2006-04-25 14:46:31
お参りの仕方も様々
テーマ:お参りにて
私は門徒の家にお参りに行くと、意外なお参りの仕方をしている人がいて、その都度驚かされることがあります。私はどの家でもお話していることに、「毎朝、お参りすることが大事なことなんですよ。先ず、仏壇の扉を開けて、お仏供(一般にお仏飯と云いますが)を備えて、合掌をしながら、ナムアミダブツと唱えます。それだけでいいんです」それに、「お仏供を備えるということは、一日に一度は必ず私たちに仏壇を開かせるため、その中の汚れを気付かせるため、手を合わさせるためでもあるんですよ」と。
お仏供と云えば、いつか或る門徒宅での読経中、お内仏を眺めているとお仏供の白いご飯の上に何か赤い物が載っているように見えるのです。読経が終わりその家の婆さんに「お仏供の上に載っている赤い物は何ですか?」と訊ねてみると、「あれ、梅干です」「えっ、何故梅干を載せるんです?」聞き返すと、「おかずです」と。それを聞いて、思わず私は吹き出して仕舞いました。
そこで、よい機会だと思ったので次のような話をしました。「仏供はご飯で盛ってあるので、仏さまの食物だと思われるのも無理はありませんが、実はあれはご飯で蓮の実を形取った物なのです。ほら、この仏器(真鍮製の器)の形がそれと似ているでしょう。ですから、白い蓮の花を仏さまの足元の蓮台のもとに蓮の花を添える心持で備えるのです。決してご飯を差し上げるという意味ではないんです。だから、これからは梅干は要りませんよ」と説明しました。すると、婆さんは「あらぁ、そんなんやったんかいね。初めて聞いたワイね。それぞれ謂れがあるがやね」と素直に納得してもらいました。
また、ある家の若い奥さんは「本光寺から頂いた、お経のテープを毎朝仏壇の前でかけて流しています。台所の流しに居る時も、掃除をしている時も、洗濯をしている時も唄を聴くようにかけています。このテープはご院さんの声で有難いし、第一お布施が要らないじゃないですか。こんなでも、いいんでしょ」だって。そこで私は「構いません。そりゃ、仏壇の引き出しの奥に仕舞われているより、ずっと私にとっては有難いですよ。お勤めは独りでできなくてもいいから、聴いて耳慣れることが大事なんです。でも、奥さん、たまにはお内仏の前にも座ってみて下さいね」と言ったら、笑って「はい!」と誠に素直でした。
住職の口癖 早よう、だらメルの日がくるな。
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お仏供と云えば、いつか或る門徒宅での読経中、お内仏を眺めているとお仏供の白いご飯の上に何か赤い物が載っているように見えるのです。読経が終わりその家の婆さんに「お仏供の上に載っている赤い物は何ですか?」と訊ねてみると、「あれ、梅干です」「えっ、何故梅干を載せるんです?」聞き返すと、「おかずです」と。それを聞いて、思わず私は吹き出して仕舞いました。
そこで、よい機会だと思ったので次のような話をしました。「仏供はご飯で盛ってあるので、仏さまの食物だと思われるのも無理はありませんが、実はあれはご飯で蓮の実を形取った物なのです。ほら、この仏器(真鍮製の器)の形がそれと似ているでしょう。ですから、白い蓮の花を仏さまの足元の蓮台のもとに蓮の花を添える心持で備えるのです。決してご飯を差し上げるという意味ではないんです。だから、これからは梅干は要りませんよ」と説明しました。すると、婆さんは「あらぁ、そんなんやったんかいね。初めて聞いたワイね。それぞれ謂れがあるがやね」と素直に納得してもらいました。
また、ある家の若い奥さんは「本光寺から頂いた、お経のテープを毎朝仏壇の前でかけて流しています。台所の流しに居る時も、掃除をしている時も、洗濯をしている時も唄を聴くようにかけています。このテープはご院さんの声で有難いし、第一お布施が要らないじゃないですか。こんなでも、いいんでしょ」だって。そこで私は「構いません。そりゃ、仏壇の引き出しの奥に仕舞われているより、ずっと私にとっては有難いですよ。お勤めは独りでできなくてもいいから、聴いて耳慣れることが大事なんです。でも、奥さん、たまにはお内仏の前にも座ってみて下さいね」と言ったら、笑って「はい!」と誠に素直でした。
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