水の中。

海外小説のレビューと、創作を。


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なんとGANTZ映画を観ました!!



しかし。

しかしアレだ。内容はどーでもいいのですが(いまどきの邦画にしちゃショボイな! とは思った)、不満というか何と言いますか、

観ているあいだじゅう、ニノを好きになろうとして苦しんだ。

というのが、最大の感想です。というかこれしか記憶にありません。


決して面食いでない自分ですが、どうもアレ(アレ?)が駄目らしいわ意外だわー。食べ物でないものを食べ物だと思い込もうとして努力したけど喉を通らなかった、という感じに近いです。




よってレビューにならないので、今回レビュー無しということで。

(なんかモーレツにひどいことを書いていますが、主人公に好感を抱けないというのは致命的で……)





into the「G」II ~映画『GANTZ PERFECT ANSWER』ナビゲートDVD~/二宮和也,松山ケンイチ,吉高由里子
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どうもこんばんは!!

最近、どうにも気合が足りなくてまともに記事がかけていないので、一言レビューでも……と思いまして。

とうわけでレッツらゴー!

◎「犬身」松浦理英子
犬身 上 (朝日文庫)/松浦 理英子
¥651
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犬身 下 (朝日文庫)/松浦 理英子

¥630
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「犬になりたい」という主人公側の物語ではなく、視点主人公はあくまでも観察者であり、飼主の人生についての物語だったところが意外。ふつーはこの主人公の「犬化願望」に何らかの理由や決着をつけるものだと思う(対人関係がうまくいかないゆえの逃避だとかさ!)のですが、まったくそうでないところがむしろイイです。楽しかった。
あー、あれだ!
「相羽奈美の犬」みたいな小説ですよね。いやホントどちらも面白くて、似てるなこの二作。
相羽奈美の犬 1/松田 洋子
¥1,260
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◎「ボトルネック」米澤穂信

ボトルネック (新潮文庫)/米澤 穂信
¥500
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異世界に飛ばされたらしき自分、ここでは自分が生まれておらず、自分のポジションには何故か女の子がいて……?

うわー、この物語の落としどころはすごいモヤモヤするなー。つまり「元の世界の皆が幸せになれないボトルネックは自分でした」、という絶望オチですが、そんなんこの少年が絶望するこたないだろ。理不尽だろ。年端もいかない、家庭に恵まれてない主人公ひとりに帰する問題じゃないだろ。と腹がたちました(絶望するほうも絶望するほうだ! そんな理屈受けいれちゃダメだ)。

◎「祝宴」ディック・フランシス/フェリクス・フランシス(北野寿美枝訳)


祝宴 (ハヤカワ・ミステリ文庫)/ディック フランシス
¥987
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あまりの面白くなさ(自分的基準では、「つまらない」のほうがまだ格上扱いでござるよ!)に、あろうことか気がつかないうちに飛ばし読みをしてしまい、あーしまったと思いながら行きつ戻りつで最後までとりあえず読みました。
うーん、構造としては往年のディック・フランシス作品なのですが、しかしそのくせ書いてあることがまるで違う。
オーナー・シェフの身で、食中毒を出したという汚名を着せられながら、この主人公は何故こんなに平然としてるんだろ。身の危険は気にしているみたいだけど、名誉はどーすんの。料理人として、ふつうは死ぬほど悔しいはずじゃないのか。なぜのんきに被害者と知り合ってラブラブ☆展開なのか。切実さが無さ過ぎる。
その恋愛ごっこすら、「わたしヴィオラ奏者だからこの町にはいられないわ!」「だいじょーぶ☆ロンドンにも店を出す予定だよ」めでたしめでたし、とか。なんだこれ。
 

