本光寺住職のダラブログ

これからのお寺は変わらなければ。「人間ダラといわれて一人前」を掲げる住職の、御門徒さんとのふれあいブログ、略して「ダラブロ」


テーマ:
私は時折、北陸大谷高校 の野球部の練習を見に行ったり、試合を観戦したりします。昨年の卒業生の中に、野球部のマネージャーをしていた坂尻君という生徒がいましたが、私はこの生徒のことが今でも強く印象に残っています。

坂尻君は40名強の部員の中で、3年間たった一人だけのマネージャーでした。入部当初は勿論選手になりたかったそうですが、訳あってそれを諦め、結局彼は裏方の仕事を選びました。私がグランドに出て練習風景を眺めていると、いつでも彼だけが絶えず動き回っていて忙しそうです。練習の先々の準備をしたり、怪我人の手当てをしたり、人一倍大きな声を出しながら小走りに動いています。自分のことではなく、人のためにひたすら、ひと時も休まず世話をしています。そのような彼を見る度に、そのひたむきな姿に私は心打たれました。
マネージャー
一度機会があって、私は全生徒の前で彼のことを褒めたことがありました。その後、何人もの部員たちが「おい、坂尻、よかっな」と、声を掛けてあげていたそうです。兎角、外からは優秀な者だけが持て囃されて目立つものですが、部員同士はちゃんと彼を認め、彼の大切さを知っていたのです。

私はいつも練習を見る時は、グランドの脇の土手の上に腰掛けています。いつか、彼が私を見付けてやって来ました。すると、彼は眺めている私の目線を遮らないよう遠くの方で横切り、横手から上がって来るのです。その気配りには驚かされました。そして、はすかいに立ち向いて、「こんにちは!」と大きな声で挨拶します。そして「これ、どうぞ」と言って、飲み物と座布団と灰皿を差し出しました。私は「有難う。坂尻君いつも感心だね」と、声を掛けると、「いいえ、失礼します」と微笑んだ顔で頭を下げ、また来た道を駆け下りて行きました。
ここに、プレーができなくても、野球が育てた立派な若者がいました。

住職の口癖
ひとり得意がっていても、誰もついては来ない。
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