キャンプtheデロリアンfrom大阪

8歳と6歳の息子の成長、夫婦の成長、キャンプの中に。


テーマ:
どーも、マット・デロンです!









突然ですが。









最近強く思うことがあります。







こうやっていつもキャンプ出来るのは当たり前じゃないということ。(なんだ、なんだぁ?)








健康で、仕事があり、情報があり、家族がいて、仲間がいる。







僕のブログは自他共に認める、自己満おふざけブログだけど、今回は、少し真面目に考えてみようと思う。痛みを忘れないよう、生々しく、リアルに。











明日のために…









※傷口の表現など、きっと不快な内容も含まれますので、苦手な方はご注意ください


















情けないけど、僕は先日キャンプ場で、
負傷してしまった。








ナイフで指をやってしまったのだ。








ご承知の通り、
薪の束に巻きついた針金がとてもきつく縛られている事がある。たいていは、少し上から押したり叩いたり、引っ張ったりしたら、取り出せるのだけど、この時はぎゅうぎゅうに縛られてて、どんなに頑張っても取り出せなかった。








ナイフで薪を削いで少し痩せさせると、緩んで取り出しやすいかな、くらいに思い、何の疑いもなく、針金付近の薪をナイフでちょっとずつ削っている時、事は起きてしまった。








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少しずつ針金の縛りが緩んでいって、もうちょっとで、薪が取り出せる、というところで、油断というのか、慌ててしまった。







上から下に、ちょうど縦方向に削っていた時、削いでいたナイフの手元が、ガクッと薪から滑り、その勢い余って、下で薪の束を支えていた、左手の親指を、ザクッとやってしまったのだ。





親指のやや内側の柔らかい部分が、
一瞬で鋭く裂けた。











一瞬の事で、パックリ切れた親指が信じられなかったが、すぐに血が溢れ出て、見るからに深いとわかった。








えぐれたように、親指の中の肉が見える。
そして、血がどんどん滲み出てくる。











さっきまでの、牧歌的なソロキャンプ の状況が一変した。









今自分のいる環境、えぐれた傷の深さ、そして、野外での負傷という現実が、急に降りかかった事に、狼狽し動転した。













つまり、




・1人単独で山奥にキャンプに来ている事
・応急処置できるものを全く持っていない事
・辺りは真っ暗な事
・傷が深いと予想される事
 (神経や腱までいってるのでないかという不安)
・山での傷は破傷風などの感染症リスクがある事 (更にこのナイフで生の鶏肉をカットしていた)









これらが整理されないまま、頭をぐるぐる回り、今まで味わった事のないような、恐怖的鼓動を覚えた。









さっきまで、焚き火を楽しんでいたのが嘘のように、あたりを包む夜が、不安を煽る。













傷の近くを強く圧迫(後から知ったのだが圧迫止血というらしい)しながら、不自然な格好で、管理棟までの急な坂道を全力で走った。本当に全力で。


















はー、はー、すみません!!






(ジョギングでも少しやっていてよかった。
   非常時、体力は大事だ)








近くに病院ありますか!??






手を切ってしまって!






声がうわずるのが分かる。












30前後と思しき管理人さんが、
ゆっくり外に出てきた。







少しぼんやりした声で、
近くと言っても、この辺はぁ………



(知っての通りこの辺は山しかないですよ)

と言いたかったに違いない。












しかし、僕の血の溢れる傷の深さを見て、
途端に慌てるのが分かった。















こ、これは、救急車呼んだ方がいいです!!

声のトーンが変わった。














そう、僕も本当はそれが言いたかった。








すみません、お願いします!!












すぐに消毒と包帯を出してくれ、
自らぐるぐる巻きに縛る。




縛り過ぎも良くないと、後から知るのだが…



とりあえず、止血だ!!とずっと頭で
誰かが叫んでいる











ちょっと、撤収してくるんで、また戻ります!