◎「名前探しの放課後」辻村深月

名前探しの放課後(上) (講談社文庫)/辻村 深月
¥760
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名前探しの放課後(下) (講談社文庫)/辻村 深月
¥760
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貸していただいたのでやむをえず読みました(なにこの無礼な言いぐさ)が、なんとなく苦手な作風で(シリーズうたってないのに意味ありげにヨソのキャラ出されても困惑するわ……)、しかも何故かよくない意味でカレカノとか思い出しました。
こういう作品は、この作者をとても愛していて全作品を読み込んでいるひとには面白いと思われますが、そーでないひとには内向きすぎてキビシイですね……。

「警視庁情報官」濱嘉之

警視庁情報官 シークレット・オフィサー (講談社文庫)/濱 嘉之
¥680
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これを小説として読むのはいくらなんでもムリですが、えーと作風をざっくり表現すると「島耕作エージェント版・文章は書き割り!」みたいな感じでしょうか。
でも業界物がお好きな方には情報源としての価値はあるのではないかな。

(2が出ているくらいですから、そういう需要があるのですよね……)



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宇宙船内部に広がる巨大な居住空間――

捕えられた多恵は、間一髪で加工処理場からの脱出に成功するものの、異星人の少女に拾われてしまい、ますます玄野と遠ざかってしまうのだが……


GANTZ 30 (ヤングジャンプコミックス)/奥 浩哉
¥650
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異星人の侵略がどうこう以前に、
再生されちゃった玄野がふたりいることとか、
加藤が生きてることとか(オイ)を、
思わず忘れてしまいそうな最新巻(いかん加藤ホント忘れそう……)! です。



今現在進行中の「ケイちゃあああん!」「たえちゃああん!」という二人のすれ違いラブ(?)に目をくらまされ、なんつーかこの二人が再会できたらハッピーエンドではないのか? という気すらしてくる最近のGANTZ。
今までの絶望感からしたら、このカタストロフィ編は私にはラブコメくらいに感じられますよ!!



とはいえ、この異星人との「力の差」というのが、技術差でも特殊能力でもなく、「大きさの差」(異星人たらすっごくでかいんですよ! 人類なんか彼らにしてみれば虫くらいなんすよ!)というのが、なんというかスゴイ。
ちょっとこういう種類の圧倒的な力の差というものは想像していませんでしたね……。



彼ら巨大異星人が人類にしていることって、我々人類が小さき生き物に対してしていることと、何ひとつ変わらないのですよ。
踏みつけて殺してみたり、拾ってペットにしてみたり、食用にしてみたり。される側にしてみたら有無を言わさぬ大虐殺なのですが、アリンコで遊ぶ子供にいちいち深い悪意が無いのと同じで、悪意あっての行動ではないのです。



これコワイですよね。
これほど単純で絶対的な力の差があっては、同格の生き物として扱ってもらえない。交渉すらできない。
だからこそのGANTZミッション、戦士養成であったのかもしれませんが……しかしなあ。このでっかいひとたちは、さっさと飽きてヨソへ行ってもらうしかないんじゃないかなーという気がしてまいります。



とりあえず多恵ちゃんが生き残ってるところがミラクル!
(奥せんせい優しいなー)


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かつて潜入捜査の為につくりあげた、架空の女子大生「アレクサンドラ・マディソン」。
DV対策課で冴えない日々をおくるキャシーは突然召集され、彼女が殺されたことを告げられる。
偽りの人物を演じ続け、そして殺されたこの女はいったい何者なのか?


道化の館(上) (集英社文庫)/タナ・フレンチ
¥880
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道化の館(下) (集英社文庫)/タナ・フレンチ
¥880
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(結末について触れている部分がありますので、以下の記事はどうか読後の方のみ! お読みください。)



前作「悪意の森」 の主人公ロバートの相棒キャシーが今回の主役でございます。


偽りの身分を騙りつづけていた、自分そっくりの女。
このアレクサンドラ――愛称「レクシー」を殺した犯人を探るために、彼女が四人の親友たちと暮らしていたホワイトソーン館へと「潜入」するわけですね。
作中でも言及されているとおり、荒唐無稽な作戦ですが(そもそも殺人事件で潜入って……)、捜査としてアリエネーヨという話はさておき、物凄く面白い物語でした。



