しおりの妄想小説 ~嵐~

大好きな嵐さんの妄想小説を書いています。


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あれからずっと考えていた。
私はどうしたいのか。
どうすべきか。






冗談だって思った。
落ち込んでいる私を励まそうとみんな優しくて…だから、一時の迷いなんじゃないかって…同情とか、もしかしたらそういうのもあるかもしれないって思ったりもしたけど。
でも、彼らはそんなことを冗談で言う人達じゃ…
少なくとも、私の知っている彼らはそんなことを冗談で言う人達じゃない。






だから余計にどうすればいいのかわからないでいた。






プルルルル…






プルルルル…






(もしもし?)


「あ、もしもし?」


(うん、どうした?)


「疲れてるとこごめんね…」


(いや、全然大丈夫。それよりどうかした?)


「あの…」


(うん。)






自分でも何で翔ちゃんに電話したのかわからなかった。
ただ…誰かと話をしたくて…






「私…どうすればいいのかわからなくて…」


(ああ、イブの話?)


「うん…」


(それを俺に電話で話すってことは…俺にはチャンスはないってこと?)






あ…確かに…翔ちゃんに電話するのは違うのかもしれない。
失礼だったのかも…






(まぁ、いいけど。フフ)






翔ちゃんなら、相談に乗ってくれるって勝手にどこかで思ってた。
勝手にお兄ちゃんみたいに頼りにしていたのかもしれない。





(みんなそれぞれに本気だと思うよ。俺も含めてね。だから、焦らずじっくりと考えて欲しい。)


「うん…」


(二人きりに抵抗があるなら、相葉くんの誕生パーティーって名目でまたみんなで集まってもいいしさ。いや、本当は二人っきりがいいけど…一番は麦ちゃんが笑顔でいられることなんだからさ…)


「翔ちゃん…」






そのあとすぐに翔ちゃんは仕事で電話は切れてしまったのだけれど。






焦らずじっくり…か。
とは言え難しい問題だよ。






切れた電話にスマホを握りしめていた私。
しばらくぼーっとしていたのだけれど…






♪~♪~♪~♪






♪~♪~♪~♪





「あ…」






着信音に気が付いたのは何度目のコールだったのだろうか?






「もしもし?」


『あ、俺。今、電話平気?』


「うん。どうしたの?」


『いや、ちょっと声聞きたくて…』


「うん。」


『声…』


「ん?」


『声だけじゃなくてさ、本当は会って顔見たかったりするんだけどさ…』


「…」


『今…近くなんだけど…ちょっとだけ会えないかな?』






突然の電話と会えないかなという発言に驚いたけれど…






「うん…」






素直に受け入れている私がいた。






窓の外を見上げると…






今夜は珍しく星がたくさん見える夜。
東京の空も案外捨てたもんじゃないなって思った。
大きなお月さまと…その周りにはたくさんの星が輝いている。






私はソファーの背に掛けてあったコートを羽織り、マフラーをぐるぐる巻きにして部屋を出たんだ…













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ドキドキが加速する。
手を…離せなくて…
断る理由が…見つからなくて…






「あの…////」


『…』






周りの声なんて聞こえなくなるくらいに潤くんの瞳に吸い込まれてく。
早く離さなきゃ…みんなに見つかる前に早く…






そう頭では思っているのに…この手が…それを拒んでる。






〈あれ?もう酒なくない?買いに行く?〉


〔まだ飲むんっすか?フフ〕


〈せっかくだしいいじゃん。ねぇ、買い出しジャンケンしようぜ?〉






あ…ジャンケン…






その言葉に自然と手は離されていた。






〈じゃあいくよ?ジャンケン…〉






私が出したのはチョキ。






〈マジか!?くぅ~!〉


〔だいたいこういうのは言い出しっぺが負けるって決まってんですよ。フフ〕


〈じゃあ、麦ちゃん、仕方ない。二人で行こっか?〉






負けたのはチョキを出した私とまーくんだった。






真冬のヒンヤリとした空気が頬をかすめる。
さっきまでのドキドキで火照った頬にはちょうどいいくらいだ。






今夜はお月さまが綺麗な夜。






〈どう?外の空気吸ってちょっとは気分変わった?〉


「あ…うん。」


〈麦ちゃんモテモテだかんなぁ。正直参るわ。〉


「…?」


〈俺さ、失恋とか…相手が弱ってるそんな時に色々言うの違うかなって…だから今日は、純粋に麦ちゃんと一緒に楽しい酒が飲めればいいやって思ってたんだけどさ。
実際、見ちゃうとダメだわ。〉






コンビニまでのほんの僅かな距離。
まーくんが俯いて頭をガシガシ掻いている。






〈さっき、マツジュンと手繋いでんの見たらやっぱダメだったんだよね。〉


「えっ?」


〈麦ちゃんに触れてんの見たらさ…妬いたっつーか…〉






そしてまーくんはいきなり私の手を取り…こう…なんて言うか…ゴシゴシって私の手にまーくんの手を擦るって言うか…?






