2006-06-28 08:15:39
豊か故に
テーマ:ブログ
戦後、日本はひたすら豊かさを求めて、今日では世界でも有数の経済大国と云われる程の自由で豊かな国家を作り上げました。便利で、物に溢れ、まさに人間の手で此の世に極楽を作り上げたようなものです。しかし、この豊かさを手に入れたが故にあらゆるところの分野で不条理な面が出てきて、今や政治家はそれを解決せんがために改革という言葉が口癖になっています。例えば、税制改革、社会保障、エネルギー・環境、雇用・就労、都市整備、社会福祉、教育改革等々、挙げれば切りがないくらいの改革ラッシュです。これは全く皮肉なことで、日本は今まで豊かさを得ることを唯一の目標にして、それが漸く実現できたのに、今度は豊か故に苦悩しています。
ここで一つ例を挙げてみると、春の時期になると、よく新卒者の就職状況が厳しいと報じられています。就職難である主な原因は、景気低迷による企業からの求人数が減少していることですが、また一方では若者の就業意識の低下もその原因に挙げられ、このことが問題視されています。今は豊かな時代ですから、若者には是が非でも働かなければならないという、切羽詰った意識が薄いように思えます。何故なら、今の殆んどの若者はすでに衣食住が足りている訳ですから、差し迫った求職意欲が持てないのも致し方ないことかも知れません。
この点を高校の就職指導の担当者に聞くと、「求人情報があっても本人の性格や適正に合わない職種で選択をためらうというのなら未だしも、それ以前の問題で、自分自身の就職のことなのに、高3になっても、まだまだ幼稚な意識しか持ち合わせていないことの方が深刻なんですよ」と言います。豊か故に、何をしたらよいのか分からず、何かに挑戦しようという意欲もなく、自分のやるべき事が見つからない。主に、このような意識の若者が学卒未就職者やフリーターになるようです。
また、高校教師をしている私の友人が以前に「かつて数学者のラッセルが人間の不幸に‘貧困’と‘退屈’がある、と言ったが、今リストラで困っている者がいても、食べられないことはない。今の人の不幸は、やるべき事が見つからない、そしてそれに伴う‘退屈’だと思います。学校の抱えている問題児や不登校児の病巣はここにあるのではないかと思っています。そして、このことは一般人も同じではないかと思っています」と言っていましたが、確かに、「豊か故に幸せ」とはいかないようですね。
では、この不幸を一体誰が救うのでしょうか。
住職の口癖 (呑み会幹事に)おい!新年会は、まだか。
人気blogランキングに参加しています、クリックお願いします。
ここで一つ例を挙げてみると、春の時期になると、よく新卒者の就職状況が厳しいと報じられています。就職難である主な原因は、景気低迷による企業からの求人数が減少していることですが、また一方では若者の就業意識の低下もその原因に挙げられ、このことが問題視されています。今は豊かな時代ですから、若者には是が非でも働かなければならないという、切羽詰った意識が薄いように思えます。何故なら、今の殆んどの若者はすでに衣食住が足りている訳ですから、差し迫った求職意欲が持てないのも致し方ないことかも知れません。
この点を高校の就職指導の担当者に聞くと、「求人情報があっても本人の性格や適正に合わない職種で選択をためらうというのなら未だしも、それ以前の問題で、自分自身の就職のことなのに、高3になっても、まだまだ幼稚な意識しか持ち合わせていないことの方が深刻なんですよ」と言います。豊か故に、何をしたらよいのか分からず、何かに挑戦しようという意欲もなく、自分のやるべき事が見つからない。主に、このような意識の若者が学卒未就職者やフリーターになるようです。
また、高校教師をしている私の友人が以前に「かつて数学者のラッセルが人間の不幸に‘貧困’と‘退屈’がある、と言ったが、今リストラで困っている者がいても、食べられないことはない。今の人の不幸は、やるべき事が見つからない、そしてそれに伴う‘退屈’だと思います。学校の抱えている問題児や不登校児の病巣はここにあるのではないかと思っています。そして、このことは一般人も同じではないかと思っています」と言っていましたが、確かに、「豊か故に幸せ」とはいかないようですね。
では、この不幸を一体誰が救うのでしょうか。
住職の口癖 (呑み会幹事に)おい!新年会は、まだか。
人気blogランキングに参加しています、クリックお願いします。













