しおりの妄想小説 ~嵐~

大好きな嵐さんの妄想小説を書いています。

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『何でそんなになるまで飲んでんだよ。』






別の個室のドアの前で、酔っているであろう女の人に声をかけている男の人の背中が見える。






広くて大きな背中。






筋肉質で逆三角形のその背中。






大好きな…背中…






やっぱり…
その声の持ち主は潤くん。






そして…






その酔っているであろう女の人とは…






元カノのあの人。






潤くんも今夜はこのお店に来てたんだね。






誰と?どんな理由で?まさか二人きり?






そんなこと、私に聞く権利なんてないけど。






『あ…』






振り向いた潤くんが私たちに気付いたの。






”潤が悪いんだからね!“






元カノさんが潤くんに絡むように言った。






〈…〉


「…」






まーくんはきっと、この人が誰だかわかっているはず。
だから余計に何も言えないでいるに違いない。
ここでこうして偶然にも出会ってしまったことに…何か意味があるのだろうか…?






“あぁ!麦ちゃんだぁ!”


『は?何でお前が知ってるんだよ?』


”だって会ったことあるもん。行ったの。麦ちゃんのサロンに。ね?“


「あ…はい。先日はどうも…」


『何でだよ?』


「たまたま…お客さんで…ハハ」






何となく気まずい雰囲気。






〈と、とりあえず今日は帰ろっか?ね?〉


「うん…」


“え~せっかくだしみんなで飲もうよぉ?”






少しだけ開いていた個室のドアの隙間から何人かの男の人の姿が見えて…
ああ、二人きりではなかったんだとほっとした私。






「帰るね…またね。」






さりげなく私の背中をまーくんが擦ってくれたのがわかる。






〈ごめんね、今日はもう帰るわ。またね。〉






潤くんは何も言わなかった。
隣の元カノさんが騒いでいたから、きっとそのせいもあるだろうけど。






私は今日、まーくんにちゃんと気持ちを伝えるために会ったの。
潤くんにもまーくんに気持ち伝えるからってあの時宣言した。






だから疚しいことなんて何も…






でも、潤くんは私たち二人がこうして会うことに…何か感じたかな?
私は…たとえ二人きりではなくても、元カノと今でも会ってお酒を飲むことに…少し抵抗がある。
やっぱり綺麗で華やかな彼女と並んだ潤くんの姿を見たら…正直凹む。
ただ、私とまーくんも二人きりで会っていたのは事実なわけで…






上手くいかないね。






恋をするって…そんなに簡単ではないのかもしれない。






〈ねぇ…電話で泣いてた理由は…お店にあの子が来たから?〉


「…」






帰り際、まーくんが痛いところをついてくる。






〈何か言われた?〉


「…別に何も。」


〈じゃあ何で泣いてたの?〉


「泣いてないよ…」


〈今日会ってた理由…たぶんちゃんとあるんじゃないかな?二人っきりじゃなかったみたいだし、たまたま誘われて断れなかったとか?マツジュン付き合いいいからさ。〉






何でまーくんが一生懸命潤くんをフォローしているんだろうと思った。






〈俺…あの子のことも知ってるけど…別に悪い子じゃないし…だから、たぶん今はもう普通に友達なんだと思うよ。〉


「大丈夫。ちゃんとわかってるから。お付き合いもあるだろうし…そういうのいちいち気にしてたらダメなのもわかってるし…だいたい、私は潤くんの彼女でも何でもないわけで…そんなこと口出す権利ないし…」






それ以上まーくんは何も言わなかった。






まーくんが呼んでくれたタクシーに乗り込む私。
「じゃあ、おやすみ。またね。」って手を振って…私は一人で自宅へと帰る。






やっぱり今日は曇り空。
タクシーの窓から見上げたのは真っ暗な冬の夜。






私が恋をするのは…






まだ早いのかもしれない。








*****


翔ちゃんハピバクラッカー

日付が変わる前に言えて良かった(^_^;)



今日は娘のバレンタインの練習に付き合わされ、ブルックリンジャーで白ワインのサングリア作って、翔ちゃんハピバのケーキももぐもぐナイフとフォーク

食べてばかりの1日(笑)

ヤバイな。

明日からまた気を付けよう。

ブルックリンジャー、皆さまはどんな使い方してますか?

色々レシピ見てるだけでも楽しいよね。

でも、私は今のところサングリアが一番好きドキドキ

さて、明日からまたお仕事だねあせる

色々あるけど頑張ろ~あせる



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〈俺らはたぶん最初から全部わかってた。お互いの麦ちゃんに対する気持ちも…別に誰も何も言わないけどさ。
それをわかった上で、お互いに気を遣って身を引くのを止めようって…別に相談したわけでもなんでもないけど。たぶんどっかで思ったんだよ。
だからあの日…それぞれ行動に出たんだと思う。〉






全然知らなかった。
そうだったんだ…
だからあの日、思いがけずみんなに誘われたのか…






智くんだってニノだって、翔ちゃんだって…急すぎて、私、動揺を隠しきれなかったもん。すごく驚いた。
今までそんなこと微塵も感じさせなかったから。
ずっと疑問だった。
何で私?って…






「私ね…自信ないの。何もかも。だから…こうして話をしていても、どっかでまだ、まーくんの気持ちも…どっかで…信じられないの。何で私って…
それに…私なんかが…」






潤くんの元カノの顔が脳裏にチラついた。






〈何かあった?〉






別に…何もないけど…






〈健気で可愛いなって思うけどね。麦ちゃんのそういうとこ。フフ〉


「そんなこと…だって、今、まーくんにすごく失礼なこと言ってるでしょう?まーくんの気持ちもどっかでまだ信じられないなんて…すごく失礼だし、やっぱり私はまーくんを傷付けて…」






