春と秋に大型5連休を!~政府の休日分散化案~
春と秋にそれぞれ大型5連休を設け、全国一斉連休とするのではなく、
地域毎にスライドさせ1週間単位で取得するという案だ。
個人的には非常に興味深いと同時に不完全な気もする・・・
連休付近の祝日を充当するわけだが、
何と言ってもこの5連休誕生と引き換えに7月の海の日が祝日ではなくなるのが痛い!!!
これだと6月7月は2ヶ月連続でノー祝日monthになってしまう・・・・・
GW後の魔の2ヶ月ともなりかねないw
しかしまずは何年かやってみるのもいいのではないか。
2009年のシルバーウィーク、秋の5連休は素晴らしかった。
やはり“大型”連休の威力は違う。旅行に行きやすくなるのだ。
現在もよくある土日祝の3連休は、これはこれで悪くはないが、
やはり遠出をすると慌しいスケジュールになってしまう。
1日目の早朝に出発して3日目の渋滞で帰宅するという、「静養」とはどこか違う、
むしろ疲れを引きずったまま連休を終えることにもなりかねないのが難点だ。。。
連休を分散させるスライド効果により、各地の混雑も当然緩和されるだろう。
「GWなんてどこへ行っても人人人で高速だって大渋滞だよ」と重い腰だった父親たちも、この言い訳が使えなくなるかもしれないw
「わざわざ連休を作らなくても、有給でも使って自分で連休を作ればいいじゃないか!」
こういう声は絶対にあるだろう・・・
しかし意のままに有給を消化&うち1回以上は大型連休(夏季休暇や正月休みを除く)にすることが可能な人が、果たして労働人口の何割ぐらいいるだろうか?(笑)
忘れてはならないのは、ここは日本だということ。
勤勉な国柄とは名ばかりの、ただ単に仕事とプライベートを両立する考えのない、人生=仕事で何の疑問も抱かない頭でっかちな国民気質のはびこる風習。
そこには確実に、有給を消化することを良しとしない文化
が粘っこく根付いているのだ。。。
小中高には1ヶ月以上の夏休みがあり、大学ともなれば春夏合計で4ヶ月にも上る!!!
(これはこれで見直しの余地大・・・)
そう考えれば秋にもう一つだけGWを設けることぐらいで何のバチが当たろうか???
もちろん様々な意見があるだろう。
サービス業に従事する人たちは秋に連休ができたところで忙しくなるだけである。逆に売り上げには貢献するだろうが。。。
しかしその分閑散期に連休を取得できるかといえば、そう素直に事が運ぶはずもない・・・・・
各々がそれぞれの立場で考えると、当然ながら賛否両論が出てくる。
なかでも一番の論点となりそうなのは「スライド取得」だろう。
●単身赴任などで遠方の家族と連休がずれてしまう・・・
●仕事で、遠方の取引先との間にすれ違いが生じてしまう・・・
●GWの時期に合わせてやっていたイベントはどうすれば??
確かにその通りだ。
ならば・・・・
5月のGWは全国一斉とし、秋の連休のみをスライド取得とする折衷案はどうだろうか?
これならば従来のGWに催されていたイベントを殺すこともなく、双方の言い分を丸く治めることができる。
柔軟さを持たせればきっと上手くいく方法があるはずだ。
一斉とスライドを1年おきに交替で行うのだっていい。
まずはとにかく日本の大人に連休を設けましょう、
国家権力で(笑)
きちんと地方に金を落として内需拡大に貢献しますので・・・