放課後エクスペンダブルズByデッドプー太郎

映画界の最底辺ブロガー。

ハリウッドのアホほど金かかってるけどさっぱりストーリーのない超大作が大好き。

「往年の日曜洋画劇場」のおもしろさをブログで再現!!
を目指しているけど映画ブログの中でも屈指の偏差値の低さを記録中。

淀川長治さん、ごめんなさい。


テーマ:
スタローンの男気ムショ暮らし!!
どいつもこいつもみんな親友だ!!

こんばんは、映画界の最底辺ブロガーデッドプー太郎です。

人間関係

生きていく上で誰しもが必ずぶち当たる問題だ。

集団行動していれば必ず同じグループに苦手な人間はいる。
偉そう、短気、せこい、自慢ばかり、約束を守らない…年を取るにつれて「その人の悪いところを見るのではなくて良いところを見よう」と気をつけるようになったが、それでも「出来るだけみじめな状況で死んでもらえないだろうか」と切に願う奴はいる。

これに限らず新しい環境でうまくやっていけるか?という不安もあるだろう。
新しいクラス、職場で友人は出来るだろうか?BBQやホームパーティーに呼んでもらえるだろうか?
仮に呼んでもらえたとしても、隅っこでウーロン茶をすするだけにならないだろうか?

年を取ろうが人間関係の問題というものにはぶち当たる。
俺は考えた。
スタローンならどうするだろうと。

スタローンなら即答するだろう。

「ムショに入れ!!」と。

というわけでスタローンが「ホワイトイーグル」という制作会社を立ち上げて作り渾身でスベった
「ロックアップ」を紹介します。

ロックアップ [Blu-ray]/NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
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スーパー・バンドックアクション(1989年当時の最新ジャンルらしい)である本作。

今回はネタバレややオープンで本作の見どころ、そして「スーパー・バンドックアクション」とは何なのかを考察していきたい。

あらすじ。

徳永英明の「壊れかけのラジオ」のようなBGMをバックに我らがスライ演じるフランク・レオンはガキ相手にアメフトをおっ始める。傍には彼女。月9ドラマばりに二人のイチャつきを見せた後、彼女と別れて向かった先は刑務所。

前科持ちであることは確かだが、6カ月後に出所、囚人仲間や看守とも親しくしており、孤独とは無縁のプレミアムムショ暮らしを謳歌しているレオンが突然、極悪人ばかりのサディスティック刑務所に移送。

所長はジャックバウワーのおとんことドナルド・サザーランド演じるドラムグール。

どうやら以前にレオンの「義父が危篤なので仮出所させて欲しい」というオファーを認めなかったところ、レオンが怒りの脱出を発動。

世間的にこの事件が公になるレオンが「ナイス!!」と支持され、ドラムグールは「融通きかなさすぎ。クソ鬼畜、死ね」と炎上した結果左遷されたらしい。

とにかく左遷された事でレオンへの恨みがいっぱいなドラムグールはあの手この手でサディスティックにいじめ、スタローンがキレるのを狙って終身刑にしようという魂胆。

果たしてレオンはこの「キレたら終身刑」に耐えて無事残り6カ月の刑期を満了してシャバに出る事が出来るのか⁉︎

本作のポイントはスタローンが刑期をまっとうするところだ。

もちろん、俺たちのスライなら脱獄の1つや2つ、ついでに看守の2.30人も血祭りに上げられるというのが過去の統計から見て明らかなのだが、本作では一応刑期をまっとうする。

個人的に俺はスタローン版「ショーシャンクの空に」だと思っているのだが、「ショーシャンク」以上に「ロックアップ」は熱い男気に満ち溢れている。

もはや「哲学」とも言えるスタローンインマイハートなシーンを紹介しよう。

①男気で友達作り

移送早々あの「プレデター」でビリー・ソールを演じたソニーランダム演じるチンクに因縁をつけられ、防具無しアメフトのオファーを受けるスライ。


一緒にいた若干20歳のファースト・ベースがふっかけられた喧嘩を即買いするので、場を収めるために泥レスならぬ、泥アメフトに参戦するわけだが、殴る蹴る踏みつけるOKという変則ルール過ぎるアメフトであることが発覚。


試合中堂々とスタローンを殴るソニー・ランダム。ダッチが泣くぞ!!


