2005-06-30 09:15:50
だらの正体
テーマ:お寺
本光寺には遺体搬送車があります。寺に何故に?と、思われるかも知れませんが、これには少々訳があるのです。
小松市 では年間死亡者の8割が病院で亡くなっているそうです。このような事情から、年号が平成に替わった頃から殊に葬儀社が他社と争って遺体搬送車を持つようになり、病院からの遺体の先取り合戦が活発になって、それ故よく葬儀社同士のトラブルも発生したようです。
私がそのような実態がを知るようになったのは、平成3年9月に葬儀が終わった直後に寺に収骨に来られたある遺族の方から聞かされた話からでした。それは、病院のサービスだと思い込み遺体を運んでもらったところ、それが葬儀社の車だった。それが分かり、かねてから別の知り合いの葬儀社に頼もうと思っていたので、取り敢えず料金を支払い引き取ってもらおうとしたら、後の仕事を当てこんできたその人は中々引き下がらない。
到頭、当てが外れたと覚ったその人は腹いせに29万円請求をして、丸で借金の取立人のような乱暴な言葉を吐き帰って行ったという。「住職さん、怖かったです。寺も何か考えて欲しい」と私に訴え、事の顛末を話してくれました。
私はこの話を聞いて「よし、遺体搬送車を持とう」と単純に思ったものの、使用無料で、然も普通車をそれ様に改造しないで準備するには容易なことではありませんでした。しかし、色々な人の助言のお陰で、漸く平成4年4月から車の使用が始まりました。これまでに250件近い搬送の要請に応えています。
当初は、病院で偶然に出くわした葬儀社の人から「お前、どこのもんや。邪魔しやがってこの野郎、訴えてやる!」などと、怒鳴られたこともありました。でも、この仕事をやってみると、確かに面倒なことに違いありませんが、ただ、何よりも嬉しいことに殆んどの門徒の人たちは私が迎えに行くと、とても喜んでくれるのです。
翻って考えてみても、坊主って日頃から困っている人のために、昼夜を問わずにお世話をすることなんて、ありませんものね。
住職の口癖
自分を売り込むことより、他を褒めろ。すると、楽になる。
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小松市 では年間死亡者の8割が病院で亡くなっているそうです。このような事情から、年号が平成に替わった頃から殊に葬儀社が他社と争って遺体搬送車を持つようになり、病院からの遺体の先取り合戦が活発になって、それ故よく葬儀社同士のトラブルも発生したようです。
私がそのような実態がを知るようになったのは、平成3年9月に葬儀が終わった直後に寺に収骨に来られたある遺族の方から聞かされた話からでした。それは、病院のサービスだと思い込み遺体を運んでもらったところ、それが葬儀社の車だった。それが分かり、かねてから別の知り合いの葬儀社に頼もうと思っていたので、取り敢えず料金を支払い引き取ってもらおうとしたら、後の仕事を当てこんできたその人は中々引き下がらない。
到頭、当てが外れたと覚ったその人は腹いせに29万円請求をして、丸で借金の取立人のような乱暴な言葉を吐き帰って行ったという。「住職さん、怖かったです。寺も何か考えて欲しい」と私に訴え、事の顛末を話してくれました。
私はこの話を聞いて「よし、遺体搬送車を持とう」と単純に思ったものの、使用無料で、然も普通車をそれ様に改造しないで準備するには容易なことではありませんでした。しかし、色々な人の助言のお陰で、漸く平成4年4月から車の使用が始まりました。これまでに250件近い搬送の要請に応えています。
当初は、病院で偶然に出くわした葬儀社の人から「お前、どこのもんや。邪魔しやがってこの野郎、訴えてやる!」などと、怒鳴られたこともありました。でも、この仕事をやってみると、確かに面倒なことに違いありませんが、ただ、何よりも嬉しいことに殆んどの門徒の人たちは私が迎えに行くと、とても喜んでくれるのです。
翻って考えてみても、坊主って日頃から困っている人のために、昼夜を問わずにお世話をすることなんて、ありませんものね。
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