Shooting star 第21話 | しおりの妄想小説 ~嵐~

しおりの妄想小説 ~嵐~

大好きな嵐さんの妄想小説を書いています。







潤くんの腕の中にいる私。
ドクドクとお互いの胸の鼓動が聞こえる。
「うん…」と返事をするのが精一杯だったけれど…
ああ…
好きって…こういう気持ちなんだと知った。






元カレを大好きだと思っていた自分の気持ちを…今思えば、それは…






友達からスタートした恋。
’結局誰でもいいのな‘
その言葉に傷付いて、嫌われたくなくて。
だから必死で嫌われないように尽くしてきたの。
尽くして尽くして…それが恋だと…恋愛だと…
私は彼が大好きだからそうしている。
いつの間にか自分で自分の感情を勘違いしてしまっていたんだ。






会えばドキドキする。
触れたいと思う。
その人の前では可愛くいたいと思うし、緊張で胸が張り裂けそうになる。
恥ずかしくてたまらなくて…でもやっぱり好きで。






潤くんに感じているこの感情は嘘じゃない。






『やっと認めたな。フフ』






潤くんに抱き締められながらどんどん満たされていく。






『清楚な、健気な、可愛いタイプか。フフ』


「何それ?」


『家庭的な?フフ』


「…?」


『ん?こっちの話。フフ』






…?






潤くんの胸に顔を埋め、顔が見えないでいるけれど、潤くんが抱き締める腕の力が強くなるのを感じた。






後から知る。
それはまーくんの言葉だってことを。






『じゃあ…とりあえず飲もっか?フフ』


「あ、うん…////」






やっとほどかれた腕。
今、この瞬間から彼氏と彼女?
とんでもなく不思議な気持ちだった。






潤くんは案外普通で仕事のこととか、趣味とか?あとは友達の話も、飲みながらたくさんしてた。
そんな潤くんに徐々に私の緊張もほぐれる。






『んで?クリスマスどうする?』






あ…/////
そうだったあせる






「ま、任せるあせる


『じゃあ、麦ちゃん家ね?』


「あ、うん。じゃあご飯作るね。」






まーくんには…私からちゃんと話そうと思う。
ずっと私を見ていてくれた人だから…






「みんなにも言わなきゃね…」


『俺から言っとくよ。』


「ううん、私からちゃんと言いたいな…またみんなでお鍋でもしよう?」


『じゃあ…スケジュール確認しとく。フフ』






まさかこんな日が来るなんて…
つい、一月前には想像もつかなかった。






こんな日が来るなんて…






『あ…』


「ん?」






ちゅっ…






潤くんは軽く触れるだけのキスをくれたんだ。