凹む。やっぱり。






〈そんな顔すんなって。ね?〉


「優し過ぎるよ…」


〈好きな子には尚更優しくしなきゃでしょう?フフ〉






結局、敵わない。
私が慰められてどうするんだって…
参る。






〈自分の気持ちに正直に行きなよ?みんなそのまんまの麦ちゃんのことが好きなんだからさ。〉






まーくんみたいな人になりたいと思った。
人間として…私はまーくんが大好きなんだ。






〈送ってくよ。〉






あんまり笑えないまま時間だけが過ぎて…
帰り支度を始めた頃だった。
コートを羽織ろうとしたその時、まーくんの携帯が鳴って…






〈あ、弟からだ。麦ちゃん、ちょっとコレ見てよ?〉






差し出された携帯の画面には子どもの写真。






「うわぁ、可愛い♪」


〈でしょう?弟の子どもなんだけどさ、何か自分の子どもみたく可愛いんだよね。〉


「んふふ♪目尻下げて笑うそんなまーくんが可愛いね♪」


〈可愛い言うなよ。照れるわ。フフ〉






和やかな空気が流れる。






〈やっと笑ったね。〉


「…」


〈やっぱ笑顔が一番だよ。フフ〉






って…






そんなに表情硬かったかな…?






「ごめん…」


〈ごめんはいいから。笑顔笑顔。ね?
さぁ、帰ろっか?フフ〉






優しいまーくん。
何でこんなにも優しいんだろうな。






「ありがとう…まーくん。」


〈フフ…〉






‘終わりよければ全て良し’なんて言葉があるけれど。
今夜はまーくんのおかげで最後は笑顔。
一日の終わりを笑顔で終えることが出来たのはまーくんのおかげ。
ここに来るまでは散々悩んで緊張していたけれど…来て良かった。





「本当にありがとう。」


〈はいはい。フフ〉






まーくんが私の背中に手を添えて、個室を出たその時だった…






ふと、聞き覚えのある声がして…






別に聞き間違いかもしれない。
うん、たぶん間違い。
気のせいだと思った。






でも…






一日の終わりを笑顔で終えることは…






出来ないのかもしれない…








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翌日。
昨夜のことは何でもなかったかのようにまーくんからかかってきた電話。
電話越しにいつもの優しい声が聞こえてくる。
まーくんが行きたいと言っていたお店で待ち合わせをすることになって…
今はそのお店に向かうタクシーの中。






直接お店で待ち合わせた私たち。
もちろん一緒に街中は歩けない。
ああ、こういうのが彼らと付き合うってことなんだと改めて感じる。
私が今まで気付いていなかっただけ?
たぶん今までも彼らは周りを気にして、かなり気を使ってくれていたのだろうけど。
大勢で会う分には多少許されることも、一対一で、しかも外で会うとなると尚更慎重になる。






まーくんはどんな顔して私を出迎えてくれるのだろうか?
またあの無理した笑顔を見ることにならないかな…
とことん優しいまーくんだからこそ、これ以上傷付けたくない。
私はどんな言葉で気持ちを伝えるべきなのだろうか…






今夜は生憎の曇り空。
雨は降らないものの、風も冷たくて本当に寒い夜。






お店の前でタクシーから降り、何となく見上げた空にはやっぱり何も見えなくて。
ほんの少しのため息がこぼれる。






ふとした時に時々見上げる空。
月や星の世界は嫌いじゃない。
いや、寧ろ好きなのかもしれない。
時々見上げては夜空に願ってしまうの。






臆病な私にパワーをくださいって。






それから私は地下へと続く階段を降りて、重い扉の先の店内へと入る。
大きな水槽が目の前に飛び込み、一瞬立ち止まり見入ってしまう。






‘いらっしゃいませ’と声をかけられ案内された先は再びの重い扉。
まーくんはその先で待っていてくれた。






「こんばんわ…」






まーくんは私の顔を見てやっぱり優しく微笑んでくれた。
〈ここ座んなよ?〉って。






〈何飲む?〉そう言って開かれたメニュー。
迷っていた私に〈じゃあ…これなんかどう?〉って。
まーくんに任せてしまった私。
運ばれてきたグラスを見れば綺麗なブルーのオリジナルカクテルだった。






「綺麗…私、青結構好きかも。」


〈部屋のカーテンもラグも、あとは寝室も青基調だよね。なんか好きなんだろうなって思ってた。フフ〉


「うん、好き。」







会話も案外普通だった。






〈この間さ、ニノがさ…〉






普通にお喋りをしながら食事して、自然と緊張もほぐれていった。






〈あ、あとさ、麦ちゃんって…実は月とか星とか?そういうの好きっしょ?〉


「うん、好きかも。何でわかるの?」


〈麦ちゃん家の本棚に天体の本いくつか並んでたからさ。もしかして?なんてね。フフ〉


「そっか。フフ」


〈そのカクテルさ…Shooting starって名前らしいよ。〉


「…?」


〈願い事…叶うといいね…〉




















まーくんはやっぱりとことん優しい。






〈戦う前から負けなんて嫌だったからさ…同じ土俵に上がって…正々堂々やってやろうなんて思ったんだけど…やっぱり…俺には無理だわ…〉






麦ちゃんの気持ちは無視出来ないからって…
これ以上は強引にはいけないって…
今日会ってくれてありがとねって…






「あ、あの…」






私が言う前に全部言われた。






〈じゃあ、もう一回乾杯しよっか?フフ〉






完全に私の負けだったんだ…







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