擬似家族と言っていいほど親密な、トリニティーの院生仲間である五人。
ダニエル、アビー、レイフ、ジャスティン。彼らはそれぞれに問題を抱え、決して外交的な人物ではないのですが、仲間うちでは気をゆるしてすべてを共有し、まるで自分たちの末の妹であるかのようにキャシー演じるレクシーにも細やかな愛情をしめすのですね。
自分たち以外とは馴れ合わない彼らと、浮世離れした古い館での暮らしに魅せられ、しだいに「レクシー」の生活から離れがたくなるキャシー。



読み手である私もキャシーと同様に、レクシーと親友たちの親密な暮らしに感情移入し、これがこのまま続いていけばいいのになー、と思ったりするわけですが……しかし。



しかしなー、いくら感情移入したとしてもキャシーの「最後の選択」はちょっとなー、受け入れられないわー。



五人の仲間たちのリーダー格であるダニエルに追い込まれて選択させられた、という流れではありますが、キャシー本人は気づいていたことであり、あれは納得しての行動であったと思われます。

つまりキャシーがしたことは、感傷的になってダニエルの意向を受け入れただけのことで、


① レクシー殺しの真犯人を隠し、
② まったく別の人物の命を奪った


というだけではないですか。いいのか刑事がそれで。いったいこれの何が解決なの?

うーん。私が上司フランクであったなら、そんな刑事は遥か遠くに左遷するがなー。
もしも本当にキャシーがレクシーであり、彼らの仲間のひとりであったのなら、ダニエルのワガママを受け入れてやることもアリかもしれませんが……刑事がそれではダメだ。だって真実を隠蔽してよい理由なんて、ひとつだって無いではないですか。



真犯人は、罪を償うこともなく、二人分の死を抱えて何事もなかったように生きていくの?
ダニエルは本当にあれでいいの? 



うわー、すんごいモヤモヤするんですけど!!
刑事の職業倫理としても疑問であるし、ひとりの年長者の判断(キャシーは彼らより人生経験のある大人じゃないすか)としても疑問です。
初めて理解され、初めて受け入れ、あたたかい家庭というものを知った五人。しかしそれは永遠ではなく、いずれ自分たち以外の誰かを愛するようにも、互いから心が離れることもありうるわけで。人生はもっとずっと長く続いていくし、二十代の今はムリなことであっても、時がたてばすべてが変わっていくこともある。それもすべて「生きてさえいれば」のことで。
キャシーが本来担うべき役割は、真実を明らかにして、彼らに「たとえ終わりが訪れても、変わっていけるのだ」という可能性を残すことであったはずなのですが――



別人の人生を生きるこの潜入捜査によって、キャシー自身はようやく前作での心の傷に決着をつけられて、それについてはよかったわけなのですが……肝心の事件がなあ……。
なんだかなー、物語るのがとても上手い作者さんであるだけに、この事件の落としどころについては、非常に疑問を感じます。


主人公キャシーに対してというよりも、うーんと、こう言ってはなんですが、作者さん自身に対して、どうにもこうにも腑に落ちないのですよ。
前作の結末といい、今回といい、なんでこんなふうにするのだろう?
陰影ある実在感のある人物を創造することができて、これほど情感豊かに面白い物語を書ける作者さんが、どうしてこのような選択をするのか、不思議でならないのですよね……。


作品レビューに直接関わりのあることではなくて申し訳ないのですが……。


いったい、作者さんは作者としてこの物語のどの部分を楽しんでいるのでしょう? 
どうにもならない人生に振り回される悲しさ? 失うことの美しさみたいなもの? 


