This week in 1985/Billboard Dance club chart No.5
YMOの「ビハインド・ザ・マスク」を聴いた
クインシー・ジョーンズが気に入り、
マイケル・ジャクソンの『Thriller』に収録するはずだった
ヴァージョンを、そのままグレッグ・フィリンゲインズがカヴァー。
85年リリースの12インチ用に録音された6分強のヴァージョン。
これ、カヴァーのカヴァーっていう異質な楽曲ですよね。
Discogsをみるとマイケル本人も参加しています。
Arranged By, Backing Vocals [Uncredited] – Michael Jackson
Backing Vocals [Additional] – Richard Page
Effects [Clap Effects] – Howie Rice
Engineer [Additional] – John Arrias, John Vigran
Guitar – David Williams
Programmed By [Synthesizer] – Anthony Marinelli, Brian Banks
Vocoder – Michael Boddicker
Written-By – Chris Modell, Michael Jackson, Ryuichi Sakamoto
ーDiscogsより
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同じくカヴァーのカヴァーが、
上記のグレッグ・フィリンゲインズも参加した
86年にリリースされたエリック・クラプトン・ヴァージョン。
こちらは12インチ・ヴァージョンはありません。
August/Warner Bros / Wea
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同年に坂本龍一本人もこのヴァージョンを
ソロ・ライブ・ツアー『Media Bahn Live』で
ヴォーカルに、バーナード・ファウラーを迎え、
ハードロック・アレンジでセルフ・カヴァーしています。
12インチ・シングルもリリースされていますね。
坂本龍一がオリジナルではあるんですが楽曲的には
カヴァーのカヴァーのカヴァー。珍しいパターンだと思います。
The extendedでも紹介していますので気になった方は
是非チェックしてみてください。
BEHIND THE MASK(+3)/ミディ
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その後、オリジナルカヴァー?カヴァーのオリジナル?
よくわからなくなっていますが、10年にリリースされた
マイケル・ジャクソンの未発表集『Michael』にて30年越しで
発表されたマイケル・ヴァージョン。
ちなみにYou tubeに上がってるヴァージョンは、
イントロが短く曲の最後にクリック音が入ってるんですが、
アルバム・ヴァージョンはイントロが長くF.O.で終わってます。
本物かどうか確認できませんが1980s Versionもありました。
正規リリースのマイケル・ヴァージョンがどうもドラムを差し替えたと
しか思えない仕上がりなので、このヴァージョンのほうが
当時の雰囲気を伝えてると思うのですが、、、どうなんでしょう?
それにしても、いったい何ヴァージョンあるんでしょうか?!
「ビハインド・ザ・マスク」のカヴァーだけでアルバム作れますね。
Michael/Epic
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で、YMO好きのみなさんならすでに知ってることですが、
YMOの「ビハインド・ザ・マスク」のオリジナル・ヴァージョンが
こちらですね。つまり、アルバム『Solid State Survivor』
のヴァージョン自体がセルフ・カヴァーとも言えます。
ここまでくるとオリジナルやカヴァーって概念を越えていると
思うんですがいかがでしょう?!
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12インチ紹介のつもりが話がずれてしまいました汗。
余談ですが、、、
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