声にしなくても会話ができる! テクノロジー

以下は抜粋です

H20.2月26日、テキサス・インスツルメンツ(TI)から開発された超低電力マイクロコントローラ(MSP430)を利用しAmbient社が開発した音声システムAudeoのデモンストレーションがTIの開発会議で行われた。このAudeoは、首に巻いたネックバンド内に組み込まれたワイヤレスセンサーが脳から声帯に送られる神経の動きを読み取り、その動きをデジタル化して音声に変えるというテクノロジー。本来、脳性麻痺やパーキンソン病などで声を失った患者に再びコミュニケーションをとるチャンスを与えるという医療目的で開発されたという。デモの様子は、TIのウェブサイトで公開されている。


ネックバンドのセンサーが脳から声帯に送られる神経の動きを読み取るという(http://www.ti.com/ より)

「Audeoを使えば、実質上、考えるだけで簡単にボイスレスコミュニケーションが実現できるのです」と話すのはAmbient社のCEO、マイケル・カラハン氏。Audeoが、コミュニケーション技術を通して世界を変えられるような多様性のある一技術になってくれることが願いだと話した。デモの様子を流しているビデオ映像では、このTI開発会議で、マイケル氏自らAudeoを使用し、同じくデモンストレーションに同席していたTIのマイク・ヘイム氏に向かって、声を使わずに携帯電話をかけるという世界初の試みが試された。Audeoが首に巻きつけられたセンサーから情報を収集し、その情報をブルートゥース・ワイヤレス技術を利用し、コンピュータに送り込む。そこで作り上げられた人口音声によって対面、もしくは携帯で会話をすることすら可能になるのだ。少々時間差はあるものの、クリアで、携帯からの声を聞いた観客らからは拍手が挙がった。

さらにAmbient社では身体的な移動を全く必要としない車椅子の開発にも成功、Audeoのスピーチ技術を追加ハードウェアとして車椅子に付属させ、実際の声ではなく、Audeoを利用した人口音声で車椅子をコントロールすることも可能にした。Ambient社は、まずALS患者(筋萎縮側索硬化症患者)を対象にAudeoを2008年末から販売する予定だという。

http://www.theaudeo.com/
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