南米チリの大地震による津波が到達した2月28日、太平洋側の海岸から1キロ以内にいた人のうち避難したのは10%にどとまることが、民間気象会社「ウェザーニューズ」の調査で分かった。津波の高さについては、50センチでも危険ではないと考える人が過半数を占めるなど、津波の危険性に対する認識が不十分な傾向がうかがえた。

 調査は全国の登録会員1万5908人を対象に、携帯電話サイトを通じてアンケートし、2月28日にいた場所や行動を聞いた。

 海岸から1キロ以内にいた人は14%、3キロ以内は12%、5キロ以内は10%。そのうち、大津波警報や津波警報・注意報が発令された地域にいて避難した人は、1キロ以内10%▽3キロ以内5%▽5キロ以内3%--だった。日常と変わりなく行動した人は、1キロ以内45%▽3キロ以内65%▽5キロ以内69%。1キロ以内で、危険性の高い海や川を見に行った人も8%いた。【福永方人】

【関連ニュース】
おいらせ町長選:津波で投票箱24時間監視、ようやく終了
チリ大地震:義援金53億円に 地元テレビ番組呼び掛け
津波:警報無視?最大波到達前に住民次々帰宅 群大が調査
ツイッター:災害情報伝達への検討指示 総務相が消防庁に
チリ:ピニェラ氏が新大統領に就任 直ちに被災地を訪問

「核持ち込み艦船の寄港ない」  政府説明は「嘘を含む不正直」(J-CASTニュース)
外国人への子ども手当、23年度分で見直し検討 鳩山首相(産経新聞)
美術館庭園で満開の菜の花=千葉県佐倉市〔地域〕(時事通信)
アメフト東海氏の妻が自民から参院選出馬へ!蓮舫氏と激突(スポーツ報知)
<マンホール事故>酸欠か 作業員2人死亡 埼玉・日高(毎日新聞)