たんぽぽ舎【TMM:No1815】 2013年4月24日(水)地震と原発事故情報 | 脱原発の日のブログ

脱原発の日のブログ

12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

たんぽぽ舎です。【TMM:No1815】
2013年4月24日(水)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします

                           転送歓迎
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★1.再稼働・核燃サイクル・プルトニューム———新聞・雑誌から5つ
 ◆再稼働 なお反対多数 全国1200人調査
                    (4月24日 東京新聞より抜粋)
 ◆原発再稼働「秋にも」 経産省
                    (4月24日 朝日新聞より抜粋)
 ◆核燃サイクル もはや机上の空論だ
                    (4月22日 朝日新聞社説より抜粋)
 ◆米、強い懸念伝達  日本のプルトニウム抽出  「国際評価に大きな傷」
                    (4月23日 東京新聞より抜粋)
 ◆CO2抑制技術を世界に   私説 論説室から
                    (4月24日 東京新聞より抜粋)
★2.テント日誌4/21(日)—経産省前テントひろば 589日目—
  「脱原発テントといのちを守る裁判」への協力のお願いを発送しました
                         (Toku-san)
★3.明治公園での逮捕(3月9日)、私の経験について、
   今後のために報告します。
   脱原発運動の今後に少しでも役立てば(連載その7)
   ゆったりした検事の部屋で尋問を受ける
   「竜雷太」に似た検事=山崎某と事務官    多辺田 政弘
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※4/26(金)第52回首相官邸前抗議行動にご参加を!
 日時:4月26日(金)18:00から20:00 第52回首相官邸前抗議行動
 主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
 たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、16:00、たん
ぽぽ舎出発。17:00「経産省前テントひろば」集合。17:20に1~5班にわかれて
官邸前、国会前へ出発。20:20総括集会。


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┗■1.再稼働・核燃サイクル・プルトニューム———新聞・雑誌から5つ
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◆再稼働 なお反対多数 全国1200人調査 
「非常に危険」も5割 福島事故から2年
全国の1200人を対象にした民間団体「安全・安心研究センター」(東京都渋谷区)
の意識調査で、圧倒的に多くの人が「原発は社会にとって危険」と考えていると
いう結果が出た。原発への危機意識は東京電力福島第一原発事故後に高まり、事
故から2年以上経過しても高止まりしている。センターの広瀬弘忠代表は「多く
の人がいつ原子力災害が起こるか、不安に感じている」と指摘する。 (中略)
 13年3月の調査は、原子力規制委員会が安全と認めた原発の再稼働の賛否を初
めて尋ねた。「大いに賛成」は5・3パーセント、「おおむね賛成」40・3パーセ
ント、「おおむね反対」33・2パーセント、「全く反対」20・6パーセントで、反
対が賛成を上回った。
 民主党政権時代の11年12月に収束宣言が出された福島第一原発の現状について、
収束していないと考えている人は93・6パーセントに及んだ。今後、各地の原発
が再稼働した時に福島第一原発と同程度の事故が起こる可能性について「起こる」
とした人は22・9パーセント、「たぶん起こる」は56・8パーセントで、「起こら
ない」「たぶん起こらない」を合わせた19・4パーセントを大きく上回った。(後
略)                    (4月24日 東京新聞より抜粋)

◆原発再稼働「秋にも」 経産省
 茂木敏充経済産業相は23日のBSジャパンの番組で、原発の再稼働が早ければ
いつかと問われ、「今年の秋ですかね」と答えた。安倍内閣の閣僚が再稼働の時
期に踏み込んだのは初めて。
 再稼働は原子力規制委員会が政府から独立した立場で判断することになってい
るが、今後の判断に影響を与えるおそれもある。(中略)
 茂木氏の発言は安倍内閣で早期の再稼働を目指す動きが強まっていることを示
している。                (4月24日 朝日新聞より抜粋)

