歩なのです。


この「すり合わせ」は歯科医療者の重要な仕事なのです。


いかがですか?


今まで治療の前に「何を目的に歯科治療を受けるか?」について歯科医師と十分にお話しして「それではこの目的に向かって一緒に頑張りましょう!」という話しで歯科治療を受けたことはありますか?


もし、ないのなら残念ですが、あなたが気づいていない、あなたが本当に心の底で願っている歯科医療への希望はかなうことはないでしょう。


あなたの気づいてない、あなたが心の底から望んでいる歯科医療を、あなたと共に考え実現することが私たち歯科医療者の役割だと、私は思います。


HPから得る一方通行のコミュニケーションから、電話による双方向性のコミュニケーションはお互いに影響しあい、歯科医療の目的を明確にするスタート地点なのです。


とても大切なんですよ。


さて、あなたの歯科医療の目的は??


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歯科医院に行くと…


歯科医院での対応はあなたも経験していると思いますが、だいたいどこに行ってもそう変わりはありません。


違いがわかるとすると、受付が愛想がいいとかカワイイとか??


医院の内装がキレイとか豪華とか??


スタッフが和気あいあい元気で楽しい??


こんな接客業や販売業のノウハウを導入した歯科医院の表面的な接遇に「なんとなくイイ感じ」と医院を決めてしまいがちです。


「してやったり!」患者激減の歯科業界では増患・集患対策のため“接遇セミナー”が頻繁に開催されています。

スタッフを接遇セミナーに派遣して、航空会社の客室業務員(スチュワーデス・キャビンアテンダント)などの接客を学ぶのです。


体裁を繕うことは簡単にできるのです。


医院の内装ももちろん、お金をかけてきれいにすればいいことですから…。


もちろん、他に違いがないのならそこで判断してしまうのはしかたがないのかもしれません。


 でも、それではあなたが本当に必要としている歯科医院には到底めぐり会えません。


 歯科医院を選ぶ“決め手”はないものでしょうか?


違いがわかる!ホームページ


 まず、歯科医院を探すとき、もしホームページを参考にするならホームページに記載されている内容よりもまずはホームページのデザインを見てください。

 トップページのデザインはどんな感じでしょうか?


 派手な色や動画で目立つホームページ

 絵や文字がゴチャゴチャといっぱいに並んで目がチカチカするようなホームページ

 リンクやバーナーがたくさん貼られたホームページ

 電話番号が大きく目立つ

 院長の肩書(学位、認定、所属団体、論文、書籍、取材を受けたマスコミなど)が特別に掲げられている

 治療方法がきれいな写真で載っている

○ブランドのインプラントなどブランドを強調している

・・・・・


これらが悪いというのではありません。


このようなホームページはいったい何を意図して作られているのでしょう?


歯科医院のホームページの目的はやはり“増患・集患”なのです。


目立って、電話やアクセスがしやすく、権威がありそう、頼れそう、そしてメニューのような治療方法が提示されていてわかりやすい。


歯科医療を良くご存知ではない患者さんの目線で考えると、こんなホームページが患者さんを増やすのでしょう。


患者さんにホームページや接遇、内装では医院の治療技術はもとより、歯科医院の総合力は到底わからないのです。


でも、こんなホームページに誘われて歯科医院を選んでしまうのです。


私なら、ホームページのこんなところを見ます。


① 文字の大きさは読む人の年齢なども考えて作られているか?

   

 ② 色調は落ち着いた色調で上品で見やすいか?


 ③ 構成は整然として見やすくシンプルか?


デザインとして美しく、機能的か?


 どうしてこんなところを見るのか?というとホームページを作った(作らせた)院長先生の“センス”がそこに表れるからです。


 歯科治療はご存知のように非常に細かい、繊細な、芸術的な作業によって行われます。


 ミクロン単位の作業はまさに“アート”なのです。


 そんな仕事をする歯科医師は、HPだって拘るのです。


 自分のセンスに合わないHPにはしないはず。


 もちろん、なかにはたまたまとてもセンスの良いデザイナーにめぐり会い、素晴らしくセンスの良いHPを持っている歯科医院もあります。


 残念ながらHPだけでは完全に歯科医師のセンスを見極めることはできないのですが、ある程度の目安にはなると思います。


 患者さんを集めるためのHPと院長先生のセンスがわかるHPは違うのです。


 院長先生の自己紹介やポリシーなどが書かれていることはもちろん重要なポイントですが、その内容の良しあしは判断が難しいですね。


歯科医院のHPはその“センス”を見ましょう!


あなたの芸術的なセンスも問われる?



きっとあなたはHPで調べて医院に電話することでしょう。


次は電話での応対の違いから見えてくる医院の考えについてお話しましょう。


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歯科医院で何をしてもらうの?


