楽しい瞬間を聞く

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◆楽しい瞬間を聞く

私がその人の強みの源泉を理解するために、面談や雑談でよく聞く質問があります。それは、「どんなときに楽しさを感じる?」という質問です。「どんなときに嬉しいと感じる?」などと言い換えたりもします。

 


そうすると聞かれた人は、「楽しいときですか、そうですね・・・」と話しながら、自分が楽しい時や嬉しいときのことを想像しながら話してくれます。自分の脳裏に楽しそうな表情をしている自分が写り込みます。
 

「周りから感謝されたら嬉しいです」「自分が仕掛けた仕事が大成功したら楽しいですね」「どんなことでもほめられると純粋に嬉しい」など、表現はそれぞれ違いますが、楽しい、嬉しいというのは、感情がポジティブに動く瞬間です。
 

感情がポジティブになっている状態の自分を想像してもらうことで、その人が「自分の感情がポジティブに動く瞬間」を自ら言語化してもらうのです。この言語化というのはとても大事で、言葉にすることで「自分が楽しいと感じる状態はどのような時に起きるのか」という感情のスイッチをきちんと認識してもらうことができるようになります。
 

だからこそこの質問は、部下の強みを知りたいリーダーだけでなく、「自分の強みが分からない」というメンバー自身にとっても強みの源泉を理解するのに有効です。楽しい、嬉しいなどと感じる瞬間を言葉や文字にしてもらうことで、その人の価値観が分かります。価値観が分かれば、その価値観が反応しやすい環境をつくったり、対話の工夫をしたりすることができるようになります。


感謝されたい人には、感謝を伝えることが大事だとわかりますし、大きな目標を達成したい人には、大きな仕事をどんと任せることが大事です。感謝されたい人には、「ありがとう」のひと言が効果的ですが、目標を達成したい人に途中経過で「ありがとう」と言っても、「まだ結果が出てないので」と喜ばれないことすらあります。こういう「価値観の違い」をふまえて対応していくことが、メンバーの強みを活かすために大切な配慮となります。
 

もしメンバーが5人いるなら、5人の「楽しい瞬間」を聞くのはチームの相互理解に有効です。5人が集まる会議の場で、3分くらい自分の「楽しい瞬間」を書き出して、みんなで見せ合ってみる。もしくはあなたが上司であれば一対一の面談で聞いても良いでしょう。それぞれの価値観をメモしておいて、一つの仕事をお願いするときにもその人が楽しい、嬉しいと感じるように伝えてあげる。

 

ちょっとした工夫ですが、その人の価値観を考慮して仕事の割り振りにも個別性が高めることができます。こうした配慮でも、メンバーの強みが少しずつ発揮されるようになり、結果、チームの業績が上向いていきます。

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リブログ(1)

  • 質問力。

    質問次第で面談の質はいくらでも高くなりそう。もっと考えよう。1人1人と話す時間をもっと大切にしよう。刺激になるブログでした…!

    たか!

    2017-06-07 12:52:04

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