【コラム】福祉用具専門相談員が教える、福祉車両の選び方!
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『福祉用具専門相談員が教える、福祉車両の選び方!』
私が福祉車両を実際に購入するまでのプロセスを追いながら
あなたにあった福祉車両選びのチェックポイントを紹介します。
パンフレットだけでは解らない、実際の使用感や不満点も併せてご紹介いたします。
ご購入を検討されている方に参考にして頂ければと思います。
1.ベース車両の選び方
私の場合は駐車スペースが立体駐車場の為、
155センチ以内という車高の制限がありました。
これにより、ベースとなる車両についてはかなり絞られてしまいました。
軽自動車の場合、流行のワゴンタイプは車高が高く
ほとんど候補として残せません。
また福祉車両としてだけではなく普段の生活でも
日常的な足として使用することも考えました。
町乗り中心で高速道路の使用なども全く無いため
ステーションワゴンタイプの比較的大きな車両も
今回は候補から外れます。
結果、
三菱ekワゴン、日産オッティ
トヨタパッソ、ヴィッツ
ダイハツブーン
が候補車両として残りました。
軽自動車にするか?普通車にするか?
迷いましたが内外装の充実度と乗り心地を考えて
普通車を選ぶことにしました。
また最終的に決め手となったのは自動車税などの
減免制度を考慮した結果です。
※減免制度については後述致します。
トヨタのパッソとヴィッツ。
ダイハツのブーンが最終選考に残りました。
パッソとブーンは全く同じ車両なのですが
今回はパッソを選択しトヨタのパッソとヴィッツの二択となりました。
私の場合、内装で大きな違いがありましたので
結果的にパッソを選択しました。
まずは、パッソとヴィッツの内装画像をご覧下さい。
パッソのインパネ周りです。
ヴィッツのインパネ周りです。
ふたつの車両の大きな違い。
分かりましたか?
「そうです!」
パッソはコラムシフトですので
シフトレバーやサイドブレーキが足元にありません。
パッソのCMでもやっていますが助手席から運転席へ
容易に移動できるのは大きなメリットです。
狭い駐車場等での使用頻度を考えると
運転手の乗り降りも考慮した方が良いのです。
しかし実際に使用するシチュエーションを想定した場合
現物を見てから決定した方が良いですし、
パンフレットでは分からない部分がかなり多いことに
今回気付かされました。
2、リフトアップシートについて
今回機能面で絶対に外せなかったのがリフトアップシートです。
リフトアップシートは助手席が電動で回転して
車外へスライドして降りてくる機能で
車椅子から移乗が楽にできるようになります。
シートの昇降スイッチかリモコンスイッチで操作をします。
パッソにリフトアップシートを装備した場合
足元が狭く、大柄な方であればかなり窮屈に感じるかもしれません。
回転しながら車外へ降りてきます。
また膝の曲げ伸ばしが不十分な場合や腹部への圧迫が気になる場合は
パッソのような助手席リフトアップシートではなく
サイドリフトアップシートのほうが使い勝手が良いかもしれません。

サイドリフトアップシート車の例
リフトアップシート自体に高さがあるので少し座面が高くなります。
こちらも背の高い人は注意が必要かもしれません。
また、標準のシートと比較するとリクライニングの角度が
かなり浅くなりますので、あまり深くは倒すことができません。
展示車両がある場合は実際に座る人が乗ってみるのがベストです。
しかし、福祉車両の展示自体がまだまだ少ないですし
候補にしているベース車両が展示されているとも限りません。
「展示車両がなく試乗する機会が無い場合はどうしたら良いか?」
この場合はレンタカーを探してみるのもひとつの手です。
最近ではレンタカーでも福祉車両がラインナップされています。
実際にレンタルしてみて数時間でも乗ってみると
感覚がよく分かり安心して購入できますね。
展示場ではリフトアップシートの使い勝手や乗り心地。
操作方法などばかりに気を取られてしまいますが
ベース車両との兼ね合いも十分に考えなければなりません。
例えば、パッソを福祉車両に改修した場合
リフトアップシートのモータ部分が大きいので
後部座席の足元にせり出していまいます。
後部座席にも人が乗ることが多い場合や荷物を載せることが多い場合
助手席側の後部座席は足元が狭くなりますので注意が必要です。
残念ながらパッソの特徴でもある、
後部フラットシートの機能が無くなりました。
後部座席を倒すことは出来ますがモーター部分が邪魔をして
完全なフラットシートにはなりません。
この辺の細かい仕様変更については
福祉車両担当の営業スタッフでも
ほとんど説明をしてくれません。
購入した後に後悔しないためにも標準車両との変更点を
事前に知っておくべきでしょう。
もちろん運転席側は後部座席をパタンと倒せますので
トランクルームと繋がり、大きな荷物を運ぶときはとても便利です。
3、トランクについて
車椅子を乗せて使うことを想定して
開口部分が大きいパッソを選びました。
ボディにキズが入らないようにカバーが付いています。
では実際に車椅子をトランクに乗せてみましょう。
今回はあまり必要性を感じなかったので
リフトの装備はしませんでした。
実際に使用している車椅子。かなり大型で、重量もあります。
トランクは見た目以上に収納力があります。
背折れしないモジュラータイプの車椅子でも
横に倒して積むことが出来ます。
試してみる価値アリですね!
最後に・・・。
私はたまたま福祉用具専門相談員の資格を持っていて
介護について、人より多少知識がありました。
実際に展示場で営業マンに相談しても
細かな部分での配慮や説明、提案はありません。
残念ながら福祉車両担当の営業マンの知識もあてになりませんでした。
まずは、こちらが積極的に知識も身につけてから
営業マンに相談しなければパンフレットの記載内容と同じ説明しかされません。
これではわざわざお店まで見に行っている意味がありません。
現状では「営業マンに相談すれば良いだろう。」と甘く考えず、
自分で出来る範囲の下調べをしっかりする。
この姿勢が大切だと感じました。





