あなたは何をしてもらいに歯科医院に行くのですか?


そのために歯科医院を選んではいませんか?


例えば、入れ歯が合わず、痛かったり、美味しく食事ができなかったり…。


歯を失い、入れ歯が嫌で悩んでいたり…。


こんなとき、きっとあなたはネットで検索するでしょう。


「インプラント」


Googleでの検索結果は10,700,000件。


「格安インプラント1本○万円」「患者向けインプラント無料説明会」

「インプラント満足度No1」「○○インプラントセンター」「失敗しないインプラント」

「インプラント年間○○○○本の実績」「インプラント治療するなら○○歯科医院」…

「インプランント指導医・専門医」・・・

トップページはこんな感じです。


上述のような状況の方にはインプラントは夢のような治療法で「治療したい」と思われる方が多いでしょう。


しかし、心配なこともあります。


新聞、テレビで報道されたインプラントの事故など「危険度」。


そして、健康保険のきかない自費診療の価格等…。


これらのネット上の広告の中で一番患者さんを集めているのが“格安インプラント”なんです。



格安インプラントってどうよ?


日本国内では“10万円インプラント”というのが最初の格安インプラントでしょうか?


最近は5万円を切るものも…。


私の知る限り、消毒・滅菌、器具・機材、インプラントブランド、CT・3D解析、補綴設計・技工技術、施術技術、スタッフ、設備、メインテナンス、アフターフォローなど、安心できるレベルの場合、東京都内なら1本あたりの治療費は40万円は下らないでしょう。


それだけのことをするための投資や人材、知識や技術習得のためには相応のコストがかかると思います。


それでは、どうして格安インプラントができるのか?


決して物販のような“流通革命”で安価に仕入れているとかではないのです。


以前にもお話した“○○製の○○タイプインプラント”そう、コピー商品。


銀座の眼科で起きたレーシック手術での事故でもご存知の機械、器具の滅菌。消毒レベル。


コスト削減のための“使いまわし”や手抜き。


となりで別の患者さんが治療しているような診療室での手術。


いつもと変わらぬカッコウで手術しようとする歯科医師。


スタッフも技術が未熟で人数も足りない。


でも、こんなの、あなたにはわかりませんよね。


安く売るのですからその分リスクがついてきます。




それを承知で治療を受けますか?


きっと、そこに集まる患者さんは「お金がないけどなんとかしたい」と願う方ばかりなのでしょうか?


首都圏に3医院のインプラントセンターを持つ、年間5000本の実績というネット上で有名な医院は月額1500万円の広告宣伝費をかけているそうです。

年商6億円。インターネットも含めた広告宣伝で全国から、いや世界中からインプラントを買いに来るのです。


知識のない患者さんは、ネット上位の医院の広告を信じてしまいますね。


例えばこの医院、歯科衛生士が2人しかいません。


インプラントを入れるだけ、入れればいいんです。


後のことはどうでもいい。


効率優先、患者さんのことなど考えもしません。


衛生士がいなければメインテナンスはできません。


歯科衛生士がいない歯科医院ではメインテナンスができない

=長くはもたない


歯科治療は、インプラントに限らず“長持ち”させるためには歯科衛生士によるメインテナンスが不可欠です。


1961年からメインテナンスに関する論文が数百出ていますが、どの論文を読んでも共通して言えることは「メインテナンスに来ている人の方が明らかに長持ちする」


それなのにこの医院では年間5000本のインプラントに対してたった2人の歯科衛生士しかいないのです。


もちろん、メインテナンスでの受診の必要性はお話するのでしょうが、噛めるようになった患者さんには「どこも異常がないのにどうして行かなきゃならないの?」


患者さんの考えと、医院の思惑が一致します。


「メインテナンスなんて、やらない!」



歯科医学的根拠として…


ちなみに米国の大学での論文では、インプラント治療後5年でメインテナンスでの来院を続けている患者さんは大学病院でさえたった40%以下。


インプラント周囲炎というインプラントの周りの骨が溶けて、いずれは抜け落ちる歯周病と同じ病気になる人が3040%もいるというのです。



インプラント周囲炎は自覚症状をまったく伴わず進行します。


先日、私の友人歯科医からこんなことを聞きました。


彼のお兄さんも歯科医師ですが、お兄さんのところで3年前にインプラントを入れた患者さんが「インプラントがゆれる」と言って来たそうです。

話しを聞くと、インプラントを入れてから1年くらいは通ったけれど行かなくなったそうで、最近口の中が臭い、咬むと痛みはないがゆれるとのこと。

左右上野顎に3本づつ入っていたのですが、左はすでに抜け落ちていて、引っ張ったらとれたそうです。右側も膿が出て揺れが止まらず時間の問題だと…。


残念ながら手遅れです。


先生の治療の腕は確かです。


それでも、メインテナンスを受けなければこんなことが起きるのです。


そもそも、あなたはどうして歯を失ったのでしょう?