もはやスポーツの皮を被ったリンチなのだが、スタローンは決して「反則だよー」とゴネることもなく泥だらけでボールを追いかける。


本作屈指の名シーン。男なら一度は雨の中ドッチボールやサッカーで燃えたことがあるはずだ!!
中学生の放課後いや、小学生の放課後感覚を忘れない大スター。

女子的には「洗濯大変じゃねーか!!おまえが洗え!!風呂入れ!!」と怒りに震えるだろうが、文字通り泥水をすする姿に胸をうたれるギャラリー達、その結果・・・



友達が出来た!!

教訓:居場所が見つからなければ泥だらけになってボールを追いかけろ!!

②浮いてるジジイも大切な友達。

泥アメフトで男気を見せつけたスタローンの周りにはまだ貫禄のない若々しいトム・サイズモアをはじめとする男たちが自然と集まる。

そして何故か刑務所に壊れた車(マスタング)があったので皆で直そうという事になる。

この車制作シーン「Vehcle」という歴史に残るものづくりソングをバックに、筋肉、エンジン、筋肉、エンジンと非常に脂っこい絵面と反比例して文化祭の前日的なオッサン達のはしゃぎっぷりがスパークする名シーンだ。


最後の仕上げの塗装ではスプレーの掛け合いだ!!
アイドルなら水のかけあいだろうが、こっちはスプレーだ!!

肌への影響なんて知るか!!

ここでもスタローンインマイハートが炸裂する演出がある。



車作りメンバーにそれまで鳩しか友達のいなかったジジイ(通称鳩ジイ)がいる!!

誰からも相手にされなく独りぼっちで鳩と戯れていた鳩ジイを電撃加入させていたスタローン。

「やっかい者もみんな友達」というその後の「エクスペンダブルズ」成功を裏付ける優しさに胸が熱くなる。


最後はエタノールで乾杯!!

誘ってもらえて嬉しいのだが、こういうノリに慣れていない鳩ジイの複雑な表情が抜群だ!!

教訓:どいつもこいつも親友!!さらっと仲間に入れる器の大きさ!!

③器の大きい男は「許せる」

みんなで作ったマスタングを見て「一度くらいハンドルを握りたい」「エンジンを吹かせたい」という最年少のファースト・ベースが若さゆえの過ちでムショ中を爆走する大事件が勃発!!



危険を顧みず全力で車を止めにいくスタローン。

この後ドラムグールのいじめにより、ファースト・ベースは許されて、何故かスタローンが穴グラの独房で3週間のリンチ体験を受ける事になるのだが、スタローンはやさぐれない。


パンツ一丁で壮絶ないじめに耐えるスタローン。

懲罰が終わって戻ってきても決してファースト・ベースを責めず、仲間たちとゴキブリ・レースを楽しむ俺たちのヒーロー。

この相手の不手際をさらりと許す器の大きさは人類だれもが学ぶべき姿ではないだろうか。



ちなみにチンクも許した。半殺しにしてから!!

教訓:器の大きさ=相手を許せる心(場合によっては半殺しまでならOK)


最終的にドラムグールのいじめが度を過ぎてスタローンの怒りが爆発、脱獄どころか死者も続出するいつもの「俺だけの戦争」モードに突入するわけだが、そこはさすが、最高にスカっとするエンディングが待っているので安心して楽しめる。

「ショーシャンクの空に」が「絶望的な状況でも希望を捨てない」に対して「ロックアップ」は「絶望的な状況でも希望を捨てず仲間を思いやる」作品だ。

自分がつらい状況でも鳩ジイを仲間に入れる、ガキの不手際を黙って許す。この器の大きさ、いや男気は人生を生き抜く上で参考にしていきたい。



サビで「俺たちは世間の厄介者!!」と熱唱する主題歌は「Ever Since The World Began」は病みつきになる名曲だ。

最後に「スーパー・バンドック・アクション」とは果たしてどういう意味なのか?

やっぱりわからない!!

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