前作といい、本作といい、何と言うかこう、割り切れない気持ちが残る物語たちなのですよね……。




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病気に倒れた田渕の無事に思わず泣いてしまい、自覚する絹恵。
(今まで耐えられたのは、ボスがいたからだ)
しかし感傷にひたる時間もなく、田渕不在のチームの運営に振り回され……?


Real Clothes 11 (クイーンズコミックス)/槇村 さとる
¥480
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おお! なんか前巻での登場人物リストラが上手くいったもようで、物語全体がスッキリしてきましたリアルクローズ。
絹ちゃんがボス田渕への恋心を自覚しつつ、「だけど私はボスとどうなりたいんだ?!」と悩むあたり、この主人公らしいですね。


うーん、それはねえ。恋でないとは言いませんが、彼女が好きなのはやはり「有能な上司としての田渕」なのですよね。つまりはただ「いつまでも仲良く一緒に仕事がしたいだけ」のことではないかと……。


もっと言ってしまうのなら、絹ちゃんとゆー主人公の人生における「仕事」の優先順位が非常に高いために、職場の最重要人物である田渕が一番大事なひとになってしまうだけのことではないかと。かと。


……かとは思うのですが! 色恋って勢いであって理屈ではないので、「とにかく好きなんだもん!!」と壁を突き破るだけのパワーがあるのなら何でもアリだよなーとは思います。



しかしなー、わたくしが田渕の立場であったならと考えてみますと(←それ考える必要あったっけ……?)、仕事での自分に惚れてくれている女なんかとは一緒に暮らせないけどなあ……だって気が休まらないじゃないすか、そんなのって。
ううーん、やっぱりイヤだなー、家庭は職場とは隔絶した世界でないと。24時間有能でなんかいられないっつの病気になるっつの。


という個人的なボヤキはさておき、ファストファッションH&Hへ転職した最近の美姫サマですが、あれ似合うのか?? というのが疑問で。
田渕は「若返りましたね」とか言っちゃってますけど、私には「若作りしてますね」にしか見えないのですが……いえ、安い服が悪いとゆーのでなく、ファッションて本人の個性とのバランスだと思うので、あれほど強い自我を持ち、美意識の高い中高年の美姫サマが着る服ではないだろー、と思ってしまうのですよねえ。
百貨店と対立する立場へ美姫サマを持ってくるという物語上の展開ですけども、でもやっぱり似合わないよなーと思ってしまいます。


そんな美姫サマが「百貨店はもう終わっているんじゃなくて?」と自信満々に田渕に言ったりするので、なんつーか説得力があるよーなないよーな感がとてもビミョウ。←考えすぎ







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相変わらずの片思いを続ける、ショコラティエ爽太。
報われない恋に苦悩しつつも、その反動で仕事は順調。
しかし爽太の思いもよらないところで、憧れのサエコさんの結婚生活に翳りが――?


失恋ショコラティエ 2 (フラワーコミックスアルファ)/水城 せとな
¥420
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(3巻の画像がないー!!)


いやいやいや、ちょー面白いですね、このお話。
女子から見れば、ミエミエであざとい手口のキュートな人妻サエコさんですが、狙った男は外さないスーパー強打者! のはずの彼女が、意外にも結婚生活につまづいていたりして。


……まあ実際のとこ、彼女が爽太を意識しはじめたのも、8割方は結婚つーもんに失望したからではないかと思われます。ぶっちゃけこれって逃避だな!!


だって恋愛と結婚て違うものねえ。恋愛スナイパーが結婚生活という日常の現状維持に尽力するのってムリがあるよなあ。なんだかなー、かわいそうに。



しかしいまだ片思いと思い込んでいる主人公・爽太ですが、本人も自覚するとおり、こうして仕事のアイデアが湧いてくるのも、実現させるための意欲を持てるのも、この失恋、いや片思いが原動力なわけですよね。
本当にねー、人間て幸福でないときのほうが、いい仕事しますよね。まあ仕事にもよりますが、クリエイティブなお仕事などは特にそうではないかなー。