〈マツジュンの温もりなんか消えちまえ。ほら、これでどうだ。フフ〉






ゴシゴシゴシゴシ。
両手で私の手を包み込んだまーくん。






「ぷっ!くすくす(笑)」






思わず笑っちゃった。
冗談だってわかってる。
でもまーくんなりに冗談を本気で言っている。
その本気の姿に自然と笑ってた。






「くすぐったいよ。フフ」


〈マツジュンの温もり消えた?これでまーくんの温もりになった?フフ〉


「なった?くす(笑)」


〈疑問形かよ。フフ〉






自然と手は離されぬまま。






お月さまが空から見てる。
私の心を照らしてる。






おまえは誰を選ぶんだ…?って…






〈今夜はみんな泊まりかなぁ。〉






繋がれた手はそのまま…まーくんのコートのポケットの中へと入れられたんだ。






「ただいまぁ。」


〈いや、超寒いよ?マジで寒い。〉






お酒を買い、私の部屋に戻るとまた元の普通のまーくんだった。






ゲームをしたり、トランプをしたり、お酒の入ったボトルがどんどん空になっていく。
さっきまで元気だったまーくんはいつの間にか一番に眠ってしまっていた。






〔ああ、もうこの人今日ダメだね。フフ〕






そう言って和くんは笑ってた。






可愛い無邪気な寝顔にキュンときたことは内緒。






「お布団持ってくるね?」






まーくんがダウンしたのを合図にみんなそれぞれが寝るモード。






こんな風に雑魚寝なんて何かの合宿みたいだ。






「楽しかった…」






みんなが来てくれたから…たくさん笑えた。
優しさや温もり溢れるこの空間に幸せを感じた夜。






久々にぐっすりと眠れた私。






時間が解決してくれる。
いつかまた…新たな恋に巡り会えるかな。
ゆっくりと…前に進んでいこうと…
そう思えたのはこの5人のおかげ。






出会えて良かったって…






ん…?






「っ…」






カーテンの隙間から射し込むお日様の光に自然と目が覚めた朝。





まだみんなは眠ってる?






と、思ったのだけれど…






〈おはよ。〉


「あ、おはよ。」


〈眠れた?〉


「うん、お陰様で。」


〈顔色良くなった気がする。〉


「そう?」


〈ちょっと安心した。フフ〉






一番最初に起きたのは…窓の外を眺めながら歯磨きをしていたまーくん。
朝から爽やかな笑顔。






〈あ、そうだ。昨日言い忘れたんだけどさ…〉







〈今度のクリスマス…〉


「クリスマス?」


〈イブが誕生日なんだよね。〉


「あ、うん。知ってる。」


〈誕生日…一緒にいてくんねーかな…〉


「えっ?」








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〈ちょっとそこ!まったりイチャイチャしないの!〉


「してなっ…///」


〈はい、これ次はキミの番ね♪〉






私と翔くんの間に割って入るまーくんにどこか助けられた気がした。
渡されたゲーム機のコントローラー。






「あ、これちょっとやり方わかんないかもあせる


〔だからコレをこうして…〕






和くんにゲームを教わりながら隣でまーくんがあーでもないこーでもないと騒いでる。






たぶんみんな量的にはそこまでたくさんは飲んでいないはず。
それなりに飲んで、騒いで…
私の恋話には決して突っ込まないけれど、こうしてみんなでワイワイと過ごすことで自然と笑顔になれるんだもん。
今夜みんなが来てくれたことにすごく感謝してるの。






こんな風にナチュラルに接してくれる異性の友達が出来るなんて、何年か前の私には想像も出来なくて。
男女の間の友情が成立するんだって感動すらしていたんだけど…






〔翔ちゃんもですか…〕


「えっ?何が?あせる


〔別に…〕






和くんの呟きが気にならないわけがない。






「あ、わ、私…やっぱりこのゲーム難しいから…まーくんやって?あせる






半ば強引にコントローラーをまーくんに押し付け席を立つ私。
みんなのこと…と、友達だと思っていたから…あせる






いや、やっぱりこんなの変だよねあせる
全部冗談なんじゃ…あせる






はぁ…
溜め息をつきながら、和くんとまーくんがゲームをしているその後ろ姿をソファーに座りながらボーっと眺めてた。






『ん?どうした?』






あ…
少し横になっていた潤くんが私の溜め息に気が付いて声をかけてくれた。






『焦んなくてもいいからさ。時間かかると思うし…まぁ、俺はさ、相手がどういう人か知らねーけど…本当に必要な人はさ、ずっと傍にいるもんじゃね?』






潤くんはきっと…潤くんなりに言葉を慎重に選んで私を励まそうとしてくれてる。
いつだって優しい潤くん。






「疲れてるのにごめんね。ありがとう。
眠いよね?寝室…使う?少し横になる?」


『ここで大丈夫。つーか、ごめんねは無しだから。俺らはここに来たいから来てんの。フフ』


「うん、ありがとう。本当に。」


『だから、そんな顔すんなって…心配すんだろ?』






そう言って潤くんは私の手を優しく握った。







『そんな顔されたら…抱きしめたくなんだろ…』






って…






「あ…ごめん…////」






ストレート過ぎて真っ直ぐ顔が見れなくて…////






『俺がずっと傍にいてやるよ…』






って…






握られた手からも優しさが伝わってくる。
ストレートだけど、決して強引じゃない。
ふわっと包み込むような…そんな感じ。






『こんな小さな手で…一人で頑張んなよ…』


「潤くん…」


『今度のクリスマス…良かったら俺と一緒に過ごして欲しい…』






そんな風に言われるなんて思ってなかったから…






「うん…」






あ、あれ?あせる
いや、違うあせる
い、今、私…「うん」って言った?
返事しちゃった?あせる
あれ?あせる






『フフ…』






優しく微笑む潤くんの手を…離すことは出来なかった…







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