◆核燃サイクル もはや机上の空論だ

 青森県六カ所村で日本原燃が試験運転している核燃料再処理工場の操業に、原
子力規制委員会が「待った」をかけた。(中略)
原発関連施設の安全規制を徹底的に見直しているいま、当然の判断だ。ただし、
新基準に適合するかどうかより、本質的な問題がある。直視すべきは、核燃料サ
イクル事業自体がすでに破綻状態にあることだ。
 このまま工場を動かせば、使うあてのないプルトニウムが増える。(中略)
 核燃サイクル事業は、使用済み燃料からプルトニウムを取り出し、何度も燃や
すことで「資源を有効活用できる」ことが、うたい文句だった。
だが、中核を占める高速増殖炉は原型炉「もんじゅ」で失敗が続き、実用化のめ
どすら立たない。現状では、ウランとプルトニウムとの混合(MOX)燃料を既存
の原子炉で使う「プルサーマル」しか使い道がない。(中略)
 原燃は操業後、4~5年後には年間800トンの使用済み燃料を再処理する計画
でいる。これは国内原発のうち16~18基でプルサーマルを導入することが前提に
なっている。
だが、震災前でも地元の同意とりつけなどで難航し、4基しか実現しなかった。
うち1基は福島第一の3号機だ。今月、関西電力がフランスに再処理を委託して
いた高浜原発3号機用のMOX燃料を日本へ輸送すると発表したが、従来のプラ
ン通りの運転はできまい。目標達成はもはや机上の空論だ。(中略)
それでも政府や電力業界が事業の継続にこだわるのは、再処理の旗をおろせば使
用済み燃料が「廃棄物」となり、施設を受け入れてきた青森県との約束に反する
からだ。
 使用済み燃料の中間貯蔵や、直接処分への道筋を早く描くべきだ。「つくった
から動かす」は無責任である。       (4月22日 朝日新聞社説より抜粋)

◆米、強い懸念伝達  日本のプルトニウム抽出  「国際評価に大きな傷」

 原子力委員会の鈴木達治郎委員長代理は22日の会合で、日本の大半の原発停止
が長期化し、保有する大量のプルトニウムの消費見通しが立たないまま、青森県
六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場を稼働してプルトニウムを抽出することに
対し、複数の米国の政府高官や有識者から強い懸念を伝えられたと報告した。
 鈴木氏は会合終了後、「これまでになかった厳しい反応。自民党が核燃料サイ
クル政策の堅持を打ち出したことや再処理工場の稼働計画が具体化していること
が要因ではないか」と述べた。(後略)    (4月23日 東京新聞より抜粋)


◆CO2抑制技術を世界に   私説 論説室から

 「二酸化炭素(CO2)の排出を抑える技術を世界にも広めたいのだが…」
石炭火力に携わる発電会社の幹部によると、今のところ、先進技術の海外移転は
極めて難しいという。
 石炭は天然ガスの約2倍ものCO2をまき散らす。温暖化を加速させかねない
が、反面、100年を超える埋蔵量が世界で確認されており、1キロワット時の燃
料代が天然ガスの半分以下、4円という大きな利点もある。
 石炭の泣きどころをいかに克服するか。電気の卸会社、JパワーがCO2を大
幅に抑え込む新たな技術開発に挑んでいる。蒸気タービンの圧力と温度を極限に
高める超々臨界圧という技術を商用化した。火力発電として、世界のの最高値45
パーセントの熱効率を実現ずみだ。
 その上をいくのが石炭をガス化、燃焼させてガスタービンを回し、排熱で蒸気
タービンも回す石炭ガス化複合発電。実証試験が始まり、発電の際に生じる水素
ガスを使った燃料電池なども結合し、熱効率65パーセントを達成して天然ガス並
みのCO2排出量をめざすという。(後略)
                      (4月24日 東京新聞より抜粋)


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┗■2.テント日誌4/21(日)—経産省前テントひろば 589日目—
 |  「脱原発テントといのちを守る裁判」への協力のお願いを発送しました
 └──── (Toku-san)

