インドにスマートグリッド技術を輸出
昨年の12月3日に「スマートグリッドの日本版
」と題してNEDO(新エネルギー産業技術総合開発機構)が群馬県太田市でスマートグリッドについての実証実験を行っていることを紹介しました。
こんどは、日本のスマートグリッド技術の世界進出についての紹介です。
昨年の12月6日に「地熱発電について
」の記事で次のように書きました。
「いうまでもないことですが、世界でエネルギーを最も必要としている国は中国とインドです。
いま、地熱発電に力を入れなければ、日本の方式が世界標準となることは出来なくなります。世界標準になれなければ、世界に技術を輸出し、世界の市場に進出することが出来ません。」
スマートグリッド技術についても同じことが言えます。
すでにアメリカは中国にスマートグリッド技術を売り込んでいます。
先月、インド「デリー・ムンバイ間産業大動脈開発公社Delhi Mumbai Industrial Corridor Development Corporation Limited
」の総裁であるアミタビ・カント氏Shri Amitabh Kantが来日しました。
インドのデリー・ムンバイ間に産業大動脈
を作る構想があります。
ここに日本の省エネ技術、太陽光発電、水処理技術が輸出されます。
スマートグリッド技術を使ったスマートコミュニティが計画されています。
「我々はスマートグリッドで日本企業と協力的な関係を結びたい。日本は公害を経験してきたがその後の発展の中でリサイクル社会を実現した。
これから経済成長が加速するインドは日本の過ちを繰り返したくない。
一方アメリカはエネルギー大量消費社会だ。
働く場所と住む場所が遠く離れていて誰もが車を運転しガソリンも大量消費している。インドの都市開発にとってアメリカはお手本にはならない。」
カント総裁は、北九州市のエコタウン
も訪問、水処理技術の見学もしました。
日本のスマートグリッド技術が海外に進出します。
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