その原因を明らかにして、解決していない限り、どんなに上手にインプラントを入れても必ずインプラントはダメになるのです。


歯周病で歯をなくした患者さんの場合、原因を解決せずにインプラントを入れた患者さんは100%インプラント周囲炎になる

という論文が発表されています。



あなたは、ただインプラントを入れたいのですか?


それとも、長く、健康な口腔を保ち、美味しく食べ、美しく会話し、快適に生涯過ごすことを望みますか?


それならどうしたらいいか?


どんな歯科医院を選んだらいいか?わかりますね。




それでは、具体的にどんなことをしてくれる歯科医院があるのか?


次回からお話しましょう。


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くちコミサイトの投稿はサクラ??


歯科医院のくちコミサイトって、覗いたことありますか?


あの書き込みって、本当に患者さんが書いてるの??


あなたもお気づきのように、かなりの投稿がサクラが書いたもの。


歯科医院から依頼を受けて業者が書き込んだもの、患者さんに報酬を出して原稿を書いてもらったもの、中には医院のスタッフや先生自身が自作自演???


くちコミサイトの内部事情に詳しい知人の話しでは、都内のくちコミサイト上位ランキングの医院の中には“書き込み専任スタッフ”を4名雇ってランキング上位維持を達成しているというのです。

驚くべきことは、その書き込みの内容は医院のマニュアルとなっていて、14個良い評価を書いたら、当たり障りのない普通程度の評価をひとつはさむというのです。


ここまでするか!


そうまでしてもくちコミサイトの順位は患者さんを集めるためには効果的な方法だということです。


有名出版社から出版の書籍


新聞の場合、記事として扱えない業種は美容整形と審美歯科なのだそうです。


公平で公な役割を持つ新聞は、このような掲載の条件をクリアすることが必要です。


歯科関連の記事で医院名が載るものは新聞の場合は、もちろん広告です。


雑誌の場合は、先日もDMが来ましたがこれから予定されている「Haao」ではほんの一握りが取材を受けギャラをもらった、それ以外は大半タイアップ広告という広告です。


私も以前、出版社からの依頼で数誌に掲載されましたが、その記事も私以外の記事は、タイアップだそうで、こうして雑誌の記事もできているこのかと、恐ろしく思いました。


雑誌が売れて出版社は儲けているだけではなく、タイアップ広告を売って稼いでいるのがわかって、それを読む読者はきっと広告だなんて思わないんだろうな…と思ったのです。



メディアが作る歯科難民


本を出している先生はきっと有名な実力のある歯科医だと思ってしまいますよね。


有名出版社から出ていればなおさら。


そんな先生の治療を受けたいと思うのは患者心理というもの。


最近では有名な出版社でも自費出版ができるのです。


ある一定の出版部数を著者自ら買い取ることで出版しているのです。


特に、書籍の内容が優れているわけでも、もちろん歯科医師として素晴らしい実績がなくても本を出すことはお金さえあればできるのです。


マスメディア、新聞でもラジオ、テレビでさえお金をだせば広告ができるのです。


テレビに出ていた先生なら素晴らしい歯科医師ではないかと期待してしまいますね。


お金があれば、文章を書く能力がなくても書籍は出せるのです。


インタビューだけで、ゴーストライターが書いてしまいます。


ライターが書いても、その内容が著者とされる歯科医師の実力に合致していれば問題はないのですが…。


伴っていれば広告を打つ必要はないのかもしれませんね。



こんなふうに、氾濫する歯科医師や医院情報も実はとても信頼度が低いのです。


歯科医療の評論家は「テレビ、ラジオ、雑誌は売り上げが伸びるア~と思う話題性のあるものを取り上げ、新聞は公益性、公平を重視し、書籍やホームページは信頼度に欠ける」といいます。


今は。歯科医師の技術力よりも、メディアへの露出が歯科のマーケッティングには非常に大切であることを示す良い例でもあります。


こんな実態が、歯科難民を作り、歯科業界自身の信頼度を低くすることにつながっているのではないでしょうか?




やはり、歯科医院を選ぶあなたが、もっともっと歯科医院を見る目を養うことが、歯科難民とならないために見につけなければならない知識なのだとあらためて思うのです。


勤勉で真面目な歯科医師ほどメディアへの露出を嫌い、自己主張をしない。


歯科医師が、もっと正しい情報を発信すべきなのでしょうね…。




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