 この日は、午後1時から、テントに来て下さった皆さんへ「脱原発テントとい
のちを守る裁判」への協力をお願いする書類を発送する作業を日比谷図書館の研
修室で予定していた。朝の段階では、前日からの雨がまだ降りやまず、四月下旬
とは思えないくらい肌寒い天気だが、午後からは雨も上がるという。大量の発送
物の搬入、搬出があるので、何とかやんでもらいたい。
 午後1時には、ベネズエラのメディアがテントへ取材に来るという事だったの
で、午前中は、自宅で、通訳をお願い出来る方を手配するために連絡をとってい
たが、テントのスタッフのFさんから、「雨が降っているので、今回の取材は中
止にする」と電話があったと連絡をいただいた。中南米のメディア取材は珍しか
ったので、いささか残念であるが、「雨が降ったから中止」というのは、さすが
ラテン系と言うべきか。現在、毎週金曜日の16時から放送しているあおぞら放送
も、英語の字幕を付けて、You TUBEにアップされているが、海外への情
報発信も重要である。これからも海外メディアへの対応を含め、積極的な情報発
信を心がけたい。
 昼前には、雨は小降りになっていたが、風が強く、とても寒かったので、ほぼ
真冬仕様の暖かい格好をして、新橋に向かった。宅急便の業者に発送物を集荷に
来てもらう時間を17時前に指定していたので、作業時間があまり無く、また、時
間丁度でないと、日比谷図書館の研修室の鍵を借りられないために、短時間で段
取りよく作業をする必要があったが、Eさん、Tさんと発送する物品を車に積み
込む頃には、雨はほとんど上がっており、台車を使ってスムーズに運搬をする事
が出来た。日比谷図書館に運び込んでいる最中に、泊まり当番だったSさんとM
さんが来てくれ、皆で、部屋に物品を運び込むと、前日の会議に参加されていた
Tさん、Iさんもいらっしゃった。封入物と作業の段取りの確認をしてから、当
初は6名で作業を始めたが、途中でメーリングリストへ流した協力の要請に応じ
て、お手伝いに来て下さった方も加わっていただき、最終的には12人程度で書類
の封入と封緘作業を行った。約3時間の作業で、発送準備が出来たのは、2000通
くらい。日曜日に発送しているので、早い方は火曜日にお手元に届いていると思
います。荒天の中、手伝いに来ていただいた皆様ありがとうございました。
 今回テントひろばから皆様へお送りしたものは、「脱原発テントといのちを守
る裁判」への協力のお願いと、国から請求されている使用料と裁判費用を賄うた
めのカンパのお願いなどになります。第一回目の公判5月23日まで約1カ月とな
り、テントひろばでも、裁判に向け急ピッチで準備を進めていますが、4月12日
(金)に行ったバリカー撤去の請願に続き、現在「明け渡し請求訴訟」の取り下
げを求める署名活動を行っており、署名が集まった段階で請願として提出する予
定でいます。今後の日程については、決まり次第、ブログ等で発信をして参りま
すので、皆様のご協力を宜しくお願い申し上げます。なお、日曜日に発送が終わ
らなかった分については、水曜日もしくは木曜日に発送する予定です。
 発送作業が終わって自宅に一度戻り、食事を済ませてから、泊まり当番のため
21時過ぎに再びテントに戻ると、ちょうど第二テントで行われていた原発関連の
DVD観賞会が終わり、参加者の人達が帰るところだった。第一テントの中に入
ってもらい、11時過ぎくらいまで、TPPの問題や共感を集めるデモのやり方等
について、話合った。
 この国の政治がまともに機能しない状況では、原発だけでなく、我々の生活に
関する諸問題を真面目に議論出来るテントひろばの様な場所は、貴重な存在だと
思う。今のような政治が続き、まともに報道が行われない状況が継続する限り、
これからもテントひろばの様な場所は、必要とされると強く思う。


