本光寺住職のダラブログ

これからのお寺は変わらなければ。「人間ダラといわれて一人前」を掲げる住職の、御門徒さんとのふれあいブログ、略して「ダラブロ」


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初七日も前倒し

 世間には、俗習や迷信などの世間の常識というものがあって、私たちはそれを疑いもなく取り入れ、それにこだわりながら事を決めていることがあります。
 一つ例を挙げると、来年が年忌に当たる人の法事を年末にするケースがあります。この場合、亡くなった日が1月とか2月であったりすると、「命日より後にするのはよくない」という世間の常識を鵜呑みにして、前年に法事を行ってしまうのです。これでは三回忌の法事は二回忌になってしまいます。何故にそんなに急ぐのか、というと命日の後にして悪いことが起きると困るからとか、皆がそう言うものだからといって、その世間の常識に背くことに怯えて嫌がり、そういう人はいくら諭してもそれが中々強情で聞き入れてくれません。余程止むを得ない事情があるのであればとも角、年忌の年が一年中だと考えて、まず、我が家の仕事や家族の都合とか親戚方の都合を勘案して日取りをするのが望ましいと思います。
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 更にもう一つ、大半のご門徒は葬式の後、斎場の帰りにその足で本光寺に寄られてその日に納骨されるのですが、その時、中陰表といって亡くなった日から計算して初七日から百ヶ日までの日取りを表にした一枚の紙を遺族の方に渡して、今後の中陰勤めの日の予定を立てる目安にして頂いています。昨年ある遺族の方が寺でその中陰表をご覧になって「初七日も今納骨のついでにしたい」と言われた直ぐ後、「満中陰(四十九日)が○日か、それならそれも今日一緒にやってもらおうか」と言いました。私はそれを聞いてびっくりして、咄嗟に「初七日はその日が来ないと初七日とは言わないんです。そんなに初七日を特に重きをおかなくてもいいのではないですか。その日がどうしても勤められない事情があるのなら初七日はお休みにすればよいのです。まして満中陰を今日勤めるなんてあんまりじゃないですか。
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 どこに朝飯に晩飯を兼ねて食べる人がいますか。晩にならないと晩飯といわないように初七日のことも同じです。」と言いましたら、結局しぶしぶ毎週の七日七日を勤めることになったのですが、このようなことも何れは世間の常識になっていくのでしょうか。
どうもこの頃の人には、ただ単に葬儀や法事のことで合理化、簡略化することが優先して、本来の仏事の本義が薄れてしまっているように思います。
住職の口癖
お墓は、大地の小さな入口


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