舞台『大きな虹のあとで -不動四兄弟- 』に
ご来場いただき誠にありがとうございました。











キャスト、スタッフ、そしてご来場いただきました全ての方に支えられ、
無事に5日間7公演を大盛況で終えることができました。
心より御礼申し上げます。




あっという間の5日間でしたが、
また『夏』にこの作品が上演できました。




本作品に「50年」というワードが出てきました。
前回のブログで書いたとある数字とはこの数字です。





戦後71年目の今年、その数字をどうするか悩みました。
(毎年悩んでいるのですが・・・)





この作品ができたのが20年近く前。



今と変わらない状況だった事実を、
微力ながら想いを形にしてきた一つの証として、
今年もそのまま残しました。




まぁ、その数字を変えると三部作の他2作との時系列が合わなくなり、
一作目のヒロインの年齢がとんでもないことになるというのもあるのですが・・・笑





もうそれだけの時間が経ったんだなと感じるのと同時に
この作品に少しでも関わってくれた方々と細々形にしてきたことが、
俳優座という素晴らしい劇場に辿り着いたんだなと感じています。



そしてそれが、心から信頼出来るキャストに出会えたことに繋がったと考えると、
「想いを形に」してきて良かったなと思っています。




パンフレットにも記載しましたが、戦争モノをやるにあたり、
戦争を知らない私たちに何ができるかを考えた記憶があります。
劇中劇とはいえ、調べれば調べるほど、大切なことから遠のくのを感じました。




決して軽んじているのではなく、何か出来ることはないのか。
戦争を経験していない私たちができることは何なのか。




その疑問から、

本当の戦争を語れなくとも、今の世代の心を動かすことができるのではないか。


ということに辿り着きました。




であれば、私たちができることは



戦争をより明確に伝えられる場所までの『入り口』になることではないか。



その想いから生まれたのがこの作品です。



この作品に触れた方々が
この作品をきっかけに、
資料館に足を運び、
ネットで検索をし、
史実に基づいた作品に触れ、




この作品の間違いを正してくれる日が来たら・・・




この想いが20年近く前に辿り着いた一つの願いであり、





それを細々と形にしてきたことが今回の公演に辿り着きました。







そして、とにかく今回のキャストは頼もしかったです。




座長の早乙女じょうじ君は
打ち上げを抜け出し、キャスト一人ずつに向日葵を買ってきてくれるような男です。
彼が座長で本当に良かったと終演後、数日経った今、あらためて強く思います。





チケットが販売されてから数日後、四兄弟には一つの大きな出来事がありました。
そこでみんなに話した記憶があります。



「自分たちが役者だってこと、もう一度取り戻そう」



四兄弟を一人ずつ書き上げればとてつもなく長文になるので
あまり多くは触れませんが、そこからの四兄弟の踏ん張りは
しっかりとお客様に伝わったかなと思っています。




白石さん、とてつもない愛で見守ってくれました。
片山さん、彼女も同じく目の色が変わった人です。
今出さん、苦しませたかもしれませんが、絶対的に頼りにしていました。
西平さん、芝居以外のところでも作品のために気を使ってくれました、
橋本さん、百合とお別れしたくないと泣いた顔が忘れられません。
森山さん、間違いなく絶対的アンカーでした。



日替わりゲストの皆さん、あまりにもパンチが効いていました。
津枝新平、おめでとう。




一作目でも振り返りましたが、
「また明日」というのは恩人が私に言った最後の言葉です。
(ちなみに一作目には太陽さんが出てきます)



稽古途中にて、稽古場の屋上で
キャストと一緒にでっかい花火を見ることができました。




キャストの皆さんはもう、それぞれの毎日を生きています。
彼らと「また明日」ということも無くなりました。




それでも、またいつの日か会えるんじゃないかって気がしています。
ただの文字に魂を吹き込んでくれてありがとうございました。






「こんなこと、資料館に行けばいくらでもわかる」



厳しくも温かい言葉をかけてくれた、とある方の想いを
私はこれからも「形」にしていき続けます。




そして最後に、


奇跡の時間三部作「大きな虹のあとで〜不動四兄弟〜」


にご来場いただきました多くの皆様、本当にありがとうございました。
心より御礼を申し上げます。







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