浜岡原発再開の中止求め提訴へ 「対策不十分」と弁護士ら
2011.5.14 23:00
政府の要請で全面停止した浜岡原発(静岡県御前崎市)の運転再開をめぐり、同県の弁護士ら有志でつくるグループは14日、国や中部電力が計画している現在の津波対策などは不十分だとして、明確に安全確認されるまで再稼働させないよう求める訴訟を起こす方針を固めた。
「脱原発」を主張する同県湖西市の三上元市長や弁護士約10人を原告として、数カ月以内に静岡地裁に提訴する。
弁護士らは、かつて敷地内を流れていた川の影響で浜岡原発の地盤には液状化の恐れがあり、津波も国などの想定を大きく超える可能性があると主張。「計画さ れている15メートルの防波壁だけでは津波を防げない」として、十分な安全対策が取られたと確認されるまで、3~5号機の運転を再開しないよう中部電など に求めるという。
mns.産経ニュース