ラッコの船に揺られてミュージカル

釣りにハマったオヤジですが、最近ミュージカルにもハマってます


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【作】北村想
【演出】寺十吾
【キャスト】風間俊介、趣里、高橋克実、渡辺えり

大分前になりましたが、「安達ケ原の鬼婆」をモチーフとした能「黒塚」にヒントを得た戯曲である「黒塚家の娘」を観てきました。劇場は世田谷シアタートラムで、アングラ劇団が使うような小劇場でした。

ストーリーは、失恋して傷心の旅に出た若い牧師小洋手(風間)が森に迷い込み、一夜の暖をとるために訪れた館で不思議な親子、黒塚烏鷺(渡辺)と娘・華南(趣里)と出会うというもの。当然この母娘が鬼婆な訳ですが、最後には娘と思っていた華南が実は多くの若い男を餌食にしてきた母で、母だと思っていた烏鷺がその娘だったというどんでん返しがあります。また、2幕から小洋手の先輩牧師である盲目の馬浜(高橋)も現れ、さながらエクソシストのような役割を果たす中で物語は佳境を迎えます。

舞台演出そのものはシンプルですが、耽美な世界が表現されていて、大変見応えのある芝居でした。

キャストは何れも多才な役者さんばかり。

風間俊介さんは、生田斗真と並んで歌って踊らないジャニーズの役者ですが、今回の真面目でかつ何処か飄々としている若き牧師小洋手を見事に演じていました。

趣里さんを観るのは、「大脱走」「アルカディア」「陥没」「メトロポリス」についでもう5回目かな?何時観ても存在感のある良い女優さんです。親の七光りを使えばもっと大きな役も出来そうだけど、敢えてそれをしないところが彼女らしいですね。

渡辺えりさんの芝居を観るのは今回が初めてでしたが、流石舞台女優を長年続けてきただけあって、兎に角発声が素晴らしかった。また、時々風間さんにアドリブ(多分)をかますところが可愛らしかったです。風間さんは受け流していましたが・・・。

高橋さんは最後の方まで出てこなかったので、何か楽そうでしたね(笑)?ある意味、一番美味しい役どころだったような気がしました。


ステージアラウンドで劇場☆新感線を観た後だったので、こういう小さな箱で力量がある役者さんの芝居に触れるのも中々おつなもんだな、と思いました。






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【脚本】中島かずき
【演出】いのうえひでのり
【キャスト】
・捨之介:小栗旬
・無界屋蘭兵衛:山本耕史
・天魔王:成河
・極楽太夫:りょう
・兵庫:青木崇高
・沙霧:清野彩名
・三五:河野まさと
・狸穴二郎衛門:近藤芳正
・贋鉄斎:古田新太

1ヶ月以上前になりますが、IHIステージアラウンド東京のこけら落とし、劇団☆新感線の「髑髏城の七人Season花」を観てきました。

IHIステージアラウンド東京とは日本初の円形劇場で、観客席が360度回転するので、場面の切り替えがスムースにできるというメリットがあるようです。所謂「暗転」が無いので、観客は臨場感を保ったまま観ることが出来ますが、役者さんは舞台がいくつもあるので大変そうです。出る場面を間違えたりもするそう。


さてこの「髑髏城の七人」ですが、初演は1990年で、もともと看板俳優の古田新太が別の舞台で出待ちの時に煙草を吸っていて、結局出ていくのを忘れたことから、罰ゲームとして「古田が煙草を吸う暇がないほど忙しくなる芝居」を作ったことが始まりと言われています。そのため、初演、再演、更には市川染五郎が演じた「アオドクロ」までは、捨之介天魔王は一人二役でした。

しかし、2011年の「ワカドクロ」(小栗旬主演)から捨之介天魔王はそれぞれ別の俳優が演じることになりました。その流れを汲んで、今回も捨之介に小栗旬、天魔王に成河という二人の俳優を配役しています。

因みに、IHIステージアラウンド東京のこけら落とし公演は、1年かけてそれぞれ「花・鳥・風・月」と4つのステージが別々のキャスト、演出で行われます。次回の「鳥」は捨之介
が阿部サダヲ、天魔王が森山未來に決定していますが、第三弾の「風」は松山ケンイチが一人二役に挑戦するようです。


前置きが長くなりましたが、ストーリーはこんな感じです。

織田信長が本能寺の変で暗殺されたあと、豊臣秀吉が天下を治めていた時代、関東では天魔王率いる関東髑髏党が猛威を奮っていました。そんな中、髑髏党に追われていた熊木衆の生き残りである沙霧をひょんなことから助けた捨之介は、居合わせた兵庫と共に関東一の色里「無界の里」に身を隠します。しかし、髑髏城の地図を持っている沙霧は、無界の里でも髑髏党に再び襲われますが、そこに無界屋蘭兵衛が登場し髑髏党を追い払います。捨之介とは旧知の中だったようで、天魔王を倒すべく共闘を誓い、捨之介は天魔王の鎧を叩き切れる「斬鎧剣」を手に入れるために贋鉄斎の元を訪れます。一方、蘭兵衛はその間に、何故か一人で天魔王のところへ向かいます。そこで、実は捨之介、蘭兵衛、天魔王の3人は元々織田信長の配下にあり、昔から知り合いだったということが判ります。とまあ前半はそんな感じですが、この後は捨之介、兵庫、沙霧、贋鉄斎等々七人が集まって、天魔王を倒すという痛快アクション活劇で、「いのうえ歌舞伎」の真骨頂である派手な殺陣もふんだんに盛り込まれていて、最高のエンターテイメント・ショーとなっています。


