Real 「LINE」

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己の音楽嗜好

85年リリース、5thEP。
東アジア反日武装戦線を支援するビラが入っており、所謂左翼的思想バンド。
活動当時、原宿のホコ天などでライブをやれば右翼活動家や当局の者と思われる者から写真を撮られ
目を付けられていた存在だった。
しかし音楽に対してはピュアで真摯な姿勢を感じさせ、PUNK=反体制をパフォーマンスでやっている
バンドとは一線を画し、過激な行動を起こすわけでもなく等身大の姿で、あくまでも音楽を通して歌詞を通して自分達の主張を伝えたい、という気持ちが伝わってくる。

1.trick 2.A級(永久)戦犯 3.N.F.F.O 4.大地の牙  の4曲入り。

「A級戦犯」は1stにも、「大地の牙」は2ndと90年に隔月にソノシートでリリースしていた「Counter vision」シリーズのラストの6にも収録されているが、全てバージョン違いでありメンバーの違いや
中心人物である吉田シゲオの音楽変遷によってそれぞれが全く違う印象に仕上がっている。
個人的には2曲ともこのシングルのバージョンが一番緊張感があって好き。
なにしろ2曲とも歌詞が秀逸でそれがはっきりと聞き取れるのがいい。
ストレートで暴力的な安っぽいものでなくスマート(といっても放送は出来ないが)で詩的でもある歌詞は、個人的な思想の違いはあれど、素直に心に響いてくる内容である。

               「大地の牙」

              壊され歪められた
              この身体のジュースを
              ここで涸らしてやるのさ
              生き返るために
              次に続く赤子達には
              新しい夢くれてやるのさ
              俺の為に お前の為に 己の為に


              赤く立ち上がる炎は
              黒煙を導き
              くすんだ光に照らし出される
              バルーンで迎え撃つ
              銀色の鳥はひからびた
              明日を目指して
              歪みきった地の果てへと
              高く鳴いて飛び立つ

              東の大地に埋もれた
              たくさんの骨は
              モンスーンに乗ってやってくる
              牙をむいた顔で
              俺の身体に甦れ
              黄色の砂と交えて
              誰の為に 何の為にと いう事もなく


              勝ち誇った奴等の息の根を止める為に
              勝ち誇った奴等を喰いちぎる為にと



              「A級(永久)戦犯」

              忘れた訳じゃないだろう
              僕らは確かにやってしまった
              何万人ものアジアの人達をドツボに
              叩き込んできた あの過去を


              知らない訳がないだろう
              僕らは確かに作り上げてしまった
              平和利用だと騙された
              あの恐ろしい 原発を


              見えない訳じゃないだろう
              テメエら自身が放射能にまみれるんだぜ
              そんなにまでしてお前は明日を
              あのA級(永久)戦犯共の手に 渡したいか?


              見えない訳じゃないだろう?
              テメエら自身が手榴弾を投げるんだぜ
              そんなにまでして君は明日を
              あのA級(永久)戦犯共の手に 渡したいか?

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