鼻血の嵐★連続櫻葉小説おちん

腐った妄想を書いています。
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櫻葉【10】◆Zero to Goal◆





雅紀が連れて行ってくれたのは、鍋専門店だった。

少しずつ慣れてきたようで、言葉や態度が柔らかくなっているのがわかる。



「ここっ!
美味しかったんです。
今日で二回目なんだけどね。」



「へぇ、それは期待大だな…」



「でねっ?
さくらいさん、辛いのって好きですか?」



掘り炬燵タイプの座席に通された。

そう、俺は少しだけ期待していた。
そんなに大きくもないテーブルの下、動かなくたってぶつかりそうな距離。

そんな距離で、向かい側に座った雅紀は、頬杖をついてピコンピコンと動きだしだから。


コツン………


期待通り、俺の脛に雅紀の足が当たる。



「わゎっっ、ご、ごめんなさい…
蹴っちゃった…。」



「大丈夫だよ…狭いからな。」



雅紀はテーブルの下を覗き込んで、顔を上げる時、ペロっと舌を出して、ペコンっと頭を下げた。



「この前、友達にも注意されたばっかだった。」



「この前は友達と来たの?」



雅紀は姿勢を正すと、コクンと頷いた。



「前は、鳥塩っての食べて…」



「何か他に食べたいのがあるんだ?」



“魂”の雅紀と食事をしたことは何度もあったけど、雅紀は食べたことはない。
だから、好きなものを食べさせてやりたかった。



「さくらいさんが辛いの好きなら…
豆腐チゲ、、食べてみたいなって。
友達、辛いの苦手だと思うから食べなかったの。」



「いいよ、それにしよう。」



他にも何点か注文を済ませて、また雅紀に向き合う。



「友達が辛いのが苦手だからって言ってたけど、あいばくんは優しいんだね。」



「ちがっ、、ちがいます!」



「だって、遠慮したというか、友達のことを考えたんだろ?」



「そうなんだけど…
ニノはね、、、あっ、ニノってのは友達の名前なんだけど。」



ニノ?

思ってもない名前に、身体がビクっと反応するほどだった。



「辛いのがダメでも、ボクが食べたいって言ったら、一緒に食べてくれるんです。
だってね?お寿司も、、生物っていうのかな?
それもダメみたいなの。」



「生物も?」



「でね?お寿司食べに行こうって言ったら、いいよって。
そんで玉子ばっか食べてんだけど…」



「アハハハハ、それは気になるね。」



「だから聞いたの!
嫌いなの?って。
後から、生物はあんまりって聞いたんだけど…
お寿司屋さんでは、玉子が好きなんだの一点張りで…。」



ニノ、、らしい。
もし俺が知ってるニノなら…。

いや、俺の知ってるニノなんだ。


運命の歯車はひとつじゃなかったってわけか。


ゆっくりと動き出した歯車は、互いに咬み合いながら、新しい未来を作り出そうとしているようだった。






…つづく…






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