キ621の仕組み | キマロキさんのブログ

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 乗り物ネタを中心に、日々の出来事、旅で見たもの、出来事のブログです。

 さて今回は、博物館や鉄道資料館では出来ませんが、各種点検扉を開けてみます。

 

 と、その前に、昭和23年汽車会社の製造銘板です。

 

 車体表記ですが、何か字体が違うんだよなぁ~。

 意外と重いねぇ~。

 

 所属表記は長岡第1機関区になってます。確か末期は坂町機関区だったはず・・・。

 廃車前に、戻ったのか?。

 

 側面です。右が前、左が後ろになります。

 「新」は新潟鉄道管理局を示します。

 形式のキの前に、カタカナのロが付いてますが、65km/h以下での運用を示します。黄色い帯も同じ意味です。

 形式番号の下、積12.0、空8.0は換算両数で。10tを1両で表します。

 台枠の「日本国有鉄道」の文字が眩しいなぁ~。

 というわけで、日本国有鉄道の文字の上にある点検扉から開けてみます。

 

 じつは、撮影した側の扉が開かなかったので、反対側を開けました。

 以前アップした画像で、ボイラー両側の通路が1段高くなっていたのはこの位置です。

 何か見覚えありませんか?。

 

 また反対側に戻って、一つ前よりの点検口を開けます。

 

 アップにします。

 

 別角度から・・・。ここまで来るともうお分かりですね。

 

 ボイラーとテンダーがC58ベースということで、釧路市の幸町公園に保存されているC58-106です。

 

 点検扉の中は、SLでいうとこの赤枠で囲った部分でした。

 第1動輪の前方のシリンダー部は、SLでは一番前ですが、ロータリー除雪車では、後方の投炭室より若干前に位置します。

 いろいろと調べてみましたら、ボイラーとテンダーはC58ですが、蒸気機関については、C12と同じものが使われています。

 メンテナンスのことも、しっかり考えられています。

 

 で、前方のロータリー運転室側面です。

 ここの側扉も小さいタイプです。で、ここの点検扉を開けてみました。

 

 実は、この扉の左側(後方)を一つ開け忘れました。

 ちなみにそこは、ロッドの点検扉でした。

 で、これも何かに似てます。

 

 SLの動輪の輪軸に似てます。

 

 丁度、動輪の画像の赤枠部分にあたります。

 動輪の緑枠で囲った部分が、この画像の緑の矢印「カウンターウェイト」になります。

 赤の矢印がクランクピンです。直線運動を回転運動に変えなければいけませんから、カウンターウェイトと、クランクピンの位置は、左右で変わります。

 黄色の矢印が中心軸です。

 ということで、直線運動から回転運動に変換しましたが、この状態では枕木方向の軸の回転ですので、このままでは、前面のローターを回すことは出来ません。

 これについては、次回に続きます。

 まぁ、機械好きな方には想像がついたかと思いますが・・・。

 

 それから、くれぐれも見学後は、扉を閉めてピンを差しておきましょう。