習心帰大道《都流茶道教室■月桑庵》in 池袋

池袋にほどちかい「バシブクロ」なんて言われる地域の自宅で開いた茶道教室です。「もっと気軽に、ちょっと気楽に」を合言葉に、茶道体験教室「お茶会へ行こう」を催しております。

2016年2月8日より、櫻香庵月誧宗地改め碧夢庵道舜宗地となりました。


テーマ:
 表示できている人と表示できていない人がいるとは思いますが、磁器や陶器の器を意味する「わん」という漢字には四つの字があります。


 これらは部首がそれぞれ違い、

①「夗」+「皿」
②「石」+「宛」
③「土」+「宛」
④「木」+「宛」

 この内、①だけに「蓋(宀)が無い」ことが解ります。
 つまり、「盌」は蓋の無い器を指すことばです。
 ②は「石」すなわち「瓷器」の蓋つきの器を意味します。
 ③は「土」すなわち「素焼き」で蓋つきの器を意味します。
 ④は「木」すなわち「木製」の蓋つきの漆器を意味します。

 抹茶盌は蓋がありませんので「茶盌」と書くのが正式です。
 木箱に「茶盌」と箱書きされることが多いのはこのためです。
 特に茶盌といえば「抹茶盌」のみを指し、ほかのものを意味しません。

 現在は常用漢字に盌の字がないことから出版物などで「茶碗」と書かれてしまうため、一般的に茶碗で通用してしまっていますが、茶人たるもの「茶盌」と書かれることをお勧めします。

 ちなみに

という漢字もあり

⑤「石」+「完」
⑥「土」+「完」

 この二つは「瓷器」と「陶器」の違いによって使い分けられたものです。
 そして「楽」などの「国焼」が「茶盌」と書かれたのに対し、唐物などは「茶[石完]」または「茶垸」と書かれていました。

 茶[石完]は主に青瓷、茶垸は主に天目に用いられた言葉です。

 碗や椀が懐石に用いられ言葉が広く用いられていきますが、埦は素焼きのものを指すため、用いられなくなっていきます。

 現代とは漢字の感覚が違うので、驚かれる方が多いかもしれませんが、漢字というのは「表意文字」であり、字面によって意味が変わってしまいます。



 ではもう一度、①~④をみてみましょう。
 こちらに共通するのは「夗」という字です。
 この字は「エン」「オン」という音読みと「ころがりうす」という訓読みがあります。


 これが「夗」の成り立ちで、人が腰を曲げて膝まづいて拝んでいる人の姿。曲げて押し込めるという意味があります。即ち「曲がっている」ことを意味します。

 皿が曲がっているから「盌」すなわち、楽焼のように筒形や半筒なりに立ちあがった皿を「盌」と呼びます。

 「夗」に覆いがされて「宛」という漢字になります。
 覆いの下で体を丸くかがめること→まがる、自分を曲げて相手に合わせる→あてる(宛名)という意味になり、蓋がされた器という原義になります。
 石もの(=瓷器、陶器)が碗、土もの(=素焼き)が埦、木地が椀となります。

 これに対し、完は「宀(うかんむり)」に「元」、元は象形文字で、

 人間の丸い頭。頭は上端にあるので、先端、はじめの意味を持ちます。
 「宀」+「元」は、丸くとり囲んで欠け目なく守るさまから「完全」などの意味を持ち「丸く取り囲んで欠け目ない」ということから天目などの唐物に宛てられたことが判ります。

 漢字の成り立ちをみれば、意味が解るというのは本当に面白いですね。

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