相変わらず、心臓はドキドキしている。
僕は血圧が高い方ではないが、あの時測ったらかなりの数値だったに違いない。












怪我の程度が分かった今から考えると、
時間的には、病院で診察の後、また戻って撤収ということも出来たかもしれない。


あるいは、ひょっとして、後日着払いで送ってもらうということも、お願い出来たかもしれない。









でも、自ら撤収して、持ち帰った方がいいと、その時、僕は判断した。









結果的には良かったのだけど…




これがもし万が一、後遺症などを生むもっと大変な怪我だったら、このように無理して撤収などした事を、ずっと後悔したかもしれない。





よく言われる通り、
窮地になるほど、その時の判断がその後の結果を大きく変える。


生きるとは……判断だから。


いい結果を得るには、
積み重ねて、精度を上げるしか術はない。















でも、一人暗闇で血を止めながらの撤収など、二度と体験したくない。もう泣きそうだ。















また全力で走って、我がエリアの方に戻り、








さっきまで、ゆっくり眺めていた、焚き火をやみくもに消し(幸い殆ど消えかかっていた)







やりかけていた、
全てのアクティブを停止した。








そして、救急車の到着までに、
全てを終えなければならない。
僕の下した判断、自分で選んだミッションだ








包帯をゆっくり固定する精神的時間的余裕はなく、ただきつく巻いただけの包帯は時折勝手にほどけてくる。

何度もそれを押さえながら、かつてない勢いで、撤収し、ザックにみんな押し込んだ。










殆ど片手だし、痛いし見にくいし、焦るし、傷が気になるし、この撤収が本当に辛かった。途中で何度かやめたくなった。













Sending out an SOS...












家族がいたら、家族にお願いしただろう。
でも、それは今、叶わない。










ふと、今年の7月にご一緒した時の、

泉たまさんの事を思い出した。


うだる猛暑で僕が設営でぐったりしてる中、

さりげなくアイスノンを差し出してくれた時の事


感動して忘れられない。

なんて、優しいんだ、と思った。



















キャンプする事のわくわくの裏に実は常にある、色んなリスクを点検する必要があると思う。










リスクとは、天変地異や予測不能の事態の事ではない。それは起きてからの危機管理の問題であり、リスクではない。


リスクとは予測し得るものの事だ。







なぜ僕はグローブをしてナイフを扱わなかったか。慢心以外の何ものでも無い。


今回の件は起こるべくして起こった。
予測出来得た事態であり、慢心や油断、慣れを象徴する出来事となった。






















反省は、家に着いてやろう。


















大方、終わったが
最後の最後、マットの袋が見つからない。










あたりは暗いが、さっきやって来た若い団体が、キャンプファイヤーを囲んでいる。歓声が遠い耳鳴りの様にこちらまで届く。

















そして、 とうとう、
救急車のサイレンが遠く方からから
聞こえ始めた。









くっ。


たかが、袋、
放っていくか!








と、諦めたその直後、見つかった。










全く高価なものではなかったけれど、
色んな思いを交錯させながら、やっとこぎつけた、大事な東京でのソロキャンプギアだ。
いくら安物でも簡単に見過ごすのは嫌だった






もちろん、一刻も早く、管理棟付近にまた戻り、静かに救急車を待ちたかったが、小さな消耗品も、酒も、生もの以外の食材も全て、ザックに押し込んで持ち帰ろうと思った。
理由は、そうすべきだとその時思ったから。
ただの感情であり、判断もくそもなかった。

















だんだんと、サイレンの音が大きくなり、こちらに徐々に近づいて来るのが分かる。










よしっ!
と、僕は公称80 ℓのザックを背負い、
今度は確かめるようにゆっくりと、
管理棟までの坂道に近づいて行った。







楽しげな、キャンプ場に響きわたる、
異様なサイレン音。












救急車とは坂道で鉢合わせる。












僕は大きく手を振った。まるで、山でヘリに助けを呼ぶ人みたいに。










自分の顔を指差し、自分だ、というように救急車にジェスチャーする。












どうやら、事象をかんりにんさんから聞き、
サイトまで、来ようとされていたようだった













あたりはソロやグルキャンの客、比較的若い人たちが多かったが、それほどの客数でもない。



彼らは、時折不思議そうにこちらを見ていた(と思う)。  


そう、1人のおっさんがはしゃいで怪我をし、
救急車を呼ぶ姿を。


おっさんは、プラス思考だけが取り柄だから、、
とりあえず。



笑われようとも、キャンプを愛す皆んなに
良いキャンプを!と叫びたかった。












管理人さんに、一連の礼を言い、尋ねられた連絡先などを告げ、僕は静かに救急車に乗った。
















感覚に痺れが出始めた傷口が、
ずっと気になって仕方なかった。

























































つづきは、まったね〜🙌






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