2012-02-01 10:27:06

何が起こるかわからない。

テーマ:パーティーなら24時間だぜ!
 そんなパーティー。蝕。
つくづく長いことやってるなとも思うが。初めて7年経って、気づけば日本語ラップがクラブでプレーされるのも珍しくなくなった。

 ただ、前回の記事(多くの人に読んでもらったようで感謝)にも通じる話なんだけど。
いわゆるDJプレーで曲がかかるようにはなった。

 でも日本語ラップパーティーでは・・・曲を知ってる>DJスキル
という構図も目立つ。つまりDJ経験はさておき、日本語ラップの知識や愛情がそれに勝るという構図。

 DJを志す動機としては絶対的に必要だと思うのが音楽への愛情、そして自分が使用する武器である曲への知識になってくるのは間違いない。もちろんモテたいために始めても。続ける燃料は、愛情だ。

 でスタートしながら色々な現場で研鑽を続け、自分のDJ PLAYである種の表現が出来るようになる。
フロアにいるだけで誰がDJしているのかが分かる・・・そんなオリジナリティーの獲得に到達するよう、DJたちはスキルを磨いてきた。例えばDJ TY-COは激しいシャウトでキャラ立ちしてるように見えるが、そもそも毎日のように現場でPLAYし続けた絶対的なDJへの自信がその背景にある。
10年近く前、GOODFELLASのGOUKIに紹介された時は六本木の香で、新譜の変則ビートでもガンガン2枚使いするツワモノだった。そこから自分の道を歩んできて、今じゃ押しも押されぬ日本のパーティーロッカーだ。

 俺が個人的に知ってるDJたちは・・・一様に凄いヤツラで。
いろんなキャラがいるんだけど、こと音楽の話になると大概のヤツらは一晩中だ。シャイで前に出ないタイプのヤツでも。部屋にターンテーブルが置いてあるとずっとなにかしらやってたりするし、好きな曲について語ってくれる。
何時間でもやれる連中だ。そこが凄い。
日常的にそんな研鑽をして、それで現場に出て、盛り上げる。人によってはすぐに反省したりも。多くのDJは、音楽に関してはマジメだから。それの繰り返しだ。

 いま、SERATOの導入によっていろいろな垣根が壊されてもいる。良い面、悪い面、お構いなしにデジタルはいったん洗い流した。こと、日本語ラップに関しては・・・良い面が多いと思う。
なんせアナログ化されていない曲の方が多いからだ。REMIXもCDになってるものが多い。
逆に・・・初期蝕でもそこが大変だったのだが、アナログにこだわった日本語ラップPLAYとなるとかける曲がかなり制限される。DJの選曲の妙を楽しめないことも多くなりがちだ。LEGENDオブ伝説なんかは未だにオリジナルなPLAYを聴かせてくれるけどね。
 いろいろな日本語ラップパーティーでアナログオンリーのDJ PLAYも聴くが、やはり聴いたことのあるMIXだと感じることが多い。俺が頑張ってアナログをリリースしてきたのは、一つにはこの幅のためでもあるのだが。SERATOがあれば・・・ほぼなんでもかけらえるのだ。それをどう扱うか?

 そんな状況下で日本語ラップPLAYにおいて、DJスキルが置き去りにされてる感はどうしてもある。
で、優れたDJ PLAYを経験しないお客さんにとっても「こういうものだ」という認識が広がっていく。
 そこにHIPHOPファンというより、邦楽ファンの新たな日本語ラップリスナーが参入する際、彼らが持ってるロックのライブハウスやいわゆるJPOPのライブにおける常識・・・アーティストのライブパフォーマンス以外は休憩時間、という感覚が持ち込まれる。これも良い悪いでは無い。文化の違いだ。
 だから、俺はDJ PLAYもライブパフォーマンスだ!と言い切ってしまいたい所だが。あくまで、フロアにいるお客さんを気持ちよくさせるのを優先するスタイルのDJもいる。俺が!俺が!という主張よりも、その場の空気作りを優先する。それもまたプロのあり方だ。ただ、そうして空気を作ろうとして、休憩時間だという空気に呑まれてしまう瞬間もどうしても目撃している。

 風営法の問題で深夜に客を躍らせるのが違法だ!なんて言うが。日本語ラップのパーティーでは全然踊ってないから風営法違反じゃありません!なんてギャグを言いたくなる。
 蝕に関して設けてるハードルもずばり、ここだ。DJたちで集まってミーティングを重ねている。フロアでいかにお客さんを楽しませるか。もちろん。踊る!という行為だけが楽しさの表現ではない。頭を揺らすだけでも良い。目を瞑って体を揺らすだけでも良い。それは人それぞれだ。でも、「動」であること。感情、身体が「動」であることを目指したい。

 簡単ではない。蝕はまだまだ目標から程遠い。だから試行錯誤を重ねている。
でも蝕のそもそもの目的は・・・日本語ラップを世界のクラブMUSICにエントリーさせることだ。だからDJが大事。DJが最新の曲をかけ、眠っていた曲の価値を再提示する。それのフロアが反応していく。世界中のクラブで当たり前に繰り広げられている光景を。日本語ラップでも!

