文字に頼らなくても
十分にコミュニケーションができます


最近では、「あの店は看板だおれだよ」とか「すみません、もう看板なんですけど」なんて言葉はあまり使わなくなりましたね。


江戸時代では、看板は職種や商品を知らせるもっとも有効な広告・宣伝の手段でした。


延宝6年(1678)発行の『先達案内』によると、140種近い職種があったそうです。
初期の看板は、文字が読めない人々への配慮から、商品そのものを軒先に吊るしたり、判じ物のようなものもあります。


下の看板の職種はお分かりでしょうか? 答えは最後に、、、。


文字ワールド and いまさら写植。なおさら写真植字。-enogu 文字ワールド and いまさら写植。なおさら写真植字。-sichi2 文字ワールド and いまさら写植。なおさら写真植字。-kan1 文字ワールド and いまさら写植。なおさら写真植字。-geta 文字ワールド and いまさら写植。なおさら写真植字。-shihi1


看板はお店の顔であり、かけると開店で、外すと閉店という生活時間をも表していました。毎日出し入れするために、吊るし看板の大きさはせいぜい60センチどまりだったようです。
文字ワールド and いまさら写植。なおさら写真植字。-kanban-1 文字ワールド and いまさら写植。なおさら写真植字。-kanban-2

江戸期の看板は、人間の目線を意識して配置され、生活に密着した地域社会のひとつの表情として活力をみなぎらせていたことでしょう。


文字ワールド and いまさら写植。なおさら写真植字。-enogu 文字ワールド and いまさら写植。なおさら写真植字。-sichi2 文字ワールド and いまさら写植。なおさら写真植字。-kan1 文字ワールド and いまさら写植。なおさら写真植字。-geta 文字ワールド and いまさら写植。なおさら写真植字。-shihi1

左から:

・絵の具屋。
・質屋(上の3段に重ねられたものは「3ヶ月」を、下の紐は「流れる」を意味して、

「3ヶ月で流れる」ということで「質屋」)
・桶屋(「大」と「風」で大風を意味していて、上の枡は「半枡」で「はんじょう」で「繁盛」。「風が吹けば桶屋が儲かる」ということから)

・下駄屋(分かりやすいですね)
・これも質屋(歩が「と金」になると、「金」になることから)


最後におまけで、下は、「名所江戸百景」の一部。
「○やき十三里」の「○やき」は「サツマイモの丸焼き」。「十三里」は「栗(九里)より(四里)おいしいという判じもので、九里と四里で十三里」
文字ワールド and いまさら写植。なおさら写真植字。-imo


AD