現状に満足している時には決して出てくることのない、
「こうだったらいいなー(妄想)」

「こんなことがあればいいのにな(願望)」
みたいなのが出てきますよね。
人は幸せな時には、どうしたって鈍感になってしまうからなあ……。



というわけで、長年にわたる片思いがくつがえりそーで、しかしこれはハッピーエンドなどではなく、ある意味すっごい危機なのでは?! という次巻ですね。たのしみ。



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水の中。-62



なんだかPCの「R」のキーがが反応しないわヘンだわ! と、ひっぺがしてみたところ、キラキラと光るこれは……!!
なんかエイヒレのかけら? みたいなのが挟まっているではないですか
うわー、調べものしながら酒飲んでた時のだコレ!! と絶望する自分。
(ホラ、どうせならバラの花びらとか……)←どんな事情で




大変ご無沙汰しております。本年も終わりかけているのですが、ここを放置ままの自分で申し訳ございません。お恥ずかしいことに、現時点で出来ているのは仕事くらいのダメダメ日常で。
時間がないというより、くたびれてしまっているのだと思われます。
うーん。時間なんてものはですね、意欲さえあれば無理してでもどうにかなるもので、「時間がない」と言うひとというのは実際のところ「疲れちゃってヤル気がおきません」というのが正解なのですよね。



ここで書くようなことなのか分かりませんが、じつは最近、不妊治療の病院にも通っていまして……、これってなかなか大変なものですよね。
だいたい注射が痛いわー、あれ痛いよねホント! 
まわりの女子(仕事ばっかりしてて晩婚傾向の……)がアレコレ言っていたときには「ふーん大変だね~」と思って聞き流していたものですが、いざ自分がやってみるとホントに大変だわコレ。
医師はサバサバした女医さんで、「~だから~するわね~日にもう一回来て」とかキビキビお話してくれるのですが、知識のねえ私は「ハイ!(キリッ)」と、ついつい分かった顔をしてしまいます。分かってないけど。なんなのこのおそるべき条件反射。



そういうわけですが、いつかすんごい知識のある人になる予定ですので、そこんとこヨロシクお願いします。

(しかし病院にすんごい数の女子が来ているのにビックリしました……予約しているのに二時間待たされたりするので、メッセージボードに飾っている凶悪長編RIMITの4巻に突入できましたよ! あんな読みにくい本を読み終えられそうでビックリ! )






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目立たない、高望みをしない、贅沢を言わない――他人とかかわることを避け、バーで働くビリー。
ある日のこと、車のワイパーに挟まれていた脅迫状が、平凡な日常を破滅へと加速させていく。
周囲で起こり始めた殺人は、いったい誰のたくらみなのか?


ヴェロシティ(上) (講談社文庫)/ディーン・クーンツ
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~をすれば○○を殺し、
~をしなければ○○を殺す。お前が選べ。



このタイプの脅迫は、映画「ダークナイト」を思い出させますが、これについては「卑怯なのは選択させる脅迫者である」というのは誰の目にも明らかであるわけで。
しかし本作の脅迫者がより巧妙であるのは、良心の痛みで相手にダメージを与えるだけでなく、ビリーが警察へ駆け込んだりしないよう、ビリー自身が犯人であるかのような証拠を残したり、自宅に死体をころがしたりする(←これ一番イヤ!)わけです。


面白いのは、ビリーがこういった境遇に置かれて始めて「自分がいかに危険な状態なのか」を認識するところですね。
ある理由から、他人に気を許せず、誰とも深く関わらず生きてきたビリーには、頼る相手がひとりもいない――それどころか、顔見知りは脅迫者かもしれない。
本当の本当にひとりきり。
ひとりきりで、この脅迫者に立ち向かわなくてはならないのだと思い知るわけです。



いやー、これはすごい緊張感ですね。
実際のところ、犯人は「ハア?」みたいな部分がありまして、謎解きのできる種類の物語ではないのですが、このテーマ設定は素晴らしい。いやもう、そういうの大好物です!!