さて、恒例のキャスト寸評です。

小栗旬さんは、芝居は大して上手くないけど、何と言っても華がありました。立ち姿も美しいし、舞台映えのする役者さんですね。

山本耕史さんは流石の演技力ですが、失礼ながら、思いの外顔がデカかったのでビックリしました。でも、蘭兵衛ははまり役だと思います。

成河さんは初めて観ましたが、中々良い役者さんですね。他の芝居も観てみたいと思いました。

りょうさんは相変わらずの存在感。勝ち気な太夫を見事に演じていました。

あと、兵庫役の青木さん、三五役の河野さんや勿論近藤芳正さんも良かったのですが、敢えてコメントすると沙霧役の清野彩名さんが印象に残りました。まだ、それほど舞台経験は無さそうですが、以前清水富美加さんを初めて観た時以来の衝撃を受けました。ただ、まだ発舞台向きの発声方法ではないので、声が潰れてしまわないかちょっと心配でした。

最後に看板俳優の古田新太さん。しかし、この贋鉄斎はずるいなぁ。美味しいところを全て持っていってしまった。シーズン「鳥」で贋鉄斎を演じる池田成志さんが「古田が汚い手を使ったので、この後やりにくくて仕方がない」と言ってましたが、将にその通りですね。


この髑髏城の七人、後3シリーズあることを考えるとワクワクしますね。何とか「風」まではチケット押さえたけど、本当に入手が難しい芝居です。まあ、面白いから仕方ないけど。





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GWに大阪で劇団四季の「CATS」をみてきました。四季を観るのは2年前の「ジーザス・クライスト・スーパースター」以来です。

「CATS」自体は昨年ブロードウェイで観ましたが、この劇団四季バージョンは30年以上前に(おそらく日本初演?)観て、その時は何かよく分からない話だな、という印象しかありませんでした。まあ、原作がT.S.エリオットの叙情詩ですから仕方がないのでしょうが。

でも、ストーリー自体は単純です。ジェリクルキャッツという特殊な猫たちが、年に一度集まって舞踏会を催し、最後に生まれ変われるジェリクルキャットを決めるというもの。その中で色々な猫を紹介するのですが、それが本当に面白い。個人的にはバストファージョーンズが好きですね。相方はスキンブルシャンクス推しですが。


この「CATS」というミュージカルは、その上演時期や国によって色々変遷しているようで、四季バージョンは独自のキャラクターがあったりと、神キャストが揃ったDVDやニューヨークで観たものとは演出を含めて随分変わっていました。この辺りは「ジーザス・クライスト・スーパースター」もそうですが、アンドリュー・ロイド・ウェバーという人は結構寛容なんですね。


で、ちょっと違和感があったところを挙げていきますと、

まず、マンゴージェリー&ランぺルティーザの登場場面ですが、何故か曲調がマイナー調に変わっていました。このシーンは似たような猫2匹が踊りながら飛び跳ねるところが良いのに、この曲では何か雰囲気が壊れますねぇ。

続いて、グリザベラ。何か色々な場面で出てくるのだけど、本来そんなに登場しないのですよね。四季は役者が観客席まで来るのが売りですが、突然観客席の近くに現れてじっと視られてもちょっとホラーになります。

あと、ジェリクルボウルのダンスも演出が変わっていて、強いて言えば猫っぽさが足りないような気がしました。

それからこれは良かったことですが、劇場猫ガスの劇中劇がグロールタイガーとグリドルボーンになってたことです。このシーンは色々あって、オリジナルはグロールタイガーですが、ニューヨークで観たときは確かランパスキャットだったような気がします。なので、グロールタイガー・バージョンは初めて観たのですが、やはり曲が素晴らしいので嬉しかったです🎵


キャストは、今の四季の人は全然知らないけど、先程のグリザベラ役の女優さんは、歌は上手いのだけど哀しさが足りなかったなぁ。他にはラム・タム・タガーもちょっと色気が足りない感じでした。この役は、昔はエルヴィス・プレスリー、今はミック・ジャガーをイメージしているので、やはりそれっぽくないとね。

一方、ミストフェリーズ役の人は素晴らしかった。あの高速ターンは、ブロードウェイでも出来る人は限られていると思います。この人、確かテレビで紹介されていたのでは?

さて、色々文句を書いてきましたが、やはり劇団四季が日本のミュージカルの最高峰にあることは疑う余地はありません。歌、踊り、アンサンブルのコーラス等々非常に高い水準にあり、どっかのミュージカルは爪の垢を煎じて飲んだ方が良いと思います。

ところで、全く関係ありませんが、新妻聖子さんも遂に結婚してしまいましたが、まさか出産、引退とかはないよね( ̄~ ̄;)




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