手動写植機PAVO-KYの現場報告です


1987年に発売された、
写研の手動写植機PAVO-KY(パボ・ケーワイ)は、今も活躍しています。


文字コミュニケーション-inji いまさら写植。なおさら写真植字。-rekisi


写植の仕事を開業以来、45年にわたって
多くの著名ブックデザイナー、グラフィック・デザイナーから指名で仕事をされてきた、
東京飯田橋の(株)プロスタディオさんの
現場を訪れ、駒井靖夫さんの印字操作をつぶさにお知らせします。


実際に、「影山史枝のDTPニュース特別インタビュー「写真植字の時代」(vol.12)」 で映像が見られますので、

あわせてご覧ください。


写研の手動写植機の系譜(上右)


いまさら写植。なおさら写真植字。-ky-1

1987年。うへー、丸文字じゃー。(クリックで拡大)
いまさら写植。なおさら写真植字。-ky-2 いまさら写植。なおさら写真植字。-ky-3



文字コミュニケーション-ky 文字コミュニケーション-ingasi 最大で、30.5mm四方の写植ペーパ
右上の空いているところに、

印画紙を入れたマガジンをセットします。



文字コミュニケーション-magajin 文字コミュニケーション-bannmenn
マガジンをセット。
印字が終わると、暗室で現像します。


文字の大きさや字間調整、罫線指定他、すべての操作はこれらキーやボタンで行います。(右)


文字コミュニケーション-kyuusu
文字の大きさはこの主レンズを選択。7Qから100Qまで24種使えます。その他に変形レンズもあります。




文字コミュニケーション-inji
左上のCRTを見ながら、書体ごとにスペーシングを調整。駒井靖夫さん。



文字コミュニケーション-sasikae 文字コミュニケーション-koukan

書体の交換は文字盤を交換します。     指定の書体の文字盤をセット



文字コミュニケーション-mojiban
上がメインプレート文字盤(2862字収容)。下はサブプレート文字盤。


文字盤についてはまた詳しく報告予定です。



文字コミュニケーション-sub 文字コミュニケーション-sagsanu
欧文や記号、特殊な字種、つめ組み用他のサブプレート文字盤。


必要なサブプレートがすぐに探せるように「サガサーヌ」という名前の収容ケース。(右)



文字コミュニケーション-buraun 文字コミュニケーション-gennri
このようにCRTで書体、 スペーシングが確認できます。


写植機原理図-PAVO-KVBのカタログから(右)



文字コミュニケーション-inji
上は、印字していただいたもの。書体名はお分かりでないでしょうね。

左から

・ナールD
・ゴナE
・読売新聞ゴシック体(YSEG-L)
・読売新聞明朝体(YSEM)
・秀英明朝体(SHM)
・石井中明朝体(MM-OKL)

いずれも人気書体です。



以上。

駒井さん。ありがとうございました。


社団法人日本グラフィックサービス工業会(略称ジャグラ)の運営 するインターネット放送局「ジャグラBB」で
は、実際に、「影山史枝のDTPニュース特別インタビュー「写真植字の時代」(vol.12)」 で映像が見られます。


写研のほとんどの書体があります。
(株)プロスタジオ
駒井靖夫さん
東京都千代田区飯田橋2-1-2-604
03-3234-4985


●電算写植システムの開発の歴史と説明については、
社団法人日本印刷技術協会 客員研究員 小野澤 賢三氏が下記で詳しく解説されています。


いまさら写植。なおさら写真植字。-en
これは、全自動写植システム「SAPTON-P」に使われた「文字円盤」です。


電算写植システムの開発(その1)

電算写植システムの開発(その2)

算写植システムの開発(その3



以下ご参考までに。


文字コミュニケーション-mihoncyou 文字コミュニケーション-now 文字コミュニケーション-now3

書体見本帳(これは1993年)


杉浦康平氏デザイン「写植NOW[1}」1972年(中)

杉浦康平氏デザイン

写植NOW[2][3][4](右)
各書体の基本的な組見本。正体、変形があります。指定用ダミーとして使われました。


今回はここまで。

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