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┗■3.明治公園での逮捕(3月9日)、私の経験について、
 |  今後のために報告します。脱原発運動の今後に少しでも役立てば
 |  ゆったりした検事の部屋で尋問を受ける
 |  「竜雷太」に似た検事=山崎某と事務官
 └──── 多辺田 政弘

 検事に呼び出された時刻は、付き添いの署員が「お昼を取らせるべきか」と迷
い始めた十二時ちょっと前だった。通された検事の部屋はゆったりとした絨毯敷
きの部屋で、黒い背広を着た検事と事務官がそれぞれ大きめの机に向かって座っ
ていた。検事の名は確か山崎某と言った。中年の何かおっとりとした大柄な人物
で、その顔と姿を見た途端、どこか刑事ドラマで何度も見たような感じの男だな、
思った。すぐに名前を思い出せなかったが、役者の顔ははっきり浮かんだ。後で
男優の名前を思い出した。刑事ドラマによく出る「竜雷太」である。あまりに役
にぴったりな役者顔だったので危うく吹き出しそうになった。検事調取の間、手
錠は外されが、腰紐は座らされた椅子に結びつけられていた。
 検事は警察から送られてきた調書に目を通しながらゆっくりと確認するように
尋問を始めた。一つだけ事実に反すると思われることが記載されていた。
 それは、逮捕時の警察官の言い分(逮捕状況)で「被疑者が両手を前にして突
き飛ばした」という個所であった。これは四谷署での取り調べの時に、取り調べ
の刑事から示された「逮捕警官からの報告」の内容と同じだった。その時と同じ
ように、私は、「突き飛ばしたのではなく、デモ隊のほうに急いで加わろうとし
て制止に近寄って来た警官にぶつかってしまったのです。その時、私は倒れ取り
押さえられたので、私の記憶では警官が倒れたのは見ていません」というような
趣旨を述べた。検事は、多分警察から送られた調書のなかにそのこと(私の弁明)
も書いてあったのを見ていたようで、私の言い分も書き加えられた。検事調書に
書かれたことは、その都度読み上げられて確認しながら進んだ。
 最後に私が警察の取り調べの時にも最後に付け加えた「馬鹿なことをしたと反
省しています」という一言もちゃんと書き加えられていた。私の言った意味は
「余計なドジを踏んで時間をロスし、皆を心配させたのは自分でも馬鹿なことだ
った」という意味だったが、そういう率直な反省をしたのも嘘ではない。もちろ
んそれは、警官の行為が正当だったと認めたという意味では全くない。逮捕した
若い警官の行動の妥当性は敢えて争わなかったのである。検事がワープロ(パソ
コン)で打ち上げた調書の文章を読み上げ、私にこれでよいかの確認を取り、読
みあげられた「簡潔な記載」は間違ってはいなかったので同意文書に指紋押捺を
した。
 最後に、検事は、さり気なく「手続きとしては、形式的にですが裁判所と協議
の上、警察などへの報告・了承などが必要なので暫く待つように。また、釈放後、
もしかしたら警察や裁判から関連して呼び出しがあるかもしれませんが、その時
は出頭できますね」といった趣旨のことを述べた。私は、その意味がよくは分ら
ない部分も正直あったのですが、取りあえず「分りました」と答えた。「竜雷太」
検事が人を貶めるような人には見えなかったからである。
 検事の聴取は十五分から二十分ほどで、十二時十分頃には終わったと思う。前
の控室に戻り、四谷署が用意した昼飯を取った。昼飯は定番の「食パン」三切れ、
パック詰めの「ジャムとマーガリン」、それに紙パック「ジュース」であった。
待ち時間の間、三人の四谷署員のうち私の横の警官を除く二人が交代でどこかに
食事に行った。その間、残りの四谷署員が、帰りの段取りを四谷署と取っていた。
 検事判断(起訴・不起訴)の結果を待ってから湾岸署に護送するような段取り
になったようだった。何度かもどかしそうに地検の事務局に「結果が出たかどう
か」連絡を取り合っていた。(つづく)

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