ところで、物語自体の決着はさておき、エピローグに気になる(個人的に)描写がありましてですね。
ビリーが周囲の人々とかかわり始めるラストについては、詳しく書かれていないところなのですが、今まで他人とかかわることを避けてきた男の周囲に、「人々が集まるようになる」って、どういうことだろう?
詳しく書かれていない部分なのですが、ビリーはどう変わったのだろう?
うーん、対人スキルつーのは積み重ねによってしか磨かれないしなー、そんな急に人気者になれるもんか? という部分が気になりまして。いやそんなの気にするひと自分だけという気もしますけども、気になりまして。



たぶん、ですが。
主人公ビリーが、いきなり陽気になったとかではなくて。
他人に弱みをみせたり、他人に助けを求めることができるようになったのではないかなー。
他人に気をゆるすことができるようになったから、他人からも打ち解けてもらえるようになったのではないかなー。
なんだかそんな風に思われます。



(しかしクーンツ作品て、たくさん読んでいるようでいて思い出せないですね。「戦慄のシャドウファイア」とか、邦題にインパクトがあるのしか思い出せない……ていうかミドルネームのRが無いの、物足りなくないですか……?)





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水の中。-37




「わたし思うのよ……私がもっと家庭的で、かわいくて素敵な奥さんだったら、あなたもっと幸せだったんじゃないかしらって……」


突然のわたくしの涙ながらの独白に、ダンナは動じることなくこう尋ねてきました。
「……おまえ何したの?」
いけない、ここで正直にならないと怒られる。と悟ったわたくし、
「したんじゃないの! むしろしなかったの! いまね、ウチに米が一粒も(いや三粒くらいはあるか?)ないのー!!」


ごごごご、ごめんなさい!! とひたすら正直に打ち明けました。
なんていうかその、要するに忘れてた……。



結局のところ、うどんそばそうめんなどの麺類が互いの実家から絶えず送りつけられる我が家であったので、食糧危機に陥ることなく済みましたが、わたくしさすがにしょんぼりしてしまい、
「もっと素敵な奥さんと結婚してたら、米のない家庭にならなかったよね……?」
などとウジウジ文句を言い続けると、
「いや俺はそんな素敵な奥さんとは上手くいかないだろ」
と慰められました。



そういえばそうかも……。
でも響きが殺伐としすぎてるじゃないですか、「米のない家庭」って。


(「愛のない家庭」のほうがまだロマンがあるっていうか)





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今日も変わらぬ美味しい節約生活を心がける筧志郎。
ある日パートナーのケンジにゲイ仲間の食事会に誘われて……?

きのう何食べた?(4) (モーニングKC)/よしなが ふみ
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4巻目にして、はじめて料理レシピ部分を読み込みました!


何故かと言いますと、おそらくドラマ部分に読みどころが無かった(……)ためではないかと……。
なんといいますか、いまさら気がついてしまったのか、4巻目にしてそうなったのか読者の私にもいまひとつ不明なのですが、主人公である筧さんという人物に、あまり魅力が感じられないのですよね。


やたらと世間体を気にするところとか(たまたま店で隣あわせたカップルにゲイとバレたから何なのよ?)、おかずの品々へのこだわりとか(甘いものがかぶっているくらいが何なんだ!!)、こう、枯れているわりに口うるさい小市民(だいたい弁護士が小市民ぶるとこが分からん)ぽいところいい、何となく好感が持てないわー。


その延長なのか、ケンジと筧さんカップルにも魅力を感じないのですよね。
この二人は40代ながらすでに老夫婦みたいで、お互いのどこに惹かれたのやら、さっぱり分からん。
おじさんでなく、おばさん二人暮らしみたいだよなー……。


というわけで、こんなとこでわざわざレビュー(いやレビューでなく悪口か?)書いている身で申し訳ないですが、続巻は読まないかと思われます。




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