 それは、俺が日本語ラップファンである以前にHIPHOPの洗礼を受け、若い時代をクラブで過ごしたからだろう。その時のまばゆい気持ち、恍惚。これを自分たちが作っている音楽でも味わいたい!そこに尽きる。

 それを実現していくためにも日本語ラップをPLAYするDJたちに頑張って欲しいと思うわけです。ちなみに、蝕の直接のきっかけとなったのは建設的におけるDJ KAZZ-Kのプレー。俺は興奮した。これだ!と思った。そこから7年、まだまだパーティーは続く。DJ PLAYに関する要求は蝕でも最初は甘かった。日本語をクラブでかける!というテーマが強かったせいで、ラウンジでは誰でもPLAYしてた。俺も。でも、かかることが当たり前になったからこそ、かけ方が大事になる。スキルが問われる。その結果導かれる強烈な音楽体験、それが無ければシーンはいずれ飽きられ、消費されてしまうだけだろう。DJが大事なんだ!

 蝕にはラッパーも色々遊びに来てくれる。これも、自分の曲がクラブでかかってれば嬉しいから。そこで盛り上がってるフロアを見ることが次のヤバイ曲を作るモチベーションにつながっていくはずだ。刺激のある空間にしたい。ライヴもまたクラブプレーと相互作用して行って欲しい。

 こうした試行錯誤を繰り返す中でブッキングでもあれこれ考える。その結果、色んな人たちが現れ化学反応が起こる。いままで何度もあった。見た人も多いでしょ?それもパーティーの醍醐味だ。
 想像力を働かせて、行動力を持つ人が・・・現場に集まればそこでしか体験出来ないことが起こる。それがパーティーだ。フライヤーに載ってること・・・それは入り口だ。そこから朝を迎えるまでにどれだけの物語を体感出来るか?それがパーティーだと思う。

2月4日は蝕です!想像力を使え!明日は蝕streamも放送するよ。

ダースレイダーのblogでディスカウント!

蝕 supported by Amebreak
日時:2月4日(土)23:00開場 OPENと同時にOPENMIC!
2500円1drink 0時まで入場の女性は1000円!
場所:渋谷THE GAME
出演:

LIVE:B.D./A-THUG/HI-KING/和み/LOWPASS/DJ ONE-LAW from "SWANKY SWIPE"

DJ:BOLZOI(ICE BAHN)/11zero(Amebreak)/49(UNDERTHRONE)/HOTCHI
MC:DARTHREIDER/サイプレス上野/TARO SOUL/KEN THE 390 他
料金:2,500円(1D) w/FLYER 2,000円(1D)

 最後に。日本が誇るエディター/ライターであり、21世紀のPOP中毒者・川勝正幸さんが亡くなられた。
間接的に杉作J太郎さんのイベントでお見かけしたくらいしかありませんでしたが、多くの批評、文章に大変お世話になりました。つい最近もツイッターでSIMI LABのライブが観たいと仰られていました。
 ご冥福をお祈りします。

ポップ中毒者の手記 約10年分/川勝 正幸

¥1,890
Amazon.co.jp



お返事コーナー

まだ中学生>>ありがとう!DJにせよ、なんにせよ・・・好きになることが大事です。好きな曲が出来て、好きなアルバムが出来て、好きなアーティストが出来て・・・勝手に道はつながっていくと思います。一度死に掛けてるから長生きしたいもんです!

MC松島 >>厳しい!その厳しい姿勢もゼヒ曲にしてね。でも全部好きなんてそれこそウソだと思うけどなーそんな人いるかなー?POPSからNOISEまで・・・俺、カレー好きだけど渋谷のカレー厨房のカレー嫌いなんだよな。あれはカレーじゃねー!って思っちゃう。

kaaaho >>完全なる別人です。SKY-FISH君は「体感!」させてくれるDJデスヨ!

kohei>>ありがとう!池袋bedは未成年でなければ学生証でも入場可能です。ぜひ現場でお会いしましょう!

 

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コメント

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1 ■無題

タイコーのスペルはty-kohだよ。確か。

2 ■無題

現場にもうずいぶん行ってないんで、

偉そうな事は言えませんが。


凄くグッときました。

3 ■無題

自分の行ったイベントの意味が知れて最高に上がりました。今は東京から離れてしまいましたが、絶対また「蝕」に顔出して最高の日本語ラップを体感しに行きます!ダースレイダーbig up!!

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