アニメ版「ダイヤモンドは砕けない」第26話を観ました。

今回は何と、「ジャンケン」でのスタンドバトルが繰り広げられます。立ち向かうのはあの岸辺露伴。一体どうなる!?

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「悪運」を、「自分自身」を乗り越えろ!

世界一熱いジャンケン勝負開幕ッ!

 

息子を愛するあまり幽霊となってこの世に留まっていた吉良吉影の父・吉廣は、自分が持っていたもう一つの「弓と矢」を持って仗助達の前から逃亡した。彼は息子を守るため、「弓と矢」を用いてスタンド使いを増やし始める。

それから数日後のある日の朝、吉良吉影が別人になり替わり逃亡したという情報を得た露伴は朝の駅でサラリーマンを一人ひとり撮影し、吉良と入れ替わった人物を捜していた。そんな時、露伴は一人の少年から「ジャンケンで勝負してほしい」と頼まれる。その少年・大柳賢は吉廣が「矢」を使って生み出したスタンド使いだった。

露伴は賢の頼みを断って立ち去るが、しつこく付きまとわれた末に根負けして勝負に乗ることに。だが、露伴は賢の「ジャンケンで負けた相手のスタンドを奪う能力」によってスタンドを奪われていき、あと一回負ければ再起不能という所まで追い込まれてしまう。絶体絶命となった露伴は自分の「悪運」を乗り越えるため、大胆な賭けに出る!

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もう一つの「矢」によって生み出された新たな刺客たちが続々と登場する後半戦、その◇第一号と露伴との熱い「ジャンケン勝負」が描かれた回でした。ただ、後で調べてみたら一話で納めるために原作からかなりの箇所をカットしていたようで…。それでもスタッフさんの意気込みや工夫が伝わってきて面白かったです。

 

冒頭は、前回ラストで逃げ出した写真の親父が新たなスタンド使いを生み出す場面から。ここで承太郎の予想通り、彼が持っていた「矢」はエンヤ婆から譲り受けたものだったことが明らかになります。そして「矢」はスタンド使いの素質がある人物を選ぶということも。

木に登ってイチジクを食べている少年の姿は何とも不思議な画ですね。

 

別人に成りすました吉良を捜す露伴の独自の「捜査」の場面から。久々に登場したジョセフと透明の赤ちゃんはこの後の展開へのちょっとした布石となっています。

サラリーマンを一人ひとり撮影して顔を確認する…地道な作業ですが、これを思いついたというのもまた凄い。そして吉良がいつかなり替わった人物の家族に「様子がおかしい、以前と変わった」と疑われたら彼らを始末してしまうかもしれないという所まで予測する所もビクッとさせられました。というのも、この後本当にその予想に近い展開が来るもんで…。

この時露伴は既に吉良がなり替わった人物を撮影していたのですが、それに気づくのは大分後になります。

 

そんな露伴に絡んできた、頬に穴の空いた奇妙な少年。その少年・「ジャンケン小僧」こと大柳賢は写真の親父に射られてスタンド使いとなった冒頭の少年でした。

ここから物語は幾度かの賢と露伴の接触を経て「ジャンケン」を用いたスタンドバトルへと進んでいくのですが、この戦いの形式がまた面白いんですよ。第3部のVSダービーを思わせる心理戦で、ハッタリも交えた「何が起こるかわからない」戦いが繰り広げられます。

ボーイ・II・マンのビジョンの姿はロボットのようでどこか愛嬌がありますが、同時に強さも感じさせるデザインですね。賢の精神の強さ・自信の強さがそのまま表れているのかもしれません。

また、このスタンドは「相手のスタンドを奪う」という今までにない能力の登場で私達読者を大いに驚かせたスタンドでもあります。賢が露伴のヘブンズ・ドアーの能力を一部奪って命令を無効化したシーンは初めて見た時ビックリした覚えがあります。もしも相手が露伴以外のスタンド使いだったら大変なことになっていたかも…。

ついでに、カフェで仗助達と会った時の露伴と仗助達のやり取りもクスッと笑えました。ここで露伴の仗助達に対する印象が明らかになるんですが、これがけっこう毒舌(笑)。彼らしい評価で面白いんですけどね。

 

今回は漫画家の露伴が主役とあって、「漫画家のうちへ遊びに行こう」のエピソードのように「漫画を意識した演出」が多数出てきたのも印象的でした。

ジャンケン勝負の空中高く飛び上がるオーバーとも呼べる演出も漫画チックで面白いし(この辺は第3部の最終決戦の場面で承太郎とDIOが空中を飛びながら戦っていた描写を思い出しますね)、最後に露伴が賢を助ける時の漫画のコマ割りのような演出も面白い。…これで作画がもっときちっとしていたら、更に面白かったのですが。

それでも賢を庇って飛び出した露伴の、ヒーローが現れたような演出はなかなかカッコよかったです。

 

 

次回のエピソードは「ぼくは宇宙人」。第4部の人気キャラの一人・ミキタカが登場する回です。

この回でも露伴との心理戦が描かれるのですが、これが滅茶苦茶面白いんですよ。次回も一話完結とのことで多分あちこちカットされるんでしょうが、一番面白い所はカットしないで描いてほしいな。スタッフさんも大分お疲れでしょうが、どうか頑張ってくださいッ…!

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